Reviewer:避1st. 24-25 名無しのエリー2006.05.27.
1.怒涛の恋愛 ★★★
原曲は有名なクラシック(ふーじつうでんちっち♪のテーマ)。ひたすら受動的な愛情を表現した歌詞が印象的。
戸川純のラブソングにしては、あまり直情的な歌い方をしていない。でもその分、少しずつ狂っていくような切なさを感じる。
流れるようにゆったりしたテンポ、ハーモニカのアレンジが美しくも不気味で、名盤のはじまりを予感させてくれる。
戸川純のラブソングにしては、あまり直情的な歌い方をしていない。でもその分、少しずつ狂っていくような切なさを感じる。
流れるようにゆったりしたテンポ、ハーモニカのアレンジが美しくも不気味で、名盤のはじまりを予感させてくれる。
2.諦念プシガンガ ★★☆
アンデスのほうで歌われている民謡が原曲。編曲もかなり音数の少ないものに。「牛のように豚のように」殺されても良いようなマゾヒズムを歌っている。
「らいららいららーい」という投げやりな掛け声、それにかぶさる男性コーラス、間奏のときの笛の音などは、
タイトルにもある「諦念」を的確に主張できていて好印象。
前曲と異なり、歌詞がとても残酷。好きな人、特になんとも思わない人、嫌いになってしまう人に分かれそうな、特徴的な曲。
なので、星の評価はこんなものです。一定の人にはものすごく好まれると思う。
「らいららいららーい」という投げやりな掛け声、それにかぶさる男性コーラス、間奏のときの笛の音などは、
タイトルにもある「諦念」を的確に主張できていて好印象。
前曲と異なり、歌詞がとても残酷。好きな人、特になんとも思わない人、嫌いになってしまう人に分かれそうな、特徴的な曲。
なので、星の評価はこんなものです。一定の人にはものすごく好まれると思う。
3.昆虫軍 ★★★★
カバー曲。「僕は昆虫無脊椎~」で始まる歌詞は、一回聞いたら忘れられない。
電子音と軽いドラムですいすい進んでいくメロディーが気持ちいい。このアルバム中唯一のアップチューン。
原曲がただの昆虫の歌という感じなのに対し、こちらは戸川純のボーカルによってヒステリックなイメージが加えられている。
疲れたときに聴くと「理性感じたこともない」昆虫の気分になれて、すっきりできる。
電子音と軽いドラムですいすい進んでいくメロディーが気持ちいい。このアルバム中唯一のアップチューン。
原曲がただの昆虫の歌という感じなのに対し、こちらは戸川純のボーカルによってヒステリックなイメージが加えられている。
疲れたときに聴くと「理性感じたこともない」昆虫の気分になれて、すっきりできる。
4.憂悶の戯画 ★★☆
クラシックが原曲、ゆったりとしたテンポ、短い演奏時間。要するに箸休めの曲で、#01と被るところが多い。タイトルも似てる。
ただ、こちらのほうがより陰鬱としていて、アルバムの構成をよく考えてあるなあと思う。歌詞も断片的で不思議な感じ。
「蛾のお国の言葉は……」と、ここでも昆虫が登場。
ただ、こちらのほうがより陰鬱としていて、アルバムの構成をよく考えてあるなあと思う。歌詞も断片的で不思議な感じ。
「蛾のお国の言葉は……」と、ここでも昆虫が登場。
5.隣の印度人 ★★★☆
タイトルの通りインドっぽい曲。アレンジもいろいろ工夫してあっておもしろい。
ラストの「(にほんーのっ なーつはっ 蒸すーけれどー) すっずっしいいいいいいいい」では、ボーカルの演技力も堪能できる。
お遊び要素の強い歌詞だけど、ぱっと聴いた感じは妙にマニアック。あと、同じアジア圏でも、中国風アレンジはよく聴くのにインド風のは聴かない。
あんまりなじみのないぶん、印象にも残りやすいと思う。
ラストの「(にほんーのっ なーつはっ 蒸すーけれどー) すっずっしいいいいいいいい」では、ボーカルの演技力も堪能できる。
お遊び要素の強い歌詞だけど、ぱっと聴いた感じは妙にマニアック。あと、同じアジア圏でも、中国風アレンジはよく聴くのにインド風のは聴かない。
あんまりなじみのないぶん、印象にも残りやすいと思う。
6.玉姫様 ★★★
表題曲。女性の生理現象を歌った曲で、発表当時(80年代)は相当のインパクトがあったらしい。
いまとなってはそこまでの力はないだろうけど、女の人には結構共感できるかもしれない。
ただ、当方男なので、いびつなメロディーが頭に残っただけになってしまった。
攻撃力の強い楽曲で、アルバムの核でもあるんだろうけど、どうにもなじみの浅い印象。
歌詞は有名なので、検索したらすぐ出てきます。興味のある方はどうぞ。
いまとなってはそこまでの力はないだろうけど、女の人には結構共感できるかもしれない。
ただ、当方男なので、いびつなメロディーが頭に残っただけになってしまった。
攻撃力の強い楽曲で、アルバムの核でもあるんだろうけど、どうにもなじみの浅い印象。
歌詞は有名なので、検索したらすぐ出てきます。興味のある方はどうぞ。
7.森の人々 ★★☆
森の中、ふたりっきりで見つめあっている“ふたり”の歌。ピアノメインのアレンジで、おだやかな印象。
歌詞もさっぱりしていて、聴きやすさの点では優れてると思う。
ほかが濃いのばかりだと、こうやって軽い楽曲も逆に印象深い。
歌詞もさっぱりしていて、聴きやすさの点では優れてると思う。
ほかが濃いのばかりだと、こうやって軽い楽曲も逆に印象深い。
8.踊れない ★★★★
ちきちき、ひゅるりらとまぬけな音から始まる曲。思い通りに動けないけど、自由になりたいロボットが主人公。
戸川純の世界観が一番よく出てる歌詞だと思う。歌い方もかなり激しくて、ライブでやると盛り上がりそう。
精神系の歌詞が好きな人には、これを最初におすすめします。
戸川純の世界観が一番よく出てる歌詞だと思う。歌い方もかなり激しくて、ライブでやると盛り上がりそう。
精神系の歌詞が好きな人には、これを最初におすすめします。
9.蛹化の女 ★★★★★
パッヘンベルのカノンが原曲。「むしのおんな」と読む。アルバム一のバラードで、名曲。
原曲の雰囲気はそのままに、ただボーカルを乗せるだけの直球勝負の一曲。
このメロディーを応用したものはたくさん見かけるけど、ここまでものに出来ているのはめずらしい。
「貴方のことを想い過ぎてさなぎになる女」がテーマで、少し気持ち悪い歌詞もついているが、その分一度聴くと忘れられない。
依存的な人間関係を好む人には、絶対気に入ってもらえるはず。
原曲の雰囲気はそのままに、ただボーカルを乗せるだけの直球勝負の一曲。
このメロディーを応用したものはたくさん見かけるけど、ここまでものに出来ているのはめずらしい。
「貴方のことを想い過ぎてさなぎになる女」がテーマで、少し気持ち悪い歌詞もついているが、その分一度聴くと忘れられない。
依存的な人間関係を好む人には、絶対気に入ってもらえるはず。
総評.★★★
戸川純のファーストソロアルバム。
なんだかんだ言って古い作品だし、時間も短い。そこまでいいアルバムとは思わない。
ただ、クラシックや民謡など、古典的なメロディーを完全に取り込んでいるボーカルの演技力にはすばらしいものがある。
精神系女性ソロの元祖でもあるから、そういうのが好きな人にはかなりオススメ。
今のJ-POPにはないような曲ばかり並んでいるから、新鮮な体験をしてみたい人にも勧められます。
なんだかんだ言って古い作品だし、時間も短い。そこまでいいアルバムとは思わない。
ただ、クラシックや民謡など、古典的なメロディーを完全に取り込んでいるボーカルの演技力にはすばらしいものがある。
精神系女性ソロの元祖でもあるから、そういうのが好きな人にはかなりオススメ。
今のJ-POPにはないような曲ばかり並んでいるから、新鮮な体験をしてみたい人にも勧められます。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)