Reviewer:1st. 86 名無し2002.07.04.
1.イーラ
2.1,2,3 ★★★★☆
力強い曲。最初のギターの音からもこのアルバムにかける思いを感じる。
3.ロザリオ ★★
くどい…。
4.メロウ ★
だるい。正直ロザリオ、メロウがこのアルバムのわずかな欠点だと思う。
5.スヌーズ・ラグ
6.ピーナッツ ★★★★
派手さはないがモコモコした良い曲。細野さんのベースがうねる。
7.ショートホープ ★★★★☆
いいと思う。中村一義だから説得力がでる曲かも。
8.威風堂々(part1)
9.威風堂々(part2)★★★★★
タイトルからは考えられない静かないらだちに溢れる超名曲。
10.虹の戦士 ★★★
ブルースを感じる。嫌いじゃないがいつも存在を忘れる
11.ジュビリー・ジャム
12.ジュビリー ★★★☆
メロディ歌詞よりもアレンジが好きな曲。スクラッチサンプリングが効果的。
13.ゲルニカ ★★★★★
メロディ詞ともに強いメッセージがある。ストリングス→スクラッチ→ギターのイントロからもうやられます。重い名曲。
14.グレゴリオ ★★★★★
短いけど絶対捨てられない曲。歌詞メロディ共に最高。
15.君の声 ★★★★★
中村氏がメロディメイカーとしての才能を遺憾なく発揮している曲。とにかく涙腺緩ませるメロディ。
ゲルニカ→グレゴリオ→君ノ声の三連打がある時点でこのアルバムは名盤だと思う。
16.ハレルヤ ★★★
ここまでくるとでかすぎる。宗教がかってくるというか。
17.バイ・CDJ
18.ロックンロール ★★★
つきぬけた明るさを感じる。ロックではなくロックンロールな曲。
19.21秒間の沈黙
20.素晴らしき世界 ★★★☆
こういう皮肉は使い古されてる気が・・。この手の曲なら真心ブラザーズの素晴らしきこの世界のが好き。
総評.★★★★★
文句なしの名盤、アルバム一枚で一つの曲という感じ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1,5,8,11,17,19はレビューなし。)
Reviewer:6th. 98-99 名無しのエリー2003.11.11.
1.イーラ
前フリです。「ドーゾ」が彼らしくて良い。
2.1,2,3 ★★★★★
名曲。イントロのハーモニカから強引に掴んでくる威力がある。
3.ロザリオ ★★★★
「気付いて」のところが彼の詩にめづらしくメロディーにかみ合っていない。が、そこに味を感じる良作。まあメロディー二つしかないし。
4.メロウ ★★★
ベック風。なんか他の曲に対して音の密度が濃すぎて少し浮いてしまっている。詩が攻撃的
5.スヌーズ・ラグ
立て直し。
6.ピーナッツ ★★★★☆
彼のひたむきさを感じられる名曲。間奏で減点。これがなければこじんまりとした小曲としては完璧
7.ショートホープ ★★★☆
アッパーな曲。だが落差をつけるための弾き語りが三十秒は長すぎ。だれてしまう。
8.威風堂々(part1) ★★★
まあ他人の曲だし。ただこういうアレンジは好き。
9.威風堂々(part2) ★★★★
ちっとも威風堂々としてねえ!弾き語りベースで、彼のソングライター、シンガーとしての実力が確認できる
10.虹の戦士 ★★★☆
まあまあ、としかいえない。演奏は素晴らしいです
11.ジュビリー・ジャム
前フリ。
12.ジュビリー ★★★★★
名曲。もう素晴らしいの一言。この曲は金字塔のころにあった音の中の余裕や隙間を感じる。
13.ゲルニカ ★★★★★
この対極の名曲をここに置くとは恐れいった!
12,13の曲の凄いところは「平和」と「悲劇」の映像が恐ろしく喚起されるところ。とくにこの曲はエグイ位凄い。
14.グレゴリオ ★★☆
2分の曲にこれ以上やったらいかんでしょ。13のインパクトを消化しきれていない。
15.君の声 ★★★★★
いや名曲ですよ、ほんと。はじめて彼が他者に歌っているように感じる。
16.ハレルヤ ★★★
なんかすきになれない。スケールが後付に感じるんだよね。
17.バイ・CDJ
つなぎ
18.ロックンロール ★★★
突然厳しくなったな(w、 なんかもうハレルヤ以降は消化に聞えてしまう。まあライブ向けだし。
19.21秒間の沈黙
まんま
20.素晴らしき世界 ★★★☆
アルバムの最後の曲。それ以上でもそれ以下でもない。
おまけ 好き
総評.★★★★
かなり音一つ一つに気合が入っているのがわかる出来。
一曲一曲の完成度はべらぼうに高く、さらに個々のメロディーを取り出せば舌を巻く素晴らしさ。
ただ、15以降からだんだんだれていってしまうのが残念。「君の声」で言いたいことが終わったように感じてしまうのだ。
まあ、さすがに「金字塔」と比べるような野暮なことはしないし、
あれは「類稀な人間」が人生の最も貴重な時間を記録したアルバムであると考えるのでさすがに比べるのはあまりに可愛そうだ
しかし、このアルバムによってその呪縛からも解放されたように感じる。今後もがんばって下さい
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1,5,11,17,19は星評価なし。)
Reviewer:14th. 675-680 名無しのエリー2007.05.15.
1.イーラ ★☆
9,8,7,6,5,4,3,2,1,ドゾー
2.1,2,3 ★★★☆
宇宙船のアナウンスチックにカウントダウンするだけの「イーラ」が抱かせる浮遊感と期待感。
果たして鳴り響くのは「大気圏突破しました!」って感じに刻むコードストローク。
サビの「1!」で、それまでの横揺れが縦に、「1,2!」で2度首を振れ。シャドウボクシングのようなリズムを楽しむ曲。
3.ロザリオ ★★
目ぇ ひらいて現状に
ねぇ 気づいてょ愛情に
いたるところで韻を踏む歌詞と、誰も気づかない位置で一生懸命振られてるマラカス。
正直マラカスは頑張れば頑張るほど邪魔になってるけど、中村の高音ボイスとポップな曲調がマッチしているってだけではこの曲のよさは語れない。
ラストにやっと俺の出番が来たって踊り狂うマラカスが涙を誘うが、アウトロは唐突に途切れる。
4.メロウ ★★★
シャンシャン響くイントロのアコギから、ふわふわと広がっていく展開はオーケストラのようでまさに豊潤。
メロでは声を低く攻撃的に「割って入んなよメロウ」、サビでは天まで届くように「奴の中心におまえの場所は無い」
割って入んなって言うくせに、甘美。この敵意が気持ちいい。
5.スヌーズ・ラグ ★★
テープが途切れたかのように終わるメロウ、そこから壊れたレコードのようにチャップリン風の音楽が流れてきて、フェードアウト。
この31秒足らずの遊びが、20曲にも及ぶ「ERA」には必須。
6.ピーナッツ ★★★
「今、こうして、まいたタネも、全部、つぶされんのかなぁ」
「『オレ、バカでも、ミがなるなら…』って思う奴もいるんだぜ」
前作を髣髴とさせる、中村節全開のポップ。
「殴られても、潰されても、絶対に歌を止めない」
♯5で完全にアルバムとしての意識のつながりを断たれているため、似たようなテンポを飽きさせない。
「ダメだって、なんだって、歩こうぜ」
当時の中村君がレーベルを移籍していることを踏まえて聴くも聴かないも自由。
「願いが実るその日まで」
7.ショートホープ ★★★★☆
0:35からの急激なシフトアップと、3:25でのシフトダウンがキマり過ぎてる。
今までの中村一義の引き出しに無いロック、他のアーティストがカヴァーしたがるであろう佳曲。誰がやってもかっこよくアレンジされそう。
「つまらねぇ」そんな気分に呑まれちゃう奴が「つまらない」、「変わらねぇ」そればっか言う奴が「変わらない」
このフレーズにハッとさせられた人は多いはず。
8.威風堂々(Part1) ★★☆
エルガーの行進曲。いきなりクラシックが流れるので聴いてる側の戸惑いは半端じゃない。
ミスマッチなようで、一瞬で威風堂々の世界に持っていくのは流石クラシックの名曲と言わざるを得ない。
9.威風堂々(Part2) ★★★★
マイナーなアコギをバックに愚痴るように歌い出す声が、少しずつ胸を張っていく。
雨にも負け、風にも負け、でも晴れた日には歩ける生き物ならば、と上を向いていく様はまさに威風堂々。
ギターソロはエルガーの威風堂々をマイナースケールでアレンジ。
♯8が始まった時の違和感は、この曲が終わる頃、恍惚に変わっているはず。
10.虹の戦士 ★★★
洋楽チックなミディアムテンポの曲。
「いつもどおりの水面の鳥かと思った」「よく見たらペットボトルか」って出だしが印象的。
「ねぇ」を多用する中村が最後のサビで吐く、「もし君の声が枯れ果てたら、俺が歌で叫んでやる。」この台詞は意外。
この部分を全てファルセットでやってしまうのは照れ隠しか。
11.ジュビリー・ジャム ★☆
ジュビリーのための下準備。カビルンルンのようなわめきをバックに聞こえる台詞が「うざいよ、お前」に聞こえるんだが。
12.ジュビリー ★★★
新生中村一義第一弾となったシングル曲。
息を吸え
正直シングルとしては謎なレベル、それだけこのアルバムの中にぴったり収まっている。
息を吸え、日々
途中でやっぱりカビルンルンが入ってくるのがギャップとなっていて、最後の奇麗な一言がコトリとはまる。
息を吸え(まっすぐに) 息を吸え(今すぐに)
声を出せ
13.ゲルニカ ★★★★★
間奏の部分で左右交互に流れてくる擬音と、後ろで流れる壊れたラジオのようなスクラッチ。
「真っ白と黒のゲルニカに、たくさん色塗れたら」と祈るように繰り返される歌詞。時折時計が巻き戻されるように刻むハイハット。重くのしかかる弦楽器達。
奇麗な高音を放つ中村の声を合わさることでここまで毒々しい化学反応を起こせるのか。
14.グレゴリオ ★★☆
ゲルニカのように、曲調的にもテーマ的にも重い曲の後に据えるはグレゴリオ。周知のように聖歌であるが、これも単品で置いてあったら十分重いと思う。
1分半も無いこの曲が、ゲルニカと真逆のベクトルとなってプラマイゼロ…にはなってない。
気づかないうちに疲れている。けれどここでCDを止めるな。
15.君ノ声 ★★★★★
「月々4,500円」のおかっぱ頭の彼が、ロック界のカリスマ的存在だったと何人が知っていただろう。心地よい疲れの中、中村一義の声が聞こえてくる。
「君ノ声」は彼の声だ。一度聴いて下さい。
16.ハレルヤ ★★★★☆
中東っぽいイントロ(タイトルがタイトルだし)から、砂漠の上をラクダで行くようなマッタリした流れ。
それがサビの「さぁ舞い上がれ」で空から世界を見渡しているような感覚に陥る壮大なミディアムテンポバラード。
「さぁまぁいあがれ」の「まぁい」の高音部分は中村の真骨頂。
17.バイ・CDJ ★
昔のひねるタイプのラジオで目当ての局を探してしているような。
18.ロックンロール ★★★★
豪快なコードストロークで疲れた脳みそが一気に目覚めるアッパーチューン。「なんだ寝てたの?」で始まる歌詞は狙いとしては大成功。
タイトルもタイトルだが、音がくるりっぽいぞと思ってたらこのギター、なんとマーシー。(岸田はショートホープに参加しているらしい)
「どうもありがとう ここにいない人へ」「どうもありがとう 今日もここにいる人へ」
ブルハのことを歌ったのだったら素敵だ。
19.21秒間の沈黙 ★★
20.素晴らしき世界 ★★★☆
ハレルヤの時点で「ここで終わっておけば…」と思ったのは本当にごめんなさい。
犯罪者であってもすやすや眠る“素晴らしき世界”は子守唄のようにこのアルバムを閉じる。
「さようなら。ここで降ろしてくれ」
「この両足でね…ここで歩きたいんだ…わかるかなぁ…」
67分の旅の終着点としてこれほどふさわしい曲は無い。
リピートせずにCDを止めよう。そういう風にできている。
総評.★★★★☆
一曲一曲の質だけでなく、各曲のつながりが狡猾なまでに考えられていて、アルバムとしての完成度が極めて高い。
例えば♯19「21秒間の沈黙」は21秒間何も流れない。それだけなのに、ここにこれがなければおかしいと断言できる。
歌詞には宗教色や攻撃性の含有率が高いが、個人的には光ばかり歌う中村一義よりも魅力がある。
「ポップなロック」という言葉をピュアな善意で使って評せるアルバム。この時期の中村一義でなければ生み出せなかったマスターピース。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.19はコメントなし。)