Reviewer:17th. 221-223 名無しのエリー2008.03.15.
1.Introduction -HERE COMES K.H.
拍手のSE。評価なしで。
2.Love Love Love ★★★★
アカペラの歌いだしからコーラスが重なって始まる。
平井堅の歌唱力を最大限に活かしたピアノメインのシンプルなアレンジで本人の声も生き生きしている。
本作収録のシングルでは唯一ブレイク前の曲で一際ポップな曲調だが、それほど浮いている気はしない。
これを実質一曲目に持ってきたのは正解かと。
3.why ★★★★
平井堅のR&Bの王道といった感じのシングル曲。前曲と違って打ち込みのいろいろな音が入っている。
要所要所で入る太鼓がもの悲しい歌詞を引き立てる。
4.affair ★★☆
曲調としては普通のR&B。控えめなアコギとストリングスが落ち着いた雰囲気を出している。
5.the flower is you ★★★★
正統派のラブバラード。前曲同様アコギとストリングスによるアレンジが壮大さではなく上品さを引き立たせる。
最近の平井堅のバラードほどもっさりした印象を受けないので聴きやすい。
6.Interlude -BRIGHTEN UP- ★★
インスト。前曲の余韻を断ち切り、不穏なメロとコーラスがスムーズに次曲へつなぐ。
7.K.O.L. ★★★☆
クールさと情熱の両立が感じられるスマートなR&B。前曲のインストからの流れがいい。
8.LADYNAPPER ★★★
スローな曲調とファルセット多用で力の抜けた歌声が心地よいR&B。
ものすごいエロティックなこと言ってるのに下品さを感じさせない歌詞が秀逸。
9.Unfit In Love ★★★☆
アルバム後半の盛り上げ役。軽快なリズム体がいい感じ。
10.wonderful world ★★★
アルバム中盤以降はまったりと心地よく聴ける曲が続く。曲と歌詞に合った甘い歌声が印象的。
11.Interlude -TURN OFF THE LIGHTS- ★★★★
インスト。
前曲までの雰囲気を一気に引き締め、単体だとアルバムの流れを壊しかねない次曲を見事に本アルバムの核へと昇華させている。
次曲への流れがとにかく綺麗。
12.楽園 ★★★★★
平井堅がブレイクするきっかけとなったシングル曲。
メロディの良さと曲に合った平井の歌唱はもちろん、アレンジもクドすぎなくて良い。
歌詞がなんかセカイ系のアニメの主題歌にできそうなスケールだが普通に好き。
13.アオイトリ ★★★★☆
緊迫感のあるAメロ、Bメロから切れ味鋭いサビへ。アレンジも含めて非常に完成度の高い名曲。
14.The Changing Same -変わりゆく変わらないもの- ★★★
退廃的な雰囲気を持ったレクイエムのような印象を受ける。まったりした中にしっかりとした芯を持っているような曲。
アルバムの締めには最適。
総評.★★★★☆
「楽園」のヒット以降R&B路線に大きく傾いた平井堅の3rdアルバム。
ブレイク前のアルバムや最近のアルバムと比べて本人以外が書いた曲の割合が高く、R&B色が最も強い。
それぞれの曲が良質で、アルバムとしての統一感や流れのバランスという意味でも非常に完成度の高い作品。
また平井の歌い方も一辺倒ではなく、よくR&Bを歌いこなせていると思う。歌詞もこの頃の方がちょっと詩的。
個人的には、最近の歌謡バラードやポップな曲が多いアルバムよりも今作のほうが好きなのだが、
平井本人が初期から歌謡ソングをやりたがっており、それが成功しているようなので、もう今作のようなアルバムは出ないのだろう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)