Reviewer:23rd. 152-153 名無しのエリー2010.02.27.
1.Olive ★★★★★
今なお色褪せぬ名曲。
ミドルテンポでダンサブルなリズムの合間を縫うように反復するあゆ子のピアノの美しさが、とにかく印象的。
多幸感と儚さを伴いながら、ラストでは宇宙的な広がりを感じさせる。
「声を出したりしてみたいけど/私 油にまみれたひどく冷たい人形なの/だから誰の愛もうけられないと思ってる」
「オリーブ カプセルの果実と濁りのない水を手に入れた/オマエを荒野へと連れ出せる」
…なにやら性的な場面での切実なコミュニケーションを想起させられる。
ミドルテンポでダンサブルなリズムの合間を縫うように反復するあゆ子のピアノの美しさが、とにかく印象的。
多幸感と儚さを伴いながら、ラストでは宇宙的な広がりを感じさせる。
「声を出したりしてみたいけど/私 油にまみれたひどく冷たい人形なの/だから誰の愛もうけられないと思ってる」
「オリーブ カプセルの果実と濁りのない水を手に入れた/オマエを荒野へと連れ出せる」
…なにやら性的な場面での切実なコミュニケーションを想起させられる。
2.COVERED WAGON “J” ★★
不穏で古風な曲調は寂れた田舎町を思わせ、歌詞の世界観と合っている。
サビの転調で一転、開放的なメロディーに乗せ、逃避行への憧れが歌われる。
「くるった世界の嫌われ者になる前にボルドの駅で待ち合わせしよう/くだらない季節の終わりに車走らせてすべて迷わずに踏みつぶそう」
しかし、未だワゴンにカバーはかけられたままだ。
サビの転調で一転、開放的なメロディーに乗せ、逃避行への憧れが歌われる。
「くるった世界の嫌われ者になる前にボルドの駅で待ち合わせしよう/くだらない季節の終わりに車走らせてすべて迷わずに踏みつぶそう」
しかし、未だワゴンにカバーはかけられたままだ。
3.陽だまりの向こう ★★
楽観的でゆるい曲調ながら、リズムの刻み方が前曲からあまり変わり映えせず、バラエーションの乏しさが目立ってしまうのが残念。
4.RUM-LUMP ★
狂ったサーカスみたいなアレンジは、凝ってはいるものの凡庸な感は否めない。
声のエフェクトも単に耳障りに聞こえてしまう。
声のエフェクトも単に耳障りに聞こえてしまう。
5.WOOD CHUCK ★
上もののアレンジとバンドの相性が合っていない気がする。曲調はなんとなくイエローモンキーあたりを彷彿とさせるが…
混乱と決意が混在した歌詞は、のちのJLP節ともいえるテーマの先駆けか。
混乱と決意が混在した歌詞は、のちのJLP節ともいえるテーマの先駆けか。
6.BLUES BETTY FREE ★★★★
高い所から目を細めて遠くを望むような、孤高のメロディーが美しい。
間奏のギターもかっちょいい。ボーカルには悲痛な後悔の念が滲む。
「きっと僕は夢ばかり見てただろう/何度も怒ったり笑ったりわめいたりしたかった」
間奏のギターもかっちょいい。ボーカルには悲痛な後悔の念が滲む。
「きっと僕は夢ばかり見てただろう/何度も怒ったり笑ったりわめいたりしたかった」
7.アメリカ ★★★
少々単調ながらもメロディーはグッド。アメリカの広大な土地への憧れが歌われる。
無理に壮大さを演出した(?)アレンジのせいで、魅力が半減しているような気も。
無理に壮大さを演出した(?)アレンジのせいで、魅力が半減しているような気も。
総評.★★★
「張りつめた氷のような『痛さ』と『切なさ』が爆発して生まれた、オレンジ色のちいさな宇宙がここにある!」とは帯に書かれたコピーだが、
本作の特徴を意外とうまく捉えているかも知れない。歌詞もアレンジも、良くも悪くも90年代的なのだ。
後に比べると稚拙ではあるが、印象的なメロディーを持った曲もいくつかある。特に1曲目は特筆に値し、この曲を聴くために手に入れても損ではないと思う。
メンバー全員アメカジ姿のジャケ写も初々しいインディーズ・デビュー作。
本作の特徴を意外とうまく捉えているかも知れない。歌詞もアレンジも、良くも悪くも90年代的なのだ。
後に比べると稚拙ではあるが、印象的なメロディーを持った曲もいくつかある。特に1曲目は特筆に値し、この曲を聴くために手に入れても損ではないと思う。
メンバー全員アメカジ姿のジャケ写も初々しいインディーズ・デビュー作。
(★5個が満点。)