Reviewer:23rd. 105-109 名無しのエリー2010.02.15.
1.picnic ★★★
後に同名で全く違うアレンジを施されて日本語詞でシングル発売される曲。
他の盤のレビューで何度も書かれてるような不可思議な展開をする彼ららしい曲。
それでも全体を通してまあまあまとも。インディー系のギタポと言っても通じるレベル。
だが歌詞は捨てられた子供の歌…何でそんなテーマ…
メジャー発売版の日本語詞はこれと比べると抽象的、かつ冒頭から陰気な感じで「うわぁ…」レベルに留まっている。
が、このバージョンは英詩ながらも『I waited and waited/but mammy never showed up』と思いっきりストレートに表現しており、
さらに冒頭だけだと日本詞バージョンとは違って普通に楽しげな歌詞なのがタチ悪い。というか怖えよ。
そんな歌詞をこんな軽快な曲に乗せてるのかと考えたら尚更怖い。英語圏の人に聞かせて反応を見たい。
他の盤のレビューで何度も書かれてるような不可思議な展開をする彼ららしい曲。
それでも全体を通してまあまあまとも。インディー系のギタポと言っても通じるレベル。
だが歌詞は捨てられた子供の歌…何でそんなテーマ…
メジャー発売版の日本語詞はこれと比べると抽象的、かつ冒頭から陰気な感じで「うわぁ…」レベルに留まっている。
が、このバージョンは英詩ながらも『I waited and waited/but mammy never showed up』と思いっきりストレートに表現しており、
さらに冒頭だけだと日本詞バージョンとは違って普通に楽しげな歌詞なのがタチ悪い。というか怖えよ。
そんな歌詞をこんな軽快な曲に乗せてるのかと考えたら尚更怖い。英語圏の人に聞かせて反応を見たい。
2.Jonathan ★★★☆
メジャー1stに入っている『さよなら』の原曲。『さよなら』に比べ、アレンジがストレートな感じ。
あとイントロが全く違い、『さよなら』に比べてすっと曲に入る感じで良いね。
…いや、そんなことはどうでもいい。どうしても書きたいことが一つある。
サビの『さよなら』には無かった、右チャンネルで鳴る「ピロピロッ」って短いギターの音は何なんだ?
この音が曲全体を通しても浮きまくっており、結果曲の中で一番印象に残る音になる。
そしてこの音のせいでまあまあ爽やかなこの曲のイメージがすごい変なものになる。天然?才能?どっちだ?
アウトロ、消えていくギターに混じって三好姉が「…ァーィズ…」と幽霊の声のように歌っている。
最後のサビで『from my eyes』の「eyes」を歌い切れなかったからってそうやって歌うのはどうなんだ。面白いからいいけど。
あとイントロが全く違い、『さよなら』に比べてすっと曲に入る感じで良いね。
…いや、そんなことはどうでもいい。どうしても書きたいことが一つある。
サビの『さよなら』には無かった、右チャンネルで鳴る「ピロピロッ」って短いギターの音は何なんだ?
この音が曲全体を通しても浮きまくっており、結果曲の中で一番印象に残る音になる。
そしてこの音のせいでまあまあ爽やかなこの曲のイメージがすごい変なものになる。天然?才能?どっちだ?
アウトロ、消えていくギターに混じって三好姉が「…ァーィズ…」と幽霊の声のように歌っている。
最後のサビで『from my eyes』の「eyes」を歌い切れなかったからってそうやって歌うのはどうなんだ。面白いからいいけど。
3.Halfmoon ★★★★★
そして彼らの天然なのか才能なのかわからない魅力がこの曲で炸裂する。
まずイントロ。裏声のコーラス。当然のように音を外している。
そしてロックがかかったギタポ、ってな曲調のメロ。しかしここでも気は抜けない。
メロの途中で、「あれ?姉さん大胆に音外したな」と思ったら急に妙な転調があって、別に音を外したわけじゃなく単に曲に合わせて歌ってたんだと知る。
そして幾つかの転調を経てサビ…ええ!?さっきのメロと全然曲調が違うじゃん!何の前触れも無くこんな唐突に展開していいものなのか?
しかも急展開する曲にありがちなリズムが急に加速したり落ちたりビートが変化したりする展開は無くリズムは一定。
さらに明るかった曲が急に暗くなったり激しくなったりする展開でもなく、普通に明るいままなので余計に混乱する。
それでもまだ終わらず、サビが終わった後何故かギターの音が半音ずつ上がっていく変な展開がある。一瞬ニルヴァーナになったみたいな感じ。
その後鉄琴とピアノの音を挟み何事も無かったかのようにメロに戻るのだが、サビの展開のせいでそのメロにも違和感を感じてしまう。
しかもメロ、1番では転調とかあったりして結構時間掛けてたのに2番では転調が無い。つまり、大幅に削ってある。なんじゃそりゃ。
そしてまた急展開なサビ、一瞬ニルヴァーナを経て鉄琴の音とギターだけが残り急な幕切れ。以上の出来事がわずか3分7秒の間に起こる。
…なんちゅう曲だ。何を考えてるんだこいつら。意図してるなら天才だと思うが、もし天然なら控えめに言っても頭がおかしい。
まずイントロ。裏声のコーラス。当然のように音を外している。
そしてロックがかかったギタポ、ってな曲調のメロ。しかしここでも気は抜けない。
メロの途中で、「あれ?姉さん大胆に音外したな」と思ったら急に妙な転調があって、別に音を外したわけじゃなく単に曲に合わせて歌ってたんだと知る。
そして幾つかの転調を経てサビ…ええ!?さっきのメロと全然曲調が違うじゃん!何の前触れも無くこんな唐突に展開していいものなのか?
しかも急展開する曲にありがちなリズムが急に加速したり落ちたりビートが変化したりする展開は無くリズムは一定。
さらに明るかった曲が急に暗くなったり激しくなったりする展開でもなく、普通に明るいままなので余計に混乱する。
それでもまだ終わらず、サビが終わった後何故かギターの音が半音ずつ上がっていく変な展開がある。一瞬ニルヴァーナになったみたいな感じ。
その後鉄琴とピアノの音を挟み何事も無かったかのようにメロに戻るのだが、サビの展開のせいでそのメロにも違和感を感じてしまう。
しかもメロ、1番では転調とかあったりして結構時間掛けてたのに2番では転調が無い。つまり、大幅に削ってある。なんじゃそりゃ。
そしてまた急展開なサビ、一瞬ニルヴァーナを経て鉄琴の音とギターだけが残り急な幕切れ。以上の出来事がわずか3分7秒の間に起こる。
…なんちゅう曲だ。何を考えてるんだこいつら。意図してるなら天才だと思うが、もし天然なら控えめに言っても頭がおかしい。
4.Another day is yet to be ★★☆
スウィング風の静かな曲。まあ、普通。
三好姉って歌下手だけど声可愛いね。とか普通の感想が書ける唯一の曲。
三好姉って歌下手だけど声可愛いね。とか普通の感想が書ける唯一の曲。
5.JETPLANE ★★★★
歪んだギターがビシビシ鳴るベンチャーズ風のロックナンバーだがドラムの入り方がすごい変。
でもそれ以外は普通にカッコいい!カッコいいよルーマニアモンテビデオ!
声にかかっているエフェクトもいいね!カッコいいよ!ただ惜しむらくは音が薄い。ああああ!俺がエンジニアなら低音を利かせてあげたい!
とか普通にはしゃいでいるとアウトロで急にボーカルのリヴァーブが現れ、それがギターの音を掻き消すほどに大きくなって終わる。
いや今のは普通に終わってよかったよね?とツッコミたくなる。しかもすごい唐突に入ってくるし。
でもまあ許容範囲。フィッシュマンズも似たようなことやってたし。とりあえずイントロとアウトロ以外はキレの良いロックナンバーです。
1分半(ジャスト!)という短さも好感触。
でもそれ以外は普通にカッコいい!カッコいいよルーマニアモンテビデオ!
声にかかっているエフェクトもいいね!カッコいいよ!ただ惜しむらくは音が薄い。ああああ!俺がエンジニアなら低音を利かせてあげたい!
とか普通にはしゃいでいるとアウトロで急にボーカルのリヴァーブが現れ、それがギターの音を掻き消すほどに大きくなって終わる。
いや今のは普通に終わってよかったよね?とツッコミたくなる。しかもすごい唐突に入ってくるし。
でもまあ許容範囲。フィッシュマンズも似たようなことやってたし。とりあえずイントロとアウトロ以外はキレの良いロックナンバーです。
1分半(ジャスト!)という短さも好感触。
6.I can't help but hold you tight ★★★★★
ドラムのどっしりばっさりした響きとピロピロしてるキーボードが印象的なイントロ。が、メロの歌が入る部分で変な転調。
ああ、こういう感じの曲ねーと思っていると急にまた変な転調。というか変な展開だなこれ。転調じゃない。
キーボードが急に前面に出てくる、しかもさっきのピロピロ音じゃないストリングスっぽい気持ち悪い音。
もちろん不穏かつ変な旋律。コーラスも聞こえてくる。
なんだこれ?というかボーカルどこ行った?これ間奏じゃないよね?だとしたら長すぎるよ?歌わないの?というかもしかしてこれサビ?
最初分からなかったがこれは彼らなりの半インスト曲だった…
普通のバンドの半インストってイントロかアウトロが長い筈だし、大体サビを先に済ましたり後に回したりとりあえずサビも歌う人もいるはず、
あるいは完全にサビとかいった概念を無くし歌う人のどっちかだと思う、
少なくとも自分が今まで聴いてきたバンドはそうだったがこの人たちは真ん中に堂々と、強引にインスト部分を持ってきやがった。しかもメロだけを置き去りにして。
後半では歪んだギターが哀愁のあるメロディを掻き鳴らし、イントロに登場したピロピロ音も顔を出し、なんだか最早プログレチックな展開に。
というか今思い出したけどあのイントロなんだったんだ?この壮大な展開ともピロピロ音以外に繋がりないしメロとも繋がりないし。
…もうこれはメロとか考えてる自分がいけないのだろうか?なんか根本的な音楽理論を凄い勢いで覆された気がする。
そして超強引に冒頭のメロに戻る。しかしさっきとは違い何故か不穏なノイズが鳴っており、それが残って終わると言うなんか気持ち悪い終わり方をする。
この曲は…なんというかもう、素直に感動してしまった。インスト部分が曲のど真ん中にある事によってそれ故の意味性を帯びている。
なので全く一貫性が無いにもかかわらず他のバンドの半インストナンバーとは違い安易に「トラック分ければいいじゃん」とは言えない。
何より、他のバンドが演奏時間を10分ぐらいかけて作り上げる展開、世界観をこの人たちは3分で済ましてしまっている(3曲目と同じ3分7秒…)。
凄い。なんなんだこの人たち。しかも天才なのか天然なのかも分からない。天然だろうが天才だろうがどっちにしろ控えめに言っても頭がおかしい。
ああ、こういう感じの曲ねーと思っていると急にまた変な転調。というか変な展開だなこれ。転調じゃない。
キーボードが急に前面に出てくる、しかもさっきのピロピロ音じゃないストリングスっぽい気持ち悪い音。
もちろん不穏かつ変な旋律。コーラスも聞こえてくる。
なんだこれ?というかボーカルどこ行った?これ間奏じゃないよね?だとしたら長すぎるよ?歌わないの?というかもしかしてこれサビ?
最初分からなかったがこれは彼らなりの半インスト曲だった…
普通のバンドの半インストってイントロかアウトロが長い筈だし、大体サビを先に済ましたり後に回したりとりあえずサビも歌う人もいるはず、
あるいは完全にサビとかいった概念を無くし歌う人のどっちかだと思う、
少なくとも自分が今まで聴いてきたバンドはそうだったがこの人たちは真ん中に堂々と、強引にインスト部分を持ってきやがった。しかもメロだけを置き去りにして。
後半では歪んだギターが哀愁のあるメロディを掻き鳴らし、イントロに登場したピロピロ音も顔を出し、なんだか最早プログレチックな展開に。
というか今思い出したけどあのイントロなんだったんだ?この壮大な展開ともピロピロ音以外に繋がりないしメロとも繋がりないし。
…もうこれはメロとか考えてる自分がいけないのだろうか?なんか根本的な音楽理論を凄い勢いで覆された気がする。
そして超強引に冒頭のメロに戻る。しかしさっきとは違い何故か不穏なノイズが鳴っており、それが残って終わると言うなんか気持ち悪い終わり方をする。
この曲は…なんというかもう、素直に感動してしまった。インスト部分が曲のど真ん中にある事によってそれ故の意味性を帯びている。
なので全く一貫性が無いにもかかわらず他のバンドの半インストナンバーとは違い安易に「トラック分ければいいじゃん」とは言えない。
何より、他のバンドが演奏時間を10分ぐらいかけて作り上げる展開、世界観をこの人たちは3分で済ましてしまっている(3曲目と同じ3分7秒…)。
凄い。なんなんだこの人たち。しかも天才なのか天然なのかも分からない。天然だろうが天才だろうがどっちにしろ控えめに言っても頭がおかしい。
総評.★★★★
ルーマニアモンテビデオ、インディーズから出たファーストミニ。シュリンクに貼られているシールにはBarf-out編集部監修と書いてある。
紙ジャケットで、ジャケットの外に歌詞カードを兼ねたカラーブックレットが付いている。
なんか裏ジャケット思いっきり曲目が逆さまなんだけれど。発注ミス?因みにアートワークに小田島等が参加しているので無駄にスタイリッシュ。
この度めでたくまとめサイトにレビューが掲載された「sunny,cloudy,rain」は未聴だが、大体同じ感じだと思う。全英詩のギターポップ。
しかしそれはあくまで表面的な話。その中身はもう、どうかしているとしか言い様がない。
ちなみに演奏は勿論下手で、三好のお姉ちゃんの歌も下手だけどそれはもう大前提にあると思うので曲レビューでは触れなかった。
…よく、子供の絵がすごいってのは絵画の理論、例えばデッサンや遠近法、色彩感覚を知らないからこそ浮かぶ発想があり、
その発想を何も曲解せずに描き出すからそう言われる部分があると思う。このアルバムはまさにそれ。
作り手がなんとなく「こうしたら面白いんじゃないかな?」と思ってやったことが傍からみるととんでもなかった、という現象が連続して起こったCD。
そうとしか思えない。これらが意図的に成されたことならもっと整然としている、あるいは雑然としてると思う。
演奏の下手さや歌唱力の無さも、このバンドのぶっ飛んだ音楽観にハマればその前では雰囲気作りのアイテムにしかならない。
演奏力歌唱力に目を閉じれる人じゃないと厳しいが、閉じれる人にとってはなにか見えない力すら感じる奇跡の1枚、あるいはこの世で一番疲れる17分間。
ネジの外れたギターポップが好きな貴方、何かしら刺激を求める音楽好きの貴女に。
また、このバンドはBOaTの初期作品が好きな人に是非お勧めしたい。音楽の方向性は全く違いますが、かなり似た匂いがします。
最後にブックレットのメンバーに対するQ&A集から、三好誠の印象的だった回答を。
『Q:もし生まれ変わったら何になりたい? A:「汗をかいて仕事をする人」』
紙ジャケットで、ジャケットの外に歌詞カードを兼ねたカラーブックレットが付いている。
なんか裏ジャケット思いっきり曲目が逆さまなんだけれど。発注ミス?因みにアートワークに小田島等が参加しているので無駄にスタイリッシュ。
この度めでたくまとめサイトにレビューが掲載された「sunny,cloudy,rain」は未聴だが、大体同じ感じだと思う。全英詩のギターポップ。
しかしそれはあくまで表面的な話。その中身はもう、どうかしているとしか言い様がない。
ちなみに演奏は勿論下手で、三好のお姉ちゃんの歌も下手だけどそれはもう大前提にあると思うので曲レビューでは触れなかった。
…よく、子供の絵がすごいってのは絵画の理論、例えばデッサンや遠近法、色彩感覚を知らないからこそ浮かぶ発想があり、
その発想を何も曲解せずに描き出すからそう言われる部分があると思う。このアルバムはまさにそれ。
作り手がなんとなく「こうしたら面白いんじゃないかな?」と思ってやったことが傍からみるととんでもなかった、という現象が連続して起こったCD。
そうとしか思えない。これらが意図的に成されたことならもっと整然としている、あるいは雑然としてると思う。
演奏の下手さや歌唱力の無さも、このバンドのぶっ飛んだ音楽観にハマればその前では雰囲気作りのアイテムにしかならない。
演奏力歌唱力に目を閉じれる人じゃないと厳しいが、閉じれる人にとってはなにか見えない力すら感じる奇跡の1枚、あるいはこの世で一番疲れる17分間。
ネジの外れたギターポップが好きな貴方、何かしら刺激を求める音楽好きの貴女に。
また、このバンドはBOaTの初期作品が好きな人に是非お勧めしたい。音楽の方向性は全く違いますが、かなり似た匂いがします。
最後にブックレットのメンバーに対するQ&A集から、三好誠の印象的だった回答を。
『Q:もし生まれ変わったら何になりたい? A:「汗をかいて仕事をする人」』
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)