アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : らぶ・とぅー・しゃい。

Reviewer:19th. 522-525 名無しのエリー2008.10.12.

1.Intro. ★
ファンキーなノリでフェードインし、フェードアウトしていくオープニングチューン。
2.What's Your Name? XXX ★★★★
ストッキングのCMで流れた、自身最大のヒット曲。YUKOによるアルトヴォイスがセクシーに響くブレイクビーツ。
途中のヴォコーダーヴォイスがYUKOの声を上手く引き立てている良作。高音中心だった当時のJ-POPの中では異質な存在だったことを覚えている。
R&Bブームじゃなかったので、売れなかったが。
3.Phantom Of Love ★★★
知る人ぞ知るR&Bユニット、D'SECRETSからMAYUMIがメインを努めるR&Bチューン。ラップは4thシングルでラップを披露したYunycaが担当。
TLCには流石に勝てないが、日本人でこのレベルはよくがんばったと思う。パワーヴォーカルではなくて、儚げに歌うのは正解だと思う。
Yunycaのラップも当時としては相当がんばってる方ではないだろうか。
4.花椿 ★★☆
久保田利伸提供のR&Bチューン。タイトルに反して、結構黒い。メインはYUKO。
やはり、久保田楽曲であるせいか、ファンク成分が含まれており、結構ノリがいい。それに反し、儚げなヴォーカルを披露するYUKOが色っぽい。
しかし、声が結構輪の空気が出ててよかったんだけど、英語パートは要らんな。空気が粉々に砕けてしまったように感じてしまった。
5.Lovergirl In Summer(Full Length) ★★★
ヴォーカルにYUKO、ラップにYunycaを起用したサマーチューン。後に英語バージョンがbeatmania GOTTA MIXに収録される。
随分とクールなビートと柔らかいコーラスに反して、歌詞が熱い。
さらに、Yunycaのラップがアゲるようにフローをつむぎだす。どういう方向に持って行きたいんだよ、これ...。
ちなみにこれ、4thシングルだったりします。夏のドライブ向け。
6.I'm Female, UR Male. ★★★★
デビュー曲。ヴォーカルはYUKOが担当。凄く...(ビートが)黒いです。
凄く濃いトラックなので、本当にデビュー曲かと疑ってしまう。ヴォーカルは低めであるため、当時は受けなかった。
で、楽曲全体を見るとモロにTLCみたい。ラップとか、ヴォーカルとか。
7.Nobody Hurts Me(like this before) ★★
ほぼ英語で展開するミドルチューン。
ビートが強めなので、ノれるんだけど、スネアを抑え目にしてもらった方が空気が出たんじゃないかなと思う。
メインヴォーカルのYUKOって強めのヴォーカルに魅力が無いし。
どうしてもそういう路線にするならYUKOじゃなくて石井ゆきかD'SECRETSを使うべきだったんじゃないだろうかと思うのだが...。
8.風に誘われて ★★
メインヴォーカルはYUKOが担当。これまでに比べて、いくらかポップな作品。R&Bブームの頃だったら、ちょっとは話題になったかもしれない。
しかし、本当にポップスに合わない声だなぁ、この人w 何で他のヴォーカルに回さなかったんだ、富樫は。
むしろこれ、DA PUMPにまわした方が名曲になりそうなヨカーン。
9.Date ☆
インスト。なんだ、これ...。プリクラ?
10.Baby Cool! ★★☆
ソロデビュー前の石井ゆきがメインヴォーカルを努めるファンキーチューン。ラップはYunycaが担当。
年相応の可愛らしい世界観なので、無理なく聴ける。まぁ、まだ経験地不足だから上手くは無いけど、曲にあってるからいいかな。
これがYUKOだったらすっげぇ腹立つぞ、これw
11.MINT MIND ★★☆
再びメインヴォーカルはYUKO。そして、久保田利伸提供のファンクチューン。
割とビターな失恋ソングで、強めのヴォーカルで歌い上げる。が、キーが合っていない。YUKOをメインにしたいのはわかるけど...。
強いヴォーカルが歌えるほかの女性に歌って欲しい。あと、加工したコーラスはやめろ。曲に合っていない。
12.My Sweet Home Town ★★★☆
これまでコーラスにまわっていたYoshie Shimizuがメインを勤めるアコースティックチューン。
遠く離れた故郷にいる大切な人への思いを歌い上げている。哀愁が上手く出ていて、声もマッチしている良曲。
ホームシックに陥れたいときにコッソリ流すと面白い事になるかもしれない。
13.Instant M. ★★
インスト。Yunycaのラップで次曲へ。
14.Love, too shy ★★★
これまでのヴォーカルに他のD'SECRETSメンバーとAMAZOUNSを加えたテーマソング。コーラスを聴いて、1曲目はこれを使っていることがわかる。
パーティーチューンという位置づけなんだろうけど、ちょっと曲位置が違うんじゃね? なんだか、この位置だとカーテンコールみたいだわ。
おそらく、モータウン好きには「おっ」っと来るトラック。
15.New Soul ☆
アウトロ。曲のタイトルコールのみ。意味あんのか、これ?
総評.★★
富樫明生プロデュースによる女性R&B集団のファーストアルバム。クリスマスアルバム以降はまったく活動していない。
基本的にはYUKOがメインを勤め、場合によっては他のメンバーがヴォーカルをとるとある意味、アイドルグループのようなスタンスを取るプロジェクト。
ポップなのは8、10、14曲目と辛うじて5曲目だが、それ以外はかなり黒い。それもTLCのようなアルトヴォイスをメインにしたキツいビートのR&Bばかり。
当時は高音中心のダンスポップが流行していた中で、よく出来たなと思う。もうちょっと遅い時期に発売していたら、それなりに話題になったのだが...。
今聴くと、DA PUMPに提供しても良さそうな曲があったり、今でもクラブで流しても大丈夫そうな曲があったりとバックトラック自体は悪く無い。
だが、明らかにヴォーカリストの選択ミスだったり、声は合っていても技量が追いついていなかったり、
仕舞いには余計なインタリュードをはさんだりと、改善点がまだまだ多いのも事実。よって、もっと時間をかけて作って欲しかったなというのが正直なところ。
TLCが大好きだという人には注目してもいいアルバムでは無いだろうか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)