アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ろすと・いん・たいむ。

Reviewer:7th. 425 名無しのエリー2004.02.25.

1.花 ★★★☆ アップテンポながらも緩急が決まっている。1曲目としては及第点
2.翼 ★★★ サビ前のメロディーに詞がうまく乗れていない。勢いはあるのに
3.線路の上 ★★★★☆ 歌詞と歌声がマッチしていい感じ。ここまではアップテンポ調で乗り切った
4.泣き虫 ★★☆ 一転してミドルナンバーへ。キーボードが効果的だけどちょっと冗長な感が。
5.声 ★★ この曲もミドルテンポかつキーボード効果的かつ冗長。感想のシャウトも微妙。
6.失敗 ★☆ 再びハイテンポに戻るもメロディーが駄目。この曲だけはどうしても受け入れられなかった。
7.カガミ ★★★★ スローテンポとハイテンポの応酬。それはともかく後半の詞とメロディーは良かった。
8.通り雨 ★★★★★ メロディー、歌詞、サビへの流れ、どれを取っても素晴らしい。
9.手紙 ★★★★☆ メロディーは割と普通の青春パンクだけどエモーショナルな歌声と歌詞がたまらなくいい。
10.4:53am ★★★ 終始穏やかなナンバーで締め。7~9曲目の余韻にひたりつつ聴き終えるには十分な出来かと。
総評.★★★☆
中盤だれる点を除けば結構いい出来。特に後半の楽曲群が素晴らしい。
ジャンルは一応パンクバンドだけど、割と幅広くお勧めできる、と思う。
このアルバム以降のシングル群では着実に成長しているので、次回作にも期待。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:8th. 353-354 名無しのエリー2004.07.24.

1.ヒカリ
ロストらしからぬ割と細かいオケが印象的な一曲。
確かに華はあるがいつにも増して青臭い歌詞と盛り上がりにいまいち欠ける曲展開で、リピート再生ではついつい飛ばしてしまいたくなる。
2.帰路 次の曲への繋ぎ。
3.教会通り 歌詞はいつもの失恋ソング。Aメロの繊細さが、サビの盛り上がりを引き立てている。何度聴いても飽きさせない今アルバム1オシの曲。
4.ココロノウタ
某SSTVでパワープッシュされた2ndシングル表題曲。ストレートな歌詞と力強い歌声、まさにロスト節全開のパンク・ロックチューン。
この曲でロストを知った人も多いのでは。
5.イロノナイセカイ ある意味最も、メンバーが変わってからのロストらしい一曲。しかし、海北は女に振られなきゃ曲が書けないのだろうか。
6.列車 1stシングル「群青」から収録の一曲。後半のサビのリフレインの高揚感が心地いい。歌詞も含めて、個人的に大好きな一曲。
7.あなたは生きている 演奏はピアノのみのシンプルなバラード。こういう曲をやられると、海北の声のよさと、メロディーセンスを改めて実感させられる。
8.誰かはいらない
前曲の静かな曲調から一転、ギターの響きがかなり気持ちいいアップテンポナンバー。
「僕 君 誰かはいらない」というシンプル極まりないサビの歌詞がとても印象的。
9.悲しいうた 歌詞もアレンジも重いの一言。後ろ向きに全力疾走してるような、いろんな意味で異色の一曲。
10.やっと言えた言葉 なんだかよくわからないギターのリフがずっと鳴り響いている。それ以外は特に印象に残らない曲。
11.昨日の事 アルバム表題曲。サビの盛り上げ方が少し無理やりくさい。
12.北風と太陽 まんま演歌。アルバムの〆の一曲としては少し弱いか。
総評.
前作からメンバーチェンジを経て実に2年ぶりのフルアルバム。
なんだかんだいって海北の声が最大の魅力のこのバンド、パンク色が薄まった分聴きやすくなっていると思われる。
名盤とは言い難いものの、収録曲は粒揃いで買って損はないといえるクオリティ。
(総評・楽曲ともに星評価なし。)

Reviewer:12th. 710-711 名無しのエリー2006.08.02.

1.羽化 ★★★☆
イントロからギターの優しいアルペジオとストリングスが流れるバラード。歌詞といい壮大な曲調といい、1曲目にはもってこい。
1stのパンク路線が好きな人にとっては、この時点で違和感ありまくりだろうが。
2.はじまり ★★★
1曲目に続いてアルバムのオープニングを告げるような曲。こちらはミドルテンポ。
いい曲だが、2曲連続でこういうオープニング的曲調が続くとお腹いっぱいかも。
3.柊 ★★
ギターのメロが印象的な、ストレートとは言い難い変化球的な曲。
焦燥感の感じられる歌詞はいい感じだけど、全体的にひねりすぎてパッとしない。
4.ライン ★☆
バンジョーの音が入っていて、どことなく南米風な曲。LOST IN TIMEにしては音数も多く派手で、その割にメロディーは少なくシンプル。
正直その試みが成功しているとは言い難く、なんとも中途半端。
5.サンカク ★★★☆
全曲とはうって変わってシンプルな演奏で魅せるバラード。メロディーの良さが上手く引き出せている。
いろんな意味で4曲目と対照的。
6.蛍 ★★★
シングル。別れの感情が激しくこもったバラード。歌詞、メロディー、演奏が互いの良さをうまく引き出している良曲。
7.残像 ★★☆
前作までによく見られた激しいロックチューンが7曲目にしてようやく登場。
しかしギターが決定的に浮いてしいる。奇をてらいすぎて失敗している感じ。
8.証し ★★★★☆
前作までに見られた激しいロックチューンその2。
こちらは演奏もがっちりフィットし、今までのLOST IN TIMEらしい名曲に仕上がっている。
9.NEWS ★☆
アルバムのハイライトとなる、ストリングスやキーボードを積極的に取り入れた壮大なバラード。
音数の多い曲の中ではその試みが成功しているほうだが、いかんせん長すぎてだれる。
10.冬空と君の手 ★★★★
ラストは1stアルバム名と同じタイトルのバラード。
後半で一気に爆発するところで毎回感情が揺さぶられる。最後を締めくくるにふさわしい名曲。
Sec.旅の途中 ★
ボーナストラック。弾き語りのシンプルな曲。
余談だが、ボーナストラックまでのブランク時間もあわせると、合計演奏時間がぴったり60分になる。
総評.★★★
青春パンク風路線として活動開始したLOST IN TIMEだが、このアルバムからはその面影をほとんど感じられない。
今まではメンバー3人だけの音が中心だったが、今作ではストリングスやキーボードを数曲に取り入れている。
が、ほとんどの場合その試みが成功しているとは言いがたい。
音数がシンプルな曲は非常にいい出来なので、結局はアレンジの問題なのだろうか。
アルバム全体としての流れ、まとまりはなかなか良く、美メロ好きなら聴いて損はない。
が、LOST IN TIMEを初めて聴くなら前作「きのうのこと」のほうが入りやすいか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)