アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ざ・ぴーず。

Reviewer:10th. 527 名無しのエリー2005.08.27.

1.いいコになんかなるなよ ★★ 同発シングルだが明らかに浮いている。
2.どっかにいこー ★★★★★ これ以上に片想いの切なさを見事に表現しきった曲を知らない。
3.けばみ ★★★★☆ 喪男の妄想が典型的ポップメロと入り混じる佳曲。
4.やったなんて ★★☆ 喪男が現実を知ってへこむ曲。
5.マスカキザル ★★★★ 喪男が現実の空しさをエロくなげく悲哀に満ちた曲。
6.オナニー禁止令 ★★★★ 喪男が憧れの女にどうにかしてでも相手されたいと願う曲。やたらポップ。
7.Telしてこい ★★★ 喪男が一方通行の愛に不安を覚える曲。情けないガレージロック。
8.ぼけつ ★★☆ 喪男が開き直った曲。
9.いんらんBaby ★★★ 喪男が憧れの女を淫乱にみたて妄想した曲。
10.バイ菌マン ★★★ 喪男が自虐的になる、根暗なひきこもりのための曲
総評.★★★★
とりあえず喪男の必聴盤。聴いてない奴はすぐに聴け。
ドラムがテンポ取りすら出来ていない下手さなのだが、そんなのは関係ない。聴いてると味が出てくるってもんだ。ベース、ギターは上手いしね。
ピーズの中では「エロでまとめたコンセプト盤」的扱いを受けがちだが、はる(Vo.Ba)メロディーセンスが、光りに光った素晴らしい初期の名盤である。
30分ちょいなんで短いのが好きな人にはお勧め。しかし、あまりに安っぽいジャケはどうにかならなかったものか…。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:3rd. 341 オサレもどき ◆yHD.T.wvlc2002.10.07.

1.映画(ゴム焼き) ★★☆
映画のように気持ちよく流れるメロディーに人の人の部分を詠った詞。
いろんなことを頭に浮かべながらきいてるといつのまにか曲が終わっている感じ。
長いようですぐ、すぐ終わる。
2.好きなコはできた ★★★ 聞く度、涙が出ます。この 好きなコはできた という表現。ほんとにすごい。人生なんかこれからだ
3.日が暮れても彼女と歩いてた ★★★ なにが起こっても、なにを喰らっても、彼女がまだそこにいればいい。しみじみとした歌。
4.みじかい夏は終わっただよ ★★ だよ、だよ、という口調がなんかいい。俺の夏も毎年短いような気がする。
5.今度はオレらの番さ ★★☆ 人にそっぽ向かれてもフラフラ彷徨ってればそれでいいのかも。歌い出しがとてもいい。
6.井戸掘り ★★★ 歌詞のセンスは並大抵のもんじゃない。ふわふわした曲調。
7.手おくれか ★★☆ 散文的な歌いかただけど、スっと胸に入ってくる。あのときあーしてりゃぁなぁ・・・クソ
8.日本酒を飲んでいる ★★☆ 嫌なこと楽しいことも全部酒をのんでいい夢に変える。だらだらな名曲です。
9.シニタイヤツハシネ ★★★
もう終わりだ、なにをやっても上手くいかない、オレはどうせダメだ、ってやつに限ってすることをちゃんとしてない。
明らかに矛盾している部分と中盤の歌詞が特にいい。シニタイヤツハシネといっておきながら。
総評.★★★
客観的にみればこんな感じでしょうが、自分にとっては★★★★★のアルバムです。
無意識のうちに隠していた自分の弱い部分をモロに気づかされます。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:25th. 8-10 名無しのエリー2011.03.07.

1.脳ミソ ★★★★☆
キレのある演奏とノリでグイグイ引っ張っていく一曲目に相応しい曲。
間奏のギターもキレッキレ。ベースラインもうねっててかっこいい。
「いいにしろ悪いにしろ とりあえず今日も死んでねー」という詞は活動再開後のピーズに繋がるものがある。
2.底なし ★★★☆
手拍子が入ってて楽しげな曲だが、詞がかなり自虐的というか虚無感たっぷり。
前作に収録されててもおかしくなさそう。しかしいいメロディを書くなぁホント。
「カラッポだ 何が自由だ いい眺めだぜ」という部分は、次作のアルバムの雰囲気を予言していたのだろうか。
どうでもいいけどこれ、バラエティ番組のタイアップとってたんだよなぁ。
3.どこへも帰らない ★★
バンドのことを歌ったもの。
3曲目にして早くもヤケクソ気味な演奏だが、あまり印象には残らない。
「お先真っ暗 充分だ ヒン曲がったまま 引きずったまんま」という部分がこれまた今後のバンドの状態を暗示しているよう。
4.ザーメン ★★★
曲名がアレだが、歌詞はよく読むと「好きな子への想いは残さずに全部ぶちまけちまえ」と、とれる。ベースラインが良い。
間奏で「ザー○ンぶっかけろオラー」とか言っちゃってるけどホントよくメジャーで出せたな、と。
5.とどめをハデにくれ ★★★★★
ノリ重視のライブ定番曲。前作に収録される予定だったが間に合わなくて今回収録されたとかなんとか。
歌詞はバンドのことを歌ったものだが、捉えようによってはクスリを匂わせる。
間奏とアウトロのギターが良い。3分弱という短さながら、バンドの力量を十二分に感じる。
6.負け犬 ★★★★☆
詞がかなり後ろ向きかつ攻撃的。無理矢理他バンドで例えるならクーデターあたりのsyrup16g。
ボーカルにエフェクトがかかっているのが、曲自体にも荒削りな感じを与えている。アレンジの勝利。
「どーせ勝ってもつらそーだ」という詞がいかにもピーズらしい。
7.Hey君に何をあげよう ★★
彼女になにかあげたいけど、結局何にもできない、哀愁漂うラブソング。歌詞の繰り返しがちょっとくどいか。
後半のエフェクトがかったギター音が気持ちいい。
8.Get Back アブ ★★
ライブで真価を発揮しそうなコテコテのロックンロール。歌詞はイミフ
やたらシンバル音がでかいのが気になるが、演奏自体はかっこいい。
9.何も憶えてねー ★★☆
これもライブ向け。歌詞は実体験なのだろうか。
10.やっとハッピー ★★☆
曲自体はそこまで突出したところはないが、詞がいい。
この曲書いてるときのはるさん、幸せだったんだろうなぁ。次作を聴くと、涙なしには聴けなくなってしまう
ベストで再録されたが、イントロ部分での演奏が入るタイミングの違いしかわからず。
11.じゃますんなボケ(何様ランド) ★★★★☆
前曲での(客観的な)いたたまれない雰囲気を吹き飛ばす名曲をここに配置。
「自分自身がアテになるんだ」と歌うピーズ流の人生応援歌。シンプルながらもツボを押さえたメロディもよい。
前曲と同じく再録されたが違いはそんなにない。
12.ハニー ★★★
最後にまたもやライブ映えしそうなノリのよい曲。なぜかTr.5のメロが頭をよぎるがそれよりは少し落ちる
ピーズらしからぬ(?)間奏のファンキーなギターソロが聞き所か。
ちなみにDr.Feelgoodのとある曲に激似らしい
総評.★★★★☆
キングレコード移籍後、初のフルアルバム。
前作のレコ発ツアー前にドラマーが脱退したため、サポートメンバーを数名起用(活動再開後に正式なメンバーとなるthe pillowsのシンイチロウ氏も参加)。
そのためかドラムに耳が行きやすい曲が並ぶも、ギター・ベースのフレーズはしっかりと主張している。
音はシンプルながらも理想的なロックンロールアルバムとなった。
詞は、今後(というか次作)のピーズの行方を暗示している曲もある一方で、
ピーズ流の人生応援歌・ラブソングなど振り幅の広い詞世界を展開。今までの集大成といった感じ。
ライブ映え必至の、ノリがよくキャッチーな曲が並び、後のベストアルバムに大半が収録されるため初心者にも聴きやすい一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 512 名無しのエリー2005.08.27.

1.線香花火大会 ★★★★★ すぐ後の活動休止を匂わせる悲しい歌詞。表現方法が秀逸。メロも素晴らしい。
2.鉄道6号 ★★★★ M-1と同じようないかにも「終わり」を感じさせる曲。
3.実験4号 ★★★★★ 「君と最悪の人生を消したい」という邦楽史に残る歌詞を乗せて歌った名曲。ウルフルズもカバー。
4.植物きどりか ★★★ 上3曲と次2曲が素晴らしすぎて印象に残らない。
5.ハトポッポ ★★★★ ミディアム曲。孤独…
6.ドロ舟 ★★★★☆ 今でもライブでよく歌われるノリのいい曲。やはり歌詞がいい。
7.月面の主 ★★★☆ 表現しにくいが、この曲もくる。
8.赤羽ドリーミン ★★★★ 夢から醒めた後の悲しみのような、なんというか…
9.見切り発車 ★★★ どちらかというと復活後の曲調に近い。おやじのロック。歌詞はやはり活休を匂わせている。
10.反応ゼロ ★★★☆ この曲でピーズが終わりだと思うと本当に落ち込んだな、当時。「ひどく自由」
総評.★★★★☆
前半は文句なし。-☆なのは後半が少し弱いから。ピーズといえば「とどめをハデにくれ」を推す人が多いがこれも負けず劣らずの名盤。
歌詞の面で言えば、日記調だった「とどめ」に比べ、幾分歌詞らしい。冴えている。
音楽にどっぷり浸かりすぎたダメ人間には、心に突き刺さる歌詞が次から次に繰り出される。
1曲あたりが短く暗い歌詞のわりにサラっと聴けるのもいい。疲れない。
前作との間にギター・ドラムが交代しており、うねりのギターが無く、音はポップ。
メロディは2nd「マスカキザル」とはりあうほど良い。シロップが好きなら一度聴いてみるといい。
俺はだいたいひとつのアルバムに★★以下を少なくともひとつは入れるんだがこのアルバムでは無理だ。マンセーレビューだが、仕方ないのだ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:4th. 433-434 荻野目洋子萌え2003.02.17.

1.生きのばし ★★★☆ ダメ人間ぽさがよく出ている。
2.ゴーラン ★★★☆ ベースから始りドラム、ギターと音が増えていく渋い曲。ベースのメロディが曲を引っ張る感じが良い。
3.ブリロー ★★★☆ うって変わってギターメインのポップな曲
4.サイナラ ★★★★ シングルらしいアップテンポ曲。キャッチーなメロディだがちょっと安っぽい
5.ひとりくらいは ★★★★ スロウなバラード。
6.バースデー ★★★ コーラス汚い。
7.無力 ★★ 単調すぎる。個人的にフォービートで速い曲は苦手
8.ヒッピー ★★★★ メロが美しくビートルズっぽい普通に良い曲。
9.ギャンブル ★★ 曲の構成が単純でメロも単調すぎだが曲間のギターが◎
10.使いのこし ★★★☆ 古臭い曲。とても2000年代につくられた曲とは思えない。途中スカ調になったりしてアレンジが凝っててグット。
11.喰えそーもねー ★★★★☆ ポップでアップな明快なロック。名曲グラダーの前にこの曲があることでグット締めることになる。
12.グライダー ★★★★★
オアシスの名曲「ホワットエバー」から気品を無くしてスルメという魔法をかけた曲。
ギターがリフと呼んでいいのか分かないが、ずっーーと良いメロディを流している。
このギターは反則だ!!
歌詞もグッとくる内容でタイアップつけてシングルカットすれば100万枚売れるだろう。
あえて三国志の武将に例えるなら関羽だね。
総評.★★★★(8.5点/10)
オアシスを日本人がやるとしたらこんな感じになるんじゃないかな?
サウンドは粗く60年代の洋楽のニオイがプンプンする。だから音楽的にはなんの目新しさもないし、なぜ音楽関係者に受けが良いのか分からない。
ただ、歌詞に関してはダメ人間っぽさがあって男受け、もっと言えば2ちゃん受けすると思う。
大好きなトモフスキーの双子の兄のバンドということでベストを買ったけどイマイチで、「グライダー」を視聴したら思わずリピートして聴いてしまいハマった。
それ程にこの曲は良い。別格だー。歌詞もいいしカラオケで歌いたいーー
個人的にはこのアルバムのほうがベストより良かったりする。
欠点は3ピースということでキーボートとか機械音を一切排しているため曲のアレンジが限られていて
同じような曲がならんでいるイメージを持ってしまうところ。もうちょっと音楽の幅を広げてもいいじゃないかな?って思う。
ただし、このアルバムに関しては1曲1曲つぶ揃いの曲が並んでいて買って損はしないハズ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。ヒイキメ無し。)

Reviewer:13th. 302-303 名無しのエリー2006.10.09.

1.体にやさしいパンク ★★ ゴリゴリロック。TMGEぽい。キャッチーさは皆無。
2.ノロマが走っていく ★★★ 活休前の雰囲気が伺える。サビメロが弱いので印象には残らない。
3.リサイクリン ★★☆ ギターがかっこいいですがそれぐらいかな。
4.東の窓 ★★★★ 一言で表すと「哀愁」。夕暮れ時の情景が浮かぶ。
5.生きてれば ★★★ 単体で聴くと平凡なんだが前曲からの流れで聴くと良く聴こえる。
6.焼めし ★☆ 復活後2作の曲の大勢と同じように特に意味のない歌。
7.クリスマス ★★★☆ Syrup16gが好きなら間違いなく気に入るだろう。活休前の匂い丸出し。
8.グッタリしたいぜ ★★★ ボーカルがやや引っ込み気味。演奏を聞かせたい曲なのかな。
9.風の夜 ★★☆ 曲間にガガガSPがやるように演説口調で喋っている。
10.40 ★★☆ 80年代後期のビートパンク(曲調がね)を彷彿とさせるナンバー。
11.耳鳴り ★★★ ライブ会場限定ではあったが実に9年ぶりのシングル。特筆する所はない。
12.サマー記念日 ★★★ パーカッションや口笛などを混ぜたピクニックに出かけた気分のようなほのぼのした曲。
総評.★★★
活動再開後は休止前のメンヘルっぽさがほとんど見受けられなくなり、昔からのファンをがっかりさせたものだった。
サポートドラマーであるthe pillowsのシンイチロウ加入の影響も多少はあったのか、「キャッチーさの薄れたピロウズ」っぽいバンドになってしまっていた。
しかし、今作では全盛期のように「なげやりな自分」「脱線した人生」などのテーマを軸に詩が書かれており、往年のファンからの評価は高い(はず。
休止前と比べると1曲ごとの個性は薄く、特にメロディ面で劣っている感は否めないが、
抜きん出た曲が見当たらない分、アルバム全体としてはわりとまとまっており、復活後のアルバムの中では間違いなく一番良い出来である。
ベテランバンドながら保守的にならずどんどんアクティブになっている点は好感が持てる。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)