Reviewer:16th. 404-406 名無しのエリー2008.01.23.
1.m.c.A・T is 2 Funky. ★★★★★
冒頭から「Funky m.c.A・T,m.c.A・T is 2 Funky…」と繰り返すマインドコントロールなコーラス。 自分で言っちゃった!
ちなみに歌詞カードによるとこれが曲中17セット入る。
イントロが終わり歌が始まるといきなり「どうだい!抜群のビート!光り出す稲妻のベース!」 自分で言っちゃった!
もうちょい聴いてから判断したいんだが…。
ブートキャンプばりにHow to エンジョイなグルーヴ・レクチャーが始まり、果ては争いの仲裁にまで入ってしまうスケールの大きさ。
これがm.c.A・T'sグルーヴ。最強の出囃子。
ちなみに歌詞カードによるとこれが曲中17セット入る。
イントロが終わり歌が始まるといきなり「どうだい!抜群のビート!光り出す稲妻のベース!」 自分で言っちゃった!
もうちょい聴いてから判断したいんだが…。
ブートキャンプばりにHow to エンジョイなグルーヴ・レクチャーが始まり、果ては争いの仲裁にまで入ってしまうスケールの大きさ。
これがm.c.A・T'sグルーヴ。最強の出囃子。
2.Coffee Scotch Mermaid ★★★
まずコーヒースコッチマーメイドは誉め言葉なのか。試しに言ってみるか。
「お前って夏とか似合うよなコーヒースコッチマーメイド」 無理だ。
「ん?後半部分のみ復唱せよ」とか言われる。
長すぎて会話に盛り込むには無理がある。それでいて意味が分からん。それを面と向かって言うのがm.c.A・T'sグルーヴ。
ブーンブーンとかザーンザーンとかの擬音で臆面もなく韻を踏んでいるが、
それどころか「だ~んだ~んとクールじゃいれない」などと堂々と歌詞カードに表記している。これがm.c.A・T'sグルーヴ。
ちなみに彼はグルーヴを「GROOVe」と表記しているのだが、さすがにそれはイヤなのでここでの表記は「グルーヴ」に直してある。
「お前って夏とか似合うよなコーヒースコッチマーメイド」 無理だ。
「ん?後半部分のみ復唱せよ」とか言われる。
長すぎて会話に盛り込むには無理がある。それでいて意味が分からん。それを面と向かって言うのがm.c.A・T'sグルーヴ。
ブーンブーンとかザーンザーンとかの擬音で臆面もなく韻を踏んでいるが、
それどころか「だ~んだ~んとクールじゃいれない」などと堂々と歌詞カードに表記している。これがm.c.A・T'sグルーヴ。
ちなみに彼はグルーヴを「GROOVe」と表記しているのだが、さすがにそれはイヤなのでここでの表記は「グルーヴ」に直してある。
3.Funky Gutsman! ★★★★★
いきなり「熱い熱~い命~ ファンキーガッツマ~ン」と始まる。
どう考えても本人のテーマ曲だが、実際はモテない不器用な友人を励ます歌。
「ファンキー」の部分にラッキーとかラブリーとかロンリーとか当てはめて複数のガッツマンを使い分ける様子からは、
本気で友人を応援する気持ちなど微塵も感じられない。
「赤い赤い血潮」「赤い赤い夕日」と漢な詞世界が熱い。
「愛する仲間よ」までならまだしも、「お前が好きだ~」と朗々と歌い上げるのはやりすぎだ富樫。
どう考えても本人のテーマ曲だが、実際はモテない不器用な友人を励ます歌。
「ファンキー」の部分にラッキーとかラブリーとかロンリーとか当てはめて複数のガッツマンを使い分ける様子からは、
本気で友人を応援する気持ちなど微塵も感じられない。
「赤い赤い血潮」「赤い赤い夕日」と漢な詞世界が熱い。
「愛する仲間よ」までならまだしも、「お前が好きだ~」と朗々と歌い上げるのはやりすぎだ富樫。
4.灼熱のMY BABY ★★
「きざな野郎が湧いて出てきてもうやだな」の部分の変な情感の込め方が面白い曲。
「もってけ!セーラーふく」が売れてる頃、
「日本語の自然なイントネーションを重視している事が他の日本語ラップにない良さを生んでいる」的な評価を目にしたことがあるが、
本気でそう思うならその人にとってm.c.A・Tこそうってつけといえる。
個人的には富樫の今作がこんな感じのキモさだったから邦ラップが英詞的なイントネーションに流れた、と解釈したが。
カラオケのメロディガイドみたいな音がメロディ全般をなぞるという謎のB級要素も投入。
「もってけ!セーラーふく」が売れてる頃、
「日本語の自然なイントネーションを重視している事が他の日本語ラップにない良さを生んでいる」的な評価を目にしたことがあるが、
本気でそう思うならその人にとってm.c.A・Tこそうってつけといえる。
個人的には富樫の今作がこんな感じのキモさだったから邦ラップが英詞的なイントネーションに流れた、と解釈したが。
カラオケのメロディガイドみたいな音がメロディ全般をなぞるという謎のB級要素も投入。
5.From Summer Time...if's All Right... ★★★★★
楽曲自体は爽やかだが、富樫のラップに威力がありすぎてゆらゆら帝国の「タコ物語」並にキモい出来に仕上がった曲。
もはやポエトリー・リーディング。歌詞カードを開いた瞬間無理だと思ったが、逆にアリな曲。
詞も凄いが、モテキャラ設定でどっぷり浸って歌うその語り口調が面白い。
「そうさ受話器でいいから言ってみろよ お・れ・が・好・き・だ・と・お・れ・が・必・要・だと(だと だと…)」
これが凄い。もう熱唱したろか。弾き語ったろか。
もはやポエトリー・リーディング。歌詞カードを開いた瞬間無理だと思ったが、逆にアリな曲。
詞も凄いが、モテキャラ設定でどっぷり浸って歌うその語り口調が面白い。
「そうさ受話器でいいから言ってみろよ お・れ・が・好・き・だ・と・お・れ・が・必・要・だと(だと だと…)」
これが凄い。もう熱唱したろか。弾き語ったろか。
6.I Miss U ★★
8ビート質なカクカクしたラップが印象的な曲。
敢えて言葉を少なめに乗せて初心者にも聴き易くする、それがm.c.A・T'sグルーヴ。
ここまでスカスカなラップやる人は近年見かけない。個人的に彼に期待する詞はもっと異質なものなので、普段とばす曲。
敢えて言葉を少なめに乗せて初心者にも聴き易くする、それがm.c.A・T'sグルーヴ。
ここまでスカスカなラップやる人は近年見かけない。個人的に彼に期待する詞はもっと異質なものなので、普段とばす曲。
7.Gold Chocolate ★★★
「今日もレッツゴーだい!」と少年キャラで始まり、金が全ての世の中を皮肉るアップテンポな曲。
楽曲自体の出来はなかなかファンキー。「恋人をボンボンにとられチマッタ」というカタカナ表記が妙に気になる。
若者っぽく表現しようとして見誤ったのか。
楽曲自体の出来はなかなかファンキー。「恋人をボンボンにとられチマッタ」というカタカナ表記が妙に気になる。
若者っぽく表現しようとして見誤ったのか。
8.Bomb A Head! ★★★
彼の作品の中では有名曲だが、曲者揃いの今作中にあっては地味な曲。
「Oh ハマーじゃないしマイケルじゃない ずばり見せてやろうかストリートのダンス」と歌っているので、
おそらくマイクの向こうで踊っていたのだろう。 見えないが。
ちなみに彼は好んで「アーイェー」と言うが、よくよく調べると「ah-yea-h」というタイトルのアルバムまで存在する。
ピロウズでもそこまでは無理。
「Oh ハマーじゃないしマイケルじゃない ずばり見せてやろうかストリートのダンス」と歌っているので、
おそらくマイクの向こうで踊っていたのだろう。 見えないが。
ちなみに彼は好んで「アーイェー」と言うが、よくよく調べると「ah-yea-h」というタイトルのアルバムまで存在する。
ピロウズでもそこまでは無理。
9.愛は 2 shy ★★
まともな恋慕曲。今更そういうのいいから、という気もするが、歌唱力を披露した意味では成功か。
悪くない曲もあるし、正統派な作詞をしてればもっと大衆ウケの良い作品ができたのでは、というもう一つの富樫像を想像させる曲。
悪くない曲もあるし、正統派な作詞をしてればもっと大衆ウケの良い作品ができたのでは、というもう一つの富樫像を想像させる曲。
10.Girl, Girl, Girl ★★★★★
トドメにはお待ちかねのキモ曲。
メロディを歌うかと思わせていきなりラップになったり、ラップでありながら1音1音じっくり歌いすぎたりと、
歌詞カードを見た印象以上に凄まじい出来に仕上がった、 m.c.A・T'sグルーヴ 全開の曲。
変にセクシーな語り口調でアホアホな詞のラップを悠々こなしていく恐るべき男、富樫の真骨頂。ツッコミ所満載。
メロディを歌うかと思わせていきなりラップになったり、ラップでありながら1音1音じっくり歌いすぎたりと、
歌詞カードを見た印象以上に凄まじい出来に仕上がった、 m.c.A・T'sグルーヴ 全開の曲。
変にセクシーな語り口調でアホアホな詞のラップを悠々こなしていく恐るべき男、富樫の真骨頂。ツッコミ所満載。
総評 ★★★★
DA PUMP等のプロデュースで知られる、m.c.A・Tこと富樫明生のセルフプロデュースによるデビュー盤。
J-R&B夜明け前の1994年、彼なりの解釈で日本風に翻訳したR&Bの姿を世間に打ち出した野心作。
製作時に客観的なアドバイスをくれる友達がいなかったのか、詞の偏り具合が凄い。漫画家に例えるなら島本和彦。
流行りの先端を行くがチャラチャラしておらず情熱的なハートもちゃんと持ってるモテ男、というのが基本のキャラ設定になっているが、
ビジュアル的にもそうした役割が彼には荷が重く、熱血だけが浮き出てキモくなっているのだが、それはそれで結果的に非常に面白い形で結実している。
自分としては屈指のネタ盤だが、ジャケ写の彼の目はマジだ。実際、楽曲自体は良いものもあるので始末に負えない。
当時そこそこ売れており、J-R&Bがこの形で根付きかけたという、今思えば冷や汗ものの恐るべき作品。
J-R&B黎明期を堪能したい人にお勧め。あと元気になりたい人に。
J-R&B夜明け前の1994年、彼なりの解釈で日本風に翻訳したR&Bの姿を世間に打ち出した野心作。
製作時に客観的なアドバイスをくれる友達がいなかったのか、詞の偏り具合が凄い。漫画家に例えるなら島本和彦。
流行りの先端を行くがチャラチャラしておらず情熱的なハートもちゃんと持ってるモテ男、というのが基本のキャラ設定になっているが、
ビジュアル的にもそうした役割が彼には荷が重く、熱血だけが浮き出てキモくなっているのだが、それはそれで結果的に非常に面白い形で結実している。
自分としては屈指のネタ盤だが、ジャケ写の彼の目はマジだ。実際、楽曲自体は良いものもあるので始末に負えない。
当時そこそこ売れており、J-R&Bがこの形で根付きかけたという、今思えば冷や汗ものの恐るべき作品。
J-R&B黎明期を堪能したい人にお勧め。あと元気になりたい人に。
(★5個が満点。)