アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ふじ・ふぁぶりっく。

Reviewer:20th. 106-107 名無しのエリー2008.11.23.

1.線香花火 ★★
「夏は簡単には終わらないのさ」…疾走感があるようなないような、初期フジファブリックにしてはさわやかなナンバー。
それゆえに癖が抑えられていてこのアルバムの中では一番印象に残らない曲とも言える。
このアルバム全体に言えることだけれどキーボード(と言うかオルガン、って感じの音)がサウンドの重要パートを占めている。
2.桜並木、二つの傘 ★★★☆
古臭いギターリフと歌謡曲のようなメロディーが懐かしくせわしなくやるせない。
歌詞は「降り出しそう」→「降り出した」→「二つの傘」と雨を小道具として、別れる二人のドラマが描かれている。
サビでは志村の擬音使いクオリティが炸裂。後にメジャーデビューシングル「桜の季節」のカップリングに再録される。
3.午前3時 ★★★★
なんてクレイジーなメロディー…!
キーボードもドラムもベースも歌唱と同じリズムを刻むあたりは不思議な浮遊感。多分これの進化系が「追ってけ追ってけ」。
ハイとローを行き来するようなバンドパートが面白い。
4.浮雲 ★★★
ムード歌謡すれすれのマイナー調。挿入されるフルートのような音色が物悲しい。
田舎の夜道を一人ぼっちで歩いているような孤独の匂いのする曲。
5.ダンス2000 ★★☆
イントロのベース音から心躍る、TAIFU→銀河→Sufer Kingと続く変態ディスコチューンのプロトタイプといえそうな一曲。
それらに比べてメロディーのフックはまだ弱いかな。ただサビのキメの「いやしかし何故に」という接続詞三連発はインパクト大。
これもメジャー後「虹」のカップリングに再録。
6.茜色の夕日 ★★★★
メジャー後にシングルになったけれど、でもこの元バージョンの方が断然良い。
メジャー版より若干テンポが速くて、
淡々とした志村の硬くて拙いボーカルが(正直今でも上手くないけど…)この曲を作った当時の刹那を切り取っているようで切なさを誘う。
間奏はフォークっぽいアレンジ。
総評.★★★☆
2002年発売のファーストミニアルバム。ちなみにこの頃のメンバーは今は志村しかいない。
既に世界観は確立されていて、特にメジャー2nd以降ちょっとずつ占める割合の減っていった和の雰囲気や暗さが存分に発揮されているので、
メジャー1stあたりの曲が好きならきっと好き。次作の「アラモード」は若干こっちより明るいので、セットで聞くとちょうどいい。
音はこもっていてあまり良くないけれど、それが全体に漂う物憂さやM-6の切なさにも繋がっていると思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 610-611 荻野目洋子萌え2003.09.28.

1.花屋の娘 ★★★★☆
アレンジは洋楽の名曲「shout to the top」を上手に消化したものでノリノリのサウンドに仕上がっている。
歌詞は「暇つぶしに、花屋さんの娘にちょっと恋をした」で分かるように、
頭の中の妄想の物語で、男なら誰でもよくやることなので、共感を持てておもしろい。
2.追ってけ追ってけ ★★★
かなーり変わったリズムを持った曲で、異彩を放っている。
3.お月様のっぺらぼう ★★★☆
ルナルナって単語と、よく分かんない歌詞はスピッツっぽい。
4.消えるな太陽 ★★★
歌謡曲色が濃く、寺尾聰が歌っても何の違和感もない。渋い
5.環状七号線 ★★★★☆
キーボードとギターで厳かに始まり、ドラムのスネアで一気に爆発する、かっこいいダンスナンバー。
ダンスナンバーといっても生演奏なので、70年代風になる。邦楽で例えるとウルフルズの「ガッツだぜ」をもうちょっとオシャレにしたような曲。
この曲が欲しくてアルバムを買ったんだよね。ドライブに最適な1曲
6.笑ってサヨナラ ★★★★★
10人いたら、10人が「良い曲だね」って言うだろう。
前作「茜色の夕日」に勝るとも劣らないすばらしいスローナンバー
総評.★★★☆(7点/9)
ロックというより歌謡曲よりで、70年代のダンスナンバーを得意とする女の子に大オススメのバンド。
新宿タワレコでは、女の子の店員にファンが多いらしく、そのおかげなのか長い間試聴できた。
オルガン風のキーボードサウンドは、このバンドに唯一無比の個性をもたらしていて、どことなく懐かしい気持ちにさせてくれる。
全曲作詞作曲しているボーカルの志村の才能は抜群で、本人の言うとおり1曲1曲が全然違うタイプの曲に仕上がってて見事だ。
(ただし1stアルバムの曲と比較すると、1,5,6曲目はそれぞれ発展系って感じはするけどね。)
ボーカルの声は奥田民生にそっくり(特に高音)で、民生の声フェチの人にはオススメ。(いるか?)
「なんでこのバンドがインディーズにいるんだろう?」って思ったぐらい、バンドの完成度は高く、僕が見たインディーズの中では、もっともメジャーに近いバンド。
男受けはしないが、女の子にはオススメで夏休みのプレゼントのつもりで書いたレビュー。騙されてごらん。
(★:2点,☆:1点、楽曲は10点、総評は計9点満点)

Reviewer:9th. 101-102 名無しのエリー2004.11.29.

1.桜の季節(Album ver) ★★★☆☆
1stシングルのアルバムバージョン。春盤と銘打っていて春の別れの歌。
印象的なギターから始まるフジファブらしい独特のダンスロック。
アレンジはシングルとほとんど変わらないんだがこちらはボーカルに少しエコーがかかってる、シングル版のが良かった。
2.TAIFU ★★★☆☆
聞いてて急かされるような気持ちになる曲、さすが台風という曲名なだけある。歌詞が命令調で書かれていて内容も不思議。
3.陽炎 ★★★★☆
2ndシングルでいて夏盤。少年の頃を思い出している歌詞が切ない。
シングル切っただけあって完成度高く、何かしなきゃいけない気持ちになる。夏っぽいキーボードメインのロック。
4.追ってけ追ってけ ★★☆☆☆
歌詞が気持ち悪く曲も気持ち悪い。ここで小休憩を取る感じ。
5.打上げ花火 ★★★☆☆
文学的な感じがしなくもない歌詞。曲調はまったりと大人しめだが後半になると一気に爆発する。
6.TOKYO MIDNIGHT ★★★★☆
太鼓のようなフレーズを叩くドラムが印象的。歌詞はどいつもこいつもやりまくりといった身も蓋もない内容。
だんだんと盛り上がってくる展開が気持ちいい、パジャマでパヤパヤーは必聴、頭から離れなくなる。
7.花 ★★☆☆☆
アコギとハーモニカのみのどのアルバムにも1曲はあるような曲。ボーカル志村のサビでの下手さがどうしても気になってしまうので★一つマイナス。
この曲を聞くと志村とくるり岸田の声が似てるように思う。
8.サボテンレコード ★★★★☆
シングルにしても良いほど良い出来。大サビで盛り上がるのが聞いててとても心地良い。
歌詞もここまでに何曲か続いてた変に文学的な感じじゃなくて良い。
9.赤黄色の金木犀 ★★★★★
3rdシングルにて秋盤。秋という季節に相応しい大大大名曲。テレビのタイアップや有線でよくかかっていたので聞いたことある人もいると思う。
歌詞も良く、サビの<赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって 何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道>という詩は素晴らしい。
10.夜汽車 ★★★☆☆
アルバムのラストは寂しく感動的な仕上がり。締めとしては充分だと思う、歌詞が泣ける。
総評.★★★★☆
デビューアルバムとしては屈指の出来。だが、シングルとアルバム曲の差が激しくさわやかな曲をたくさん望んでる人はちょっと期待はずれかも
またインディーズの頃のようなダンス、ディスコ風な曲も少ないのでそれらを望ん出る人も残念。
でもそれを上回るほど全体としてのバランスが良く45分という時間も聞くのに疲れなくて丁度良い。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:9th. 501-502 名無しのエリー2005.03.11.

1.桜の季節(Album ver.) ★★★★☆
1stシングル"春盤"。春らしい出会いと別れを感じさせる、これ一曲で物語を読んでいるようなどっしりした大曲。
その壮大さがとてもいい。シングルと大差はなし。
2.TAIFU ★★★★
ノリノリのディスコ風ナンバー。"虹色赤色黒色白♪"の意味不明フレーズから変なメロディラインのサビへ変わる部分が楽しい。
3.陽炎 ★★★★★
2ndシングル"夏盤"。キーボードがとにかく印象的な、変化が激しい夏の曲。TAIFUからの続きなのもあって、聴いてるこっちがせかされる。
アウトロがとても綺麗。
4.追ってけ追ってけ ★★★★☆
きもっ! 変態志村節炸裂。変な曲の多いアルバムの中でもひときわ異彩を放っている。頭にこびりついて離れないサビ。嗚呼、侵食されていく……
5.打上げ花火 ★★★★
どんよりした前半はとにかく暗い印象。明日になんの望みもなかったその時、何かが弾けた、そんな曲。
後半は昔のなんかの曲に似ているそうな。わかりそうでよくわからない歌詞。
6.TOKYO MIDNIGHT ★★★★
なんなんだこの曲。転調が激しすぎてついていけない。初めと終わりのドラムが印象的。ある種才能を感じさせるぐらい一番ぶっとんでいる。
7.花 ★★★
悪く言えば誰でも作れそうな、アコギで進行していくほんのりした曲。ボーカルの声を単純に下手と感じるか味と感じるかで大きく印象が変わりそう。
8.サボテンレコード ★★★☆
最後のサビ(?)のために作られた4分間。唐突に変わるテンポは何回聴いても違和感が残る。
それにもかかわらず普通の楽曲に思えてしまうのは、他の曲たちのせいなのだろう。
9.赤黄色の金木犀 ★★★★★
3rdシングル"秋盤"。サビを区切りにして突如上がったテンポがその後もどんどん上がっていく。
何度聴いても飽きない、そして聴けば聴くほど良くなっていく不思議な曲。
10.夜汽車 ★★☆
ラストは静かに、かつ壮大に。よくあるラストの形ではあるけれど、このバンドの場合何と言うか普通すぎる気がする。
悪い曲ではないのだが、どうしても異彩を期待してしまうのでちょっと物足りなく感じてしまった。
総評.★★★★☆
これがデビューアルバムなんて。ボーカル志村は恐るべき才能の持ち主。
シングルは個々で物語を作っているよう。そしてどれも素晴らしい出来。
アルバム曲は多方面に展開しており、シングルで少し押さえられていた独特の感性が遺憾無く発揮されている。
少し残念なのはラストと冬盤まで待てなかったこと。後者はアルバムとしてまとまっているのでいいのかもしれないが、どうも中途半端な気が。
曲に関係ない所での話だと、歌詞カードとCD-EXTRAで入っていたスクリーンセーバーが○。
あとはボーカルの唄い方に代表される独創性、というかキモさを受け付けない人が少なからずいると思うのでご注意を。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 909-910 名無しのエリー2005.12.08.

1.モノノケハカランダ ★★★★
正面からディープ・パープルに挑戦した心意気は立派。
冒頭を飾るにふさわしい気合の入ったロックナンバー。
2.Sunny Morning ★★★☆
サビの曲調変化は昔のレピッシュや有頂天を思わせる発想。今さらこれをやるのはフジファブしかいない。
でもそれ以外の部分は疾走感があって爽やか。
3.銀河(Album ver.) ★★★★★
ひねった発想と前向きのパワーが絶妙なバランスで共存。現状、フジファブの最高峰といえるナンバー。
アルバムヴァージョンはアウトロが長くなっているが、蛇足になってはいない。
4.唇のソレ ★★★☆
「みんなのうた」風メロディと変態フェチ歌詞の落差に耳が奪われがちだが、演奏でかなり高度なことをやっているのにも注目。
ただ、すぐ飽きる。
5.地平線を越えて ★★★★★
これは傑作。志村正彦の独創性と音楽への覚悟の強さが見事に表現されている。
バンドのアンサンブルも素晴らしい。
6.マリアとアマゾネス ★★★
メロディの練り込み、バンドの曲への解釈の深さがいまひとつ。
歌詞はMの興奮を的確に描写して面白いだけに残念。
7.ベースボールは終わらない ★★★
これも少々やっつけ仕事気味?サビのメロ構成が「銀河」に似ている。
デイドリーム・ビリーバー風のアレンジも、もう一ひねり欲しい。
8.雨のマーチ ★★★★
70年代フォーク風のシンプルな叙情ナンバーだが、意外に良い。飽きずに聴ける。
9.水飴と綿飴 ★★☆
フジファブの弱点・線の弱さばかりが強調されてもったいない。
このような曲調なら1stアルバムの楽曲群のほうがずっといい。
10.虹 ★★★★
この夏のおなじみヒットシングル。突き抜けたシンプルさは、アルバムの流れの中で聴くと魅力を増す。
11.Birthday ★★★☆
良い曲だとは思うが、ここまでの流れが濃すぎて、聴くほうが息切れしてしまう。
12.茜色の夕日 ★★★★☆
シングルリリース前、ステージで演奏されていた時は間延びして締まらない印象があったが、アルバムの締めに置かれることでこれほど輝きを増すとは。
素直で美しいバラード。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評なし)

Reviewer:11th. 785-787 名無しのエリー2006.03.08.

1.モノノケハカランダ ★★★☆
一曲目からなんか鋭いです。このアルバムの代表曲なのかな?
サビの「獣の俺轟け もうモノノケ ノケノケ」志村節炸裂
2.Sunny Morning ★★★
こういうのスルメ曲っていうんでしょうか?
最初は普通のつまらない曲って感じなのですが、聞いていくうちに面白い、と感じてきます。
でもやっぱアルバムの中では普通のほうかな・・・?
3.銀河(Album ver.) ★★★★★
ちょ、これ超絶的神曲にさせてください! フジファブリックを人に薦めるならこれか「茜色の夕日」ですかね。
サビの前の擬音の歌詞がこれまたいいです。
シングルとアルバムの違いは、アルバムの最後のメロディの所に「オーオーオー」と声が入ります。自分はこっちの方が好きかも。
4.唇のソレ ★★★
遊園地のような曲。こんな曲聞いたことない。さすがフジファブリック。
唇の横のほくろフェチの歌。
5.地平線を越えて ★★★★
映画「未知との遭遇」を思い出させるような曲。
黒い背景、地平線の向こうからだんだん光が見えてくる!そんな画が頭に浮かびます。
サビはお経のようでで何かが迫ってくる感じ。
6.マリアとアマゾネス ★★★
最初はコーラス?で始まり割と控えめかな?と思ってしまう。
しかし聞いていくといきなり激しくなる。ジャングルみたいな曲調。SMの曲。
7.ベースボールは終わらない ★★☆
優しい曲調。校庭と水道が目に浮かびます。でもこのアルバムでは印象が薄いほうかも。
「炭酸飲料で喉に刺激を」という歌詞が好き。
8.雨のマーチ ★★★☆
静かで寂しい、別れの曲。薄暗い感じ。
フジファブリックはこの曲で
「一曲丸々、ギターは、弦を一本ずつしか弾かない」(公式HP[志村日記]から
ということをしているそうです。
9.水飴と綿飴 ★★
1stアルバムの「花」のような曲で、短いです。あんまり印象に残りませんでした。
10.虹 ★★★★
銀河と同じくシングルから。いつも陰エネルギーを出しているフジファブリックですが、この曲は陽です。
かなり元気な曲で、フジファブリックらしくないです。しかし好き。
11.Birthday ★★☆
このアルバムでPVになった曲です。これもまた明るい曲。しかしなにやら印象が薄いです。
12.茜色の夕日 ★★★☆
永遠の名曲。しかしインディーズの頃、そしてアラモルトの茜色の夕日の方が好きなので、-★
静かだけど、力強い曲。「東京の空の星は~」の歌詞がすばらしい。見習いたいです。
総評.★★★★
1stアルバムは四季、というまとまり(冬は2ndに入ったけど)があったので、ひとつの物語を聞いているようでした。
しかしこれはどこかへ遊びに行く子供の気持ちを表したような曲で、子供の頭の中のようなアルバムでした。自分は1stの方が好きかも。
1stに比べて全体的に少し明るくなった感じです。これからもがんばれ!
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 416-417 名無しのエリー2008.01.25.

1.ペダル ★★★☆ アルペジオから始まる哀愁系ソング。今までのアルバムの一曲目はアップめだったので意外だった。
2.記念写真 ★★☆ スピッツの不死身のビーナスを思い出した。
3.B.O.I.P. ★★★★ 変態な歌詞と変態なメロディーを持つ、まさにフジファブといった楽曲。とくに「すり抜けろ」の部分がトリップしたような感じで良い。
4.若者のすべて ★★★★ シングル。青春を思い出す曲?夏の終わりに聞くとぴったりだと思う。サビの前のギターフレーズが感動的。
5.Chocolate Panic ★★★ 可愛い曲調だがやはり歌詞は変態。出だしのファルセットがこれまた変態性を生み出している。
6.Strawberry Shortcakes ★★★☆ チョコレートの次はイチゴ。05と似てるがこっちのほうが好き。
7.Surfer King ★★★★☆ シングル。前作の「銀河」を彷彿させるノリノリの曲。フフーフフーフフーが耳から離れない。ブラスも良い味出してる。
8.ロマネ ★★★ 良曲とは思うがあまり耳に残らない。
9.パッションフルーツ ★★★★ シングル。ピコピコ音が鳴り、ギターがチャカチャカというファンキーな楽曲。
10.東京炎上(Album Mix) ★★★★ シングル「蒼い鳥」のc/w。ダークな雰囲気が都会を思わせる。ミドルテンポだが深みがあって聞き入ってしまう。
11.まばたき ★★★ 眠たくなりそうな曲調、歌詞、ヴォーカルのけだるい歌い方全てが集まってできた曲。
12.星降る夜になったら ★★★★ 男性が何かを追い求めて走っていく姿が頭に浮かぶ。ライブでも盛り上がりそうな疾走感あふれるアップテンポな曲。
13.TEENAGER ★★★☆ アルバムの表題曲。正に「若気の至り」といった感じ。でも12と曲調が似てるしこれが最後でいいのか?
総評.
2ndは1stに比べて陽の雰囲気が増したと言われていたが、今作ではさらに増した。
ちょっと1stの暗ーい曲が恋しくなったが、それでも良盤。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:21st. 464-466 名無しのエリー2009.06.14.

1.バウムクーヘン ★★★☆
パンキッシュなギターにキーボードを組み合わせたサウンド。詰め込んだメロディ。「チェッチェッチェッ」とか言い出す歌詞。
フジファブリックの特徴的な要素を盛り込んだ楽曲。まさに挨拶がわり。
2.Suger!! ★★★★
なんとなくシューゲイザー!!なリフの上に綺麗なメロディを乗せた曲。
サビの唐突感が好き。サビではハイハットの刻みも印象的。
そういやドラム代わったんだっけとクレジットを確かめたがアルバムにドラマーは3人いてSuger!!で叩いているのが誰かはわからなかった。
3.Merry-Go-Round ★★★
民生的なロックンロールにキモいメロディとエロ歌詞を組み合わせた曲。
サウンドのカッコよさはなかなかだが志村なら歌詞はもっと頑張れた。
今更ながら、今作はエフェクトをかけたコーラスなどなどスタジオワークにも力が入ってるっぽい。
4.Monster ★★★☆
こいつはせっちゃんリスペクトなのか。ハードロックなバッキングに乗せてトーキングブルース。
ただテンポというかテンションが高いのがフジファブリックらしい。
フジファブ=変態というイメージはこの速度の高さによるところも大きいのではないか。
5.クロニクル ★★★★★
イントロのリフの合間に民生がやっていたような「チャ、チャ」というブラッシングが入った時点で名曲の予感。
セクションが変わるごとに世界ががらっと変わる。しかもどれもが高品質。ポップソングの傑作。
クロニクルという題名だが過去を懐かしむばかりでない歌詞も素晴らしい。
6.エイプリル ★★★★☆
かなりシリアスなロック曲。歌い上げたり、余韻を持たせたり、ボーカルの表情が豊か。
歌詞は別れを書いているが、元メンバーに向けた曲だったりするんだろうか。
桜のエイプリル過ぎたら遠くの町にいくのか。
7.Clock ★★★
軽快なアコギ8ビート曲。Bメロでマイナーっぽくなるあたりが快感。ちょっとくるりっぽい。
サビが弱いかな。
8.Listen to the music ★★★★★
ファンキーかつなんとなくレゲエっぽいリズム隊にサイケなギター・キーボード。けだるい歌唱。
これいいはまる。サンプリングの声のイラっとくる感じまでがツボ。歌詞もフェチっぽくていい。
星5ついってしまおう。
9.同じ月 ★★☆
パワーポップ。なんか前にも聞いた感じで印象薄い。
時々転調感がある気がするので楽曲的には凝ってるのかもしれない。
10.Anthem ★★★
イントロなどのビッグなサウンドと静かなAメロを行き来するあたりと、美メロが注目点。
ちょっと長い。転調も今回はハズした感あり。
11.LaidBack ★★★
久々にアップテンポ曲。古いブリティッシュロックをかなり意識した作曲。
「7時」の「し」の発音がしつこくて昔を思い出した。悪くはないが中弛みモードを吹っ切れるほどではなかった。
12.AllRight ★★★☆
ハードロック。時代は違うがこれも古いブリティッシュな感じ。
キレキレのボーカルがカッコいい。ていうかこんな芸があったのか。
中弛み終了。
13.タイムマシン ★★★
キーボードを全面に押し出したバラード。
AメロBメロは素晴らしいが(Cメロも)サビで失速。構成的にサビが重要だと思うので残念。
14.ないものねだり ★★★★
楽しげなアルペジオがリードする和み系ポップ。ビートルズっぽいベースの入りで期待したらまさに名曲。
コード進行が変(いい意味で)。悩みを書きながら軽さを失わない歌詞もよし。
15.Stockholm ★★☆
国歌みたいな荘厳な歌もの。まさかのファルセット連発でビビる。そして終わる。
総評.★★★★
ストックホルムで取ったためなのか、エコーやサンプリングなどスタジオっぽい技が増えている。個人的には成功かと。
長いのが残念。しかも集中が切れるあたりに比較的ダメな曲が集まっているので印象が悪い。
悪い作品ではないが、むしろ次回作に期待してしまう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)