アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ぽけっと・びすけっつ。

Reviewer:12th. 124-126 名無しのエリー2006.04.07.

1.Pink Princess ★★★★☆
ゴリゴリした感じの音のギターから始まる、疾走感溢れるアップテンポのロック。
勢いが最後まで途絶える事ないので最後まで一気に聴くことができつかみには最高。
2.Yellow Yellow Happy(Album Version) ★★★☆
「もしも~生まれ変わっても~♪」というサビのフレーズがすごく印象的な曲。繰り返されるサビはすごくキャッチー。
ミリオンヒットを記録しているので、誰でも一度は耳にした事はあるはず。
ただ、メロの歌い方は女の子らしく可愛くしてるんだろうけどどうも個人的に受け付けない。
3.White Summer Heaven ★★
一般的な夏の曲から連想する爽やかな曲でも熱っぽい曲でもない、とても可愛らしい曲。自分は穏やかな夏の午後のビーチの光景が思い浮かんだ。
アルバム内だったらまぁこういう曲もありか。千秋の歌唱が受け付けるかどうかがポイントだと思う。
4.Violet Moon ★★☆
ダークな路線のマイナー調のロック。イントロが怪しげかつ格好良く、曲に引き込む力は十分。
ただ、メロディーの展開やCメロは絶妙なんだけど、サビがパワー不足。サビが良ければもう少し評価を上げれるんだけど…。
5.Rapturous Blue(1997 Album Version) ★★★★
こちらもマイナー調のロックで、幻想的な雰囲気を加味した感じ。メロディーラインの細かい動き方がなんともいえない浮遊感を引き出している。
ただ、Aメロだけ別の曲に聴こえてしまうくらい明るくて曲内で浮いてるのが残念。
6.Red Angel ★★★★★
シンセの音をフルに活用した疾走感溢れるナンバー。
間奏のピアノソロからサビを2回繰り返すんだけど、一度演奏がフェードアウトしてからまたサビに入る演出は見事としか言いようがない。
千秋の歌唱がこの曲では良い感じに聴こえて、言い過ぎかもしれないけどポケビの良さを最大限に活かした曲だと思う。
7.Orange ★☆
なぜかこれだけメンバーの内村が作詞作曲している。歌も内村が歌っている。そのせいかメロディーが退屈。繋がりの良い音を並べたような印象がした。
最低限に抑えた演奏は曲にマッチしていて良いけど、その分歌唱の稚拙さが際立っているような…。
8.GREEN MAN ☆
爆風スランプなどのコミックバンドのようなコミカルな曲。ヴォーカルはウド鈴木だけど、正直聴くのが辛い。
「俺の歌を聴いてくれ」というんだったらもっと聴けるように歌ってください…。
9.Rapturous Blue(New Sound English Memorial Version) ★
05の英詞バージョン。ボーナストラック的な意味合いだろうか。
楽曲自体はアレンジが違うだけ。こちらは水の中を漂っているような雰囲気。
とりあえず英語の発音悪すぎ。出だしの部分は酔っ払いが叫んでるのかと思った。
総評.★★
「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」から誕生した、千秋、内村光良、ウド鈴木の3人からなるユニットポケットビスケッツの1stアルバム。
シングル曲や一部のアルバム曲(特に01)の出来は非常に良い。企画物のアルバムだが、それ以上の評価を下してもいい楽曲もある。
ただそのためかややレベルの低い楽曲もちらほらあり、後半の3曲は生暖かい目で見ても微妙。
正直01~06だけ収録したミニアルバムにしても良かったんじゃないかと思う。
後、3人ともヴォーカルとしての能力は低いのでそういうのが気になる人は鼻につく部分が多いと思う。
オリジナルアルバム以上ではないが、企画物としては水準をしっかり満たしているので過剰な期待を抱かずに聴けばがっかりする事はまずないと思う。

…偉そうな事を言ってますが実は結構好きです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 75-76 名無しのエリー2007.11.11.

1.Overture -Millennium- ★
アルバムの始まりを告げるインスト。ストリングスで壮大なアレンジではあるが、次曲とのつながりは悪い。
2.Rapturous Blue ★☆
デビューシングルであるが、知名度はかなり低く、アルバムの中でも影が薄い。
サウンドはいかにも90年代のJ-POPといったところか。千秋の歌唱力もまだ発展途上に聞こえる。
3.Yellow Yellow Happy ★★★★☆
2ndシングル。彼らのブレイクの契機となった代表曲である。
キャッチーなメロディと「もしも生まれ変わっても また私に生まれたい」という印象的な詞が特徴的なサビから始まる。
内村のピアノソロ~大サビへの盛り上がりが秀逸。
4.Red Angel ★★★★★
個人的ベストトラック。明るいポップなポケビのイメージとは裏腹に、どこか切ないメロディーとパーカッションのアレンジが良い。
曲全体に漂う退廃的な雰囲気はもはやバラエティー番組の域を超えている。内村のソロパートも絶妙。
5.GREEN MAN ★★
ウドがメインボーカルをとった、ポケビ内では「黒歴史」扱いをされている曲。
ノリの良いロック調ナンバーで、番組内でのライブでも盛り上がった。
ウドのキャラそのままに、良い意味でバカ全開の詞が特徴。千秋の高音コーラスも聴き所である。
6.POWER ★★★★
代表曲。この曲で紅白にも出場。スローなイントロからアップテンポに変わるアレンジが印象的。
ポケビの曲全体に言えることであるが、ポップなメロ~メロディアスなサビという流れをもつ、典型的な曲。
内村のキーボードパートが最も多い曲でもある。千秋の歌唱力と声量が凝縮されている。
7.Interlue -青の住人- ★
次曲につながるインスト。
8.青の住人 ★★☆
内村ソロ曲。高速のピアノによるイントロのインパクトが強い。
ほぼ全域にわたってピアノの音の印象が強いため、曲そのものが伴奏に負けている感じを受ける。
余談だが、作曲がTERU(内村)となっているが、内村は作曲ができるのだろうか?
9.マーガレット ★★
千秋ソロ曲。千秋がコーラスを含め一人三役を担当している。ポケビ名義の時とは歌唱法が全く違い、可愛らしく歌っている。
それもありではあるが、千秋の声の魅力は伸びのある力強さと声量だと思うので、若干微妙な印象。
もっとも、曲調とメロディーを考慮すれば妥当な歌い方であるが。
10.まごころ -THANKS Version- ★☆
ウドによるクラシックギターのインスト曲。
メロディーは良く、演奏力も素人が一から練習したことを考えれば多めに見れる。
バックはもう少しシンプルでもよかった。
11.My Diamond ★★★★☆
千秋の歌声の魅力をどうやって最大限まで引き出せるか、と考えたとき、ロックサウンドの中でこそ活きるものだと感じさせてくれた曲。
Cメロ~大サビの展開は超が付くほどクオリティが高い。ベースラインもカッコイイ曲。
12.Days ★★☆
アップテンポでキャッチーな曲が多いポケビにおいては異色作といえるバラードナンバー。
イメージ先行のためかやはり地味な印象を受ける。サビのメロディーもどこかで聴いた感がある。
ウド初のギターソロはなかなかよかった。
13.ポケビの歌 ★★
内村&ウドが千秋へ送った曲。いかにも感動してくださいといった曲調である。
実質最後のアルバムのラストトラックであり、企画物の最後を締めくくるのには相応しいであろう。
総評.★★★★
90年代を代表するバラエティー番組、「ウッチャンナンチャンのウリナリ」から飛び出した、
いわゆる「企画物ユニット」の代名詞的存在であるポケビのベストアルバム。
90年代という時代がそう感じさせるのか、単なる懐かしさなのか、とにかく名曲が多い、と改めて感じさせてくれた。
ほぼ全ての作曲を担当したプロデューサーのパッパラー河合の作曲力の高さが伺える。
そして何よりメインボーカルの千秋の歌唱力には圧倒される。ヘタな歌手より上手い。
いつかまた復活してほしいなあ、と願っているのは自分だけではあるまい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)