アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : はいごうめいこ。

Reviewer:7th. 258-261 荻野目洋子萌え2004.02.02.

1.月夜 ★★★★
ギターの弾き語りではじまるしっとりとした佳曲。 遅いテンポなので、普通は飛ばすんだけど、メロディがそれを引き止める。
2.トマトスープ ★★★★☆
シングルらしい勢いのある曲。
歌詞の視点は男で、分かれた彼女が最後に作ったスープを思い出している。。。
3.サーカス ★★★★
ゆったりとした3拍子のワルツ。アコーディオンの音が心地良い。伸びやかなボーカルが聴きどころ。
4.ゆうぐれ ★★★★
70年代によく聴かれたスライドギターの音色が懐かしい。
3曲目同様ゆったりとしたスローナンバー
5.やさしいちから ★★★★☆
うって変わってアップテンポ。
全盛期のELTが唄っているようなキャチーなメロディで声もモッチーに似ていて萌える。
Dメロもあり丁寧な作りで、バックの演奏も生演奏のため聴き易い。
6.木綿 ★★★★☆
洗濯機を覗き込んでるメイコ、視点の先には彼氏のシャツが廻っている。。
ミデアムテンポで、服部祐民子の「日曜日」に似ている。でも、あの歌詞と比べると、リアリティに欠ける。
7.ブルー ★★★☆
アニメ「名探偵ホームズ」のエンディングでダ・カーポが歌っていたような暖かい曲。
遅いテンポの曲は苦手なのだが、メロディが良いので飛ばすこともない。
8.くちぶえ ★★★★☆
惜しい。。。
乱高下するメロディはミスチルを連想させ、大好きなメロディなのだが、いまひとつブレイクしないアレンジが消化不良を感じさせる。
生演奏のドラムの味がよく出ていて、独特のリズムが魅力的。
9.よるのなか ★★★☆
スローな曲調でありがちな曲なのだが、歌詞がちょっとやらしくてずーんと耳を持っていかれて思わず聴き込んでしまう。
♪「大人になるのは案外簡単で、思ったより痛くなかった。」
↑これを聴いた瞬間に耳は歌詞の一字一句を漏らすまいと凄い集中力を発揮する。
10.手紙 ★★★★
カントリー調のしんみりとした曲なのだが、メロディの良さは随一
ボーカルも一発撮りしてるようなアナログ風の録音でおもしろい。
総評.★★★★(8点/10)
「ピンキーちょーだい!!ピンキーちょーだい!!」のCMで一世を風靡したこともあるピンキーの中の人。
フォークを基調としたサウンドは、うるさくなくて聴き易く心地よい。。声質は持田香織で曲調はaikoかしら。例えるならアコースティックなELT。
個人的にはワッフルズ以来久しぶりに当たったアーティストで、ハマッている。
同じ時期にKOKIAも聴いていてそっちのほうがインパクトがあったんだけど、なぜかこのアルバムが聴きたくなってしまって、KOKIAに入り込めなかった。
両方をMDに落としてじっくり聴きこむと、なるほど、メイコは全曲良かったのだ。
(ちなみにKOKIAは機械で作りこんだサウンドが不自然で、
 かつ歌詞をきっちり聴いてるとありえない日本語のイントネーションで酔ってしまい気持ち悪くなってしまった。
 昔、関根勤さんが、「ウタダヒカルの日本語はおかしい」って言ってたけど、それだ!!
 フォローしておくと、彼女の歌唱方法はエンヤ・フェイオンに通じるものがあり、インパクトがあるので、
 ブレイクする可能性は高いなーと思ってます。)
で、メイコの話に戻すが、基本的に遅いテンポの曲は苦手なのだが、このコはメロディが良くきっちり聴かせてくれる。
そうところは、スネオヘアーに通じるものがあって、僕の中ではこの2人の才能は五分だ。
でも、このコは女のコだし、ボーイッシュな髪型も好みなので、素直に好き。それにたくさんライブ(無料も多い)をやっているのも好印象。
こういう努力家には売れて欲しいな
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:8th. 203-205 荻野目洋子萌え2004.06.05.

1.ラッタッタ ★★★☆
インスト。アコギと鍵盤とハーモニカというチープなサウンドでで同名の歌がある「たま」がやりそうな曲。
どっちかというと「しょぼたま」だね。たぶんこのコはそれを知っててやっているのだろう。
知久さんが作りそうな良い曲です。
2.ソイトゲヨウ ★★★★☆
アコギのアルペジオから静かにはじまり、バイオリンにチェロ、ヴィオラまで加わって
サビでは感動的なメロディを奏でる現在の彼女の代表曲で、評判もいいみたい。
歌詞が良いってみんな褒めるが、僕はそれほどでもないと思う。
3.桜の頃に ★★★★
やはりアコギから始まりサビではそこそこに盛り上げてくる曲で曲構成がABABCBCパターンであっさり終わる。
このあっさり感が好き。
4.メロディ ★★★★☆
タイトルどおり、メロディラインは彼女の曲の中でも一番美しい。しょっぱなからブレイクする曲で、勢いがある。
渋谷のタワレコでアヴリル・ラヴィーンの新作の3曲にハマって5回ぐらい試聴して、「う~ん」って唸りながら駅に向かうとき
MDでこの曲のサビが流れたのだが、メロディ・勢いともに負けてなかったのには、驚いた。
5.いいこ ★★★
ピアノ弾き語りの静かな曲。ここで小休止って感じ。
6.もしも私がお母さんになったら ★★★★
牛乳普及協会のCMソング(神田うの出演)で、かわいらしい曲。
この曲は、「いいのまさよし」さんが作曲しており、曲自体もいいしアルバムの幅を広げることにも成功している。
7.あめふり ★★★★
編曲の元ネタは、モンキーズの名曲「デイドリームビリーバー」で、軽やかなピアノが印象的。
ドラムとタンバリンもメイコちゃんが演奏していて、しょぼさ加減も良い
8.空と海 ★★★★
オルゴールの音色とアコギのアルペジオの伴奏が美しい佳曲。このアルバムでは数少ないバラード系。
途中、僕が大好きなBEYONDの名曲「遥かなる夢に」を連想させる編曲があったりして、ちょっと堪らないものがある。
9.せかい ★★★★
アップテンポの軽快なポップソング
10.家路 ★★★★☆
最後は壮大なバラード。きっちり風景が浮かぶ歌詞で、唯一歌詞がいいなーって思った。
総評.★★★★☆(9点/10)
「ピンキーちょーだい!!ピンキーちょーだい!!」のCMで一世を風靡したこともあるピンキーの中の人。
このCMには、トモフスキーにもオファーがあって、非常に残念がっていた。トモフファンの僕にとっては、本来なら憎っくき小娘である。
ところが、最初彼女のCDを見たとき、「拝啓 メイコ」と勘違いして読んでしまい、
「うわっ なんておもしろい名前をつけるコなのだろう?ちょっと聴いてみようかな」と、試聴したのが、このアルバムだった。
アコースティックで、英語の出てこない、フォーク調のこのアルバムの第一印象は
「ふっ 服部祐民子ほど、歌詞に力がないね。サウンドも地味すぎる。ワッフルズにはかなうまい。でもメロディは、良質だなー」といった感じで
正直買うほどのインパクトは無かった。
今は逆にアップテンポの曲が多くて、聴きやすいし、彼女の最高傑作だと思っている。
ワッフルズのけふこちゃんと拝郷メイコ、この2人は、アルバム単位では、まだ飛ばしちゃうような駄曲を作ってなくて
(個人的にね。多分音楽の趣味、好きな曲とかも似てるんでしょう)そういう人に出会えたことは素直に嬉しいです。
ただ歌詞に関しては、もっと精進して欲しい。ココロをギュッと締め付けるようなそんなフレーズが聴きたいな。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 703-706 荻野目洋子萌え2005.10.02.

1.いちりん ★★★☆
軽快なアップテンポ曲。
ピアノ、アコースティック、ドラム、バイオリン等きちんと人間が演奏しているので、それぞれ主張してきて飽きがこない。
2.ふと ★★★☆
イントロはおもしろんだけど、本編は↑と同じようなアップテンポ曲でなんでこの2つの曲を並べたのか理解に苦しむ。
曲単体としては良い曲でCサビで一気高音につけぬける爽快感がココチ良い。
3.どれどれの唄 ★★★
2005年読売新聞のCMソングの完全版。
シンプルなメロディに子供にも分かりやすい歌詞で、ライブで初めて聞いた時は、その見事な作曲才能に舌を巻いた。
プロの作曲家でも難しい注文をよくこなしたなーってね。
難波のベートベン キダタローも大絶賛でしょう。
4.冬入り ★★★★
バイオリン、ビオラ、チェロと壮大なスケールでおくる3拍子のバラード
3曲目の「どれどれ」もかわいらしい3拍子なんだけど、この曲では3拍子の違う側面を見せてくれている。
ゆらゆら揺れながらギターを弾いて熱唱してるところが目に浮かぶ。
5.蒼い花 ★★★★
今秋公開予定の映画「変身」主題歌。
この曲だけ、作詞作曲 崎谷健次郎 一時期はシンガーソングライターをしてた人で懐かしい名前。
プロの作曲家らしく楽曲にきちんと色づけができていて合格点のメロディ。だがサビにかけての盛り上がりに欠ける。
いかにもミスチル登場以前のアーティストだな~って思っちゃう。
実はここらへんの作曲能力は、メイコちゃんのほうがうまいので共作すればおもしろかった。
6.変身願望 ★★
ゆったりとした今までにない雰囲気を持つ曲。歌詞がぐっとくる人には良い曲かもしれない。
編曲家に新しい人を迎えているが、それが良い結果に繋がったとは思えない。メロディがイマイチなのをカバーしきれていない。
メイコちゃんとしては伊藤サチコの「赤い魚」を意識したんじゃないかな?
7.君と海 ★★★★
1、2曲目以来の軽快なアップテンポ曲。80年代っぽいギターサウンド、アレンジがユニークでおもしろい。
2ndアルバムの「空と海」と似たような開放感溢れる曲。
8.帰り道 ★★★★★
2005年上半期我的1位作品。流れるようなカンペキなメロディに、情景の見える歌詞。
部活が終わった後、好きな人と歌を歌いながら帰った道
「あの頃描いた未来は見つかった? その道がいつまでもいつまでも続いたら良かったのに・・・もう追い越していっちゃうよ。」
20台後半の売れないシンガーソングライター拝郷メイコがふっと後ろを振り返った作品だが、この歌詞は30代にも響くものがある。
あの時描いた未来をもう追い越しちゃったんだよな~ってのはあるんだよね。年齢的に。
ミスチルの「未来」も良いんだけど、この曲はさらに哀愁が漂って自分の経験が蘇ってくるから、2重3重に味わい深くなる。
メロディ良し、歌詞良し、アレンジ良し、演奏良しの完璧な作品で現時点で拝郷メイコの最高傑作だろう。
9.ものがたり ★★★★
この曲もバラードなんだけど、↑の作品が生演奏でベース、ドラムがちゃんと主張してきておもしろかったのとは対照的に、
ロックバラードでビートの強い曲に仕上がっている。エレキギターがグイングイン鳴ってくる。
テーマは良かっただけに歌詞に力がないのが残念。
10.夏の神様 ★★★
ギターと歌だけのシンプルな曲。メロディのデキが良い分、歌詞にもうちょっと味があればおもしろかった。
総評.★★★☆(7.5点/10)
都立高校フォークソング部出身のシンガーソングライター拝郷メイコの3rdアルバム。
恐らく女性アーティストではアコギのうまさで彼女の右に出るものはいないだろう。
ほとんどのライブをギター1本の弾き語りで行い、ライブの回数も尋常ではないので、必然的にうまくなっちゃったんでしょう。
立ちながらストロークからアルペジオまでなんでも一人でやってしまう。
それでいてMCもおもしろく自然なファンサービスが出来るコなので知名度のわりには驚くほど固定ファンが多い。
このアルバムはタイアップが2つもついちゃって、とうとうヤマハも実力に見合った投資をしてくれたか
これで一気にブレイクしちゃうかも?とファンをハラハラさせた作品だが、今現在売れる気配はまったくない。
スレではなぜ売れないのか?議論が常にループしていて結構みんなマジだ。
作曲の才能は相変わらずで安心したが、作詞にかんしては「帰り道」以外はいわゆる普通の歌謡曲。
もうちょっとフォーク系の情景が見えるものの割合が増えたら嬉しい。
それと今回は編曲家に若手を登用しているが、ちょっとシンプルすぎる。彼女には藤井理央という優秀なアレンジャーがいるので凄くもったいない。
今までの作品の実績から見ても、もうすべての楽曲を彼に任せてもいいと思う。ミスチルだって小林武史がいてこそなんだから。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)