アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : きっかわこうじ。

Reviewer:1st. 485 名無しのエリー2002.07.14.

1.VOICE OF MOON ★ 普通のインストゥルメンタル。
2.LUNATIC LUNACY ★★★
「LET'S GO 俺はやるぜ 一人でも」というのは布袋と別れても一人でやってやるという意気込みの表れだろうか。なかなか盛り上がる曲。
3.不埒な天国 ★★★★ よく出来てる。シングルっぽい感じ。
4.Jealousy Game ★★ ミディアムなテンポの曲。サビはちょっと意味不明。
5.虚ろな悪夢 ★★ いまいち。
6.DUMMY ★★★★★ ノリのいいダンスチューン。かっこいいし、コーラスもいい。歌詞はダサかっこいい感じ。
7.Weekend Shuffle ★★★ 歌詞がちょっとダサい。でもサビはかなり良い。
8.ONLY YOU ★★★ タイトルに似合わずダンサブルな曲調。つなぎとしては悪くはない。
9.Barbarian(LUNA MARIA) ★★★★
これもちょっとシングルっぽい曲。「お前となら野蛮人(バーバリアン)」という歌詞はちょっと変だが、なかなか出来はいい。
10.永遠につくまえに ★ サビのときの声がちょっと音痴っぽい。バラードとしてはイマイチか。
11.Virgin Moon ~月光浴 ★★★★★ シングル。いい曲だと思う。曲のあとにあるインストゥルメンタルはいらないかも。
総評 ★★★★
バラードとかは少なく、はやいテンポの曲が多いが、いい曲が多い。初めて聴いた時でもすんなり聴ける。
初期の吉川よりも歌も上手くなっている。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 143-145 名無しのエリー2008.02.29.

1.Purple Pain ★★★
シンプルな音色の8ビートでグイグイと聴くものを引き寄せてジリジリと盛り上げる。
全体的に乾いた音色でその中に濡れたキーボードの音色が合わさってこのアルバムの空気を醸し出してる。
その中に曲が進むごとに声の表情が変化する吉川晃司の力ある声がこの独特の空間を彷徨う。
2.Rambling Rose ★★★
当時の吉川お得意の勢いのある歌謡曲~ロック風味~で、わざとらしくドラマティックに展開する所がポイント。
吉川自身も切れのあるボーカルを聞かせ曲を更にドラマティックにしている。妖しいキーボードの音色もなかなか。
全体的にエセ中世ヨーロッパの雰囲気で本物のヨーロッパ志向までにならないところがこの人らしい。
3.VENUS ~迷い子の未来~ ★★☆
こちらも全曲と同じ路線の曲。若干歌謡曲よりで、歌もより濡れた歌声を聞かせてくれる。
前の曲が夜のサスペンスドラマだとしたら、こちらは昼の恋愛ドラマの雰囲気。ヴィーナス、ヴィーナスと連呼してるしね。
ただ、音色は壮大的な音を出してはいるのだが、曲としては全体的に力が弱い感じ。
4.Day by Day ★★★
ここで一旦落ち着いて、しっとりとしたバラードが入ってくる。後でなるピアノの音色がなかなか美しい。
どこか懐かしい感じを受けるのも吉川晃司が作るバラードの特徴で、音色をどう使ってもそうなってしまうのが不思議。
ここでは一つ一つの言葉を丁寧に歌う歌が聴けて歌詞の一節一節が心に響く。まぁ、歌詞はベタベタだから…。
5.SEXY ★★★
不気味なパイプオルガンと心臓の音から始まるボディミュージック風の歌謡曲。吉川がクネクネ踊ってる姿が頭に浮かぶ…。
全体的に打ち込み音を多用しているが、それでもアルバムの中世的雰囲気を壊さずに上手く調和している。
ところどころにヴォーカルにメカホンを使ってるかのようなエフェクトを使っており怪しい雰囲気を醸し出してる。
6.ROMANCER ★★★
上手い具合に全曲とつながって始まるこちらも2曲目同様のエセ歌謡曲。サビの吉川の迫力ある歌声が魅力的。
パッパと曲がめまぐるしく展開していきスリリングな興奮を聴くものは味わうことが出来る。まるでサスペンスドラマ。
7.Cloudy Heart ★★★☆
ここでいきなりシンプルなバラードに。音色の数を最小限に抑えて吉川晃司のオペラ歌声を最大限に発揮できる場を作っている。
例えばこの曲をデビュー直前に歌っていたらここまで壮大感ある曲になることはなかったし、今歌ってもこの感覚は出ない。
そのくらいこの時期の吉川晃司は油が乗っていて最盛期を迎えていた。そんなことを考えさせるほどの歌声。
泣きメロのギターソロも冴え渡っていてこの曲をよりドラマテックなものに仕上げている。ピアノの美しい音色もなかなか。
8.Little Heaven ★★☆
若干音色も増えた感じのバラード。ただ、前曲がかなりの存在感を持ってるためこの曲の存在感はあまりない。
まぁ、前の曲を聴いた時の疲れをなくすにはこのぐらい軽い感じが良いのかも。歌声は十分重いが…。
9.KISSに撃たれて眠りたい ★★★☆
気を取り直して後半戦のスタート。吉川晃司の代表曲で10周年記念シングルで10年の集大成がここに包まれている。
一回聴いたらすぐに覚えられる歌謡曲の要素とキレのあるロックの要素がうまい具合に調和していてなかなかの佳作となっている。
歌詞も10年選手になっても俺はまだまだやんちゃに行くぜ!ってな感じの決意表明がされていてなかなか。
このアルバムバージョンではさらに力強いアレンジなっていて聞き手にかなり響くアレンジとなっている。
10.GIVE ME A BREAK ★★☆
洋楽をパクッたような感じで非常にキャッチーな曲となってる。ライブでやったら盛り上がりそうな感じ。
非常にシンプルな構成で誰でもすぐに覚えられそうなコード展開ではある。しかし、曲の出来はまぁまぁ。
こういうのは最初の印象は良いかも知れんが一回聴いたら飽きる。
11.Re-Birth ★★★
いきなり渋い演奏で始まり前曲の余韻をぶっ飛ばす。それでもコード展開が歌謡曲風なのはもうお決まり。
それでも、ここでは今まで見たいに暴れたり、オペラボイス全開というわけでもなく、ただ、淡々と歌う。
今までに吉川晃司作品にはなかった新しい扉を開けたようなブルージーな曲。
12.Love Way ★★★
これはもう弾けたポップナンバー。迫力満点で暴れまくる吉川晃司の姿がこの曲にはある。すこしAOR風味。
演奏陣のまとまり具合もなかなかで良い感じにこのアルバムを締めてくれる。
総評.★★★☆
10周年記念オリジナルアルバムでこれぞ吉川晃司てな内容で大満足できるアルバムです。
作曲にしても歌唱力にしても10年という歳月の中で様々なことを体験して成長した姿をこのアルバムでは見せてくれる。
迷いも吹っ切れたからこそ「KISSに撃たれて眠りたい」が歌えただろうし自分に自信があったからこそ「Cloudy Heart」が歌えたのかも。
ブックオフで叩き売りされているので、吉川晃司に興味がある人、歌謡曲が好きな人にお勧めです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 398 名無しのエリー2003.08.28.

1.TOKYO CIRCUS ★★★★☆ オープニングを飾るナンバー。よく言えばCOMPLEX時代の曲の進化系、悪く言えば単なる焼き直し(苦笑)。
2.The Gundogs ★★★★★ 疾走感あふれるR&R。元BOφWYの松井常松と高橋まことがリズム隊が参加している。
3.Fame&Money ★★★☆ 某ローカル局の企画物ユニットへ提供した曲のセルフカバー。シニカルな内容の歌詞である。
4.Crack ★★★★ 情報化社会への警鐘ともとれるメッセージを歌ったクールな曲。
5.Little My Girl ★★★ アメリカンロックテイストの曲。サビをファルセットで歌いつづけるという吉川にしては珍しいボーカルスタイルである。
6.ユメノヒト ★★★ せつない詞のバラード。個人的にはあまり好きなアレンジではない。
7.マジンガンジョー ★★★★ エアロスミスばりのギターリフ主体のアレンジにのせて非常にバカバカしい内容の詞を唄っている。
8.パンドーラ ★★★ 先行シングル。曲自体は悪くはないのだが、サビで「KISS」を連呼しているのはいただけない。
9.Juicy Lovin' ★★★☆
グラムロックテイストの曲に夏をイメージした歌詞がのったナンバー。
ゲスト参加している松岡充(SOPHIA)とのボーカルの掛け合いが聴きどころ。
10.もしも僕が君ならば ★★ 既発曲のリアレンジ版。バラードにしてはアレンジがやかましい感じがする。
総評.★★★★☆
吉川の作品としては、現時点での最高傑作と呼んでも過言では無いだろう。
ここ数年の吉川自身による打ち込み主体の作品とは打ってかわって生音を重視したリフ主体のアレンジをしていることで、
近年の作品にあった閉塞感を打破している。
特に「The Gundogs」は今後の吉川のライブにおいても重要な位置をしめる曲になるだろう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 399 名無しのエリー2003.08.28.

1.Atomic Butterfly ★★☆ ミディアムテンポのナンバー。吉川作品の1曲目にしては珍しい立ち上がり。
2.スティングレイ ★★★ 男のリビドーを深海を徘徊するエイに例えて唄っている曲。70年代のグラムロック風の楽曲。
3.Mandarin Mermaid ★★★ コーラスワークとデヴィッド・ボウイを彷彿させる吉川の低音ボーカルをフューチャーした曲。
4.Pinky Oyster ★★★★☆ 女性器を桃色の牡蠣に例えたエロティックな歌詞をレニー・クラヴィッツばりのギターリフにのせて歌った曲。
5.恋のジェリーフィッシュ ★★★ 先行シングルのバージョン違い。サビが一部変更されている。
6.NO! Starfish from MERCURY ★★★ 唯一のタテノリナンバー。前に所属していたレコード会社に対する皮肉をこめて唄っているのかも?
7.Octopus Bomb ★★★★ 体内に爆弾が込められたタコがテーマというバカバカしい内容の曲。サビの後のドラムのフレーズがいい。
8.Milky Way ★★★☆
日本映画界の鬼才、三池崇史が作詞で参加した曲(吉川と共作)。
男性側の視点から別れた彼女への感情(未練?)が描かれている。
9.青より碧く ~Bluer than BLUE~ ★★★★ バラ-ド。深みのある文学調の詞を引き立たせているアレンジがいい。
10.STARDUST KISS -7 SEAS MIX- ★★ 既発曲のリアレンジ版。吉川にしては珍しくアルバムのラスト2曲にバラードを並べている。
総評.★★★★
あえてファンのニーズ(アップテンポのビートロック)を無視して、ギターリフ主体のミディアムテンポな曲を中心に収録している。
また「海」をテーマにしたエロティックな歌詞が多いのも今作の特徴である。
コンセプト自体はまったく別なのだが、前作「PANDORA」と今作が2枚で一対になっているように思われる。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 89-91, 605 名無しのエリー2003.12.20.

1.KATANAFISH ★★★
今年8月に発売されたアルバム「Jellyfish & Chips」に収録されている「Milky Way」を歌詞・アレンジともに大幅に改定したリテイク。
アレンジに関しては原曲より良くなっているが、歌詞がイマイチかな?
2.BOMBERS ~20th Year's Eve MIX~ ★★★★☆
95年に発売されたアルバム「FOREVER ROAD」収録曲のリテイク。
ギターリフが「IMMIGRANT SONG(移民の歌)」からの引用なので、ズバリ一言で言うと「吉川晃司 meets レッド・ツェッペリン」な感じである(笑)。
ただし、曲自体の雰囲気はオリジナルバージョンよりは数段カッコよくなっている。
3.ブラック・サンタクロース ★★★☆
普通クリスマスソングはハートウォーミングな曲が多いのだが、デビュー時から天邪鬼を通し続けた男、吉川晃司だけに底意地の悪い曲になっている。
・・・・しかしこの曲でもツェッペリンネタを引っ張るかい!(笑)。
4.VENUS ~迷い子の未来 ~20th Year's Eve MIX~ ★★★
94年に発売されたシングルのリテイク。
これは原曲のアレンジをそんなにいじることをせず、音をより重厚にした仕上がりである。
他のリテイク曲のようにもう少し冒険しても良かったかもしれない。
5.SOLITUDE ~20th Year's Eve MIX~ ★★★☆
97年にされたシングル「RUNAWAY」のカップリング曲で、98年に発売されたアルバム「HEROIC-Rendezvous」にも収録されている曲のリテイク。
オリジナルバージョンでは1コーラス目が静かな感じで2コーラス目に入るといきなり攻撃的なグランジになるのだが、
今回のリテイク版では全篇静かな曲調でより洋楽寄りのアプローチになっている。
6.KATANAFISH ~Studio Live Mix~ ★★★★
1曲目の別バージョン。
1曲目は打ち込みを使用しているのだが、これは対照的にCHIROLYN(ベース)、酒井 麿(ドラムス)を起用して生音でレコーディングしている。
個人的には打ち込みよりバンドサウンドのほうが好きなので1曲目よりこちらのほうが好きである。
総評.★★★★
3曲目以外は全部セルフカバーなので、原曲との違いを聴きくらべてみると面白いと思う。
ただ吉川の場合、歌メロやアレンジよりも歌詞がわかり難い世界観なのが一番問題があるのではないかと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)