アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : まい・りとる・らばー。

Reviewer:7th. 239-240 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.27.

1.Magic Time ★★★★★ 早朝のモヤの中を走る通勤電車が頭に浮かんだ。まだ眠いイメージ、まさにアルバム最初の曲。
2.Free ★★★★ 昼休みっぽい。息抜き的な曲だと思うので、2曲目にあるのは疑問。間奏はコミカルで良い。
3.白いカイト(Album Version) ★★★★★ ずっと鳴ってるトタンを叩くような音が好き。爽やかで元気が出る。
4.めぐり逢う世界 ★★★★★ ピアノと、終盤リズムを取るギターが良い。これまた元気の出る曲。
5.Hello,Again ~昔からある場所 ★★★★★ 大ヒット。サビは一度聴いたら残る。声のイメージにもぴったりだと思う。
6.My Painting ★★★★★ 行進曲なイメージ。デビュー曲のCWだが、正直こっちの方が好き。
7.暮れゆく街で ★★★★ バックが静かすぎて苦手だが、美しい音だと思う。気分次第でだいぶハマるかも。
8.Delicacy(Album Version) ★★★ コレは普通だと思った。サビの「・・だけで~」は無理矢理入れてる感じがするけど」そこが良い所なのかも。
9.Man & Woman ★★★★★
デビュー曲。小学校の給食の時にかかりまくったので聞き慣れすぎた。キャッチーでサビが癖になる。頭の中でぐるぐる回ってる感じがする。
10.evergreen ★★★★ イントロは良い雰囲気。サビで入るサックス?が浮いてる感じがする。
総評.★★★★★
久しぶりに聴いたら、ハマった。とりあえず捨て曲はない。このバンドの最高傑作だと思う。
気づけば5つ星だらけに・・スマソ。
(★5個が満点。)

Reviewer:12th. 798-800 名無しのエリー2006.08.06.

1.Magic Time ★★★
歌詞の通り霧のヴェールがかかった情景を思わせる、ぼやけた感じのキーボードから始まる曲。
シングルに出来る程の曲ではないが、アルバム曲ならではの不思議な魅力がある。
ややたるい印象は受けるけど、オープニングとしては最適かと。
2.Free ★★
タイトルの通り自由奔放な感じのする軽快な曲。どこにでもいるような女の子を描いた歌詞と、この軽快な曲との相性が良い。
ただ、幻想的な前曲からこの曲に入ると「ん?」と思ってしまう。
それと狙ってるのかどうか分からないけど、編曲がやや手抜きというか薄く感じる。
3.白いカイト(Album Version) ★★★★☆
夏空の下でのわくわく感やちょっとした感傷を同居させたような曲。跳ねるようなギターや楽しげなブラスの音など、編曲にも隙がない。
ヴォーカルの幼いというか純粋な声質を映えさせることに成功している一曲。
4.めぐり逢う世界 ★★★☆
空から降り注ぐような電子音から美しいピアノ、そしてヴォーカルとパートが増えていき、目の前に情景が広がる編曲が見事。
悲しいメロディーなわけではないけど、なぜだか心の琴線に触れてくる。
こういう曲を作るのが本当に上手いよなぁこのユニット。
5.Hello,Again -昔からある場所- ★★★★★
ドラマ「終わらない夏」の主題歌にも使われた大ヒット曲、そしてそれとともに名曲。
セピア色の映像が思い浮かぶようなノスタルジックかつ切ないメロディーと歌詞。そして何より混じり気のない少女のような透明感のあるヴォーカル。
全ての要素がかみ合ってこの曲の良さが構築されている。
サビだけでもいい曲だけど、Bメロからの転調の仕方が見事でそこからサビの間はずっと鳥肌物。
6.My Painting ★☆
行進曲のような可愛らしい曲で、自然に体がリズムに合わせて動くような曲。悪いメロディーではないけどなんか古臭い感じで、全体的に02と被る。
それと贅沢かもしれないけどもっと前曲の余韻に浸らせて欲しかった。
7.暮れゆく街で ★★★
夕暮れ時に聞きながら夕陽を見たら、わけも分からず切なくなりそうな曲。
心臓の鼓動のようなリズムと、夕暮れを思わせる美しいメロディーが心地よいスローテンポの曲。
ただ、そのせいか6分という長さもありだるく感じてしまう。
それでも音で風景を描くということに関してはアルバム内でトップクラスかと。
個人的な意見、この曲と前曲を入れ替えたら流れが気持ちよくなるんじゃないかと思う。
8.Delicacy(Album Version) ★★☆
気だるいジャズっぽいイントロから始まり、AメロBメロとその雰囲気のまま続くがサビに入ると普通のポップスでやや肩透かし。
けどサビのラストの「でもちょっとだけ~♪」の部分の脱力具合と浮遊感は気持ち良い。
9.Man&Woman ★★★☆
前曲のポップな部分を煮詰めた感じの曲で、最初から最後までキャッチー。
特にサビのメロディーは物凄くキャッチーで、下手したら一日中頭の中を流れている程。
実に中毒性の高い危険な一曲。
10.evergreen ★★★
このアルバムが表現してた溢れんばかりの切なさ、永遠性など全て集結させたような一曲。
ラストを飾るという意味での位置は凄く良いし、表現したい事は伝わってくるけど、メロディーがいまいち印象の薄い曲。
壮大なアレンジは凄く気持ち良いのに…。 もったいないなぁ。
総評.★★★☆
全体的に懐かしく、耳に馴染みやすい曲が多く聴き易い。
そしてそれらの楽曲と、ヴォーカルとの相性が最高によく、03、05、07なんかはその利点が最大限に活かせていると思う。
もしこれらの曲をMISIAなどの歌唱力のある人が歌っても、楽曲の魅力を三分の一も引き出せないと思う。
このヴォーカルがいたからこそ出来たアルバムじゃないだろうか。
ただ、楽曲と声があまりにも馴染んでいる為に、この幼いヴォーカルの声質が受け付けられない人はとことんダメ。
その点が大丈夫ならば極上のポップアルバムだろう。
他に難癖をつけるなら、01~02や05~07の曲の流れが気になった。
今なら某大型中古店で250円で売ってるので、興味があればぜひ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 281-283 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.02.06.

1.OVER TURE ~Times Circle~ ★★ 普通のインスト。後ろでカチャカチャなってる。次曲に上手くつなげていない気が。
2.空の下で ★★★★ メロの静かな雰囲気からサビで一気に盛り上げる。曲自体は普通かと。
3.My sweet load ★★★★★ イントロは歌謡曲っぽいと思った、なんとなくだが。歌詞と、夏を駆け抜けるような爽やかな感じが好き。
4.回廊をぬけて ★★★★ 歩くような、息抜きの曲だと思う。サビの終盤のメロディが好き。
5.Shuffle ★★★★★
アップテンポの曲。歌詞も盛り上がる感じ。やっぱりトタンを叩くようなドラム(スネア?)の音が好きだ。トランペットやホーンの音がいい感じだと思う。
6.Naked ★★★ あやしい夜という感じのサウンド。多少時代遅れな感じがする。
7.anniversary ★★★★★ ビートルズというか、60・70年代ロックっぽいと思った。かなり幸せそう。
8.NOW AND THEN ~失われた時を求めて~ ★★★★
良いと思うが、なんとなく「Hello,Again」の二番煎じな感じ。
長いアウトロはいらないと思う。もしくはアルバムラストにこの曲があれば良かった。最後のピアノは綺麗。
9.愛のために ★★★★ 現実的な詞。サビでグワッと盛り上げるが、全体的に淡々とした感じ。
10.YES ~free flower~ ★★★★★ 肯定ソングなのだろうか。サウンドは懐かしい感じがする。言葉の数は多くないが、ツボを押さえていると思う。
11.遠い河 ★★★
サビのメロディは印象に残らず、アルバムのシメとしては少々ダラダラしてしまっている気がした。3回ぐらい聴いたら良くなってきた。スルメソングなのかも。
総評.★★★★
いままでロクに聴いていなかったが、個人的にM-3を知ることができたのは儲けもの。
基本的には前作と同じ路線だと思うが、明るく元気な曲が多くなっている。そしてその元気な曲がどれも良かった。
これはレビューじゃないけれど、初回盤のケースの作りがおもしろい。光が歌詞カードに反射して、外箱に書かれている文字が動く動く。
あと歌詞カードの後ろの方のakkoの写真、松任谷由実を意識してる?
ただ単にこういうファッションが昔あっただけかもしれないが。
(★5個が満点。)

Reviewer:4th. 419 名無しのエリー2002.08.14.

1.New Adventure ★★ サビの雰囲気はいいんだけど、何故こう全体的にタルいのか。
2.STARDUST ★★★★ 普通にいい曲!ギターもカコイイ。
3.CRAZY LOVE ★★★ アルバムで聴くとまた違った良さがある。
4.ALICE ★★★★ 王道ポップ。幻想的で良い。
5.雨の音 ★☆ 曲の雰囲気はいいが、ファンじゃない人にしてみれば捨て曲かな。
6.DESTINY ★★★ 歌詞がちょっとなぁ。
7.12月の天使達 ★★ 印象に残りにくい曲。
8.Private eyes ★☆ びみょー。
9.ANIMAL LIFE ★★★☆ シンプルだけど非常にいい曲。
10.Fallin' Blue ★★★☆ 妙な雰囲気の曲。個人的にはすごく好き。
11.Days ★★★★★ 文句なしに名曲。
12.New Adventure(reprise) 実はこの曲の存在ってデカイかも。
総評.★★★☆
アルバムとしてのまとまりはあるかも知れないけどマイラバの王道な曲に欠ける。
シングルのイメージが強い人は敬遠する一枚かも知れない。そのくせ、アルバムとしての深みに欠ける気もする。
Daysがなかったら、個人的にはいただけないアルバムになってたかも。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.12は星評価なし。)

Reviewer:7th. 348-349 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.02.15.

1.New Adventure ★★★★
日常から切り離された場所でダラ~っとしながらもの思う感じ。2番のサビからエンジンがかかる。
2.STARDUST ★★★★★
1曲目の路線だが鬱さが薄まった。歌詞が素敵すぎ。リミックスアルバムまで出ただけあって良曲。
3.CRAZY LOVE ★★★★★
ここでアップテンポな曲。
歌詞に「愛の方程式 解いてね」とか入っていても、なぜか恥ずかしさを感じない。
アレンジが特殊な印象。上手く説明できないが2つ部屋があって、Vo.とストリングスと聴き手が同じ部屋にいて、
壁一枚隔てた騒々しい楽器と合わせて演奏している感じかな。
4.ALICE ~album version~ ★★★★★
一番キャッチーだと思われる曲。購入当初はアルバムアレンジに違和感があったが今は気にならない。
歌詞はかなりハズかしい。
5.雨の音 ~album version~ ★★★★
最初捨て曲だと思っていたがなかなか良い。のたうちまわるようなギターの音が面白い。次曲とつながっている。
6.DESTINY ★★★★
従来のマイラバっぽい。アレンジもわりと普通で安心して聴ける。
7.12月の天使達 ~album version~ ★★★
クリスマスソング(なのだろうか?)心が元気な時なら、かったるくて飛ばしてしまいそう。
今にも死にそうな詞だがこれはこれでいい。
8.Private eyes ★★★★
交信するようなアレンジと、呼びかけるようなメロの歌い方が好き。
サビはハッ!とするけど、「プライベラッア~♪」の部分がちょっと聴き苦しい。
9.ANIMAL LIFE ★★★★
「もっと簡単に考えようよ。」という曲。爽やかな曲調で良い。「動物の動作」ってなんかエロい・・。
10.Fallin' Blue ★★★★
可もなく不可もなく。特に印象に残らなかった。
「振られてから時間が経って多少冷静に考えられるようになったけどまだ寂しい女」という感じだろうか。
11.Days ★★★★★
そして大団円。胸の奥をくすぐられるような曲。マイラバってこういう曲が本当にうまいと思う。
最後のほう(4分半ぐらいから)のAKKOの声が綺麗。
12.New Adventure ~reprise~ ★★★★★
リプライズだが、「Days」の後では解釈が変わった。
1曲目は「どこへ行けば良いの?」だがこれは「さあ、これからどこへ行こう?」という印象。
総評.★★★★★
統一感があって曲も良いと思うので5つ星。駄作だと思って放置していたが、聴きかえしてよかった。
マイラバのこれ以降の方向性が示された作品ではないだろうか。
(★5個が満点。)

Reviewer:17th. 429-431 名無しのエリー2008.04.14.

1.Topics ★★★☆
マイラバのアルバムのオープニングはいつもアンビエントチックなことが多いが、これも靄がかかったような打ち込みが浮遊感漂うミドルテンポ。
打ち込みとキーボードが主体ながら、2番ではアコギを上手く取り入れ印象的な音作りをしてる。サビで響くエレキが心地よい。
AKKOの声を聴かせる作りとなっているが、歌唱力はともかくやはり良い声をしている。中々貴重な存在
2.新しい愛のかたち ★★★☆
イントロからアップテンポで軽やかな打ち込みが響く。打ち込みポップスとしてはかなり教科書通りのアレンジをしており、そつのない出来。
サビで目まぐるしく動くメロディと裏声が何とも言えず気持ち良い。どことなくお伽話のような世界観は90年代の渋谷系を連想させる。
終始鳴っているギターのカッティングと、アウトロのリフが硬質で上手い具合に打ち込みの音に溶け込んでる
3.未来ボリビア ★★★★
曲の雰囲気としては前曲を引き継いでいるのだが、こちらは全盛期に近いブラスなどを使った生音のアレンジ。
行進曲のような軽やかなテンポと、絶え間なく歌うボーカル、ギター・キーボード・ブラスの楽器隊が絶妙なバランスで調和されてる。
どことなく異国情緒漂うのはボリビアだからか、ボリビアどこか忘れたけど
4.日傘 ~japanese beauty~ ★★★★☆
14thシングル。マイラバ全盛期やミスチルに代表されるコバタケの一八番であるゴージャスアレンジがいかんなく発揮された曲。
ポップスのお手本とも言える階段状に上がっていくサビのメロディは、マイラバでもトップクラスのキャッチーさ。
大サビの前のタメでギターのカッティングを入れるという最近のミスチルバラードお決まりのアレンジは、この頃から確立されていたことがわかる
5.赤いグライダー ★★★★
彼女の2ndシングル「白いカイト」へのアンサーソングらしいが、正直それはどうでもいい、って言ったらまずいのかもしれない。
これまでと変わらずキーボードのコードと打ち込みリズムの上にAKKOの透き通った声とギターのリフが乗ってるというアレンジだが、
哀愁漂う歌メロのサビと、同じメロディをなぞるギターのハーモニーがたまらん
6.アスプレイ ~晴れた日の空に~ ★★★★★
前曲の雰囲気を引き継いだ曲だが、これは歌詞、メロディともにマイラバでも屈指の出来。コバタケより藤井の方が作曲センスあるんじゃ・・・
どこか悲しげなメロディが明るい歌詞のはずの曲全体に何とも言えない哀愁を漂わせてる、スピッツに近い雰囲気ですよ。
サビの歌詞の載せ方は中々上手いんではないでしょうか。川本真琴とか桜井みたいなテンポの良さ
7.BABEL'S TOWER ★★★★☆
ここまでの曲とは打って変わってダークなアレンジの曲。イントロでは不穏な雑踏のざわめきが入っていたり、イメージと違う。
低音をなぞるように歌うAメロ、AKKOお得意の超ロリ声で歌う上昇していくBメロ、マイラバっぽい高低激しいサビメロと中々素晴らしい構成。
演奏もいつになくヘヴィで、80年代NWバンドのような雰囲気を漂わせている・・・が!コバタケの歌詞が浮き過ぎ、ドリアンとか出すなよなぁ
8.Like an onion ★★☆
ギターを重ねたり、ベースをうねらせてみたり今作の中では結構バンドサウンドを押し出している曲。
でもそろそろこういうメロディ展開は飽きてくる。上がりきって欲しいとこで上がりきってくれないサビも何か腑に落ちない。
9.午後の曳航 ★★
1をもっとアンビエント全開にしたバックに、エフェクトをかけたAKKOの消え入りそうな声が乗るスローバラード。
メロディは良いしアレンジも凝ってて面白いんだが、同じフレーズの繰り返しがタルい上にサビの裏声が耳障り。結構好き嫌い分かれる曲だと思う。
10.shooting star ~シューティングスター~ ★★★★
13rdシングル。前曲の雰囲気をそのまま受け継いだアンビエント調なバラード。
コバタケは売れる曲を狙う時に同じようなコードとメロディを多用する癖があるが、この曲もまさにコバタケチックなアップダウンの激しい構成。
アレンジもシングルらしく変化に富んでて聴きやすい。ただ歌詞が結構ダサイのが致命傷
11.アシタ ★★☆
これも引き続きアンビエントバラード、3分弱の小曲。何故かギターノイズを入れてみたり、結構実験的なアレンジをしてる。
まぁ可もなく不可もなくにまとめ上げる力はなかなか凄いかもしれん
12.その問題 ★★★★
一転してバンドバンドしてるロックソング。マイラバがバンドだったということをこの辺で思い出す、コバタケはこういう曲も作れるんだな。
楽器隊はどれも決まりきったフレーズを演奏してるだけなのだが、AKKOの声とコーラスワークが凄い良い、メロディも聴きやすいし。
全体的に凄いスピッツっぽい、恐らくギターの藤井はスピッツ好きなんだろう
13.A wonderful life ★★★
1番はシンプルにギターとボーカルを中心に、2番から色々な音を入れてきてる。ラストらしいあっさりとしたミドルテンポ。
アレンジは非常に上手いと思うんだが、ラストにしてはメロディが弱い、転調しても地味。これは1stアルバムの時も思った
総評.★★★★☆
去年何かと世間を騒がせたMY LITTLE LOVERの2001年発表である4thアルバム。個人的には彼らの最高傑作。
3rdアルバムでそれまでのブラスとストリングスを使ったアレンジから、打ち込み中心のアンビエントな音作りへと移行していった彼等だが、
このアルバムもその流れのまま、全体を打ち込み中心に構成しているが、バンドということを忘れずにちゃんとギターも主張している。
また、AKKOの声は好き嫌い分かれそうだが、好きな人にはこの頃が一番良い声をしていた時期なのではないだろうか。
まぁ、コバタケはいろいろと問題もある人だが何だかんだアレンジに関しては天才なことは間違いない。
このアルバム聴いてても理論ヲタで音楽ヲタの彼の色が良く出てる。そんなコバタケが最高傑作と言い、坂本教授も金字塔と褒め称えたアルバム。
僕個人の意見としても、ここ10年のJ-POP史に名前を刻むアルバムなのではないのかなぁと思いますから、是非聴いてみてください。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:17th. 554-556 名無しのエリー2008.05.03.

1.overture ★★☆
56秒という短い曲だが、PRESENTSのovertureと違い歌詞もついてる。歌詞カードを見るとプログラミング小林武史になっている。
コバタケとakkoの軽いお遊び的要素。面白い。
2.イニシャル ★★★★★
My Paintingの様な昔懐かしのマイラバを思い起こさせる明るい一曲。マイラバファンならば「きたー!」と叫びたくなるだろう。
evergreen時代の音質には敵わないものの、コバタケのアイドルポップアレンジの才能は今も衰えていない事が証明される曲。
3.spell ★★★★★
レミオロメンの前田氏が手がけた曲。
レミオの曲では賛否両論分かれる事の多い前田氏だがマイラバでは光っていると言える。
akkoの声が高音やや不安定だが、曲自体が難しいという事とメロディーが独特という事もあり、この曲の世界を支配出来るのはakko以外に居ないのでは。
4.dreamy success ★★★
軽快なサウンドは必聴。
コード進行がやや単調な面もあるが、次の「ラビリンス」に流れる前座としては大変ベストな位置にあり、今回のアルバムの完成度の高さに貢献している。
5.ラビリンス ★★★★★
初めてこの曲を聴いた時は「マイラバ帰ってきたー!」と思わず叫んでしまった神曲。ピアノの旋律がMr.childrenのsignの淡く切ない感じを思い起こさせる。
さすがイントロ大王小林武史と言った所。
6.想いのかけら ★★★★★
ラビリンス=神曲!だからしばらく神曲は無いだろう…と思いきや、やってくれましたまたまた神曲。
イントロにジジャーンと入るエレキギターからドラムがタカタカと入って一気にマイラバワールドへと引き込まれる。
サビは少しブリグリっぽいかも知れないけどマイラバもブリグリも好きな自分にとっては溜まらない一曲。
7.悲しきパペット ★★★★☆
ラビリンス、想いのかけら…と名曲が続いて少し興奮したテンションを和ませてくれる様な一曲。さらっとした雰囲気が印象的。
メロディーは小林武史っぽいけどキリンジの堀込氏という事でびっくり。
akkoの歌詞がびっくりする程曲にマッチしていて素晴らしい。
8.chutes and ladders ★★★★
「そろそろアコースティック音が聴きたいな~」とか思ってると、ちょうどそこに流れ込んでくる綺麗なアコギの音に物凄く癒される。
「未来ボリビア」っぽくてカッコイイ。エレピにサニーさん参加。
chutes and laddersというボードゲームがあるらしい。
9.jelly fish ★☆
キリンジ堀込弟が作曲。落ち着いた雰囲気。
サビのメロディーが耳から離れないが、シングルのカップリング曲だけあって割と地味な仕上がり。
しかしdreamy success同様、アルバムの完成度に大きく貢献している曲と言える。
10.あふれる(album ver.) ★★★★★
この曲を初めて聴いた時タイトル通り涙が溢れそうになった。二番サビ終了後からの盛り上がりは鳥肌もの。
akkoの歌詞も切なくて好き。「愛してるよこの先ももっと」という歌詞に全力を込めている感が伝わる。
アルバムバージョンでは後半にサックスが加わる。
11.くちびる ★★☆
「雨の音」を思い起こさせる、ほの暗く切ない曲。
あふれるに続くという事は、徹底的に聴く者の涙を枯れさせたいらしい。
本当に喜怒哀楽色んな感情の詰まったアルバムで聴き応え抜群である。
12.愛と平和 ★★★★☆
ここから続く二曲はakko自身お気に入りの曲らしい。
メロディもアレンジも良いが、歌詞が凄く良い。作詞の腕は向上している。
自分の子供に聴かせたい一曲。
love&peaceという部分にほんの少しミスチルっぽさを感じるが、あえて日本語タイトルにした所にマイラバっぽさが滲み出ている。
13.雨フリのち神なり ★★★☆
ちょっと変わった視点で描かれた曲。こちらも歌詞が面白い(oh my god!はどうかと思うけど)
近田氏が作編曲演奏全て手がけているという事もあり綺麗に丁寧にまとまっている。
それにしてもakkoの考えるタイトルは独創的だから検索しやすくて良いね。
14.アイデンティティー ★★★★★
長々と感想を書くまでも無く100点。三部作ラストの曲、そしてアルバムのラストを飾るにふさわしい珠玉のバラード。
イントロのピアノで「おっ」と思った時には既にこの曲の世界に引き込まれている。ライブ行きたかった!
「私を見てるその瞳はただ私の気持ちを試そうとしている」なんて美しい詩! そしてまた一曲目に戻りループしてみたくなるアルバム。
総評.★★★★☆
akkoの歌の下手さについては認識しているし、否定はしないが、
マイラバの魅力は歌の上手さなんかでは無く独創性とその表現力、そして楽曲の多面性にあると個人的には感じている。
その点で前回のアルバム「akko」が「どこかのバンドの真似事」っぽい出来で自分的には今ひとつだったのため、今回は満足な出来。
「小林武史は神!」と言うつもりは決して無いが、前作と比較するとやっぱりマイラバの事を一番理解している人だなと思わされた一枚でもある。
今回キリンジ兄弟やレミオ前田氏の参加、6曲目ドラムにカースケ氏を起用するなど、今までのマイラバに無かった新しい風が吹き込んでいるので、
彼らのファンにとっても注目したい一枚では無いだろうか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)