アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ごにんいっしゅ。

Reviewer:24th. 338-340 名無しのエリー2010.11.22.

1.常闇回廊 ★★★
のっけから変拍子全開のプログレメタル。
美しくも狂気を孕んだピアノとタイトながらも変態じみているリズムセクション、程よく危うげなギターがたまらない。
2.ナレノハテ ★★★★
かなり気持ち悪い(いい意味で)進行のプログレメタル。そして、突然の奇声にビビる人は正常。そうでない人は変態を名乗るべき。
音量のようなシャウトと読経じみたクリーンボイスの対比が凄まじい。しかし、バックも変態じみているので凄くまとまっている。
一番恐ろしいのは穏やかなパートですらおどろおどろしいところだろう。
3.斜眼の塔 ★★★☆
いきなりどっかの現地民族が躍り出そうなイントロに誘われ、足を踏み入れたその先はまごう事なき暗黒儀式の会場でした。しかも血なまぐさい方向の。
このバンドでは珍しい疾走メインの楽曲だが、禍々しさは相変わらず。
4.人媒花 ★★★★
美しいピアノと、比較的キレイな声が流れたのでようやく、安心できるかな。と思ったら、なんかちょっとB系っぽいラップがw
最後にあっけらかんとした声とデス声で「阿鼻叫喚」と…。どうしろと。
そして、とうとうあの字嬢が本性をむき出しに。
本当に一筋縄でいかないバンドです、プログレバンドゆえに。
しかし、終盤はピアノを基盤にしてかなり美しく攻め立てる。
5.無礙の人 ★★★★
この曲はYoutubeにもアップロードされているので聴いた事がある人もいるだろう。何とか表現するなら読経+ドリムシ+呪怨といったところか。
あの字嬢のデスボイスがかなりおどろおどろしく、そればかりかSEもあいまってかなり怖い曲に変貌を遂げている。
一応、シングル曲だけど、まったくもってシングル曲のイメージからかけ離れていて素敵だ。
6.赫い記憶 ★★★★★
ラストは約20分(!)もの大作。いきなり呻き声がこんにちはしてくるので、子供には聴かせられない。
めまぐるしく進行するおかげで、長さは苦にならない。
が、あの字嬢は勿論、バンドサウンドもバカテクを引き連れて大暴れするので聞き終わったころには肩が重くなっていることでしょう。
途中で穏やかになったり、叙情性溢れるメロディが飛び出したりとあきさせない工夫が施されているので、プログレに耐性が無い限りは聴き応えがあるでしょう。
総評.★★★☆(ケータイ世代・普通のJ-POPファンなら☆無し固定、プログレファンなら★★★以上)
プログレッシヴデスメタルバンド、五人一首2枚目のアルバム。
はっきり行って万人向けではなく、プログレやメタル、Jホラーに耐性があり、
なおかつ難解で変態的な音楽を好む人でなければあまり進んで勧められないアルバムである。
逆に言えば、普通のJ-POPに飽きて、たまには変態的なのを聴きたいなって時にはうってつけ。
おそらく、西野カナやJUJUなどのような楽曲を好む世代なら1曲目の時点で拒絶反応間違いなし。それくらいにマニアックな楽曲しかない。
楽曲自体は平均以上なので、その辺りは安心してよし。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)