Reviewer:19th. 101-103 名無しのエリー2008.08.14.
1.宜候(Yosoro) ★★★
航海を思わせるふわふわした演奏の中、ヘイト船長とラヴ航海士らしき二人のやり取りがされる。
実際にはおそらく鈴木慶一と曽我部惠一と思われる。
実際にはおそらく鈴木慶一と曽我部惠一と思われる。
2.おー、阿呆船よ、何処へ ★★★★
このアルバムの雰囲気を決定付ける一曲。テクノのようなフォークのような面白いアレンジ。
常に流れる「オーライ船長」のコーラスとともに明るく出航、みたいなイメージ。
常に流れる「オーライ船長」のコーラスとともに明るく出航、みたいなイメージ。
3.夢のSpiral ★★★
しかしイントロからやたら暗い。が、サビはポジティブ。まとわり付くようなピアノが印象的。
4.KeiichiからKeiichiへ ★★★
鈴木慶一らしい、フリーダムでカオスな曲。やたら暗いアレンジなのが面白い。
5.Skanpin Again ★★☆
火の玉ボーイに収録されてる「スカンピン」と言う曲のアンサー。
サビがやや耳障りが良すぎるのが難点。でも悪くは無い。
サビがやや耳障りが良すぎるのが難点。でも悪くは無い。
6.雨は、今日も、やみそうにない ★★★
アコギ中心の小品だがあっさりと聴きやすい。寂しげなコーラスとともに曲を終える。
7.2粒の雨はひとひらの雪に ★★
キラキラ、ふわふわした音の繋ぎのインスト。
8.自動販売機の中のオフィーリア ★★★
ここからアルバムの雰囲気を引き締める。こういうのは非常に上手いなあと思う。
9.偽お化け煙突 ★★★
古い、アナログ的な音質が印象的。
ゆるくなり過ぎず、またアルバムの雰囲気を一つ作り上げる。地味ながら良い仕事。
ゆるくなり過ぎず、またアルバムの雰囲気を一つ作り上げる。地味ながら良い仕事。
10.煙草路地 ★★★
はちみつぱい時代の曲のカバー。
エレキギターのみのアレンジ。8、9、10と多様なアレンジでダレない。
エレキギターのみのアレンジ。8、9、10と多様なアレンジでダレない。
11.Love&Hate ★★★★☆
ここからアルバムのクライマックス。この曲は2分にも満たない尺だが流れるようなピアノが印象的。
短さと裏腹に、聴き手に強い印象を与えるアルバムの核。
短さと裏腹に、聴き手に強い印象を与えるアルバムの核。
12.白い浮標 ★★★
明るいJ-POP的なメロディと、人生を達観したかのような歌詞の対比が素晴らしい演出。
「いつまでも このままで」の部分が良いが、J-POPなメロディは賛否あるかも。
「いつまでも このままで」の部分が良いが、J-POPなメロディは賛否あるかも。
13.An Old Chicken Boy ★★★
ふわっとエンドロールに近づいているような曲。
古さを感じるイントロと、アコギのフレーズを繰り返してフェードアウトするのが地味にいい。
古さを感じるイントロと、アコギのフレーズを繰り返してフェードアウトするのが地味にいい。
14.Boat of Fools ★★★
一曲目と近い演奏をバックに語り。「check mate」かっこいいなあ。
総評.★★★★
鈴木慶一が曽我部惠一をプロデューサーに迎えた、17年ぶりのソロアルバム。
全体的に航海と「死」を思わせる内容だが、暗さだけでなく何処か吹っ切れたかのような明るさも持つのが特徴的。
また、コンセプトアルバムとして非常に完成度が高く、曲ごとの役割、メリハリがしっかりしていて安心して聴ける。
ムーンライダーズでの活動のような刺激的な曲は無いが、このアルバムのコンセプトを考えると正解かもしれない。
そう考えると、ある意味でこれまでの刺激的な名作を作るのを投げ出したかのような、肩の力を抜いた姿勢だからこそ意味のあるアルバムだと言えそう。
思い切って言い換えれば、名盤と呼べないからこそ意味のある名作だと思う。フォークなものが好きな人は是非。
全体的に航海と「死」を思わせる内容だが、暗さだけでなく何処か吹っ切れたかのような明るさも持つのが特徴的。
また、コンセプトアルバムとして非常に完成度が高く、曲ごとの役割、メリハリがしっかりしていて安心して聴ける。
ムーンライダーズでの活動のような刺激的な曲は無いが、このアルバムのコンセプトを考えると正解かもしれない。
そう考えると、ある意味でこれまでの刺激的な名作を作るのを投げ出したかのような、肩の力を抜いた姿勢だからこそ意味のあるアルバムだと言えそう。
思い切って言い換えれば、名盤と呼べないからこそ意味のある名作だと思う。フォークなものが好きな人は是非。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)