アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : よしいかずや(よしい・ろびんそん)。

Reviewer:7th. 327-328 名無しのエリー2004.02.13.

1.20 GO ★★★★
軽めのリフやパーカスに始まるが、主旋律は初っ端から吉井節全開(暗めの歌謡曲調)。
後半でスネアが左から聞こえて来るのには何か違和感が。
2.TALI ★★★☆
シングル曲。キャッチーだが壮大なサビが印象的。
アルバムの中では一番ポップで、安心して聴ける曲なのでは。ただ飽き易そうではある。
3.CALIFORNIAN RIDER ★★★★
爽やかな旧き良きアメリカンロック。このアルバムの中では一番軽快で楽しい曲かと。
イエモン時代のロック曲を小ぢんまりとした様な感じだが、(イエモンに比べ)すっきりとしていて耳触りがいい。
4.SADE JOPLIN ★★★★☆
暗めの歌謡調でしっとりとしているが、Aメロ結尾のメジャーコードがやけに不気味。
サビでは歌謡調は薄れるが、暗く重く盛り上がる。この曲からはひたすら吉井節が続く。
5.SIDE BY SIDE ★★★★☆
これも暗めの歌謡調だが、こちらは重いギターロックになっている。
サビでは一瞬明るさを見せるが、すぐに打ち消される。この曲が一番イエモンに近いのでは。
6.FALLIN' FALLIN' ★★☆
またしっとり歌謡調か…と思いきや途中からVo.が明るい曲の時に使う張り上げた歌い方に変わる。
他の部分が暗いのに比べて、サビが明るく終わるのが唐突だと思った。と言うよりはサビ自体に違和感が。
7.SPILITS COMING ★★★
これも旧き良きアメリカンロック風味が入っている曲。Aメロに何とも言えないノスタルジーを感じた。
分厚い演奏のBメロ・サビは正直微妙だが、Bメロの伴奏を使った間奏やサビのバックコーラスを使ったコーダは良い。
8.BLACK COCK'S HORSE ★★★★
テンポはそれ程速くないが疾走する様な感じを持つ曲。
暗い雰囲気から一転、いきなり視界が開けるようにサビに入るのはよくある手法だが秀逸。
9.SWEET CANDY RAIN ★★★☆
シングル曲。ジャンキーの歌。ギターは結構鳴っているが、しっとりと聞かせる曲。
アルバム中で一番吉井の演歌・歌謡調が出た曲だと思う。何故か明るめの声で終わる。
10.AT THE BLACK HOLE ★
チープな効果音をバックにオルガンが無機質な旋律を延々と奏でる。
何の発展もないままいつの間にか終わる。まだこの曲の意図は掴めない。
総評.★★★★
イエモン時代のものとは似て非なる代物なので比べるのは正直どうかと思ったが、
以前「jaguar hard pain」から「8」までレビューした時の
 > で、主観的に言うと
 > 8=SICKS>jaguar~>Punch~=4Seasons>Smile
に当てはめるとしたら自分の中ではSICKSとjaguar~の間位か
確かに暗い曲が多いが、同じく暗いjaguar~やSICKSに比べて聴き易いのでは。
イエモン時代に時折あったとんでもない駄曲(失礼)は入っていないが、その変わり曲数が少ないように感じた。
バンドから離れたことによって演歌調全開になるのを危惧していたが、意外とロックな曲(全体的にやや古めのロックや歌謡曲のような曲調)が多い。
但し、イエモン時代のダイナミックな演奏は期待できない。何よりそれ程上手くないような気が…
しかし、意気込みは伝わってきたし、結構きれいに纏まっているので、これはこれでそれなりに良いのでは。
アルバムとしては小ぢんまりと纏まっているが、ミキシングの関係かtr.1~3とそれ以降でやや傾向が違うような気もする。
何にせよ十分にお勧めできる内容。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 19-20 名無しのエリー2005.05.17.

1.20GO ★★★★★
もういきなりありえないぐらいの名曲。暗すぎるけれど、心の深いところに突き刺さりすぎる。歌詞の言葉遊びも凄いし、淡々としたアレンジも凄い。名曲。
2.TALI ★★★★ シングル曲。切なくて染みる。
3.CALIFORNIAN RIDEER ★★ 最初の2曲があまりに凄すぎたため、あんまり印象がない。
4.SADE JOPLIN ★★★ 気だるくて淡々と染み込む曲。
5.SIDE BY SIDE ★★★ やはり、言葉遊びが面白い。
6.FALLIN FALLIN ★★★★ 言葉遊びがやばい事になっている…。
7.SPRITS COMING(Get Out I Love Rolling Stones) ★★★★
ここでも、言葉遊びが鋭い。イエモン時代からの持ち味である、「しも」の要素をここまで、スパッとかっこよく決めれるようになるとは…。
8.BLACK COCKS HORSE ★★★★ 魂の叫び的一曲。怖いぐらい自己を追い詰めたかのような歌詞が胸をえぐる。
9.SWEET CANDY RAIN ★★★★ シングル曲。イントロが一瞬武満徹を思わせる。自己の過去を清算するかのような、感動的な歌詞。
10.AT THE BLACKHOLE ★★★ 気持ち悪いインストの締め。でもこんな落とし方も悪くない。
総評.★★★★★
2010年になった時、2000ゼロ年代でも5本の指に入る名盤だったと今から断言できる名盤。
元イエモンという偏見で聴いていない人は、食わず嫌いを止めて聞きやがれぃ。
(★5個が満点。)

Reviewer:9th. 496-497 名無しのエリー2005.03.11.

1.PHOENIX ★★★ 疾走感のあるアコギで幕を開ける。やや単調だがアングラな間奏がおもしろい。
2.CALL ME ★★★☆
シングル曲だが暗い。重い。歌詞は「いつ迎えがきてもいいように悔いのないようにしとくぜ」というYOSHII LOVINSONの決意表明的なもの。
3.欲望 ★★★☆ 「ボウボウメラメラの~」と気持ち悪い歌詞に気持ち悪いビートがクセになる。
4.WANTED AND SHEEP ★★ 地味な曲が多い本作の中でも特に地味。悪くはないが羊を追いかけるおっさんが目に浮かぶ。
5.RAINBOW ★★★ 吉井の独特な歌い回しが炸裂する、変態カントリーチューン。
6.JUST A LITTLE DAY ★★★★
ジャケットのイメージどおりの壮大で爽やかな曲、名曲っぽい。イエモン時代には考えられなかったハイトーンコーラスが冴える。
7.FINAL COUNTDOWN ★★★☆ 育毛剤のCMにも使われているディスコチューン(?)。ライブで盛り上がりそう。
8.NATURALLY ★★★ やさしく語りかえるように歌う、やさしい歌詞の曲。
9.トブヨウニ(ALBUM VERSION) ★★★★
シングルよりドラムが激し目でヴォーカルに若干エコーがかかっており、シングルは真夏のイメージだったが冬っぽくなった感じ。
今作中もっとも中毒性が高いく、メロディ、アレンジ、曲の全てが日本人の情緒性をくすぐる。
10.FOR ME NOW ★★★ 歌い出しの歌詞に一瞬ドキッとする、2分ちょいの早くて短い曲。
11.WHAT TIME ★★ 流れるように終わる、印象薄
総評.★★★★
前作のようなジメジメ感はなく、アメリカ西部の乾いた空気を感じさせる。
全体的にシンプルな曲調だが、独特の歌詞のセンスに加え、メロディに色気を加える吉井の卓越したセンスによって中毒性の高い作品に仕上がってると思う。
個人的に脳内麻薬ドバドバの危ないアルバム。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:14th. 115-116 名無しのエリー2007.02.21.

1.PHOENIX ★★★☆ 駆け抜けるようなスピード感のあるオープニング。曲の終わりで突然ゆるやかなバラード調に変貌する。
2.CALL ME ★★★★ 切ないイントロが哀愁を誘うダークなロック。曲後半の転調が個人的にツボ。
3.欲望 ★★★☆ どんより沈んだビートにぎっとり黄ばんだ歌詞を乗せてねっとり纏わりつくように歌う。作詞センスが暴走しまくっててヤヴァイ。
4.WANTED AND SHEEP ★★★ 静かなアコギを基調にした小休止曲。歌詞は意味深だが、これと言って強烈なインパクトは皆無。
5.RAINBOW ★★★☆ エロティックでドラマティックな歌い方が印象的。広がるようなサビが胸を打つ。
6.JUST A LITTLE DAY ★★★
コーラスを効果的に使ったやわらかい歌。歌詞中に出てくる「白い大きな花の絵」は本アルバムのアナログ盤のジャケットにもなっている。
7.FINAL COUNTDOWN ★★★☆ ライブでもお馴染みのお気楽系アップテンポロック。CMタイアップがついてるので聴いた事ある人も多いはず。
8.NATURALLY ★★★★★ 独特の歌の乗せ方が楽しい穏やかな曲。  ↓と並んで個人的にLOVINSON時代で最高の歌詞だと思う。
9.トブヨウニ(ALBUM VERSION) ★★★★☆ なんとなく空中をふわふわ浮遊している気分になれる曲。美しいメロディと一種の決意を孕んだ歌詞は逸品。
10.FOR ME NOW ★★★ ラストに向けて短く疾走する。淡々としつつ、少しシニカルな歌い方がかっこ良い。
11.WHAT TIME ★★★★
不安定にゆらゆら揺れているようでいて、しっかりと芯の通った決意を感じる歌。
一聴するとあまり印象に残らないが、何度も聴き込む内にどんどん耳と胸に染み込んでくる名スルメ曲。
総評.★★★★☆
バンド時代と比べて大人びた感のあるソロ2nd。歌詞も曲調も全体的に前向きなものが多く、1stよりはグっと聴きやすくなってるはず。
全部で45分以内という短さも相まって、何度も聴きたくなる名盤。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:15th. 501-503 名無しのエリー2007.08.26.

1.PHOENIX ★★
乾いたサウンドが特徴的なストレートなロックナンバー。
アルバムの始まりとしてはまずまずなものの、あまり印象には残らない。まあしょっぱなから肩の力入り過ぎてるよりは良いかも。
2.CALL ME ★★★★★
吉井和哉ソロとしての代表曲であり超名曲。こいつは格好良いぜ。
3.欲望 ★★★
ツボにハマれば最高に格好良い、ハマらなかったら気持ち悪い。
粘っこい独特な歌い方はイエモン時代を彷彿とさせる。
4.WANTED AND SHEEP ★★★
歌詞は指名手配犯と羊の逃亡劇。渋~いサウンドを聴かせてくれる。
やっぱりこの人の作る曲はCメロが抜群に素晴らしい。
5.RAINBOW ★★★
研ぎ澄まされたロックチューンといった印象。しかしイエモン時代のドロドロは皆無。
一気に世界が開けて行くかのようなサビの展開は疾走感たっぷり。
6.JUST A LITTLE DAY ★★★★★
曲中に登場する『白い大きな花の絵』は本アルバムのアナログ盤のジャケットに使用されている実在のもの。
その絵を描いた今は亡き親友への思いを綴った曲。
こんなお涙頂戴エピソードがあるにも関わらず「感動するだろ?泣けるだろ??さあ、泣け!!!!」とゆー感じの押し付けがましさが皆無なところが素晴らしい。
ノスタルジックでどこか牧歌的なサウンドには吉井らしさは無いものの、引き出しの多さを改めて見せつけられる。Cメロ良すぎ。
7.FINAL COUNTDOWN ★★★★
ファンキーなディスコチューン。これは最高にテンションが上がりますな。
8.NATURALLY ★★★
淡々とした穏やかなサウンドに乗って人それぞれの個性の素晴らしさを歌った曲。歌詞が秀逸。
ただ『ぶきっちょでまっすぐはいいんじゃない?』って普通はそうかもしんないけど、
吉井お前は違うだろ・・・と心の中で突っ込んだのは俺だけでいい。
9.トブヨウニ ★★★★★
吉井お得意ゴリゴリのロック曲でないにも関わらずファンの間では満場一致で神曲扱いされているソロシングル3枚目。
非常に爽やか~で聴いていると心地いい。
10.FOR ME NOW ★★★
冒頭から疾走感バリバリのロックチューン。ひねった歌詞が面白い。
11.WHAT TIME ★★★★★
一聴すると超地味曲だがある日突然神曲に変貌するとファンの間でも驚きの声続出!!な一曲(本当に)。Cメロ(ry
総評.
吉井和哉、YOSHII LOVINSON名義でのソロ二作目。
全体的に開放感のある明るい曲調の曲が多く、代表曲とも言える『CALL ME』も収録されているので、吉井和哉入門には打ってつけの作品かと。
「イエモン?ああ、気持ち悪いビジュアル系ね」「吉井?ああ、乗客に日本人は(ry」
こういう人たちの方がハマれるアルバムだと思う。
元イエモンという肩書きで毛嫌いせずに聴いてみることをオススメする。名盤です。
(★5個が満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:13th. 319-320 名無しのエリー2006.10.24.

1.人それぞれのマイウェイ ★★★ 前作のPHOENIXの雰囲気を受け継ぐ渇いたロック。テンポは普通めで導入としてはまずまず。
2.LIVING TIME ★★ ガリガリ削るようなギターが印象的。サビが面白い、がそれ以外はやや単調。
3.LONELY ★☆ 暗い出だしに壮大なサビ。いい歌だが3曲目に置くには重過ぎる。
4.黄金バッド ★★★★
イエモン後期を感じさせる疾走感、ドラムが楽しい。気だるげなボーカルと妙にマッチしてる激しい演奏がかっこ良し。
こっちを3曲目にしても良かったんじゃないかと思う。
5.ポジネガマン ★★☆ また一段と暗い歌謡曲調。ソロ1stあたりにしれっと入ってそう。
6.HOLD ME TIGHT ★★★ ちょっとバカっぽい早口ロック。歌詞は割りとシンプルだがテンポが速い。
7.I WANT YOU I NEED YOU ★★ 前曲のイメージをそのままに、テンポ遅めにしたような曲。あまり印象に残らない。
8.WEEKENDER ★★★★☆
オンライン配信限定の6thシングル。イエモン「パール」をよりロックに昇華させた感じ。
洋楽のような演奏に前向きな歌詞、クセになりそうなサビも含めて名曲。
9.ALL BY LOVE ★★ 全体的にパンチが弱く、面白みも無い。が、ふとした瞬間に突然聞きたくなる。
10.BEAUTIFUL ★★★☆ 5thシングル。柔らかいメロディーに抱擁するようなサビが心地いいバラード。
11.恋の花 ★★★ これまでの暗さとは違う味のある暗さ。静かなアコギに孤独感たっぷりなボーカルが眠気を誘うスルメ曲。
12.BELIEVE ★★★★★
WEEKENDERと同じくオンライン限定配信7thシングルであり、今作の核。
過去を飲み込んで前に進もうとする歌詞は今の吉井だから書ける詞か。
重苦しい始まりに段々光が差していくような曲展開、寂しげだけど力強いボーカルも素晴らしい。
総評.★★★★
吉井和哉が30代の最後にリリースした、これまでの活動の集大成とも言えるアルバム。
音楽はこれまでのソロ活動の延長線上と言えるが、イエモン時代の匂いを感じさせる曲もチラホラ。
基本的には吉井テイスト全開なので、期待を裏切られる事はないだろう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:15th. 585-587 名無しのエリー2007.09.12.

1.Introduction
45秒ほどのSE。ノイズと打ち込みのみの重苦しく、ダウナーなオープニング。
こういったSEがアルバムの全体の雰囲気を暗示したりすることも多いが、そういう訳ではないらしい。
2.Do The Flipping ★★★
印象的なリフから始まる、重厚かつ低い放物線を描くロックチューン。実質的な一曲目の重責をつとめるだけのパワーは充分に有している。
Aメロの浮遊感溢れるサウンドから一変、サビのずんずんと深遠な部分へ導かれるようなヘビーなサウンドへの移行は流石。
ただワンパターンで簡素なメロディはもう少しどうにかできたんじゃないかと。
3.Biri ★★☆
吉井和哉らしさ爆発のダンサブルなアッパーチューン。これまでの流れをぶった切ったとも言えるが、軌道修正とも言える。
韻踏みまくりの歌詞と小刻みなリズムを刻み続けるドラムは聴いていてかなり気持ちいい。
歌詞見れば分かるけどこのおっさんは本当にヤンチャな人なんだろうね。
4.シュレッダー ★★★☆
ロビン時代を彷彿とさせる、通算7枚目のシングル。路線はTrack2同様ダウナー路線。
そういう仕様だとは思うのだけど、ちょっと吉井歌い方雑過ぎないか?
とはいえ曲の起承転結のつけ方は流石の一言。
サビの解放感には思わず聞き入ってしまうほど。Cメロ職人ぷりは相変わらずだし、突如にして去り行く「結」の部分は秀逸である。
5.上海 ★☆
前曲から一転、おふざけムード満点のムーディな雰囲気漂う小品。
なんで上海なんだかは分からないが、上海な気はする。
6.ルーザー ★★★
イエモン臭プンプンのポップチューン。
ところどころに散りばめられている吉井のウィスパーボイスが、いかにもな雰囲気を醸し出す。
軽快なバッキングを全編に渡り押し出し、随所に登場する音の韻踏みまくりなベースラインが曲を楽しいものにしている。
7.ワセドン3 ★
正直この曲のレビューは難しい。一応★の評価をつけたが、聞き込むうちにこの評価は変わるかもしれない。
というのも明らかな実験的、かつネタ的な音作りの割りに、詞は非常に抽象的で何か主張が込められているような気がしてならないのだ。
ごめ、やっぱ俺にはわかんね。
8.Pain ★★★☆
吉井お得意ゴリ押しロック。疾走感あふれるギターとエロティックな歌詞は、吉井和哉まさにその人を体現するかの如くである。
曲中のストップ&ゴーが曲にただのアップチューンだけではないと主張し、曲に深みを与えている。
もーちょいベースとドラムを押し出しても良かった気もしないでもないけど。
9.Shine and Eternity ★☆
どこか哀愁漂う雰囲気な、通算8枚目のシングル。
一応先行シングルだから、収録しないわけにはいかなかったのだろうが、どうにも要らない曲がしてならない。
メロディ,リズム隊ともにありがち過ぎる点、そして特に盛り上がりも見せずに淡々と曲は進んでいってしまう点に理由はある。
無難といえば無難だが、吉井和哉にそんな曲をやらしても何も面白くないでしょ。
10.バッカ ★★★★
一応クリスマスソング、なのか?もちろん曲調はスロー。
この曲も無難といえるが、いわゆる美メロ、そう心の琴線にこれでもかという程まで揺さぶりをかけてくるのだ。何度も言うがこのCメロは反則。
演奏に関しても特に特筆すべき点はないが、このメロディさえあれば充分なはず。
11.Winner ★★☆
通算6枚目のシングル、明るくまとめたポップソング。
いわゆるシングル向けという印象。あらゆる点で妥当なラインを通っている。
俺個人は嫌いじゃないけど、面白さに欠けるのは否めない。
12.マンチー ★★☆
マンチーとはマンコのことでしょうね。悪ふざけ大好き吉井らしいダンスチューン。
ガッガッガッと歌詞,音ともに韻を踏みまくり。
しかしながらこんなんでもちゃんと聴かせるCメロを作り出すこの人は一体どうなっていやがるんだ。
13.雨雲 ★★★★
ラストトラック。ギターのワウが印象的なミディアムチューン。バッカ同様、美メロでしょうこれは。
リードギターが前面にきたかと思えば、バランスをとるかのようにベースが登場し、
行き過ぎにならないように、世界観を壊さぬようにとドラムが歯止めをうまく利かしている。
そしてアクセントとしてのワウとピアノ。調和の取れた名曲だと思います。
総評.★★★☆
ソロ名義になってからの4thアルバム。
全体を通してみると、前作のような勢いは感じられないし、ロビン時代のようなディープな雰囲気にも欠ける。
だが、曲レベルまで落とし込んで見つめてみると、上記二つからいい具合にストロングポイントを抽出したように思えてくる。
今作はあくまで中道な作品であると言えるだろう。
しかしながら、それが全体を通してのコンセプトを見えづらくしているのもまた事実だ。
それだけにリスナーの世界観如何でこの作品の理解の仕方、好みは大きく分かれるところである。
しかし、一つ言える事は今作もこれまでも同様、吉井和哉のもつクオリティが前面に押し出しているという点だ。
保守的と言えばそれまでだが、彼の魅力は変らずこの作品の中に詰め込まれている。
一度聞いてみて損する事はないと太鼓判を押しても、なんら不安はない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)