アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : きむらかえら。

Reviewer:9th. 258-259 名無しのエリー2005.01.24.

1.untie(album take) ★★★★ 一発目にコレを持ってきたのは正解。聴きやすい。
2.You know you love me? ★☆ 全英語詞にトライしたみたいだがサビがくどい。単調。
3.あの頃 ★☆ これまたくどい、ありがちなバラード。捨て曲臭がプンプンする。大体2~3曲目は飛ばしております
4.happiness!!! ★★★ 今のところ代表曲的存在だが、結構すぐ飽きる。とりあえず最初はハマるかと
5.INVENTOR ★★ なんか狙った感じの歌詞が嫌。ついでにサビの歌い方も微妙。
6.D.T.S ★★☆ 誰のこと歌ってるんだろうか、この曲。しかし印象薄い。
7.Level 42 ★★★★☆
色んな意味でカエラ最重要曲。サビ前のコーラスが特に良い。俺が無知なだけだと思うけど、こういう構成の曲って今まで無かったと思う。
8.誰 ★★★ メロディーが楽しい、アップテンポなナンバー。イントロにハマります。
9.Because ★★★☆ 2曲目と雰囲気が似てる全英語詞の曲だが、こっちの方が断然カッコいい。
10.weak ★★★★ コレは間奏が素晴らしい。全体的にどこか切ない曲調が良い。
11.Whatever are you looking for?(album take) ★★★☆ どこかで聴いたような歌い方が少し気になるが、なんとなく懐かしい感じの雰囲気がGood
12.sola ★★★☆ コレはシメにふさわしい、和む。スルメソングです。 聴き所は最後のカエラの笑い声。
総評.★★★
一部でやけに評価が高いようだが、そこまで聴きたくなるようなアルバムではない。
ただ全体的に悪すぎではなく、何度か聴くとそこそこ良さがわかってくるタイプ。
自分は通常盤の2500円というハンパな安さと、一瞬パンチラしてると見間違えるジャケットに惹かれて買ってしまったが
ファンorエロイ人でなければレンタルで充分であろうよ。ちなみに大音量推奨アルバムらしい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:12th. 260-262 名無しのエリー2006.05.14.

1.リルラ リルハ ★★☆
3rdシングル。シンプルな構成のポップロック。重量感のあるドラムとざらついた質感のギターが印象的
荒めの音が彼女の難点である拙い歌唱力と相成って相乗効果を生む一方
無理くりに詰め込んだ詞が折角のメロディーの響きを殺してしまっている
2.Tea Cup ★★★
#1の流れを踏襲してラウドギターを前面に押し出したパワーチューン。ポップなメロディーと力強い楽器との絡み方が絶妙
心をティーカップに例えた歌詞がなかなかに面白い
3.I(ハート)Hug ★★★
打ち込みを主体としながら暖かみのあるアレンジが施されており有機的エレクトロニカといった具合
紅茶でも飲みながら聴きたくなるようなまったりとした空気が心地良い
4.BEAT(Album Ver.) ★★☆
4thシングル。暗く、重い空気が立ち込めるビートロック。
ツインギターからかき出される捻れたギターアンサンブルが張り詰めるような緊張感を生み、唱えるようなボーカルが一層それを際立たせる
インパクトがあるものの曲展開は非常に退屈で飽きやすい
5.トゥリル トゥリル リカー ★★
アルバム中最速ナンバー
目の前が開けていくような開放感あるサビが魅力だがやっつけ気味のアレンジを疾走感でごまかしている感は拭えない
映画「嫌われ松子の一生」主題歌
6.Twinkle(NANA Ver.) ★
「NANA」トリビュートアルバムへの提供曲
凝ったギターイントロが華やかでセレブリティなイメージ。が、曲そのものは一辺倒でさほど印象には残らなかった
7.You ★★★★
5thシングル。この曲のみ渡邊が作詞に参加。
そのためか歌詞が非常に気持ちよくメロディーに乗って響くボサノバチックなリズムと軽やかなアコギで爽やかに歌い上げるメロから一転
一気に感情が爆発するような盛り上がりを見せるサビへの流れが「君とつながっていたいんだ、誤魔化さないで思いを伝えてよ」という歌詞と呼応し、
明るい曲調ながら締めつけるような切なさを演出する
8.Pioneer ★★
畳み掛けるような展開が面白いアップテンポナンバー。陽気なパーカッションとアッパーなギターが騒々しくも愛らしい
まるでおてんば娘がそこらじゅうを駆け回っているかのよう
9.Deep Blue Sky ★
ゆっくり沈みゆく様なリズムと陰りを帯びたセロの音色が神秘的な一曲。圧倒的な存在感でここまでの流れをいっぺんに打ち消す
大人びた楽曲とカエラの拙い歌声がかみ合わず異物感を残している
10.Dancing Now ★★
TEAMROCK時代を彷彿とさせるダンスチューン
あまりにもくるり然とした曲のためか、カエラがくるりのカラオケを歌っているようにしか聞こえない
11.Circle ★★★★
キットカットのコラボレートソングとしてCMで起用。浮遊感を纏ったループサウンドが残像のように展開するエレクトロニカ・ポップ
透き通った真空感のある音が晴れ渡った冬の空を思わせる
12.はちみつ ★★★☆
可愛らしいメロディーと裏腹に濃厚なベースラインが甘ったるい雰囲気を醸し出すミディアムナンバー
曲の性格に合わせてか甘えるような歌い方が新鮮ですね
13.C-hildren ★
腹に響くような轟音ギターが気持ち良いエモーショナルロック
ひさ子特有の鋭角ギターサウンドがカエラにまったく嵌っていない
総評.★★★
さすが玄人好みの作曲陣を集めただけあり個々の曲はどれも完成度が高いです
こういったネームバリュー先行の作品はボーカルのキャラクターに迎合して形にすることがままありますが
本作はカエラが各々の曲に乗っかるという手法で作成されているためここまでサウンドの質を高めることが可能となったのでしょう
キュートポップを下地にロック、テクノを少々。といった味付け具合の楽曲が多く
またそういった楽曲にカエラの不安定な歌唱力がまるで隠し味のように作用し歌に妙な説得力を生んでいるのが見事
ただその楽曲の世界にうまく溶け込めず、カエラ本人が曲の魅力を削いでいるものも
前述したようにポップに比重がかかった曲は上手く消化できるのですが、#4、9、11などロックへの比重がかかるほどに異物感が出てくるように感じました
(元々歌唱力が無いので曲に嵌らないと違和感が際立ってしまう)
個性的な具材が「木村カエラ」という鍋でごった煮となっている印象は否めません
木村カエラファンとして聴けばそのアクの強さに戸惑うでしょうが、耳触りの良いギターポップアルバムを求める人には腹八分目の内容ではないでしょうか
(★:2点,☆:1点の計10点満点。作曲者情報は省略しました。)

Reviewer:14th. 80-82 名無しのエリー2007.02.14.

1.L.drunk ★★★★
冒頭はポップな曲から。ギターストロークが気持ちいい。
ふんだんに入ったマリンバ?のぴこぴこサウンドが不思議なキッチュさを引き出す。
サビの「愛して come on」がやたら耳に残る。ナツメンのAxSxE作曲。
2.Magic Music ★★
枠はシンプルなロックで、さすがというか良メロで聴きやすいけど、安っぽすぎる歌詞で脱力('A`)
最初から最後まで適当な英単語をやたら混ぜた感じが鼻につきますた。
3.Snowdome ★★★★★
ビークル曲。コードだけでここまでやるかと感心した。
やり過ぎなくらいメロウなラインで泣かせる。サウンドも優しく隙がなく仕上がってる。
優等生過ぎてカエラじゃなくてもいいのでは?と思わなくもないが、いいものはいいので。
4.ワニと小鳥 ★★★
バンドサウンド主体の曲は一時休止で、NIRGILIS提供の可愛らしい打ち込みナンバー。すごく丁寧な作り。
タイトルだけ見ると謎だけど、ワニとその頭の上に乗った小鳥が主役という実は切ない歌。
この歌詞はカエラにしては頑張ったのでは。最後の最後であのオチにちょっと凹む。
「ワンツースリーフォー!」は必要なのかこれ。
5.dolphin ★★☆
亀田誠治曲。「私はいるか」こりゃもう情念系ですよ。予備知識なくパッと聴いた時からコレ亀田じゃないかって思ったwクセの強い1曲。
オケも入ってドラマチックでかなり濃厚な仕上がり。こういうタイプの曲は新鮮に感じた。
しかしギターのフィードバック音といい、少しやり過ぎじゃないかと。もうちょっと気合い抜けと。
悪くはないがまだ中盤なのでいかんせんもたれる。
6.sweetie ★★★☆
前曲とは対象的な音の隙間具合が落ち着ける。ミディアムテンポで失恋の歌。
続けて聴くとやっぱりカエラにはこういう方が似合うんだと思わされるかも。
ぶっちゃけ「YOU」に似てるんだけど、耳馴染みもよく安心して聴ける。
7.きりんタン ★★
きりんタンて…。アイゴン提供だけどリルラリルハとは180度違う。
ディレイの効いたギターとパーカッションが主体の不思議なアレンジ。
かなりの実験作で感想に困る。中身ないようで意外と哲学的な歌かもしれない。
8.Scratch ★☆
最後に少しだけ歌が入るオサレなインスト。なかなか心地いい。
9.SWINGING LONDON ★★★★☆
仕切り直し。パワフルで女の子らしいビッグバンド調ナンバー。仰々しいまでのギターとピアノが華を添える。
sweetieとは正反対の方向でカエラらしい楽曲だと思った。生き生きしたハリのある声がいい。
10.never land ★★★★
ジャキジャキしたカッティングが印象的な抑えたAメロから、どう展開するのか?と思ったらいきなりぐしゃーと決壊。
変拍子も多いし構成も曲調も不思議でぶっとんでる。
詞世界も含めてどこか凄みと言うかキレた美しさを感じた。個人的にはイチ押し。
11.TREE CLIMBERS ★★★☆
ばーれるばーれる♪が一番インパクト強いんだけどそれ以外のシリアスな部分が格好いい。
リフが牽引するアレンジとか、最近のギターロック勢が好きな人は気に入るのでは。
12.JOEY BOY ★★★
正統派80's風ポップロック。コーラスやピコピコシンセ、メロディーラインにいい感じの懐かしさが溢れてる。
クマのぬいぐるみを歌った歌詞も可愛いけど、そこまでインパクトはないので佳曲止まりと言うことで。
13.Ground Control ★★☆
前曲の流れを汲んだ締めはボーナストラック調のゆるめの曲で。80'sアイドルポップ風。
ハリのある声を聴かせるロックナンバーこそが真骨頂だと思うが、ソツ無くこなしてるのは流石。
総評 ★★★☆
豪華ミュージシャン大集結!の木村カエラの3rdアルバム。蔦谷好位置、ASPARAGUS渡辺忍、toe、クラムボンmitoとか、上げればキリが無い。
とにかく曲とアレンジに関しては「間違いない」。ハイセンスで丁寧。
アルバム聴くにあたってこういう楽しみ方をできる歌手は今ちょっと思いつかないので、すごくいい位置にいると思う。
どこにこれだけの人を集めさせるものがあるのか、とは思うけどやっぱり魅力的なんだろうね。
パワフルで奔放、柔軟で伸びやか、女の子っぽさを残しつつベタベタしてないって感じでしょうか。
一部ちょっとやり過ぎなくらいのアレンジもあるけど、どんな曲でもアッパーに乗りこなしてる。
1st未聴ですが、十分興味沸きました。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)