アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : おれんじれんじ。

Reviewer:7th. 665-667 名無しのエリー2004.03.17.

1.Fever! ★★★☆
とりあえず幕開け。ノリの良いミクスチャー曲。Aメロとサビ直前に入る音がいい感じ
2.上海ハニー ★★★★★
オレンジレンジを世間に知らしめたブレイク曲。軟派丸出しの歌詞がネラーに反感を生んだ。
イーネ!!とかダチョウ倶楽部のネタとかパロディしてるが「俺たち若いから許して♪」的なノリ。
ラップ→サビとじつにテンポ良く進んでいく。
3.ミッションinポッピプル ★★★
所々電子音が入って来ていいインパクトを出している。サビのHi.Vo→Low.Voへの移りが気持ちいい。
4.ヤング8 ★★☆
サビで突然テンポを落として再び小気味良くラップ部へ展開するが女の子の「いらっしゃいませ」の声以外は得に面白い部分も無し。
5.サムライマニア ★★★
ボーカル3人とも声自体はいいがあまり上手では無くソロの部分がテンポが悪い。もっとリズム良く勢い勝負をするが吉。
後半はいい具合に声や音を重ねていて良し
6.ゆうぐレッド ★★★☆
声を加工したり色んな音を入れたりしている。もともと壊れた感じの曲の方が好きなのだろうか?
どーでもいいがこのグループは、じつにセンチメンタルバスに近いものを感じる。(こっちの方が健康的だが)
7.ビバ★ロック ★★★☆
上海ハニー→当曲のリリースで、完全に「単純アホ軟派DQN集団」のレッテルを貼られてしまったw
ひたすらキャッチーな曲。個人的にはこういう方向にはあまり期待してないが。
8.ジャパニーズピープル ★★★★☆
8曲目でやっと暗い曲。
暗い海の底にいるように不安な悩みを抱えながらも、結局人並みに、根拠も無い納得をして生きていくしかない。というような曲で
最後に「さあ立ち上がれ!ジャパニーズ・ピープル」とあるが、曲調は最後までageる事はない。
寂しく吼えるようなギターや、サビでややかかるリバーブなどのおかげで単調な曲にはならず、良く作られている。
9.パーリィナイッ ★★☆
タイトルの通り「Let's Party & Dance!」な曲だがテンションは別段高くも無い。
10.O-MO-I ★★☆
「落陽」に近い曲。まぁ普通にまったり。
11.TWISTER ★★★
ややへヴィ。まぁ普通のミクスチャーロックだが。Hi.Voの声が時々アホっぽく聞こえるのがこのバンドの欠点か。
12.ベロシティー3000 ★★★☆
ピコピコ音が効果的に働き、勢いはあまり無いが退屈しない。
13.キリキリマイ~Album Ver.~ ★★★★☆
サビで「キリキリマイ!キリキリマイ!!(悩殺 悩殺)」をひたすら連呼する衝撃のメジャーデビュー曲。
最初は「何この曲狂ってる…」と思ったが、バンドの作曲担当NAOTOが電気グルーヴ信者と知って、「あぁなるほど」と。
歌詞にある通り「一度耳にしたら離れない」。じつに面白い。
14.落陽~Long Ver.~ ★★★☆
沖縄音楽の要素を取り入れた、事実上このアルバムのラストナンバー。それなりに良く締めくくっている。
15.アンビエンタ ★★★
テキュノ+ギターのインスト。結構しっかりできていると思う。
16.山内中校歌 ★
まぁこんくらいは大目に見てやってくださいw
総評.★★★☆
全体的に若さの勢いが良い方向に出ていて、予想以上に聴きごたえのあった1枚。ふざけた曲名が多いが、決して捨て曲では無い。
とりあえず先入観で「オレンジレンジとかどこがいいのかわからん」なんて言われるほどヘボバンドでは無いと思う。
Hi,Mid,Lowの3人ボーカル編成というのは結構面白いと思うが、歌唱力はイマイチなのでそこんとこの向上に期待。
しかし、歌詞カードの絵とかもふざけてるし、こいつらここまでブレイクしなかったら、
「売れ線も作ろうと思えば作れるけどやらないイロモノバンド」として一部のファンに受けるような存在になっていたのではなかろうか…
プロデューサーシライシ紗トリの指示か知らんが、新曲ミチシルベもベタな曲。
面白い曲をやりたいけどベタな曲が売れてしまうのでそっちばかり作らざるを得ないという事態にならないか心配。
一青窈もレンジも、そんな状況に負けず頑張れ
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:13th. 335-340 名無しのエリー2006.10.29.

1.Fever! ★★★
一曲目は、物々しげなアルペジオ・イントロから始まる。その後、シンセサイザーを織り交ぜたギター・リフに繋がる。
サビを挟みつつ、ハイのYAMATO・ミドルのHIROKI・ローのRYOと、順にソロ・パートを繋いでゆく。
サビでは、広がりのある加工を施された『Fever!』のコーラスが耳に心地よい。
ワウをアクセント程度に使ったギターソロを挟み、サビへ繋がる。
サビではYAMATOの高音がフューチャリングされておりスピード感溢れるバックサウンドを自在に乗りこなしていて、なかなかに格好良い。
馴染みやすいが、決してありふれていないサウンドで、好印象な一曲目。
ただし、各々のソロ・パートにはたいした聴き所は無い。その点は以降の楽曲に期待。
2.上海ハニー ★★☆
セカンド・シングル。たしかこれが最初にヒットした曲。
シングル曲にしては短めで、物々しいためや間もなく、気持ちよく聴ける。サビの程よく脱力したフレーズは耳に残る。
この張り切り過ぎない奇妙な印象の強さが人気の秘訣ではないだろうか。
間奏に楽器隊の見せ所が無いのが残念だが、別の意味で面白くはあるので、これはこれでアリだと感じた。
何より間奏で垣間見れる、YAMATOの声の高さが耳に残る。
が、コレは楽曲のクオリティからは除外して考えることにした。
出し惜しみの無いサッパリとした構成が好印象だが、技術的な聴き所が無いのが少々残念。
3.ミッションInポッピプル ★★☆
前二曲と比べ、ややコアな曲調のナンバー。 メロを始めとする要所要所でスラップ・ベースが終始鳴り響く。
これがやや厚さに欠けるが、なかなか良いアクセントになっている。
また、ギターやドラムも、特別目立ったソロ・パートは無いものの終始存分に動き回っている。
バンドの多様性をアピールしつつ、楽器隊が魅せる一曲。個人的には、もう一曲前に挟んでも良かった気がする。
4.ヤング8 ★★☆
オレンジレンジのアピール・ポイントを歌っている、バンドのテーマソング的なナンバー。
前曲に引き続き、楽器隊がかなり頑張っている。特にメロでのベースラインはなかなか工夫がなされている。
ショーパフォーマンス的要素が強い曲で、聴いていてなかなか楽しい、上手に作られた一曲。
だが、やはりボーカルのソロ・パートに特筆すべき利き所は見当たらない
ボーカルは歌詞だけでなく、技術的にも各々をアピールしてほしかった。その点で★-ひとつ。
5.サムライマニア ★★★
和楽器のようなシンセ音を取り入れた、どこかオリエンタルなムードのナンバー。
メロでは左右でエフェクトを利かせたギターとシンセサイザーが鳴る。
ソロ・パートではミドルのHIROKI、及びハイのYAMATOが良い仕事をしている。
特にYAMATOは、伸びのある声で、どこか演歌や歌舞伎の風流を思わせるラインを歌っている。
ただ、終わり方に少し違和感が残る。一曲としては悪くないが、アルバムの中で次曲に繋ぐ一曲としては微妙。
6.ゆうぐレッド ★★☆
イントロから、何とも言えない奇妙な古臭さを漂う。ボーカルも含めた全ての音で、形容しがたい非常に不思議な雰囲気を作り出している。
デジタルサウンドを含む楽器隊の斬新な動きや、ボーカルを巻き込んで展開される奇妙な世界観に作曲者・NAOTOのセンスを感じる。
しかし、独特且つ斬新であるが故に、それが鼻につくという人も居るだろう。その点を踏まえてのこの点数。
7.ビバ★ロック ★★
よくわからない煽りから始まるサードシングル。この煽り部分は評価の対象外とする。
上海ハニーに通じる、奇妙な脱力感を持ったサビでのフレーズが印象的。
沖縄のテイストを含んだメロ部分は、やはりボーカルの聴き所に欠ける。
これはオレンジレンジの楽曲全体に言える事だが、ごみごみとした焦らしを省いた、気持ちの良い構成には好印象。
予断だが、改めて聴くと、シングルのわりに、サビ以外の部分はややキャッチーさに欠けるように感じた。
色々とパンチに欠ける。既に曲名についてる分も考え、★は二つ。
8.ジャパニーズピープル ★★☆
ゆうぐレッドに通ずる、アンダーグラウンド的ムード溢れる一曲。
徹底されたノスタルジックな音作りに、メロではボーカルYAMATOの脱力したラップが印象的。
また、全編でメロディを奏でているギターは、技術自体は特筆すべき点はなくともこの独特のムードをかもし出す役割を十分に担っており、スピリットを感じる。
一度目は雰囲気そのものを堪能し、二度目はギターに集中して聴ける。二度聴ける曲。
しかし、これもやはり好き嫌いははっきりと分かれる曲だろう。控えめにつけ、この点数。
9.パーリィナイッ ★★★
ベースソロから始まる、昨今では珍しい、フュージョン調のナンバー。ソロ・パートでは、珍しくRYOの低音が上手く働いている。
また、HIROKIのソロ・パートも、独特の曇った声質を上手く利用した、ユニークなものとなっている。
まさにオレンジレンジ的遊び要素と、メイジャーをまっすぐには行かないセンスが上手く共存している一曲。素直に星を三つつけられる。
10.O-MO-I ★★★★
アルバム前半を締めくくる、レゲェ調のナンバー。サビでは、王道をゆく、無垢なハーモニーを聴くことができる。
特に『Sweet My Heart. I'm Sing for you』の部分でのRYOの声は、なかなかどうしてときめいてしまうものがある。
また、ソロパートでも、今までとは違う優しげなボーカルを楽しめる。
特にRYOはHIROKIとそう変わらない音域で歌っており、なかなか貴重な一面を垣間見れる。
YAMATOのソロ・パートでは、持ち前の強力なハイトーン・ボイスが存分に発揮されている。
三者三様のボーカルをひとつ余さず楽しめる、外せない一曲。シングルとして発売してもよかったのではないだろうか。
11.TWISTER ★★★☆
前曲と打って変わり、スピード感溢れるロック・チューン。
キャッチーなユニゾンによるサビに続き、ソロ・パートではバッキングのスピード感を絶妙に乗りこなすYAMATOのハイトーン・ボイスが耳に残る。
前曲までのムードを一気に断ち切り、後半戦への橋渡しとなる一曲。
12.ベロシティー3000 ★★
バンド・サウンドのグルーヴ感を前面に押し出した一曲。
ボーカルは全編において悪くはない働きをしているが、今ひとつパンチに欠ける印象。
これもやはり、楽器隊が手腕を揮っている曲。こちらに傾倒すると、いまひとつボーカルが甘くなってしまうのが残念。
13.キリキリマイ ★☆
強力なインパクトを持つデビュー・シングル。
サビまでは終始ノーコードで進行し、ドラムがせわしなく駆け巡り、ボーカル三人が踊る。
正直メロの作りには首を傾げてしまうが、サビにはそんな印象を吹き飛ばすほどの強烈なインパクトがある。
曲中で歌われているとおり、HIROKIの「キリキリマイ」の連呼は一度耳にしたら離れない。
音楽として成立しているかと訊ねられると、正直微妙。しかし、間違いなく一聴の価値はある。
しかし、楽曲の点数としては、このくらいが妥当だろう。
14.落陽(ロング・バージョン) ★★★★
前曲の大爆発をものともせずに始まる、4thシングルのミディアム・バラード。
O-MO-Iの流れを含む、三人の柔らかいラップが、和楽器を取り入れた広がりのあるサウンドに染み渡る。
ソロ・パートでは、再びYAMATOのハイトーンボイスを楽しめる。
このミディアム・バラードナンバーでのYAMATOの活躍は後のオレンジレンジに度々登場する、ひとつの王道のスタイルであると言えるだろう。
大サビでは、リフレインに重ねて、RYOのラップと、やや音量高めのコーラスが入る。
残念だが、この部分でのRYOのラップは、今ひとつ周りの音に溶け込めていない。
その後、ヘイ・ジュード的なリフレインが続く。ありふれていると言ってしまえばそれきりだが
このアルバムのこの位置においては、このありふれたリフレインが大正解であると思う。
リフレインの最後で一度だけ入る、YAMATOのコーラスが非常に心地良く残る。
大サビのRYOが残念だが、それ以外は非常に高評価。★四つ。
15.アンビエンダ ★★★
エレキドラムとシンセサイザーが印象的なイントロから始まる。日常会話の音声などを織り交ぜながら繰り広げられるインストメンタル・ナンバー。
前曲のリフレインの広がりを引き継ぎ、そこに電子的な歪みがプラスされている。
正直、終わりの間際で前曲の流れをぶち壊されないかと心配していたが、それもいらない心配だった。
作曲者のセンスを惜しまず託された、良質なリプライズナンバー。『Future』と繰り返している声はYAMATOのものだろうか?
16.山内中校歌 ★☆
これはボーナストラックと考え、前曲までの流れを破壊した罪は(笑)免除して評価する。
おそらくオレンジレンジのメンバーにゆかりのある学校の校歌なのだろう。
最初に、録音された合唱が流れた後、ロック・アレンジを施された、オレンジレンジによる斉唱が始まる。
ところどころでRYOがアクセントを入れるが、基本的に全編、三人のユニゾンである。
しかし、このロック・アレンジがなかなか悪くなく、一曲として聴けてしまうのが面白い。
若々しさに溢れたバンドという点を前面に押し出すボーナストラックとしては、なかなか悪くない。
とは言え、遊び心の産物と判断し、点数はこのくらいでご容赦頂きたい。
総評.★★★
今をときめくオレンジレンジのファースト・アルバム。
最近、3rdアルバムの『иatural』で興味を持ち、購入してみたが、
聴いているとやはり、昨今のオレンジレンジの楽曲に繋がるルーツ的なものをところどころに感じられた。
また、アルバムそのもののクオリティとしては、やはり特筆すべきはそのセンスから生み出される多様性。
更に、想像していたより楽器隊が前面に出ているものもあり、手抜きのない技を感じた。
メンバー一人一人の技術的な拙さは否めない。これからのスキルアップに期待。
(三年も前のアルバムにいう言葉じゃないかもしれないけれど)
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:9th. 287-288 名無しのエリー2005.02.05.

1.KA・RI・SU・MA ★★★ 意表をついてユーロビートで幕開け。意外にいいかも?
2.チェスト ★★ ハードロックのつもりらしいが、あまりに単調。サビの「チェスト!」連呼が最高にダサい
3.ロコローション ★★★★☆ これこそ世間のオレンジレンジのイメージそのまんまでしょう
4.以心電信 ★★★★☆ 超キャッチーなメロディーにピコピコがハマってていい感じ
5.ZUNG ZUNG FUNKY MUSIC ★★★ 「チェスト」並のダサさ丸出しの詞曲だが、サウンドは良い。ってかこの曲だけ妙に音が厚いのはなぜ?
6.パディ ボン マヘ ☆ お経?に乗せてひたすら「パディボンマヘ」を連呼。なんじゃこりゃ?イライラする
7.シティボーイ ★★☆ 「上海ハニー」や「ロコローション」と同じ路線で”らしい”曲だが、サビがインパクト不足
8.謝謝 ★★★ サックスがメインで渋い感じ。けっこう聴ける。だが最後の遊びはいらん
9.男子ing session ★★★☆ パーティー風。ホーンセクションや歓声が盛り上げる。単調な曲だが好印象
10.Beat Ball ★☆ ヒップホップがやりたかったのか?なんか中途半端で印象薄。
11.ミチシルベ~a road home~ ★★☆ メッセージソング。安っぽいなー。でも一般受けしそう。
12.花 ★★★★ あ、こういうの作れるの?いいじゃん、でも「イェー」はいらん。
13.FULL THROTTLE ★★☆ まあ、いわゆる雑音ってやつです。曲として成り立っていない。ドラムのハイハットがひたすらうるさい。
14.祭男爵 ★ こ、これはまさしくジャニーズjr。曲といい歌声といい。同じ祭囃子でも北島サブちゃんの方がよっぽどマシ。
15.papa マイナス★5 これはバカすぎる・・・引いた。CD割りたくなります
16.HUB☆STAR ★★★★ ロック。普通にカッコイイじゃん。ライブで盛り上がりそう
17.Oh!Yeah ★ イントロの「パラッパラッパッパ」で顎外れそうになった。今度はモーニング娘ですか。イントロ以降は印象薄い。
18.SP Thanx ★☆
感動させる曲を作ろうとして失敗した感。なんかTOKIOみたい、いやマジで。これTOKIOの新曲ですよ、って一般人に言っても絶対バレねーだろーな。
19.ジパング 2 ジパング ☆ なぜか琴が入ったインストで締め。不要
総評.★☆
まさにやりたい放題。サックス入れたり琴入れたりと不可解な行動に出るも、7~8割方失敗に終わっております。
結局何がやりたかったのか?いらん曲、ってか”聴くに堪えない”曲が多すぎる。特に後半に。
個人的には、10曲くらいにコンパクトにして「ロコローション」路線でひたすら突き詰めてほしかった。
まあでも、ゴミ捨て場の中から宝を探す気持ちで聴けばわりと楽しめるアルバムです。
ちなみに歌詞についてはほとんど触れてませんが・・・言うまでもないでしょう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.15はマイナス10点評価。)

Reviewer:15th. 733-737 名無しのエリー2007.10.22.

1.KA☆RI☆SU☆MA ★★
50秒もないインスト曲。かと思えばYAMATOの声がサンプリングされて入ってる。
意外にもこういうインストで入るアルバムはmusiQのみである。
2.チェスト ★★★
ヘヴィなシングル曲。。
3人のサビ前のラップがかっこよく、2:13秒という長さでもあり、意外と早く終わる。ただサビの「チェスト!!」の連呼は微妙。
ライブ向けかと。
3.ロコローション ★★★☆
いろいろと騒動があったレンジの代表曲。
Aメロでのラップが巧くハマっていて、歌詞もバカくてエロくて、だが盛り上がる。
女性ボーカルも他のレンジの夏の曲と比べて無理がなく良い。
これであの騒動がなければねぇ……
4.以心電信 ★★
テクノサウンドに歌メロを乗せた曲。auのCMで結構流れてた。
サビがドク○ーマリオとかイントロがワンダー○ォーゲルとかは無しにして、誰もラップを歌ってないせいか、良くも悪くも普通の曲。
肝心な演奏や構成捻りがなく一本調子。CMで流れて「良い!」て思っても一曲まるごと聴いてみると「う~ん」みたいな感じ。
CMのためだけに作られたのかも。
5.ZUNG ZUNG FUNKYMUSIC ★★☆
まんまドリフのパクリ。だが、ノリノリになれるのは確実。サビのアレンジもなかなか良い。
HIROKIのラップがアルバム中一番冴えている。ただ、「ズンズンファンキーミュージック♪」と連呼するのはダサい。
6.パディボンマへ ★
次曲への繋ぎ。どこぞの民族みたいな曲だがシティボーイとの流れは秀逸。
7.シティボーイ ★★★★
全体を通して、レコードのようなチープなノイズが入る。独特なリズムを刻むKATCHANのドラムと低いボーカルが更に雰囲気を良くしている。
NAOTOのセンスが光る。サビの終わりのところが個人的に好き。
8.謝謝 ★★
あまり頭に残らない。でも途中の3人のラップの掛け合いみたいなところは良い。
9.男子ing session ★★★
レンジお得意のバカらしさ全開な曲。ただロコローションとは違って、こっちは夜のクラブを連想させられる。
サビがかなりキャッチー。
10.Beat Ball ★★★★
一転、レゲエのようなリズム。妙な中毒性がある。YAMATOの歌詞が意味不明(これだけに言えたことじゃないが)。
序盤は音数を少なくして、徐々に盛り上がっていく進行がかなり良い。
11.ミチシルベ ~a road home~ ★★
インディーズ時代の曲をリメイク。曲の流れやアレンジはかなり好き。
なのだが、あからさまに売れ線というか、感動というか……つまり普通のJ-POPになっている。もっとレンジらしい面白みが欲しかった。
これも事務所の意向なのだろうか、落陽みたいな残るものがない。
12.花 ★★★☆
パクリとか歌詞はなしにして、純粋に良いと思う。レンジ流歌謡ポップ。叙情的なコード進行とメロディが妙に心地よい。
また4分ちょいというコンパクトな時間で、余計なものが入ってない。
しかしここまで間奏中の掛け声が入ってるとは……
13.FULL THROTTLE ★★☆
ハードロック的なギター音と、とにかく荒いノイズで突っ走る曲。
ノイズが比較的好きな俺はすんなり聴けたが、たぶんアルバム中一番好き嫌いがわかれる。
よって★一つマイナス。ちなみにYOH作曲。
14.祭男爵 ★
う~ん、これはどうなのだろうか?
和太鼓とものすごくキャッチーな流れが前のレビューの人も言ってたジャニーズJr.がやるような曲に聴こえる。
小学生とかは気に入るかも。
15.papa ★★★★★
全てが意味不明。メロディも歌詞もアレンジも。ただ、なんだこの中毒性は?恐らくこのアルバム中一番好きだ。
何故か最後泣きメロになり、演奏がアルバムの中で一番冴える。デジタルなイントロや歌詞からは全く想像できない展開。
この曲が無かったらレンジを見放してたやもしれん。NAOTOの才能って一体……
「パパ、早く帰って来てよ」
16.HUB☆STAR ★★★
1st CONTACTを思い出すようなミクスチャーロック。アルバム中一番ストレートなロックである。
やっぱり構成が巧いと思った。こういう曲も嫌いではない。
17.Oh Yeah ★★☆
「パラッパラッパッパッパ」がとにかくダサい。
3人の歌唱力の無さも伺える。が、同時にその時代の若さも感じることができる。
最後のサビを「Oh Yeah~」にしたのは○。
18.SP Thanx ★☆
最後は感動を狙いにきた。どう考えても事務所の陰謀。ストリングスはいらなかった。
RYOのラップからサビ流れが良いだけに安っぽく聞こえてしまった。
だけど、合唱団を使うのは良かったと思う。聴いたあとに余韻が残るのも気持ちいい。
19.ジパング2ジパング ★★★★
そしてその余韻を断ち切るかのような怪しいイントロからのインスト曲。
三味線の音が非常にカッコいい。サビは圧巻である。
恐らくNAOTOはSP Thanxで終わらせたくなかっただろう。ちなみに何故かROVOを思い出した。
総評.★★★
売り上げ260万枚を超えたORANGE RANGEのメジャー2ndアルバム。
2ch、というかネットではパクリパクリ騒がれてこの作品の評価はとても低い。
実際聴いてみると、花の大ヒットに続いてこのアルバムもヒットするように、キャッチーでわかりやすい曲が入っている。
が、作曲者NAOTOの抜群の構成力とセンスは全ての楽曲で牙を向けており、決して聴けない出来ではない。
またやはり全体的にボーカルが下手で、演奏も拙い部分がある。
現にこの後ドラムのKATCHANは脱退し、サポートドラマーを付けて演奏的にも楽曲的にも大発展を遂げる。
このアルバムはその通過点でしかない。まぁこのアルバムでなくともひとまずレンジを聴いてみろって話。
ボーカルの声さえ嫌いじゃなければ、たぶん期待は裏切らないと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 803~807 i-ro82005.10.21.

1.yumekaze ★★★★
オープニングは意外にもストレートなポップ曲。 オーバードライブかかったギター、ストリングスも爽やかで効果的。キメもいい感じ。
2.夢人 ★★★
軽いディスコポップ。バックはそのままに音数を増やして行き、徐々に盛り上がっていく。
中盤の演説っぽいラップはなげやりな感じで○。構成も悪くない。
3.お願い!セニョリータ ★★★★
シングル曲。ラテン風味の入ったノリ的ポップコア。嫌い人多いっぽいけど、個人的にな好き。
4.Winter Winner ★★★
曲自体は冬っぽくないが、トーンで冬っぽさを作っている。ヒスブルとかがやりそうな感じ。
5.CRAZY BAND ★☆
印象に残らない。起伏が少なく単調。サビも盛り上がりに欠ける。
歌詞に出てくる残波とは沖縄で一番人気の泡盛のこと。残波・白と残波・黒があるが黒の方が人気が高い。
6.雨 ★★☆
ジャズアレンジだが、スイング感がミスマッチに思える。
メロもそれっぽく作っているが、彼らの曲によくある、なだれこむ感じの構成が邪魔していると思う。
アイディア自体は面白いと思う。
7.GOD69 ★★★☆
以前よくあったハードコア調の曲。キリキリマイあたりの焼き増しに聞こえないようにいろいろ工夫しているという印象。
8.HYSTERIC TAXI ★★★☆
メロコア。突き抜けた感じのポップ曲で、おそらく人気曲になると思う。
後半は初期のドラゴンアッシュみたい。構成が弱いと思う。個人的には苦手。
9.pe nyom pong ★★★
遊び。デモを残した感じのアレンジ。小品。個人的にはこういうの好き。
10.盃Jammer ★☆
個人的に嫌い。ショーン・ポールみたいなダンスホールのを出来るだけ薄っぺらくした感じ。
11.*~アスタリスク~ ★★★★☆
なだれ込む感じのレンジらしいサビメロが印象的。真面目に売れ線ポップ曲を出したという感じ。
大ヒット曲の後どうなるかと思ったファンは、これを聴いて安心したのではないだろうか。
12.sunrise ★★★☆
シンセポップ調の曲ではかなり成功している方だと思う。メロは控えめだが、秀逸なバックトラックとの対比が◎。
コーラスが少ししつこいかもしれない。
13.Utopia ★★★☆
曲調がころころ変わりながら劇的に盛り上がっていく。中盤の裏メロも良い。
前半でもっとメリハリを利かせて欲しかった。人気曲になるだろう。
14.BETWEEN ★
中だるみ曲。繰り返しが多すぎる。
15.recycle ★★★★
爽やかなシンセポップにメロウなラップを乗せた新境地?
16.キズナ ★★★★
良い子サイドの劇的なバラード。。 暖かい感じのメロが沖縄的なアレンジにマッチしている。
17.ラヴ・パレード ★★★
大ヒットシングルらしい。
2chで叩かれまくりのこのバンドだが、あのスレの映画版の主題歌に抜擢されてさらにアンチの怒りを買ったのではないだろうか。
映画化スタッフは何を思って彼らを採用したのだろうか。
18.Иatural Pop ★★
実質的ラスト曲なのですっきりした曲を入れたって感じ。
19.Kirikirimai Fantastic Four Remix ★★★
洋画に使われるんで新バージョンだとか。確かに映画のシーンでかかったら映えそうだが、原曲の方が好き。
まぁ、日本公開版だけの使用だとか実は相当寒かったりするケースが多い中、
向こうからオファーが来て、本国でも使用されるらしいのでそのへんはいいと思う。
総評.★★★★☆
2chでは叩かれまくりだが、何の偏見も無く「楽しい」か「楽しくない」かを考えると私は前者だった。
ポップ・ミュージックに求められているものを、とても多く含んでいるアルバムだと感じた。
メロディはキャッチーなものに徹していると思うし、ノリも聴き手が楽しめるものだと思う。
アレンジもほとんどにおいて曲のイメージを膨らますことに成功している。下世話な程に。
これだけシーン全体の売り上げが冷え切っている中で売れるだけあって、見事だと感じさせられた。
これは決して、「ただの使い捨てコンビニ商品」ではないと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 420-422 モフ2008.01.26.

1.yumekaze ★★★
これはね、aiko。彼ららしくないえらくさわやかな良曲。ただ、なんていうか、aiko。
しかも入れる所なくて1曲目に入れた感あり。メロディーいいですよ、ただaiko。そしてaiko。
2.夢人 ★☆
キャッチーなディスコ調ポップで心踊りそうになるが、サビ以外何も印象に残らんので踊りません。
3.お願い!セニョリータ ★★
ラテンが入った・・ってアンタ、誰かもわからんおっさんの「ハァ~ウー!」のトコだけじゃん。
サビの開放感は良いが、中学生が作ったようなムダに多いキメが最高にダサい。
4.Winter Winner ★★☆
縦ノリ一辺倒のメロディックパンクを、冬っぽさを出そうとして無理やり詞や鈴の音で演出しようとしたがしきれず、みたいな。
5.CRAZYBAND ★☆
抑揚なく淡々と進む曲。ベースはいい感じにうねってるが、それ以外の人達は何がしたいのかわけわかめ。
6.雨 ★
すんげぇ。
何がすんげぇかって、この初めてジャズやりました的なオーラ。あまりに不安定でちょい笑ってしまいました、すんまそん。
まぁこのバンド構成でジャズやろうってこと自体がすんげぇ、無理。
7.GOD69 ★★★★
あぁ、ここまできてようやく「やりたいことやってる」って感じだな。ハードコア系。
8.HYSTERIC TAXI ★★★
大した特徴もないメロコアだが、超キャッチーなので一般ウケは良く、ライブでも盛り上がりそう。
しかし3人で歌う必要ねーなこれ。
9.pe nyom pong ★
オシャレな感じのツナギにしたかったんだろーが、詞がバカすぎて聴いてられん。とばします。
10.盃Jammer ★★☆
沖縄っぽさを前面に出したダンサブルなレゲエで、一聴イイ感じです。
ただ、飽きます。二回目聴くときは無意識にとばしてました。
11.* ~アスタリスク~ ★★★★☆
ポップ全開。過剰なほどのスペーシーなアレンジがピッタリハマってる
12.sunrise ★★★☆
11の続編かと思わせるスペーシーなテクノ。前曲が動ならこっちは静。
とりあえず、俺は電気グルーヴリスペクトしてるぜ的なオーラがスゴス。
13.U topia ★★★★
今度は11,12を合わせたような印象。展開が多く聴いてて飽きない優秀曲だが、ボーカルがうんこ。
14.BETWEEN ☆
くり返しうぜーし。
曲としても未完成だし、ツナギの曲にしてはうるせーし、あーどうしようもない。うんこ。
15.re-cycle ★★
スペーシーでポップで聴きやすけりゃいいってもんでもねーから。詞も中途半端だし印象薄。
16.キズナ ★★☆
ピアノとストリングスによるアレンジで壮大さを感じさせる曲だが、
随所に見られる沖縄的なアレンジがそれと合ってるのか合ってないのか、最後まで何ともスッキリせず歯がゆい聴き心地のまま終わります。
とりあえず最後の「イ~ヤサッサ」はいらん。
17.ラヴ・パレード ★☆
これだけ曲数多いのに終盤に連続で壮大バラードはキビシイ・・16とどっちか捨てるとしたらこっちだな。
これこそ3人で歌う必要ねー。とりあえず「オゥ、ベイベー」はいらん。
18.Иatural Pop ★★☆
肩の力を抜いたさわやかポップ。
しかし力を抜くことを意識しすぎて逆に力入ってるような矛盾。これは1~2曲目にもってきたほうが良かったかと。
しかしアルバムタイトルにするほどの曲か?これ。フツーフツー、至ってフトゥー。
19.Kirikirimai Fantastic Four Remix ★★★
オマケにしては頑張った。
総評.★★☆
とっちらかった派手で意味不明な1st,2ndと比べ、全体的に売れ線ポップの無難な曲が増えた印象。
それゆえ3人で歌う意味がないと思う曲もあった。
曲のイメージはすべてアレンジに任せている感じがしたので、メンバー5人もいて何やねんそれ、という気持ちに。
ただ、前半は前作と同じく意味不明で雑多な印象だが、中盤から後半にかけては方向性を感じた。まぁそれもアレンジ力か。楽しめたから良いけどね。
どーでもいいけどボーカルもっと腹から声出してくれ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:15th. 175-179 名無しのエリー2007.07.04.

1.MIRACLE ★★★★★
爽やかな電子音と派手なドラムが印象的なアッパーチューン。
Aメロのドラムはゲートタイムを長くとってバズーカのような音に加工している。
エレクトリックなサウンドを前面に出したBメロではドラムの輪郭がはっきりしてビートが力強くなり、
ストリングスアレンジ、ドラムソロを経て直球なサビへと疾走。
「僕の街を見下ろして」のフレーズが視点の高さをイメージさせ、曲に浮力を与えているような。
間奏の暑苦しいラップの後ろで鳴ってる単音弾きギターも気持ち悪くてイイ。
控えめな音でずっと鳴ってるチープな電子音は、NAOTOのチップビートへの目覚めの前兆か。
2.チャンピオーネ ★★★
70’sな渋いギターリフにラップを乗せたアイデアが面白い曲。
いわゆる歌メロを書かせるとベタな出来なのが残念。歌唱力も低い。
間奏のサンバパート前のドラムのフィルインが絶妙で、ロックからサンバへの転換を非常にスムーズにしている。
この曲に限らずドラムの出来は抜群に良く、前ドラマーが戻ってきても叩けない程。
3.DANCE2 ★★★★
電気グルーヴの「電気ビリビリ」旧テイクのような、懐かしめのテクノを狙った曲。
終盤に登場する、80年代ジャニみたいなメロディが妙にマッチしている。
いわゆる世間的なレンジのイメージを担う3MCの奔放さが出ているが、裏を返せばこの3人ならではの良さが出た曲は他にあまり無く、
あとは「テリヤキから3人選んで歌わせれば もっと…」みたいな曲ばかりのような。
4.FAT ★★★★
イントロは味のあるヘタウマギター。すぐさまぶっといロックへ。しかしAメロではすでにレゲエ。
ベースが今一つレゲエっぽくないが、ダヴの残響感といっこく堂に共通点を見出したセンスは面白い。
レゲエからロックまで何でも来いの桜井のドラムが頼もしく、彼がいればNAOTOもシライシも好きなもの作れるな、という印象。
5.BEAUTIFUL DAY ★★★★★
またもや味のあるギターリフと、意外なリズム解釈が面白いドラムからスタート。
ベースが入るとちょっと首をひねる。
そんなにベッタリな8ビートとして解釈してしまうとドラムのアプローチが勿体無いような。後半のハイフレットでの8分弾きは良いが。
3MCが歌唱力的に半端で、役割としても単なる三重奏のコーラスになってしまっているので、「この3人だからこそ」という必然性を感じない。
曲全体としては鮮やかに展開しながらもまとまりを欠かない見事な出来なので、SMAPの良曲を聴くような気持ちで聴けば充分楽しめる曲。
6.風林火山 ★★★★
前曲で描いた美しい風景を吹き飛ばすようなハードコアミクスチャー。やはり歌が軽く、ラップも特にパワーもなく、歯切れも良くない。
ベースは欲張らない演奏で、必要最小限のことはしているが、
ドラムがこれだけの表情を見せているので、もっと付き合ってリアクションしたほうが良いような。キープ力はありそうだが。
7.Everysing ★★★
Aメロの変なタイミングでハイハットを妙に多く刻むドラムが面白い。ドラムばっかだな…。
ラテンっぽい前半からエレクトリックな後半へ上手く展開させ、さらに詞世界の展開に合わせてギターを轟音にしてトレモロ、ドラムも大暴れして終了、
という凝った曲。
8.Walk on ★★★★★
意外にも感傷的なギターからスタート。コード進行はほぼ固定ながらしっかりと違いを出したメロディは今作中最高級の出来か。
Aメロの出だしから歌が粘っこすぎて引くが、ボーカルがタッチすると今度はムードのある優しい歌声に。エレクトリックな間奏が切ない。
こもった声のラップが終わるとボーカルの音量を上げて歌を前面に出し、バックを控えめに。
魅力は構成力。サビだけ聴いても良さが分からない曲。
9.So Little Time ★★★
女性Voをフィーチャーした、もはやバンドと無縁になりつつある準インスト的なテクノ。
傑出した出来でもないが前曲との繋がりは良い。
10.FIRE RUN ★★
ジャンルレスに活動するバンドは数多いが、ルーツレゲエは演ってもダンスホールレゲエは避けて通るのが普通。
ということで貴重な曲ではあるのだが、MC(というかDJになるのか)ごとに力量がバラバラに感じる。
このジャンル自体に自分の知識がまるで無いので何とも言えないが、ベースはこういう感じで良かったんだろうか。
11.UN ROCK STAR ★★
懐かしめの時代感が出たギターを軸に組み上げたロックチューン。ほとんどコードのルート音まんまのメロディは浅い出来。
「俺はロックスター、罵られて消えたら 完成間近のパズル最後のピース隠してやるぜ」というフレーズに、
当時の彼らを取り巻いていた緊迫した空気を感じる。消えなくて良かった…。
12.Hello ★★
メロディはまたしてもどうでもいい出来。ベースも節々でヘン。
耳障りの良いエレクトリックなアレンジ自体はアルバム全体のカラーに上手く収まる出来なのでとばして聴くことはないが、サビがややくどいか。
13.LIGHTS ★★★
メロディの出来はやはり平凡。いじったらいじったで3人とも歌えない?
メロディ自体は実は氣志團に近いかも。ドラムの魅力上乗せで前曲よりは良く、流れを継いで程よくエレクトリックな曲。
14.Great Escape ★★
ファンク色を前面に出してきたが、ボーカルは明らかに貧弱で、ベースもイマイチ。
サビでロックアレンジになると安定感を取り戻すが、それ以外は生バンドのアドリブ感に乏しく、ファンクはこなせないかな、という印象。
NAOTOの打ち込みが頼みか。
15.STEP BY STEP ★★★★
そんなNAOTOが作ったと思われるイントロがいい感じ。
ベタでアメリカン80’sなAメロ、仰々しいエコーと粘り気のあるラップに妙な演歌臭を感じるBメロと展開し、切ないサビへ。
メロディを歌うと単なる素人という感じだが、等身大な詞と相俟ってリアルな人間臭さを出すことには成功しているのでは。
16.SAYONARA ★★★★★
レノンから始まって幾多のアーティスト達がトレースしてきたイントロだが、この曲では必然的な要素としてピッタリはまっている。
他人の曲と他人の曲を切り貼りして組み合わせていた昔のイメージと違い、自分から出る音の補足要素として既存のアイデアを使っている印象。
昔は確かに酷かったが、今更、例えばこの曲に対して、イントロのギターが冬色ガールで、
サビ前のミュートカッティングがクリープで、などと当てはめて聴くほうが不自然。
不満といえばボーカルの力量と、オアシスの「Don't Look Back~」でベースに感じた物足りなさと同じものを感じること位。
17.Silent Night ★★★★★
全体に極端にリバーブがかかった幻想的なバラード。
歌詞がほとんど聴き取れないため、曲名を見るまでは、夏の終わりの想い出にふけっている曲かと思ってた。
実際、曖昧で輪郭のない音は暑さの表現に使われることのほうが多いような。
目の覚めるようなシンバルを合図にギターを歪ませる、バンドサウンドらしい展開。
実質的なラストナンバーとして申し分ない出来。
18.★★★★
出た…。NAOTOの才能の片鱗を見たインスト。
歌モノ的なリズムではないのでレンジの曲として組み上げるには無理があったようだが、次の作品での世界観の広がりを期待させる小品。
総評.★★★★
ギター&プログラミング担当のNAOTO、プロデューサーシライシ紗トリ、サポートドラマーの桜井正宏と佐野康夫。
4者が核となって組み上げられた、大ボリュームにして捨て曲なしのレンジ4th。
作詞やシンガーとしての歌唱力、メロディメイク等ではプロの水準を割っているように感じる曲がある反面、
アレンジや構成力では抜きん出ているという、何ともアンバランスなバンド。
詞、歌唱力、メロディのうちどれか2つ位満たせば売れるというのがおおよその市場の傾向かと思っていたので、彼らの売れ方は特殊なのかも。
構成力勝負の彼らにとって、サビの一部しか流れないランキング番組での宣伝効果も不利なはずだし。
ドラマー脱退で世界が大きく開けたのは皮肉。バンド内では頼れるリズムキーパーだったYOHも何だかパッとしない存在に思えてしまうほどドラムが上手い。
やりすぎ…?でもこのドラムあっての完成度だし。
音的に明らかに足を引っ張るメンバー、能力が突出しているメンバー、どちらでもないメンバーと、レベルがバラバラで、
お荷物と思われた面子がエンタテイメント性では群を抜いているという、稲中卓球部のような妙なバンド。
3MCについては今のところ成果らしい成果は無さそうだが、珍しいスタイルだし、NAOTOがそのうち活かしてくれるのを期待したいところ。
メロディメーカーとしてはまだ浅いが、伸びしろはいくらでもあるし、
取り敢えずNAOTOに関してはこの世代で日の丸の10番を背負う存在と言えなくもないかも。JUONは9番か11番て感じだし。
誉めてはいるが弱点もはっきりしているバンドなので、元々彼らを嫌う人がこの作品で治るかと言われればおそらくNO。
個人的にはチャート上位の一角を担う存在としてスキマやm-flo位の質は保証してくれてるかな、という印象。
ちなみに詞はほとんど見ずにレビューしてます。
(★5個が満点。)

Reviewer:18th. 498-501 名無しのエリー2008.07.28.

1.Beat it ★★
いかにもアルバムの1曲目にありがちな展開なうえ、
「上海ハニー」「お願い~」などといった彼らの代表曲であろう?軟派ソングをもっとダラっとしたような感じ、
耳馴染みは悪くないが新鮮味は皆無。
2.イケナイ太陽 ★★★
"どうせまたいつもの夏定番の御馬鹿ソングでしょ~?"ってまあ実際そうなわけなんですが、
この歌詞のフザけ具合や意外とこうゴリっとしたサウンドって、いかにも彼ららしくて悪くないんじゃない?って塩梅
3.世界ワールドウチナーンチュ紀行 ~シーミー編 ★☆
奇抜なタイトルと裏腹に非常に退屈な曲。底の浅っいグルーブ感が漂ってます。
押しつけがましい"沖縄"も悪印象
4.君 station ☆
基本的に彼らのバラードはノリノリな曲以上に評価できません。
「花」をセルフカバーでもしてんのかという退屈具合に加え、それっぽい綺麗な言葉を並べるという、まあ成長してませんな。
"生きる「理由」さがしてる"とか、ネタでも寒いし、ネタじゃなかったらもっとキツイっす
5.ソイソースVSペチュニアロックス feat.ORANGE RANGE ☆
こういう内輪的なお遊びは必要ない。「遊びってわかってやってるから~」みたいな。
いや、おもんないから
6.Sunny Stripe ★☆
これはまたベタなJ-POPなのですが、あまりにダサ過ぎて逆に…
とはならない、駄目なものは駄目なもんでっす
7.現実逃避 ★★★☆
タイトルの皮肉っぷりといい、個人的になかなかヒット。
ファンタスティックな世界観に、彼ら特有の低脳っぷりを混ぜて(褒めてんのよ?)なかなかカオスな1曲、面白い
8.シアワセネイロ ★★
例のアニメEDなので、まあ水準以上にはしてきたな、という印象。
それと同時にこいつらも普通になったなあ…と再実感
9.5 ☆
いや、こういうのはいいから
10.O2 ★★☆
例のアニメOP、こちらもまあ水準以上?
amazonなどレビューでは予想の上をいく高評価だったわけですが、やはり独自性といったものが皆無、
とりあえず仕事をこなしただけにしか聴けない
11.イカSUMMER ★☆
この頃からセールスを大幅に落としたんだっけ?
まあ、要は浜崎あゆみ以上に過去の曲と区別のつかない夏曲なので、こんなんばっかじゃあ飽きられるよなあと、よく理解できまっす
12.太陽と向日葵、周りなんか気にせずに…夏 ★
単体で聴けばそうでもないのかもしれないが、前曲からの流れはキツイ。
どうでもいい長々しいタイトルからも感じられるように、歌いだしがもろ「太陽と向日葵、周りなんか~」で萎える
13.冬美 ★
夏だったから次は冬ってか?舐めんな。
鬱々しい雰囲気を醸してるものの、もはやアルバムの蛇足の域
14.ドレミファShip ★
それこそ「O2」「Sunny Stripe」のようなアップな曲と特に区別のつかない凡曲。
特に書くことが無い、この位置にこの曲を配置する意義も感じない
15.Happy Birthday Yeah!Yeah!Wow!Wow! ★☆
11曲目くらいにこの曲で終わってくれればもう少し印象はよかったかもしれない。
まあ彼らっぽいDQNな馬鹿騒ぎを軽~く歌った、アットホームな、これまたアルバムのラストにありがちな展開。
ここでバースデーソングという脈絡の無い繋がりが、アルバムの破綻具合を表してるよなあ
総評.★☆
amazonで彼らにしては高評価だったので、「一皮むけたのか?」とでも思ったが、
特にこれといって成長のみられない、浅さ、軽薄さ満載の、"いつもどおり"だった。
要はアンチに飽きられ、Greeen?にライトをとられ、という崖っぷち状態。こんな調子じゃあヲタにも飽きられ、フェードアウトは近いはず。
あと彼らはよく"沖縄"という言葉を売りにしてますが、彼らの音楽性からは微塵も感じられません。
「とりあえず三味線とか方言でもいれとけばいいっしょ~w」ぐらいのノリです。
Coccoだったかが、
「沖縄の楽器を使えば沖縄の音楽になるのか? 私はギター一本でも沖縄の音楽はできると思った」と言っていたが、まさにそうだろう。
別に彼らに沖縄の音楽をやれ、と押し付けているわけではないが、特にM3「世界ワールド~」で感じたので…。
前述の通り、ライトなミーハーにはGreeenがいるし、底の浅い綺麗な歌詞にはAqua timezがいるし、意味不明なラップにはET-KINGがいるし、
沖縄出身バンドには「モンゴル800」や「かりゆし58」といったニューカマーもいるしで、そろそろ危ない、と印象付けたアルバムでしたとさ
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:18th. 549-554 名無しのエリー2008.08.03.

1.Beat it ★★★
通して聴くとアッパーな曲が多い今作のオープニングは、意外にも遊び心の詰まったユルいミドルテンポ曲。
サビメロはM-AGEの「CHANGE YOUR MIND」みたいだが、これをパクリと言ってしまうとYUIの立場がないので単にありがちなメロと言う事で。
ソングライティングが優れているというよりアレンジの手腕が冴えており、歌の隙間にこそ真髄があるという奇妙なスタンスは相変わらず。
2.イケナイ太陽 ★★★★★
メロディからコーラス、キメ、コード進行、ラストの転調に至るまで
レトロな熱血青春ノリでダサダサに仕上げた、今作中でも最大級のインパクトを有する曲。
懐かしいというか、ここまでコテコテな曲が流行った時代ってあったんだろうか。
いい曲なのかと訊かれると答えに困ってしまうが、この思い切りの良さは買いでは。
TOKIOの「うわさのキッス」を彷彿させるサビのベースラインもダサカッコいい。
タメの効いた重いタムさばきを聴かせるドラムの桜井も何だかノリノリ。コブクロの時とは一味違うぜ。ある意味ダメな大人になってる。でもこれで良し。
2曲目に持ってきたのは勿体無い気もするが、早めに出しとかないと扱いづらい曲でもあるのかも。
ある意味邦楽史の功罪を背負って立つアンセム的な曲。
3.世界ワールドウチナーンチュ紀行 ~シーミー編 ★★★
NAOTO得意のピコピコに、佐野の繊細なハイハットとYOHのクラシックテクノ風ベースラインが絡む曲。
しかし歌メロは取って付けたような出来。普通に歌ってる箇所より何かムニムニ言ってる箇所のほうが完成度高いような…。
メロディの出来が半端なのもさることながら、歌としても変なコブシの効いた暑苦しいHIROKIのボーカルより、
効果音的な遊び心のあるYAMATOの声のほうがNAOTOとの相性は良いのかも。
4.君ステーション ★★★
メロディもベタベタ、詞もよく聞く言い回しをさらに薄めたようなペラペラした出来の曲。
HIROKIのピッチも危うく、RYOの「見失ってーオ」「空見上げーオ」という発音もよく分からない。
MCが余っているせいか、ここぞと言う時に絞らずに全般でやたらコーラスを入れてるのもくどい印象。
こんなんドラムがどう頑張ったって良くならんだろ、と言いたいところだが、佐野をナメてはいけなかった。
ラスサビ導入からのプレイ等に代表されるように、「こういう曲はこう叩け」というお手本のようなドラミングがギッシリ。聴ける。
もはやオレンジレンジなのか!?
5.ソイソースVSペチュニアロックス feat.ORANGE RANGE ★★★
ユルいYAMATOの歌で始まるため、ああレンジという感じで安心する曲。NAOTOの才能に軽く乗っかって適当に茶化す力の抜け具合が絶妙。
やはり真面目に涙を誘おうとしてはいけない。今作はNAOTOの影が薄めだが、おかげでYAMATOが結構いい仕事してるのが見えた面も。
意外とよそに出しても活躍できる人材かも。ガネクロとかには確実につまみ出されるが。
曲としては良いところと悪いところが極端で、通して聴くと微妙。
6.Sunny Stripe ★★
ベイシティローラーズ路線のストレートなロック。またしてもメロディはベタ。
野球中継のテーマ曲ということでそれっぽい詞になっているが、サッカーW杯のテーマ曲(チャンピオーネ)の時と比べて随分おざなりな出来。
渋めのUKロックで始まって途中からサンバを割り込ませる展開は
明らかにサッカー発祥のイングランドと実力の南米という構図を意識した「らしい」演出だったと思うが。野球に興味ねえな。
アレンジャーとしての資質は抜けているNAOTOだがギタリストとしては下手で、ソロはもう少し何か出ないかという感じ。
それでも佐野をナメてはいけなかった。
7.現実逃避 ★★★
跳ねたリズムにアタックの強いストリングスを絡ませ、メルヘンチックな詞でキュートな世界観を紡いでいく曲。
J-POPでのお決まりなストリングスの使われ方とは一風違う、元気なバイオリンという見せ方は新鮮では。
コミカルな歌い方も曲にマッチしている。
手堅すぎてありがちな印象も受けるが、今作中では曲中の出来不出来の波がない安定した曲といえるのでは。
アウトロの謎のスクラッチも味。
8.シアワセネイロ ★
何だか懐かしいラッパで入る真面目な曲。
自分が彼らに求めるものが違うせいか、いいこと言おうとしてる曲は全部スベってる気が。
メロディの出来はなかなかにヒドイ。主婦レベル。delofamiliaとズイブン違わねえか!?
レンジの曲のほとんどはNAOTOが作ってるとは聞くが、これは「意識的に書き分けてる」というレベルなのか。
他メンバーが書いてるのか、はたまたNAOTOが、周りがみんなミスチルに夢中な少年期に一人でインダストリアルノイズでも聴いてたせいで
歌謡曲的なメロディメイクの土壌を持てなかったのか。
高音ハモリが汚いのも致命的。それでも佐野に見せ場はある。
9.5 ★★★
HIROKIとYAMATOはロック、RYOはレゲエ、YOHはミクスチャー、NAOTOはシューゲイザーがやりたかったので混ぜたという、根本の発想から間違ってる曲。
しかし、そういう事をさせたらNAOTOに並ぶ者はいないのでは。
元々「ロコモーション」と「トラブル」という食い合わせの悪いものをひっつけて成功とも失敗ともつかない代物を練成するような男だし。
しかも本人的に成功だったらしく、「ある意味これも僕らの母さんだよ兄さん」とばかりに街中のスピーカーでそれをデカデカと鳴らし、
傍観してた人達をわざわざ感情的にして敵味方にハッキリ分け、
結果的にはバカ売れするという小泉劇場のような…イカンこれ他の曲のレビューだ…。
曲としての試みは面白いが、最初のYAMATOの小人のくだりとラストのシューゲ以外は別にいらないため、通して聴くと微妙な曲。
何体もまとめて悪魔を合体させても強いのができるとは限らないって事で。
もっといい素材が集まれば…。福耳にNAOTO混ぜて同じことしたら面白そうなんだが。
10.O2 ★★★★
アニソンという事でNAOTOが器用さを発揮し、確信犯的にFLOWやウーバーっぽく仕上げた曲。
レンジらしさが薄れるのは勿体無いかと思ったが、予想以上の出来。
アニメとの関連を考えてか、コーラスの妙でYAMATOの声をスペーシーに仕上げてたり、
イントロの電子音も敢えてそれっぽいベタなフレーズにしたりと工夫が多い。
まさかの全員ユニゾンのサビ締めの後にRYOを持ってきてクールダウンさせる構成も良い。
シンセベースっぽさをイメージしてか、短めの音符で弾くベースも気持ち良い。
節々でギターやドラムに小さなソロを回す、アニソン的なキメの美学も垣間見える。そして佐野は勿論、桜井もナメてはいけないと思う曲。
11.イカSUMMER ★★★
中東的なイントロからストレートなロックへ展開する曲。メロディのひねりはやはり足りない。
詞については、彼らの中で何がセーフで何がアウトなのかさっぱり分からない。
最初から最後まで桜井がトバし、YOHも他曲に比べ頑張って曲を牽引する。ギタリストとしてのNAOTOが退屈なためもう一押しが弱いか。
HIROKIソロパートのピコピコはらしくて良い。
12.太陽と向日葵、周りなんか気にせずに…夏。 ★
何だか夏歌がかさばっている上、メロディメイクもかなり厳しいレベルのロックチューン。
アトラクションズのようなファンシーなキーボードは良いと思うが(クレジットから察するにNAOTOが弾いてるっぽい)、
詞のイメージも女性コーラスの使い方も他曲と被るため、不要な曲という印象。
桜井をナメてはいけないが、限界はあると思う。
13.冬美 ★★★
とか言ってたらシリアスな冬曲。
昭和歌謡な世界観で貫徹した詞とメロディには独特の味わいがある。HIROKIも普段より柔らかめに歌う。
YOHもAメロで印象的なプレイ。NAOTOも色々と遊んでおり、イントロではジリジリとした濁りの残る不思議なストロークを披露。
そのバックで鳴ってるセミの鳴き声みたいな音もギターで出してるらしい。ていうかギタマガのインタビューそんな話ばっか。
音1コ作るまでの過程が尋常じゃない。もうちょいメロディメイクにも時間をかけてくれると有難いんだが。
14.ドレミファShip ★★
青春パンクのようなストレートなロック。なんか今回NAOTOの打ち込みが少なくて寂しいな…。
全般的にはベタだが、YAMATOパートでちょっと意外なメロディ展開になる。
が、そこで入る「Wow Wow Wow」というコーラスが不安定すぎたり、YAMATOの歌い終わりがいい加減だったりで、ボロを出した感が否めない曲。
やっぱり直球な曲はボーカルが上手いに越したことはないか。ドラムの手数の割にYOHが大人しいのも気になる。
曲も大詰めになってから変声ボーカルを登場させたのは挑発的で良い。
15.Happy Birthday Yeah!Yeah!Wow!Wow! ★★
誰のを聴いてもあまり出来の良いものに出会った記憶のないバースデイソングだが、
意外にもレンジは正統派なホーンアレンジでゴージャスに仕上げている。
しかしメロディはありきたりで、詞も他との区別のない典型的なバースデイソングといたインパクトの薄い出来。
リズム体の活躍とNAOTOのアレンジ手腕でオケ自体は良いが、やはり普通のことを歌う彼らには違和感が。
最後に一暴れを期待していたので、すんなり綺麗に終わりすぎて物足りない印象。
総評.★★★
一度鳴らした音は最後まで使い切るミニマルなリサイクル・ミュージックだったNAOTOソロ・delofamiliaの反動か、
惜しげも無くアイデアを突っ込んで景気よく使い捨てながらごった煮に仕上げた印象のレンジ5th。
前作に比べNAOTOの打ち込みが大きく減り、バンドサウンド中心になった為、
他メンバーの負担が増えると同時にギタリストとしてのNAOTOの技術的な弱さにも目が行くようになった印象。
HIROKIは変なタメがあったり、逆にアタックだけ強すぎて減退が早かったりと歌にムラがある。
ストレートな発声と飛び道具的な効果音ボイスを扱うYAMATOがバンドの中で大きな役割を果たしており、意外と貴重な戦力という印象。
2人のスタジオドラマーは圧巻。特に前作で2曲しか叩いてないベテラン佐野康夫が今回7曲を叩く活躍ぶり。
相対的にベースのYOHだけ要求される仕事のレベルが高くなってしまうが、
今更ドラムのレベルは下げられないので頑張ってもらうほかないだろう。
彼がダメで、ベースもスタジオマンになったりすると、さすがにドーピングしすぎというか卑怯なレベルになってしまう気がするし。
今回メロディが低調だが、NAOTOの資質自体、複雑なメロディや変則的なコード進行を武器にするようなソングライタータイプではなく、
音選びや配置、全体の構成センスに長けたアレンジャータイプなので、
取りあえずアレンジに関してはどんなジャンルに手を出してもそつなく形にできる手腕を発揮した今作は妥当な出来と言えるのかも。
本当はアレンジがマンネリしだしたソングライターと組んで互いの長所を並立させるような仕事のほうが向いてるんだろうし、
いつかそんな仕事をする日が来る気もするが、
当面のレンジでの活動で彼が活きるかは、メンバーが持ち寄る曲素材のレベルが上がってNAOTOが編集作業に時間を使えるようになるかに懸かってるかも。
とにかく良い所もあれば悪い所もあるという人間臭い一枚。
良いとこしか要らんという人にも、駄盤が聴きたい人にも不向き。
(★5個が満点。)

Reviewer:21st. 176-180 名無しのエリー2009.03.26.

1.Beat it ★★☆
アルバムトップだけあってお決まりな雰囲気の曲。途中で音が切れたり、曲調が変わったりなど飽きさせない工夫は見られる。
全部カタカナの日本語英語が心地いい気も。
2.イケナイ太陽 ★★★
レトロポップな雰囲気を漂わせる曲調。ベースが全体を安定させている。3MCの歌唱力もそんなに気にならない。歌詞については微妙。
ただ個人的に楽器隊の見せ場と、NAOTOのピコピコが少ないのが寂しい。
3.世界ワールドウチナーンチュ紀行 ~シーミー編~ ★★
奇妙なタイトルからレンジらしさが。
「イヤササ」や沖縄弁を使って面白い仕上がりにしているのは分かるがタイトルの割に、別に普通。
聴けなくはないし、ムニムニ言ったりグワグワ言ったりしてるので軽く楽しく聴けるのではないだろうか。
4.君station ★★★
high-vo.YAMATOのゆったりした歌声から始まるいわゆるいい歌。サビの3MCのハモリが気持ちいい。
説教じみた歌になっていない所が良い。
5.ソイソースVSペチュニアロックス (feat.ORANGE RANGE) ★★☆
YAMATOが作詞した訳の分からない歌詞がいい意味で脱力系。ただタイトルのVSは全く意味が分からない。
全体的にゆるい、お遊び曲。
6.Sunny Stripe ★★
グランド(サッカー?)をイメージした曲なのに、何故か野球の何かのタイアップらしい曲。
歌詞は言葉のリズムを重視し意味が弱いが、ドラムとベースが全体を支えていて、低音がしっかりしている。
YAMATOとRYOのソロパートはなかなか個性が立っている。
7.現実逃避 ★★★☆
バイオリンから始まり、浮遊感漂う曲。
弾むようなサウンドが印象的で不思議な気分になる。途中で入るギターの歪んだ音も何とも言えない雰囲気を醸し出している。
まさに現実逃避。
8.シアワセネイロ ★★★
管楽器から入るバラード系。mid-vo.HIROKIらしい情景が想像しやすい歌詞にオーケストラ(?)が良く合った曲。
全体の起承転結の転に当たるRYOのソロパートも聴きやすい。
9.5 ★★
メンバー5人全員が歌っているファンには嬉しい曲(多分)。
YAMATOは相変わらず意味不明、RYOはラップ、YOHはロック(でいいのだろうか)、NAOTOも普通に歌声を披露している。HIROKIに至っては判別不能。
サービス的なお遊びソング。
10.O2 ★★★★
アニメの主題歌だけあってアニソン要素が強く、レンジらしさが少なくて残念。
だがYAMATOのハイトーン・ボイスは聴く価値はあると思う。昔に比べてもレベルアップした事が分かるのでは。
メロディのベースもまとまった安定感があるので聴きやすい。
11.イカsummer ★★★☆
レンジ得意の夏曲。サーカス団の様なSEやトランペットの音や、とにかく明るくて騒がしい。
楽器隊は、bass.YOHが言っていた通りメロよりサビ的な動きが多い。安定感と言うよりはキャッチーさを重視か。
12.太陽と向日葵、周りなんか気にせずに…夏。 ★★☆
2曲続けて夏曲。この曲はアルバム前半に持ってきても良かったのでは。
彼らの夏曲にしては何か足りない。馬鹿さ、うるささ、その辺りが。
正直この曲がシングルカットされなかったのは頷ける。(元々アルバム用に作ったと言えばそれまでだが。)
13.冬美 ★★★★
夏が続いたから冬かい、と思うがなかなか。ギターから始まるイントロは、歪みも効果的で冬の冷たさが伝わってくる。
歌はlow-vo.RYOから始まるのだが、低い声がこの曲とどこかよく合っている。
こんな曲も歌えるんだ、と思った一曲。
14.ドレミファship ★★
テーマがイマイチ…、フレンズシップと掛けた友達がテーマの歌か?
サウンドは普通にロックテイストと言うか、取り立てて言う事は特にない普通の曲。
また起承転結の転に当たるRYOのソロパートが入ってくるのが気になる。
15.Happy Birthday Yeah! Yeah! Wow! Wow! ★★☆
アルバムの最後にバースデーソング。バックの管楽器がバースデーソングっぽさを出していて、成功と言えば成功か。
ただ最後がこの曲と言うのがどうも……。
総評.★★★
今までのアルバムに比べていくらか落ち着いた印象。
3人の歌唱力もあがり、高中低の歌い分けも、自分の声域を存分に生かした曲作りになっている。
改善点はあるがメンバー個々のレベルも上がった。
ただ、インスト系のNAOTO色強い曲が無いので物足りなさを感じた。また彼らの曲の幅の広さからすると、全体的にポップな曲が多くまずまずな評価。
レンジのそういう曲が好きなんだ!って人にはおすすめ。本人によると起爆剤的なアルバムらしいので次回作に期待。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:22nd. 54-56 名無しのエリー2009.08.13.

1.the map ★★ 夜を連想させる曲。全体的に中途半端でインパクトに欠ける。
2.FACTORY ★★★★ サビまでの盛り上げ方が凝ってておもしろい。最初と最後のボソボソいらない。
3.KIMAGURE 23 ★★★ 昔の歌謡曲みたいなベタな曲。普通に良い曲だと思う。やけにガンガンだが。
4.おしゃれ番長 ★★★ NAOTOの得意分野?なのかシングル用にガッチリ仕上げたテクノポップ。
5.White Blood Ball Red Blood Ball ★ 重苦しいレゲエナンバー。単調すぎて意味不明。ストレスが溜まるw
6.son of the sun ★★ 海の曲らしいが、これもよく分からない。サビもかなり微妙。
7.ジャポネーゼ ★ ミクスチャー曲。最後になっていきなり曲調が変わるが、そこまでが単調すぎる。
8.space girl ★★★★ NAOTOのお遊び曲らしい。タイトル通り宇宙にいるような奇妙な浮遊感がある。ハマるかも。
9.瞳の先に ★★☆ ザ・J-POP
10.HIBISCUS ★★★ 爽快なテクノポップ!・・曲はまあ妥当、インパクトには欠ける。
11.鬼ゴロシ ★★★ 強烈なレンジ流ロックナンバー。個人的にあまり好きではない。ライブ用。
12.IKAROS ★★
どうでもよさ気なメロコア。サビがベタすぎて萎える。期待感を持たせるBメロは最高に良いんだが、サビに入る直前の「へーー」で気分がた落ち。
13.Fin ★ そしてラストは準環境音楽w むしろボーカルいらない。ラストのサビは「ゆうぐレッド」の焼き増し?
総評. ★☆
なんか散々な評価だけど、散々としか言えないからしかたない。
どこに向かってるのか、何をしたいのか理解不能。こんな単調でつまらない曲ばっかよく聞かせようと思ったな。喧嘩売ってるとしか思えないんだが・・。
昔のレビューで「売れなかったらマニアックなファンだけにウケるバンド」と言われてたが、正にそんな感じに今なりつつあるよね?w
今まで影で応援してきたが、完全に見切り付いたかも。まぁこれからも頑張ってくださいとしか言えない雑草アルバム。
ちなみに事情により一回しか聞いてないので悪しからず・・。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:22nd. 392, 397-398 名無しのエリー2009.11.14.

1.the map ★★★★ 今までの一曲目とは違いダークな一曲。盛り上がりに欠けるが中毒性があり新鮮
2.FACTORY ★★★ サビの盛り上げ方が良い。サビも良いのだがもう一押しあればと言う曲
3.KIMAGURE23 ★★★★☆ クロネコのタンゴぽい曲。古臭く歌詞が下でキャッチャーな所が良い
4.おしゃれ番長 ★★☆ Aメロをもっとしっかりして欲しかった。アルバム内では浮いてる印象
5.white blood ball red bloodball ☆ 遊び曲コイツのせいで中盤ダレる
6.son of the sun ★★★ メロはよいがサビの歌詞が… 曲順的にダレるかわいそうな曲
7.ジャポネーゼ ★★
歌詞を見れば初期からの成長を伺えるがサビまでが単調で長くサビもインパクトにかける。もう少し勢いがあっても良かったかもしれない
8.space girl ★★★☆ インスト曲。NAOTOの独特の世界観がでていて良い
9.瞳の先に ★★★☆ ストリングスの使い方がよい唯一のバラード。アルバム内では浮いてるがそれがよい
10.HIBISCUS ★★★☆ 軽い夏曲。サビはいいがYAMATO RYOパートの歌詞ふざけすぎ
11.鬼ゴロシ ★★★★
YOH作曲のゴリゴリ系。LIVEver(pvの)がよかっただけにこちらはそれに比べると微妙。全体的にチープになりRYOパートが…
最後に最初のパートがLIVEverと比べてなくなり非常に残念。曲自体は勢いがあり歌詞は意味不だがインパクト大。LIVEverならもちろん★5
12.IKAROS ★★★★
これまたYOH作曲の曲。アルバムないでの清涼剤になっておりいいアクセントを与えてる。YMAMTOパートでは透明感ある声が曲を引き立たせる
13.Fin ★★ レンジの最後の曲は良かっただけに期待外れ。アルバムをやさしく締めくくってくれる
総評.★★★★★★★
5thにくらべジャンルが増え成長を感じられた。またこのアルバムは一度聞いただけではわからない良さがある。
YOH曲がアルバムにいいアクセントを与えていてこれからに期待でき、歌詞にも成長を感じられ以外な曲にはまるかもしれない。
あと遊び曲はもうやめて
(楽曲は★:2点,☆:1点の計10点満点、総評は★10個が満点(?)。)

Reviewer:23rd. 373-376 名無しのエリー2010.05.29.

1.the map ★★★★☆
いきなりダウナーなオープニングなのでビビった。
大してメロディーらしいメロディーは出てこないが、ディープでシリアスなバックトラックがカッコよすぎるため問題なし。
むしろインストで聴きたいと思えてくるほどだ(RYOのラップはちょっとカッコよかったけど)。
特に歌の終わり付近でストリングスが一瞬挿入されるあたりのサウンド展開は鳥肌モノ。
2.FACTORY ★★★
前半は凝りに凝ったサウンドと奇妙なメロディーが印象的だったが、2分近く引っ張ったあげくサビでまさかの説教ソングに転じる。
それにしてもレンジに「道徳 良識 倫理 モラル」などと歌われる日が来るとは思わなかった。
3.KIMAGURE 23 ★★☆
マイナー歌謡ディスコ。Bメロの跳ねた感じがお気に入り。
4.おしゃれ番長 (feat.ソイソース) ★★★★★
マニアックな曲が並ぶ前半の唯一の救い。まぁこれもマニアックといえばマニアックかもしれんが。
ポッキーのCMソングだったシングル。洗練されたサウンドと終始無意味な歌詞で突っ走るテクノポップチューンだ。
奇天烈かつ無駄のない曲展開も素晴らしい。
これはもはや電気グル-ヴの域の達していると思うのだが、どうも相変わらず一部の層には受けが悪い。
電グルの評価は高いのにどうしてなのかなと考えてみたが、結局のところ石野卓球の世界的地位やピエールの存在云々以前にレンジのメンバーがリア充だからでは。
5.White Blood Ball Red Blood Ball ~Dub Mix~ ★★★☆
前曲のテンションを完全に地に落とすダブテイストの曲。これはライヴで演りにくくないんだろうか。
メタルっぽいタイトルに面食らったが、落ち着いて見てみると曲中でも歌われるように白血球と赤血球のことである。
っていうかそのことしか歌っていないんだが。
こうして歌詞が無意味な分、サウンドに集中できる。初めて取り入れたジャンルにしてはよく出来ていると思う。
それにしても「NHKのみんなのうた用に作成し、実際に持って行ったが『グロすぎる』という理由で却下された。」というエピソードは笑える。
6.son of the sun ★★★★
ついつい麻波25を思い出してしまうタイトル。
「ヨヨヨママヨマヨ~♪」というサビが印象的な、肩の力が抜けたゆったりラテン系サマーポップス。癖になるなぁ。
7.ジャポネーゼ ★★
ミクスチャーナンバー。『キリキリマイ』あたりと聞き比べるとずいぶん成長したもんだ。
後半のYAMATOパートから曲調が変わるが、残念なことにそこまでがダレる。レンジの弱点が露呈した曲といえるかも。
あとギターがもう少しブ厚くないと。まぁNAOTOにギターの腕を求めるのは酷な気もするが。
8.space girl (feat.ペチュニアロックス) ★★★
格式高いホテルなどで流れてそうな美しいストリングスとリバーブのかかったヴォーカルが絡み合うシューゲイザーっぽい曲。
だがものすごい展開があるわけでもないし、これで4分越えはちょっと長くないか?
9.瞳の先に ★★☆
ここにきてザ・J-POPなバラード。ストリングスアレンジもお約束。
ただこの位置でこの曲がくると、不思議なことになんかものすごく安心できる。
そういうわけでこの曲に悪い印象はないが、かつての『ミチシルベ』あたりと比べるとかなり地味。
だからいいのかもしれないが。
10.HIBISCUS ★★★
DJっぽいイントロから始まるポップな夏ソング。
ピコピコ具合と突き抜け具合から『以心電信』を思い出した。あの曲ほどのインパクトはないけど。
11.鬼ゴロシ ★★
ゴリゴリのロックチューン。ベースがかなり頑張っている。
3人の個性的なヴォーカルが生かされた曲展開はなかなかだが、いまひとつ迫力がたりない。ライヴ向け。
意外とYAMATOのシャウトは結構カッコいい。
12.IKAROS ★★★☆
電子音も絡むアッパーな疾走ポップロック。
アルバム前半に歪なものが並んでいたこともあって、特にすごい曲ではないけど好印象。
YAMATOパートのBメロもずば抜けて気持ち良いし。ギターソロもかなりベタだが爽快。
13.Fin ★★★★
再び1曲目を髣髴とさせるダウナーな曲。最後に何かしらを裏切って気持ちよく終わらせてくれないのがレンジ。
不気味かつヘンテコな打ち込みに乗せてこれまたヘンテコなメロディーの歌が乗っかるが、
歌が終わっても1分近くその打ち込みが鳴り続けるので最後の最後になんともいえない気持ちにさせられる。
変態NAOTOの面目躍如な1曲。
総評.★★★★
鹿野氏率いる音楽雑誌『MUSICA』が絶賛しまくっていた、ORANGE RANGEの6th。
ということもあって聴いてみたが、なんじゃこりゃ。レンジ流変態ロックが炸裂しまくる濃い1枚。
前作ではバンド感を前面に出したため控えめだったNAOTOの暴走がついに最高潮に。
いままではまだ遠慮があった気がするが、今作は「もうどうせライト層は聴いてねぇんだろ」とばかりにやりたい放題。音の使い方もまた一皮剥けたのでは?
その一方でNAOTOの尻拭いをするかのようにYOHがストレートでキャッチーな曲を用意しているのも可笑しい。
でもそれが結果的にアルバムに良い清涼感をもたらしているし、変態曲がより際立つようになった。
曲数もちょうどいいし、今までのアルバムの中で一番聴きやすくそして一番聴きにくいアルバムであろう。傑作。
それにしても2008年以降のレンジはやけにリリースが少ないなぁと思っていろいろ調べていたら彼らが自らインディーズに戻るという話を知った。
思えば彼らがブレイクしたのは景気も上向きだった頃で当然アゲアゲな曲がいっぱい売れた時期。
ところがリーマンショック以降は時代が大きく変化し、その結果メジャーシーンには「奇麗事」と「泣き」が溢れかえることに。
そうなるとこんな作品を作ってしまう彼らの居場所がほとんどないわけで。
彼らは今作リリース後も再び長期の沈黙に入ったが、それは自分たちのシーンでの居場所を探していたのかもしれない。その答えが自由なインディーズなのか。
ゼロ年代を代表するバンドがゼロ年代の最後の年にそしてメジャー最後のオリジナルアルバムとして送り出したのがこのアルバム。
なんかいろんな思いが去来しまくってきたぞ。

(後述レス)
↑一応現時点ではインディーズに戻ることは発表されていませんが、レコード会社も認めているようです。
このレビューをまとめサイトに載せて頂く頃には発表されているでしょうから勘弁してください。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:24th. 238-241, 243 名無しのエリー2010.10.31.

1.ヤーヤーヤー ★★★★★
レンタル・配信限定シングル第2弾。『DANCE2 feat.ソイソース』以降の流れを汲む変態ユルユルダンスチューン。
メロディーもポップで歪だが、それ以上に音が凄すぎる。
いちいちツボをついてくる巧みなシンセ・電子音。ギターもあまり弾けないのを逆手にとって、絶妙なタイミングで効果音として用いてくる。たまらない。
歌詞は相変わらずどーでもよさ街道まっしぐら。
RYOが『落陽』のフレーズを引用するもYAMATOとHIROKIに「そんなのどーでも良くなくない?」と突っ込まれてしまうなど自由すぎる。
嗚呼、とにかく何処も彼処もレンジらしさの塊。それでいて3分11秒というコンパクトさ。素晴らしい。
2.giga palooza ★
YOH曲と思わしきゴリゴリのアッパーチューン。
凝った曲展開は面白いが、メロディーが今ひとつ引っかからない。リズム隊が安定しているため聴けなくは無いけど。
サポートの桜井氏はカッコよすぎ。どちらにせよ前後曲とのバランス上、非常に邪魔。筆者は飛ばしてます。
3.ウトゥルサヌ ★★★★☆
風見しんご『涙のtake a chance』にインスピレーションを受けて作ったという、レンタル・配信限定第1弾シングル。。
ユルくてヘンテコなメロディー・曲構成と、それを彩る隙間の多いギターワークとポコポコした電子音。
1曲目同様、ヲタっぽさとポップ感の両立が見事である。
これをMステで聴いたときは「ちょwwこんな変態な曲ファン以外反応しねーよww」とか思ったが、
実況板での評判も悪くなくYoutubeでのPV視聴回数は40万を超えるなどファン以外からの評判も高かった。
何が評価されるかわからない時代である。
4.月花雷符 ★☆
これまたYOH曲。
Bメロのファンキー感はいいが、サビが駄目すぎる。ジョンソン云々言ってるのはレンジらしくて良いと思うけど。
あとラストの語りは人によってはムカつくかも。
5.今夜はtonight ★★
タイトルだけですでに脱力。スカの要素を感じるポップチューン。
歌詞が結構エロいのにそれを感じさせない(ってか感じさせる気すらなさそうな)歌いっぷりがお見事。
サビメロはどうもやっつけ感が漂う。もうちょいどうにかならなかったのか。
6.今すぐMy way ★★☆
Mステでも披露された、FLOWやウーバーっぽいストレートな曲。
似たような系統の曲として『O2』があるが、あちらが何だかんだいって独自性を出していたのに対しこちらは本当に飛び道具無し。
この曲でのレンジらしさと言ったら3MCとNAOTOのギターワークがノイズ系統であることぐらい。
なんか勿体無いような気もするが、この曲を待ち行く人に聴かせれば誰もが「あぁレンジ」と思うだろうしそれはそれで凄いことかも。
7.風灯らす ★★☆
またもやYOH曲か。10-FEETとかにありそうなメロコア曲。
ベタ。サビに泣きメロが入ってるのもベタ。それ以上でもそれ以下でもないけど、良いメロディーだと思う。
8.恋のメリーゴーランド ~世界滅亡ver.~ ★★★☆
80年代風のダサさを狙ったダンスチューン。特にサビがいちいちダサくて笑ってしまう。
9.2ヶ月ぶりのHoliday ★★★
HIROKIソロ曲とも言える、ノスタルジックなエレポップ。
ペチュニアロックスによるRemixのほうが先に世に出てしまったため、ここでやっと原曲お披露目と言うことになる。
童謡の様なわかりやすいメロディーが良い。
10.さくら ★★☆
まさかのドープ系HIP-HOP。
不穏な音色を奏でるトラックがカッコよすぎる。普通にそっち方面に提供できる出来。
だがトラックの出来が良い分、本職のラッパーならもっとカッコよかったのにと思わざるを得ない。
ここの3MCも個性・味があっていいのだけど本物にはかなわない。
11.Insane ★★★★
2分間の衝動が詰まった爆走ハードコア。今回のYOH曲ではコレが一番かな。
重みのあるドラムのもと、ベースは前面に出てブリブリ鳴り、ギターも…がんばるw。そして勢いのある3MC。
エフェクトをかけたYAMATOのシャウト連発はやはりなかなかの武器だと思う。
そしてここではYOHも歌う。あれ・・・良い声だ。硬派なロキノンバンドのヴォーカルにいそうな感じ。
12.Five Mic  ★★★★☆
これを締めにもってくるか・・・。
文字通り5人がマイクリレーをする、『PANIC FANCY』収録の『5』の事実上の続編。つまりメンバー各自のアイディアを繋ぎ合わせた実験作だ。
しかも通して聴くといまいちだった『5』と比べ、今回はテンポチェンジなどはあるが1曲としてまとまりがある。
レゲエを基調とした謎なパート→NAOTOのミニマルテクノ風味→爆走ロック+語り→爆走ロック+シャウトという構成。
これぞミクスチャー。これぞレンジ。
ちなみにこの曲、よりによってタイアップ付き。
総評.★★★★
新レーベル「SUPER ECHO LABEL」を設立し再スタートを切ったORANGE RANGEのアルバム。
前作のレビューの際に割と悲観的なことを書いてしまったが、Mステには出続け今作もオリコンTOP10入り。なんだ、今までと変わんないじゃん。
いや、PVをYoutubeにフルでうpしたりUstreamでライヴを配信したりレンタル限定でシングルを切ったり…と活動はより自由になった。
そんな感じでバンドの空気がいいからか、今作にはかつてないほどフレッシュな空気を感じる。
傑作だった前作『world world world』の唯一の不安点としてみずみずしさが少し足りないというのがあったのだが、今回はそれが嘘のように若々しい。
しかもマニアックな要素は失われることなくPOPに昇華されているし。
YOHの曲も一部捨て曲はあるものの11曲目などは確実に大きな収穫だろう。
だからレンジの持つ様々な面のうち、どこを求める人にも対応できる作品になっているのではないだろうか。
個人的にはNAOTOが好きなのでもうちょいマニアックな曲がほしかったところではあるが、
アルバムトータルで見ると、点数は同じものの後半が弱かった前作よりはこっちのほうが好き。

(後述レス)
すっかり見落としてましたが、今回は遂にバラードが消滅してました。
どこを求める人にも~と書きましたが、そこを求めている人にだけは不向き。
それでもレンジの雑食性が活かされた、バランスの良いアルバムであることは間違いないです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)