アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ほそのはるおみ。

Reviewer:5th. 746-747 名無しのエリー2003.10.16.

1.ろっか・ばい・まい・べいびい ★★★
昼下がりのお茶の時間にかけるとなかなか心地よいおかしな弾き語りボッサ。モガ・モボご用達。
2.ぼくはちょっと ★★★☆
ザ・バンドのような趣の郊外ポップス。
「どんなところでも歩きましょうか 日の出ずる国の輝く道でも」と小馬鹿にしたような感じが好きです。
そういう感じはアルバム全体にも漂ってる。
3.CHOO・CHOOガタゴト ★★★☆
ちょっと変な50年代ドゥーワップ音楽風。ギターソロがやたら盛り上がる。
こういうお遊びみたいな曲でもミュージシャンの技量の高さからすごくグルーブ感のある演奏が楽しめる。
4.終りの季節 ★★★★
詩の通り早朝のようなサウンドがいとおしい。季節で言えば秋のようである。
こだわりのちょっと変な面白い音が素晴らしい逸品。メロディもよい。
5.冬越え ★★★★
なんとなくリトル・フィート風な曲。泥臭い感じもしながら変に崩れた馬鹿楽しげな感じが伝わる。
カカカカなるパーカッションが可愛らしい。
6.パーティー ★★★
これまた変な感じのする曲。馬鹿げたお茶目なパーティーソング。ゆる~く心ウキウキさせられる小曲。
7.福は内鬼は外 ★★★☆
5曲目の如くリトルフィートみたくちょっとファンキーでお茶目なスワンプ風。
途中で入る木琴系の楽器、エレピのソロがいい感じに和ませてくれます。
8.住所不定無職低収入 ★★★
楽しい感じの貧乏讃歌。貧乏はそれほど苦しいものでもないかもしれない。
9.恋は桃色 ★★★★
はっぴいえんどのアルバムに収められてもおかしくないようなメロディが気持ちいい曲。
コード進行が凝っていて面白い。
10.薔薇と野獣 ★★★☆
エレピとギターリフが織成す摩訶不思議ワールド。頭がぐるぐる回りそうになるが楽器のコンビネイションが心地よい。
11.相合傘 ★★★
この終り方は笑ったので星3つあげちゃう18秒終幕SE
総評.★★★★
秋の昼下がりが似合う米軍基地文化も孕んだ東京郊外埼玉県ポップス。
くだけた感じはポールマッカートニー「マッカートニー」にも通じる(自作自演ではない)が緻密な音作りがなされていてより面白い。
人に寄ってははっぴいえんどよりも好き、という人もいるだろう。
いま聞くとなんとなくその当時の文化も垣間見えて面白い。
スワンプもファンクも流行音楽をギャグで包んで茶化した楽しいアルバム。しかし同時に音楽的にも高度である。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)