Reviewer:9th. 612-613 名無しのエリー2005.04.02.
1.first time ★★★★
コントラバスとピアノで構成された英詞ジャズバラード。渋すぎ。この曲が好きになれないならアルバムの評価も低めになるか・・・というと、そうでもない。
2.願い ★★☆
王道ピアノバラード。サビメロがあんまり面白くないかも。2曲目として安全パイな存在か。
3.最初で最後の恋 ★★★☆
ワルツ調。ABメロは寂しげかと思えばサビでちょっと遊園地的な雰囲気に。前衛っぽい雰囲気もちょっと感じつつ。惜しむらくは詞か。
2番が1番の焼き直し的というのは曲調によって良し悪しがあるのだけどこれは悪かと。
4.feel ★★★★
アルバム中唯一のアップテンポナンバー。といってもそこまでアップなわけでもない
サビの高揚感、間奏のピアノは何度聴いても格好良い。ただこれも前曲と同じ詞の問題が。
5.樅の木 -樹の組曲-
シベリウス作曲のクラシックを自身ピアノ演奏でカバー。次の曲との繋がりが絶妙。ちなみに『もみのき』と読む。
6.白い二月 ★★★★★
個人的に去年度ナンバーワンの曲。曲を構成する全ての要素が絶妙に絡み合ったバラード。編曲は特にブチ切れている。
2番サビの中間あたりから入ってくるパイプオルガンや、ピアノの使い方、アウトロに至るまで、手を抜いたところは一切見受けられない。
美しい、荘厳、壮大といった言葉では表せられない傑曲。
7.道 ★★★★
泥臭いロッカバラード。メロディが切なくアルバム曲としては個人的には前曲に次いで評価が高い。
8.look into my eyes ★★★★
Track2と似た曲調だがドラマティックさ、メロディの良さを考慮して☆一つプラス。
しかし必殺のピアノソロが間奏ではなくアウトロとは・・・ちょっと遅くないですか。
9.living without you ★★☆
英詞のピアノバラード。本編に入る前に長いイントロがある。小品的なのでどうしても印象は薄いが、出来は決して悪くない。これも次への繋ぎが素晴らしい。
10.口づけ ★★★★★
ピアノバラード。アルバム中随一の悲しさ。大人の女性の魅力が最高の形で表された曲。『君が最後に望んだものは 新しい朝と 当てのない自由』
11.愛しても愛し足りない ★★★★☆
明るく、ゆったりとしたバラード。ジャズの要素も含む。詞をありきたりとるか、円熟味が増してきたととるか。俺は後者。
12.名前 ★★★
イントロはどうしようもなく暗く、ABメロは割と暗く、サビで少し明るく。地味だが締めとしては正しい、ピアノバラード。
総評.★★★★★
もともとこの人は一枚のアルバムに音楽的なコンセプトを持たせる傾向にある。(3rdは実験的な要素を取る、4thはもっとJ-POPに歩み寄った風にするとか)
今作はジャズ方向に走ったよう。で、それが大成功したように思う。
歌手歴もそれなりに積んで、音楽性自体微妙な変遷を描きつつあるので、★4つレベルの曲を当たり前に出せるような位置に来ている。
レビューを見てもらえば分かるが、ピアノ中心のバラードが多い。そういう音楽性が苦手な人にとっては、これほど評価が高くはならないのは必至。
しかしそういうのが好きな人にとっては、この上ない愛聴盤となる。・・・と断言しておく。何より一番大切な曲のレベルが高いのが最大の強み。
Track6、10は超名曲。特に6の『映像喚起力』ったらない。褒めすぎスマソ。でもホントに良いんだ・・・
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.5は星評価なし。)
Reviewer:9th. 653-654 名無しのエリー2005.04.09.
1.First time ★★★
ウッドベースとピアノのみで歌われるジャジーな全編英語詞のバラード。いい曲なんだけど、シンプル故に時にボーカルの粗が耳についてしまう。
2.願い ★★★★
ドラマEDに起用された15thシングル。ピアノから始まり、徐々にストリングス・ギター・ドラムが重なってゆく。
特にピアノとストリングスのみで歌われる1コーラス目が良い。
3.最初で最後の恋 ★★★
劇場版アニメ「マインドゲーム」の主題歌になった3拍子のバラード。メロディーや歌詞が既発曲の使い回しっぽく聴こえてしまうのがマイナス。
4.feel ★★★★☆
アルバムの中で最もアグレッシブでドラマティックなナンバー。サビのバッチリ決まっている高音と間奏のアドリブ感あふれるピアノが聴きどころ。
5.樅の木 -樹の組曲-
フィンランドの作曲家シベリウスの楽曲を自らピアノで弾いている。この後続く冬の歌の序曲みたいな位置づけか。
6.白い二月 ★★★
クラッシクテイスト漂う3拍子のバラード。冬の寂寥感が出ているが、歌詞は5月→8月→2月と季節を追っている。
一度終わったと思わせといて、リプライスっぽく主旋律が流れ次の曲へ。
7.道 ★★☆
スネアドラムの音が目立つ3連のロッカバラード。他の曲と比べるとアレンジがとっちらかっている感じがする。
8.look into my eyes ★★★
2と同じドラマのOPに使われた16thシングル。
歌が進むにつれて盛り上がる構成は2と同じだが、音数が多い分派手。ただメロディーは2の方が良いと思う。
9.living without you ★★★
このアルバム2曲目の全編英語詞で、最も長い曲(6分以上)。
イントロとエンディングを除いて、ピアノの弾き語りで歌われており、キメのメロディーが散りばめられているので飽きずに聴き通せる。
10.口づけ ★★★☆
昼ドラ「愛のソレア」の主題歌となった18thシングル。
歌謡曲を思わせる分かりやすいメロディーが魅力的だがところどころ痰が絡んだように声が汚くなるのが残念。
11.愛しても愛し足りない ★★★☆
ドラマの挿入歌となった17thシングル。珍しく男性側の視点で歌われたスウィング調のナンバー。
ほのぼのとした歌い出しから一転サビでビッグバンド風になる。
12.名前 ★★★★★
ピアノの弾き語りで歌われるバラード。詞・曲・ボーカルとも3拍子揃った名曲だと思う。
総評.★★★★☆
所属する事務所の親会社である吉本興業のレーベル、R&Cからリリースされた5th。
バラードが多く、派手さはないが、個人的には2nd「EVER AFTER」以来の好盤。
ピアノを主体に生音中心で、ジャケットのフォトも含めてホームメイドな温かみが感じられる。
そのシンプルさ故に、曲によってはボーカルの粗が耳についたり、声が汚く聴こえるのが残念。特に後者はもう少し気を使ってほしかった。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.5は星評価なし。)