アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : みどりかわしょぼう。

Reviewer:9th. 605-609 荻野目洋子萌え2005.04.02.

1.顔 ★★★☆
主人公は、まだ恋をしたことがない黒髪の女子高生。かたくなに処女を守り通してきた彼女が今、一大決心を・・・
ライブで弾き語りで聴いたときはクセのあるメロディが嫌いだったが、バンドサウンドで随分聴きやすくなった。
サビの後ろで響くボンゴがおもしろい。
2.笑って俺について来い ★★★★
主人公は、丸の内で働くOLと同棲しているフリーター。彼女が仕事から帰ってくる頃に彼は居酒屋に働きに出かけていく・・
メロディがキャッチーで、居酒屋に向かう彼の後姿が目に浮かんでかっこいい。
3.だまって俺がついて行く ★★☆
主人公は、ヒモ。今日も彼女を送り出して掃除、洗濯、お買い物・・・
2曲目と正反対の主人公で、多分それだけのために作ったんじゃないかな?メロディライン、歌詞ともに平凡
4.それぞれに真実がある ★★★★★
主人公は、×1の男。パパはママと別れることになったけどお前に一言だけ言っておきたいことがあるんだ・・・
【2003年度自分的お気にスレ】で、1位に挙げた曲。凄いチカラのある曲で、名曲でしょう。
(本当は、その2003年度に2位に挙げた曲のほうが良かったんだけどそっちは、いまだにCD化されてない。
どっちにしろこの2曲は突き抜けていて、どんな時代でもヒットするでしょう。)
最初聴いたときは、なんて身勝手な唄だろうって思って名曲だなんて思いもしなかったけど、
あれから何十回も聴いていろんなミュージシャンの曲を聴く中で、やっぱりこの曲は凄くチカラのある曲だったと素直に思う。
現代のさだまさし。今時の「関白宣言」ってところか。
たった一人の娘のためだけに歌った曲だが、離婚が急増している日本の今をきっちりと切り取った作品になっている。
5.馬鹿兄弟 ★★★★★
主人公は、売れないミュージシャン。
多重債務でチンピラに脅されていた弟が一通の遺書を残して失踪。母親は警察に捜索願いを出したが・・・・
【2004年度自分的お気にスレ】で、2位に挙げた曲。売れないミュージシャンとはミドリカワ書房自身のことでほぼ実話。
「under pop」というオムニバスCDに収録されていているバージョンのほうがドラムがロックしていて好き。
完全に1つのストーリーに仕上がっていて、完成度が高い作品
6.保健室の先生 ★★★☆
主人公は、吉祥寺から徒歩7分のマンションに住む保健室の先生。今日も私を目当てに仮病の生徒がやってくるわ・・・
アングラな歌詞・アレンジで一風変わった曲だが、ミドリカワ臭がもっともよく出ている作品だろう。
空き地に捨てられているヌード雑誌みたいな曲
7.雄と雌の日々 ★★★★☆
主人公は、産婦人科の長イスに座って目の前の扉をみつめている。今、その扉の向こうで彼女が中絶の手術を受けているんだ・・・
キャッチーなメロディと抜群におもしろい歌詞で、一回聴いたら忘れられない。ライブで初めて聴いたとき笑っちゃった。
8.ユミコ ★★★☆
主人公は、浮気したユミコを引っ叩いて雨の中家を出て行く・・・
エッジのきいた軽快なアコギのリズムが心地よい。間奏では思わずニヤっとしちゃうメロディあり。
9.居るんだ ★★★★☆
主人公は、彼女と別れて、ひとり家でタバコをふかしている。ひとりで飲むビールが、なんだかいつもより苦いんだ・・・・
80年代後半の名曲のかおりがする必殺のバラード。誰が聴いてもよい曲でしょう。逆に言えば個性がない。
10.チューをしよう ★★★☆
主人公は、緑川伸一。この曲だけ、メッセージソング。
クセの強い彼の曲の中では、紅一点の爽やか系ソング。
総評.★★★★☆(9.3点/10)
80年代のポップなメロディと「さだまさし」の歌詞を合体させたフォーク系シンガーソングライター。
まず飛びぬけているのがメロディーメーカーとしての才能。次に飛びぬけているのが作詞家としての才能で、このアルバムは1曲1曲が物語になっている。
トモフスキーの「オレンジ~」は星新一のショートショートだったけど、このコは短編集だね。
情景の描きかたもうまく、初見からメロディと歌詞の世界2つを同時に楽しむことができる。
田辺マモルの影響もきっちり受けているので、イヤらしいムフフな歌詞も楽しめる。
ただし、あまりにも出来すぎているので、抵抗を感じる人も多いだろう。あざといっていうか、作り過ぎというか。
もともと、田辺マモル主宰の「文芸ミュージシャンの勃興」というアレなタイトルのコンピに参加していて一番良い曲(4曲目)を唄ってたのが彼だった。
他に、アナログフィッシュ、東京60ワッツ、チョコレートパフェが参加していていろいろと発掘させてもらった。
フジファブリック同様、すでに唯一無比のオリジナルティを確立しちゃっているのでさっさとメジャーにあがって欲しい。
正直これだけ才能あるミュージシャンの担当になる人がうらやましい。
欠点は、歌唱力がないところ。芸能人オーラがないところ。アルバムが飽きやすいところ。
※なおレビューには一部フィクションが含まれています。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:23rd. 465-468 名無しさん@そうだ選挙に行こう2010.07.11.

1.SAVA ★★★
一曲目から最近のトレンドを取り入れた壮大なネタ曲wwww
主人公がひたすら鯖について語る。語る。語る…というかその鯖への執着心はどこから来たんだwwww
曲はDaft Punkの「Robot Rock」のパロディのような気もするが、この際どうでもいいような気もする。
2.私の恋愛 ★★★★★
女子大学生の危ない恋の末路を端的に描いた哀しい、でもどこか怖い歌詞。
そしてそれを裏付けるような哀愁溢れる、でもポップな作曲。いきなりミドシンの真骨頂。
歌詞の出来が素晴らしい。女性歌手の曲より女らしい。
3.~お茶の水クライベイビー
冒頭に「~」が付いているトラックは、眼鏡のナイスミドル茂木純一によるコントです。
採点はしませんが、曲とリンクしててなかなか面白いので、聞き逃し厳禁。
矢印、紐、ちっちゃいギター…裕也君ダメだろそれでは…
4.誰よりもあなたを ★★★★
恋する女の子(但し異常)の気持ちを描いた胸キュンラブソング(但し怖い)。
底抜けに明るい作曲が却って怖い。フルートの可愛い響きが素敵。
因みに自分はヤンデレ好きなのでこの曲聴いているとニヤけてくる。全てのヤンデレ好きに強く勧めたい一曲。
PVの出来が歌詞ではわからない部分も地味に補完されてたりとかしてて素晴らしいのでそちらも是非。
5.サヨナラニッポン ★★
外国労働者の悲しい心境を描いた曲。ラストのフレーズがまた哀しい。
でも曲としては結構地味。嫌いではないんだけれども、わざわざ取り上げる出来ではない。
6.~毒が3倍(当社比)
子供の声wwやめてwwww キャッチフレーズに茂木氏のセンスが光る。
7.君と今夜こそ ★★☆
ベンチャーズ風の歌謡ロック。この曲は歌詞が面白すぎ。
夜の浜辺でひたすら(性的な意味の)ホテルに行こうと誘い続ける男の曲なのだが、途中で性欲が昂ぶり過ぎてとんでもないことを口走っているw
8.生きて死んで ★
風俗嬢の曲…かな?正直地味で、いつも飛ばしてしまう。
どうやらかなり昔からあった曲の模様。
9.~TDJ
ファーストにも登場しているタクシードライバーの喋り。終わり方が若干不気味。
10.頑張るな ★★★☆
何かの病気(多分うつ病か何か)にかかった部下を気遣う上司。
さっぱりとした明るい曲調とブラスアレンジの小気味よい響きがよく合っている。
聴いていると少し元気をもらえそうな「逆」応援歌。全ての現代人に贈る。
11.~ナポリタン
ちょっと面白さがよく分らない…
12.危険な二人 ★★★★☆
ギターがガンガン鳴る、一時期の椎名林檎を思わせるミドシンには珍しいタイプのロックチューン。
やはりメロディメイキングは抜群。アウトロで疾走していきながらフェイドアウトする展開が良い。
歌詞は歌詞カードを見ると意味がわかる様になっている。そして歌詞の意味がわかるとミドシンの叫びが怖い。
13.~謝罪会見 ~しっとりとつぶつぶmix~
しっとり大名ってどんなお菓子なんだろう。
14.ごめんな ★★★★★
いじめに遇った息子を気遣う父親の曲。
このメロ、アレンジが嫌いな日本人なんているんだろうか?歌詞との相乗効果で泣ける泣ける。
ぼそぼそと歌うミドシンの歌唱が曲が進むにつれどんどん力強いものになる様はもう鳥肌モノ。
個人的にこのアルバムの目玉。
15.おめえだよ ★★★☆
イントロの不協和音から既に嫌な予感しかしない、ミドシン屈指の問題作。
再婚した男が妻の連れ子を殺してしまうのだが、それよりも怖い展開が更にもう一段あるのが上手い。
そして最後の展開で「おめえだよ」の厭な理由がわかるという…曲は完全に詞に負けていると思う。
16.~続・謝罪会見 ~デリケートハネムーンmix~
国内にハネムーンというのはありなのか?いや、別にアリなんだろうけど。
17.春よ来るな ★★★★☆
春から上京する娘に父親が語りかける親心。これまた日本人なら必殺モノのアレンジと曲。
演奏の音の薄さが一気に解消されるアウトロが感動的。間奏のサックスが良い味出している。
歌詞の最後でちょっとだけ下ネタを絡ませるのだが、それが逆に切ないという不思議w
18.~耳 for You
橋爪?橋爪なのか?
総評.★★★☆
J-POP界の無頼派(自称)、ミドリカワ書房のサード・フルレングス。
「誰よりもあなたを」と「おめえだよ」のせいでなんだかスキャンダラスなイメージがあるが、そのほかの曲は意外と平和だと思う。
少なくとも前作には反省の色ゼロの轢逃げ犯と死刑囚が出てきた(というか前作が濃過ぎ)ので、それに比べると大分平和な感じ。
いやそうでもないか。でもいじめはちゃんと解決してるし、不倫も哀しい結末ではあれど一応の終焉を迎えているし、
あとはドン引きされそうなのはストーカーと殺人犯だけか。もう一つあるがあれは分りにくいし大丈夫そう。要するに、結構聴きやすい。
ファーストが一番聴きやすいだろうが、ファーストはインディーズ録音の悪い点が結構顕著に出てしまっているので
(これもインディーズなのだけれど、ソニー傘下のレーベルのため予算が増えたのか堅実な音作りになっている)
意外と初心者はこっから入るのが一番良いかもしれない。歌詞もこっちの方がバリエがあって面白いし。
メロディライティングはもはや言う事が無いクオリティ。しかし、アルバムの構成はあまりいいとは言えない。若干の中弛みが気になる。
人とちょっと違う音楽を聴きたい貴方に。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.3,6,9,11,13,16,18は星評価なし。)