アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : きりんじ。

Reviewer:1st. 125 名無しのエリー2002.07.06.

1.双子座グラフィティ ★★★★★ 最初聴いたとき「これだ!」って思った。
2.風を撃て ★★★★★ 最初聴いたとき「本物だ!」って思った。
3.野良の虹 ★★★ ほのぼのなんだけどなんとなく艶っぽいですね。
4.太陽の午後 ★★★ 確かに眠くなる。
5.雨を見くびるな ★★★★★ キリンジの曲の中でいちばん好き。雨の日のドラマ。
6.甘やかな身体 ★★★ ナムコのゲーム「風のクロノア」でこれとまったく同じメロディの曲がある(笑)。
7.P.D.M. ★★★★★ キリンジのインスト曲の中でこれがいちばん好き。ムーディー。
8.ニュータウン ★★★★ 急ぎ足なリズムに青春の匂いがする。
9.汗染みは淡いブルース ★★★★ こんな曲よく作るなあって思った。
10.冬のオルカ ★★★ 周囲では評判いいけど、個人的にはあんまり。
11.五月病 ★★ 印象薄い。
12.かどわかされて ★★★ 営業終了直前のデパートの曲? わだかまりー。で終わったのに笑った。
総評.★★★★☆
キリンジを聴くならまずはここからがいいと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 769 名無しのエリー2004.03.28.

1.Drive me Crazy ★★★★ 超キュートなメロディに乗せられた歌詞が大いに問題あり。淡々と歌うなよ..怖いよ...。
2.耳をうずめて ★★★★★
歌詞という点で最高傑作では。(様々な解釈があるようだけど)
「僕ら音楽に愛されてる そう思うのか?」都合よい言葉なのか、よくレビューで引用される。
アルトフルートのカウンターメロディが一番盛り上がったとこで入ってきて泣ける泣ける。
3.唐扁木のためのガイダンス ★★★★ カントリーな可愛い曲とヘンテコな歌詞。
4.恋の祭典 ★★★★★ 転調、転調で心地よい。意味深な歌詞。
5.BBQパーティ ★★★ マターリぽっぷ。いい意味で眠くなる。
6.牡牛座ラプソディ ★★★ 唯一のA面。何故これをシングルにしたのかサッパリわからない超変な曲。歌詞もわけわかりません。
7.くよくよするなよ ★★★★ 暑苦しい感じを想像しますが、いたってマターリな一曲。♪雨乞いの季節だ~♪って何それ...
8.銀砂子のピンボール ★★★★ 王道っぽい曲ですが、メロディーがなかなかきれいでぐっと捕まれる感じ。楽しい。
9.ダンボールの宮殿 ★★★★ 流麗な楽曲ですが....歌詞がなんとホームレスの歌でニヤリ。
10.VIP ★★★ インストでは一番好きでない
11.口実 ★★★ 何て比喩のいやらしい歌!!なんか癒されるけれど。
総評.★★★★☆
個人的には5つだけどなんか地味めでかつマニアックなので初めての人にはお薦めしない。
決して好きなコにプレゼントなんてしてはいけない感じ(W
曲のポップ爽やか度と歌詞のひねくれっぷりが断層のごとくズレてて、キリンジの変態性が最もよく出た面白いアルバム。
が、アレンジワークに執拗にこだわっていた初期の作品なので丁寧に作られた楽曲を単純に楽しむのにもかなり良。ハケーンが一杯でス。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:9th. 258-259 名無しのエリー2005.01.24.

1.Drive me crazy ★★ 轢き逃げの歌。兄高樹の詞の世界がいきなり炸裂。詞が過激な反面、メロディーは軽快で弟泰行の歌声も伸びている
2.耳をうずめて ★★★ ゆったりめのサウンド。初聴では印象が薄いが、甘美なメロで人気が高い楽曲。詞は高樹なので難解?
3.唐変木のためのガイダンス ★★★ 軽快でカントリーな泰行曲。唐変木っていう言葉をはじめて知った
4.恋の祭典 ★★ 某国の歌なのか?マスゲームやらミサイルやらあやかしの船やら浜辺で姿を消すやらメロは流れるような感じで気持いい。
5.BBQパーティ ★★★ いい意味で昼寝に最適な曲。マターリ楽しめる
6.牡牛座ラプソディ ★★★ これまで5曲のマターリ感がここでいったん終わる。シングル曲なので派手めのアレンジ。掛け合いの詞がおもしろい
7.くよくよするなよ ★★ これまた昼寝ソング
8.銀砂子のピンボール ★★★ さあ夜の街に飛び出すぞ!的なウキウキな曲
9.ダンボールの宮殿(パレス) ★★ ビジネスで負けてホームレスになる曲。サウンド的には泣きのサックスが印象的だが詞に負けている感じがする
10.V.I.P ★★★★ インスト。だけど素晴らしい!!映画を見ているかのようで物語性がある
11.口実 ★★★★★ 官能的な詞とメロディーが秀逸。10からの流れが最高。音響的にも文句なし
総評.★★★
全体的にマターリでさらりと聴けるがキリンジ入門には向かない。
高樹の個性的な詞と泰行のマターリ歌声が冴え渡る一枚
(★5個が満点。ジャケットとアートワークは★5つ評価。)

Reviewer:7th. 768 名無しのエリー2004.03.28.

1.スウィートソウル ★★★★ 普遍的な愛の歌。甘すぎずクールでもないところが良。プロモ付き。
2.ブラインドタッチの織姫 ★★★★★ 歌詞が上手い。流麗なメロディー、楽曲で、一聴では恥ずかしいくらい甘い曲
3.愛のCoda ★★★★ キリンジらしいなかなか複雑なメロ。兄詞のキレが非常に悪いので減点。おそらく人気曲。
4.ザ・チャンス ★ 弟ののんきなポップソング。正直いらない。
5.悪い習慣 ★★★★ 湿っぽいけど美しい。....でも薬の歌?キリンジ十八番の意地悪ソング
6.クレイジー・サマー ★★★ 美声超堪能~。夏の恋の終わりを歌ったゆるいナンバーです。ちょっと普通ぽい....
総評.★★★★★☆
非常にまとまりのあるマキシ。単曲で聴くより全体通して聴いたほうがはるかに良い一枚。
方向性がそれぞれ異なる6曲なのでどれかは気に入りそう。(全A面にできるってのは嘘臭いが。
ボーカルが映える美しい曲が多い。兄弟の曲半分ずつってのもいいかと。
彼らの最近の傾向が如実に表れつつ、あえてポップな部分を強調した作品なので初心者には非常に入りやすい。
*それぞれの曲のインストVer.が付いています。(ただのオケなのでとても要らん)
(★:2点,☆:1点の計10点満点。インストトラックはすべて省略。)

Reviewer:11th. 148-149 名無しのエリー2006.01.14.

1.奴のシャツ ★★★☆ この歌詞は若い人には共感できないだろう。コード進行もヒネてるし。でも30代以上にはツボな曲。
2.カメレオンガール ★★☆ シングル曲だが、いまひとつ曲の核心がぼやけている。
3.僕の心のありったけ ★★★★★ 素晴らしい。キリンジのすべてを吐き出したといっていい名曲。サビに向かう盛り上げ方など感涙もの。
4.愛のCoda ★★★★☆ これも名曲。大人のやるせない愛の行方を、下品にならないスタンダードメロディでみごとに表している。
5.繁華街 ★★★ ファンのあいだでは「隠れ名曲」として誉れ高いらしいが、どう考えても地味。
6.ブルー・ゾンビ ★★★ 5に同じ。思い切ったスキャットは買うが。
7.ハピネス ★★★☆ これはサブカルの遺物、ヒネクレた30代後半にはとんでもなく名曲。しかし他の世代にはまったく響かないだろう。
8.嫉妬 ★★★★ サンバをふたひねりした複雑なリズム、頭で考えたフュージョンという曲。でも表現力は秀でている。
9.the echo ★★★★ 2分の7拍子というポップスにあるまじき複雑なリズム。でもそれが心地よい。
10.カウガール ★★☆ 静か過ぎて曲がイメージを結ばない。
11.スウィートソウル ★★★☆ これもシングル曲。この素直さを愛するファンも多いらしいが、私はもうひとひねり欲しいと思う。
総評.★★★★
東芝EMI移籍第1弾(にして最後の1枚)で力が入っている。
3.4.はその気合の入りっぷりがプラスに出た素晴らしい楽曲。とりあえず3.4.を聴くだけでも価値はある。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:13th. 360-362 名無しのエリー2006.11.01.

1.Golden Harvest ★★★★☆
クラビネット風シンセのイントロが新生キリンジを印象付けるロックナンバー。
転調を多用したテクニカルな曲。曲を支えるMoog Bassのフレーズが非常に格好よい。
キリンジ、特に兄である高樹の作品にしては珍しく詞が極めてポジティブ。
2.自棄っぱちオプティミスト ★★★★
エレクトロニカで味付けされたミディアムテンポのAOR。コーラスワークが美しい。
一聴ではメロとサビの区別が付きにくいが、曲最後での転調サビのリフレインは非常に盛り上がる。
この曲もシニカルではあるが割とポジティブな詞。
3.柳のように揺れるネクタイの ★★★
シンプルなソウルナンバー。
分かりやすいメロディー、英語のリフレインで構成されたサビなどある意味でキリンジらしくない曲。
しかし詞はかなり苦い。上司に頭を下げるストレスを若者にぶつける勤め人の歌。
4.アメリカン・クラッカー ★★
アコギ+電子音のダウンテンポの曲。音数が少なく曲の起伏も少ない環境音楽一歩手前な感じ。
アルバムの流れでは聞けるが歌モノポップスとしてこの曲だけを取り上げて聞くのは少々辛い。
5.鼻紙 ★★★★
タイトルは「クリネックス」と読む。変なタイトルとは裏腹に曲はキリンジお得意の美メロなスローバラード。
アコーディオンの音色がヨーロッパな雰囲気を感じさせるが、要所要所で入ってくるシタールの不穏な響きが面白い。
6.ロープウェイから今日は ★★★☆
妙なテンション感のピコピコイントロから始まる牧歌的な曲。詞もそのものズバリピクニックの歌。
単調なシンセのリフレインが徒歩のリズムを象徴しているようで小気味よい。合唱で歌いたくなる一曲。
7.CHANT!!!! ★★★★★
まるでファミコンのようなシンセのリフが全編に渡って流れるゴスペルチックな曲。
曲が進むに連れハンドクラップやコーラスがどんどん重ねられそれが電子音と絡まる様は壮大かつチープ。
実験的な曲であることは間違いないが同時に他に類を見ない曲。
8.ロマンティック街道(Album Ver.) ★★★★
4つ打ちのアンニュイなサゲサゲ(?)ディスコナンバー。タイトルも詞も少々狙いすぎの感がある。
Kraftwerkを思わせるテクノビーツにストリングスが上手く調和して中毒性が高い。
弟・泰行の鬱っぽい歌い方が雰囲気を出している。アルバムバージョンはアウトロが長くなっている。
9.愛しのルーティーン ★★★★
カントリー風味のブレイクビーツ。今までにない起伏をつけたボーカルが楽しい。
変テコな曲展開、唐突に入ってくる管楽器など聴いていて飽きない一曲。
10.Lullaby ★★★☆
ゆったりとしたスタンダードなメロウバラード。音数が少ないが個々の音のテンションが高く楽曲に緊張感を持たせている。
詞・曲ともに硬派な世界観の佳曲。
11.Love is on line ★★★★★
アルバム中、今までのキリンジのパブリックイメージである「'70年代風生楽器アンサンブル+美メロバラード」を最も体現している曲。
This is AOR なアレンジ、さり気ない転調などまさに王道のキリンジ節。
ネット恋愛をモチーフにした詞は出色。メロディ・詞・歌唱・演奏が高次元で溶け合った名曲。
12.ブルーバード(Album Ver.) ★★★
浮遊感溢れるミディアムテンポのポップナンバー。
2拍子の均一のリズムの上にエレクトロニカやスティールギター、ピアノ等様々な音色が絡まる音色豊かな曲。
シングルと比べて音の強弱がはっきりしてメリハリが出ている。
Sec.影の唄 ★★
配信限定でリリースされた(後にシングルのカップリングとして収録された)ビッグバンドジャズアレンジの渋いスローナンバー。
曲自体の出来は非常に良いがアルバム全体のサウンドとはあまりにかけ離れた曲のためボーナストラックと言えど蛇足の印象。
今まで聴いたことがない人には単純に有り難いだろう。
この曲のみで評価すれば★★★☆。
総評.★★★★
売り上げ的にはパッとしないが同業者や音楽マニアからの評価が割と良い堀込兄弟によるポップスデュオの6thアルバム。
デビュー以降ずっとタッグを組んできたプロデューサー、冨田恵一から離れて初のセルフプロデュースとなった。
サウンド的には前作までの生楽器を主体とした時に過剰とも思えるアレンジから一変、
シンセサイザーや打ち込みを多用したエレクトロニカ方面に大きくシフトチェンジしている。
その音自体は本職のテクノ系アーティストに比べチープな印象があることは事実だが、
あくまでも歌モノポップスの一要素という位置づけなのでこれを中庸と取るか半端と取るかは聞く人の耳に大きく委ねられる。
曲自体が持つメロディーの良さやコード進行の面白さなどは相変わらず高品質。
個人的には音に以前より隙が出来たことで通して聞いても疲れを感じないバランスの取れた一枚という感じ。
しかし実験色が強いため旧来のキリンジファンにとって踏み絵的な作品にもなってしまっている。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 397-399 名無しのエリー2008.04.10.

1.風を撃て ★★★★
インディースでのデビューシングル「キリンジ」の一曲目。
アップテンポでロックな曲。アコギジャカジャカ ベースがブンブンで何か駆り立てられる感じ。
メジャーファーストアルバム「ペイパー(略」のものよりもライブ感というか、荒削り感が感じられて、個人的にこっちの方が好き。
「香る夜を 背に控えて待つ 夕暮れが 誰の仕業? 崩れ落ちた」この出だしは秀逸だと思う。
2.野良の虹 ★★★★★
「キリンジ」の二曲目。ミディアムでソウルな感じの曲。別れの曲。個人的にキリンジで最も好きな曲。
曲、歌詞、曲の展開、コーラス、アレンジがドンピシャで前向きな切なさに収束していると自分は思っている。
でもこの曲に関しては「ペイパー(略」の方が完成度は高いかな。
最初はピンとこないかもしれないけど、何度も聞くうちに切なくなってくるはず。あと、ベースが非常にカッコイイ。
3.水色のアジサイの上 ★★★
「キリンジ」の三曲目。ミディアムで三拍子な曲。雨の日の出来事を妙な目線で描写している。
アレンジ、コーラスがやたらと凝っている。が、メロディーが綺麗すぎるせいか、途中で眠くなる。
最後の大サビは素晴らしい。
4.茜色したあの空は ★★★★
「キリンジ」の四曲目。カントリーな曲。サビが中盤一回しか使われないという変な曲。
アップテンポでノリノリでまんまカントリーというのはキリンジでも異色。
ラストの兄のスキャット(?)は…………何なんでしょうか。
5.冬のオルカ ★★
インディースでのセカンドシングル「冬のオルカ」のタイトル曲。ロック。全体的に男前トーンが感じられるシブい曲。
しかし何だか物足りない。個人的にはもっとロックっぽいアレンジでもよかったんじゃないかと思う。
6.水とテクノクラート ★★★★★
「冬のオルカ」二曲目。アップテンポで軽やかで洒落ていて、その上ひねくれているという素晴らしい曲。
歌詞、曲の展開、アレンジ、コーラスも絶妙で、オモシロオカシイ世界観を構築している。
タイトルにテクノクラートなんて単語を入れるグループはキリンジくらいのものでしょう。
7.休日ダイヤ ★★★★★
「冬のオルカ」三曲目。ミディアムで美しく、ひたすら心地良い曲。
スルっと耳に入ってくる美メロにそのメロディーを引き立てるアレンジ。イントロのエレキピアノを聞いたが最後、ついボーっと最後まで聞いてしまう魅力がある。
休日ダイヤで流す二人について描いた歌詞は感動的。これは名曲と呼んでいいのでは。
8~14.
インストゥルメンタルつまりカラオケ。
総評.★★★★★(「ペイパー(略」所持の場合★★★★)
キリンジ デビューから十周年ですよ!
キリンジのインディーズ時代の音源をまとめたアルバム「2in1」(廃盤)の再発盤。
インディーズとは思えないほどの完成度で、レコード会社で争奪戦が起こったのもうなずける。
様々なタイプの曲がある。逆に言えば統一感は薄いかもしれない。
アレンジは決して派手さはないが、凝っていて飽きが来づらい。10年前の音源だが、古臭く感じることもないだろう。
素晴らしい曲ばかりだが、6,7は一聴で良さが分かる曲なので、ぜひ聴いてみて欲しい。
「ペイパー(略」を持っている人も、6,7は一度聴いてみることをお勧めする。
あと、2100円と手ごろなので、キリンジ入門に丁度いいかも。
(★5個が満点。)