アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : じゃんぐる・すまいる。

Reviewer:1st. 142 名無しのエリー2002.07.07.

1.小さな革命 ★★★ 好きだけど、CDではおとなしくて物足りない。
2.おなじ星 ★★★★ 大ヒットした佳曲。ま、こんなもんでしょ。
3.林檎 ★★★★ 深いです。聞けば聞くほどはまります。
4.猫とゴミ ★ イベントやライブでいつもやるので、聞き飽きた。もともと好きじゃないし。
5.水たまり ★★ インパクトが薄い。どんな曲やったかなぁ。
6.いい女 ★★★ 前向きな歌詞が好き。やっぱジャンスマはエロくない方がいいな。
7.キスしてあげる ★★ 強烈な歌詞は魅力だけど、やや曲が弱いかな。
8.同級生 ★★★ 詩、曲とも高いレベルでまとまってます。ただ突き抜けるものがないかな。
9.思春期 ★★★★ 伸びのあるボーカルがいいです。この曲だけ聴くためにアルバムを取り出すことも。
10.ただの私 ★★★★★ 末尾を飾る名曲。どこをとっても文句なし。
総評.
ファンスレでは3rdのあすなろを支持する声が多いけど、やはりこれが最高だと思う。
1stに比べてもアレンジが格段に深化していて面白い。
(★5個が満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:7th. 286-287 ジャギ ◆OPdih5izxw2004.02.08.

1.まぼろしを ★★★★
終止超スローで終わる曲。口ずさみやすいメロディーになっている。
詞は8行で強烈に印象に残る。ゐさお氏とのハモリも見事。
この曲でアルバムがスタートしてゆく。このアルバムは曲もいいが詞がメインというメッセージも含むかも。
2.夢見る頃は過ぎても ★★★★
タイトル通り昔を振り返る歌。
まっすぐ夢を持って生きてきたのに今は汚い大人になってしまったのだろうかと自分に問いかけている。
でも希望を失くしたわけじゃないよとこれから力強く踏み出している。
クリアーなサウンドで冬の晴れた山を連想させる。
3.翔べ!イカロス ★★★★★
シングル曲。困難な状況でも たとえ自分が死んでも 僕らは行くしかないよ と歌っている。
曲自体はアッサリで詞を前面的に押し出している。代表曲の一つ。
4.チロ ★★★★
チロという犬のエピソード。
事故で酷い目にあわせているのにどうして僕になつくの?僕は酷い人間だから罪を与えて。と訴えている。
これも控えめの曲調。間奏が印象的。
5.初恋 ★★★☆
一転して重いアコギで入ってくる曲。冬の初恋がテーマ。
6.なんてバカな女だろう ★★★★☆
洗練された声がフルに発揮されてる曲。あなたじゃなければダメと訴える詞。
テンポが小気味良く、低音がいい感じ。
7.タコブ~チョっ!!(いい女第2巻) ★★★
アップテンポでジャンスマではかなりノリの良い方の曲。アコギで遊び心満開のアレンジとソロを展開している。
8.白い恋人 ★★★★★
シングル曲。発売から数年たった今でも毎年この季節になるとスキー場中心に耳にする曲
たしかなんか有名なCMのタイアップ曲だった。
イントロが印象的で声も他の曲と比べて力強い
ここからラスト3曲はこのアルバムを一から手がけたゐさお氏も非常に大好きとの事。
9.希望 ★★★★★
コンセプトは2,3曲目と同じで困難に立ち向かおうと表現している。
スローながら力強い声の部分と透き通る声の部分が共存し、8曲目からの流れに乗っている曲調。これも間奏が印象的。
ラストで次の曲に繋ぐように「僕は歌うよ」と力強く歌ってる
個人的に曲が大好き。
10.祈り ★★★★★
シングル曲。この曲だけアレンジがアルバム向けになっていて、前曲からの流れに乗ってスタートしている。
曲調が変わりながらも流れをうまくそのままにしている。
これも詞を前面的に押し出し、うまく曲がアシストしている。個人的にこの曲が一番好きで何度も癒されてきた。是非オススメ。
総評.★★★★★
今でもメインで活躍してもらってるアルバム。全体で50分と一つの流れになっているのでさらっと聞け、全部で30分くらいに感じる。
冬がテーマ、また少し彼女たちに問題があって活動が困難だったがそれでもがんばるしかないと言う事をそのまま詞に表現して力強く活動を再開した。
是非オススメであるが落ち着いた時に一人でゆっくり聞いてもらいたいアルバム。
音質をサラウンドモードにすると効果倍。この季節、少し疲れたなという方は聞いてみるといい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 474-477 名無しのエリー2008.04.19.

1.風をおこそう ★☆
「あ、コレ聞いたことある」と言わせることができれば十分元は取れてるデビューシングル。
マイラバ全盛期に二匹目のドジョウを狙った男女ユニットをイメージしてくれれば大体OK。
結論としてこの場所のドジョウは乱獲されてました。
2.片思い ★★★
アコースティックやラテン系の打楽器、エレキギターソロなど様々な楽器・編集を駆使して、とにかくいくのが切なく歌えるように徹する。
ここで紹介してしまっては元も子もないが、リスナー自ら、この曲はすでに告白が失敗した後で「片思い」と題していることに気づいてほしい。
3.冒険(ロマン) ★★
コレを「ロマン」と読ませていいのか歌詞を見てもわからない。
吉田のハモリはいくののまろい声と対比になるから許せていたが、BPM早めのこの曲では邪魔にしかならない。
4.小さな革命(Original Version) ★★★★
「私を変えてみせる」と決意するところから始まる小さな革命。二度目のサビからドラムが手数を増やし、休符が目立つように刻み始める。
息継ぎが難しいようなリズムの中で「自分らしさの殻など壊しちゃえばいい」と歌ういくのの苦しげな声。
最後、低音が消え憑き物が落ちたように「もう行かなきゃ」と革命が終わる。
5.林檎 ★★★☆
もともとシングル予定だったが、何故か差し替えられてしまった不運の林檎。
音に対して発声のタイミングを溜める癖のあるいくのが色っぽいと言うか、つやっぽいと言うか、官能的というか、つまりエロい。
「あなたの下で初めての痛みとめざめを覚えたの」
打ち込みドラムのざわめき方・水音のようなピアノなど、ヴォーカル抜きでトラックだけ聞いてもインストとして切れるレベル。
6.おなじ星  ★★★☆
ジャンスマで最も有名なポップチューン。
「たとえ貴方が女に生まれていたとしても、私の心は必ずこの場所たどり着いてるわ」
直截的な表現を通り過ぎ始めたいくのの歌詞。
ここから「おなじ星」と言う部分だけを切り取って付けたタイトルは見事。コトリとはまっている。
7.同級生 ★★
7拍(?)の変拍子が電車の揺れを表現しているのか、生々しくなくリアルな歌詞。
「女って自分から振った男にはいつまでもそっと思われていると勘違いしてるね」
と自虐的に感情的になるでもなく流すいくのの感情表現はマイナス方面にプラス3ぐらい特化している。
8.白い恋人 ★★★
ジャンスマで2番目に有名であるだろう白い恋人。この曲を聴いてカズンとか思い出してくれても良い感じの良曲。
珍しい音を使っているわけでもなくシンプルに力勝負出来る聞きやすい曲だが、サビ前からの吉田のハモリを端的に言って消してほしい。
9.翔べ!イカロス ★★★★
ベストのボーナスにはこの曲の合唱版が入っている、そういうタイプの楽曲。
死ぬと分かってても羽ばたいたイカロス、幻と分かってても行くしかない僕ら。
サビの裏で遠く吼える管楽器の重なりが僕らの行く先を照らしている様でいい仕事をしている、イカロスが辿り着いた先も光に照らされていたわけだが。
10.祈り(Single Version) ★★★★★
夜明けがこないように祈る様は、子どもを見守る母親の祈りにふさわしい。
吐息が漏れた後に発音される能登レベルのウィスパーヴォイスがアコギとアコーディオンにのって、正常な感覚を奪う程。
11.16歳(Original Size) ★★★★
君の自転車の後ろに乗ってドキドキしてた駅までの道。
冬になってやっと二人手をつないで歩いた。あどけなく時は流れていた16歳の時間。
「あの時、抱かれていたなら今も君といれたのかな」
私の全てを見せても受け止めてくれただろう君との初体験の歌は、痛いくらい切ない。
12.抱きしめたい(Original Size) ★★★☆
強くて人気者、頭も良くて隙が無いあのヒト。愚図でノロマな私はきっと嫌われている。
そんなアナタが一人で泣いているところを見てしまった。
そんなアナタが「話したいことたくさんあるんだよ」と声かけてくれたのに、抱きしめる勇気が無かった。
抱きしめるという行為には、抱きしめる側も受け入れてもらう不安があることを描いた詩世界が秀逸。
この曲のギミックは自分で解いてほしい。
13.メルヘン(JS-Pop Mix) ★★★★★
眠りに落ちる直前のようなあやふやな音こそがいくのの魅力を最大限発揮できるステージなのかも。
お花畑で私を犯して 後ろから触れて 重力を消して ピアノの下で服従させて 赤児のようにここでおやすみ。
子守唄のようなやさしさに包まれた、二重の意味でのラブソング。
14.チェリーボーイ ★
内容は童貞ソーヤングと変わらない。
峯田が叫ぶのと、女の子に応援されるのでは全く違うのでなんていうか耐えられない。
総評.★★★
良質なポップメイカーであり、類稀なエロスの体現者だったジャングルスマイル。
メロディラインは耳障りの良い平凡な道を辿るが、周りの音世界はいくのの邪魔をしないレベルで背景を変える。印象派の画家のように。
直截的な性表現は予想以上に生々しいが、そこに椎名林檎やCOCCOのようなえぐみは無くむしろ切なさを増加させる。
今このポジションは誰が確保しているのだろう。エロかっこいいなどと、内実エロイだけの女性よりもよほどエロイと思うのだが。
坂本まあや辺りがドストレートにフランス書院を朗読してもこうはいかないだろう。
ジャンスマの後継が早く自分の耳に届きますように。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)