アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ぽりしっくす。

Reviewer:16th. 595-596 前スレ802008.02.13.

1.ドモアリガトミスターロボット ★★★★
Styxのカバー…だが、原曲をyoutubeで聞いてびっくり。サビ以外はほぼ原形をとどめていない。
非常にご機嫌なPOLYSICSでしかできないロックナンバーとなっている。
また、この曲には非常に傑作なPVもあるので機会があればぜひ見ていただきたい。
2.BUGTTE RO BO- ★★★
非常に不安定な感じのロックナンバー。妙な加工をされたボーカルが不安感を煽る。
POLYSICSの様々なアルバムを聴いて、意外と異色作だということに気がついた。
ちなみに歌詞には文字化けが使用されている。どう歌っているかは…まあ聞いてからのお楽しみということで。
3.Head O'clock ★★★★
音を外したようなピアノの旋律によって独特の「ユル感」が出ている曲。なんとも癖になる一曲。
ところでタイトルの「Head O'clock」ってなんだ?
…POLYSICSに意味を求めても仕方がないことは分かっているが。
4.My Way ★★★★
ロカビリーの名曲…らしいが原曲を聴いたことはない。
シド・ヴィシャスのカバーバージョンは聞いたことがある。この曲もそのヴァージョンを下敷きにしていると思われる。
クレジットによるとボコーダーで歌っているのはハヤシではなくDennis Gunnなる人物らしい。
原曲の良さを壊さずに、見事に自分流にアレンジしている。「一期一会」の「チェリー」もこの方向性でやってもよかったかもしれない。
まああれはあれで面白いカバーになってるけど。
5.Code4 ★★★★★
POLYSICS屈指の名曲。
「For Young Electric Pop」に収録されたバージョンより少し短いのでこちらのほうが聴きやすい。
(アレンジの良さで言ったら「For Young Electric Pop」バージョンのほうがいいかもしれない。アコギも入っているし)
POLYSICSには珍しいメッセージソング。メロディーも美しい旋律を奏でている。しかし決して暗くならない。
ハヤシはすごくいい詩を書けると思う。(「Now is the time!」に入ってる「Bye-Bye-Bye」の詩とか好きなんだよなあ…)
総評.★★★★
ミニアルバムながらクオリティーの高い曲が集まっている。初心者にもおすすすすめ!
(★5個が満点。)

Reviewer:17th. 24-26 前スレ812008.02.18.

1.カジャカジャグー ★★★★★
「ザ・ポリシックス」な一曲。とにかく暴れてる。
一緒に叫ぼうぜ! 歌詞に意味を求めてはいけない! タイトルの「カジャカジャグー」の意味も求めてはいけない!
PVも面白いので必見。ちなみに「すぐラッキースター」という歌詞があるが某アニメのことではない。
2.Genki Rock A-B-C! ★★★
どっかで聴いたような変な曲。このメロディーは好きになれない。
最初に入ってる「ワン ツッ スリー!」のカウントはハヤシの唾が飛んできそう(実際飛んできたらやだな)。
3.テクノドラキュラ ★★★★
ディスコ調の変な曲。歌詞はまたもや意味不明。
「欠陥ディスコ」?「アミノゴハン」??「列島 列島 列島 yeah!」??? …意味を求めてはいけない!
ノリはいいし曲のクオリティは高い。聴いていて楽しくなってくる部類の曲。
4.Rick?・K! sec.★★★★
タイトルは意味不明。歌詞は適当にコトバを組み合わせた感じ。
全編ボコーダーの不思議な、短いクセになる曲。さくっとどうぞ。
5.スリーオースリーオーマーン~Miss.ドーナツ ★★★
二つの曲が繋がっている。しかし繋がっている意味が分からない。
「Miss.ドーナツ」が短い曲なので繋げたのかな?と思ったけど2分近くある(わざわざ繋げる必要はない)し、分ければよかったのに…
それぞれは素晴らしい曲なので、分けてレビューします。
 スリーオースリーオーマーン ★★★★★
  超がつくほどアップテンポの曲。パンクだね。「湖の中では健康」…歌詞に意味を求めてh(ry
  こういう曲はライブ映えするだろうなあ。ライブで聴いて思いっきり暴れたい。でも行けないから部屋で聞いて一人で暴れる。そんな曲。
 Miss.ドーナツ ★★★★
  ドーナツの名前を並べたかわいらしい歌詞。これを今まで意味不明なことしか言ってなかったハヤシが書いてるのか?
  中田ヤスタカ並み(比べられるのは両人ともに不服なような気もする)に天才だと思う。真面目に書いたら凄いのできるんじゃないか?
  曲もかわいらしいポップ(ただしニューウェーヴ)になっている。
  なのに使われたのがカーナビのCM。何でミスタードーナツとかじゃないんだよ。
繋いでしまった罪は大きい。だれが繋ごうと思ったんだろう。
総評.★★★★
ポリシックスはミニアルバムに秀作が多い気がする。どれも劣らない感じでなかなかどうして…
でもこれは布石に過ぎない。「National P」前夜、最後の一暴れ、爆発寸前の音源。
アクが強いので、初心者は前回レビューした「RO-BITS」から入るのが無難。

<後述レス>
 いないと思うけど、文字化けしている方へ:4曲目のタイトルは「Rick (ハートマーク)・K! sec.」です。
 5曲目は曲が繋がってるわけではなくて、ちゃんと無音状態が入ってるのにトラック分けされていない、ということです。
 分かりにくかったので追記しときます。
(★5個が満点。)

Reviewer:19th. 506-510 名無しのエリー2008.10.02.

1. ワトソン ★★☆
「絶対に、ハイテンションのまま、言葉を並べただけだろ」としか言いようがない妙な歌詞とテンションで突っ走る一曲目。
途中で心停止しかけるが、そんなの関係ねぇ。
この曲を聴き終えると、生暖かい目で見守りたくなる(嘘)。
2. Electric Surfin' Go Go ★★★
POLYSICS流サーフロック。かといって夏を連想させないのがPOLYらしい。
なんとなくだが、丘サーファーみたいな感じ。何か間違っているのもPOLYらしい。
ベースソロってのが新鮮。
3. ニューウェーブ電話相談室 ★★
ハヤシ曰く
「ギターを中心としたインスト・ナンバーが多かったので、「ここは一つ、『YMO』ばりのシンセをメインとしたインストやったるか!!」というテーマで作られた曲」
らしい。
タイトルに意味が無いのはわかっているが...こんな相談室はイヤだw
4.Catch On Everywhere ★★★★
サンボマスターの山口がなぜか妙にいい発音で褒めてたという曲。
なぜかボイスチェンジャーを通して歌うハヤシと普通に歌うカヨのデュエット。普通にフミとカヨのデュエットにしないとは...ひねとるのぉ。
歌詞はスウィーツ(笑)化してない女の子...でいいのか?そんな内容。
5.ハードロックサンダー ★★★☆
再び声を加工したハヤシがヴォーカルを取るハードロック風ニューウェーブ。
どうやらDEEP PURPLEに触発されたらしい。その面影はまったくないが。
と思ったらまともなHR風ギターとシンセが!! なにがあった、ハヤシ!! 正統派なんて死んでもやらなさそうなお前に何が遭った!?
ちなみに、ラストは予想通りぶっ壊れるのでご安心を。
6.偉大なる頭脳 ☆
P-MODELカバー。原曲自体がぶっ壊れているので、まともになってしまった。
これではP-MODEL解凍待ちのファンも複雑だろう。
7.ズーバーマン ★★★
前半と後半のドラムが違うのは何故だろう?
またも歌詞は「考えるな。感じるんだ」という路線。ラストはフミとヤノ掛け声。妙なテンションの曲。
8.人生の灰 ★★★☆
フミによる変態ダンスミュージック。飲みながら作ったなw
タイトルだけならゴサーとかダークな曲を好みそうな人から見たら「キュンv」と来るのだが、聴いたらズコーw
もちろん、どっかの俳優みたく飛んだりしません。
9.サイボーグ彼女 ★★★
なんと、カヨがギターをプレイしているという珍しい曲。だから、いつもよりロックっぽいのか。シンセも打ち込みのみなので締まってる。
どうでもいいが...この歌詞はお菓子のオマケのことを歌ってるのか?
10.赤いマスター ★★☆
ほぼ英語で書かれたロック。メインヴォーカルはフミ。どうやらフミの酒焼け声が非常にマッチしていたからというのが理由らしい。
確かにこれはハヤシやカヨに合わないw
とっつきにくいけど、妙な味がある曲だと思う。
11.夢・打ち込み ★★★
ここではヤノはタンバリンに専念し、そのかわりリズムは打ち込みというポップス。
可愛らしいカヨのヴォーカルだが、歌詞が妙にヤンデレ風味(わかりにくい?)
弦楽隊もここでは控えめ。
12.プロテニス ★★★☆
ハヤシとヤノの掛け合いによるロック。とにかく暑苦しい。特にヤノが。
この曲でヤノは大声を出すと声がひっくり返る声質であることが発覚(ハヤシ談)。途中でズレたトランペットが乱入とカオスな所もある。
ぶっ飛びすぎだろ、これ。とはいっても、こんなの、いつものPOLYからしたら何のことは無い、当たり前のことなのかもしれないが。
13.オールウェイズハピネス ★★
日常に溢れる音をサンプリングした(カヨがせんべい食ってるときの音含む)ポップス。
ただし、それに反して曲は恐ろしく普通。壊れたテンションこそPOLYなのに...。
歌詞は完全に病んでる。でも病院に行ったら困るのでそのままでw
14.Shizuka is a machine doctor ★★★★
英語詞のロック。歌詞がアレなのはいつも通りなので放っておくとして...
曲自体は当時、流行っていた80年代要素を取り込んだ音作りになっている。こりゃあ、海外で人気出るのもおかしくないわな。
ところでシズカって誰? 仕事は早いらしいけど。
15.You-You-You ★★★★☆
久々のマジ歌。これがケロロに使われていたんだぜ...普段の曲の方が合うだろJK。
演奏はいつも通り。しかし、これを聴くとハヤシがマトモに戻ったのではないかと心配で仕方がない。...アレ?
あ、もちろんいい曲です(取ってつけたかのように)。
16.POLYSICS OR DIE!!!!
変則的な一曲。当初はスローに、「OR DIE!!!!」で高速化。
『You-You-You』ではなく、この曲で締めたのは一体w
当然、スローテンポなんぞまどろっこしく思ったのか突然疾走開始。
「最後のセクションの「P・O・L・Y・S・I・C・S!(オアダイ!オアダイ!…)」まで、全く息継ぎが出来ない」とのことだが、
そんなの聞いてる側も承知。最後は息も絶え絶えになってるように思う。
これをどう評価しろと。変態すぎてまともな定規で測れません。
総評.★★★☆
妙なテンションだけで乗り切ったPOLYSICS、6枚目のフルアルバム。
音自体はポップなんだが、ぶっ壊れた曲がほとんどなので、普通の人は聴いてから頭を抱えることが容易に想像できる、恐ろしいアルバムでもある。
これを勧めるならベストか「Now is the time!」を勧めた方が賢明。
普通の音楽に飽きたらこれを聴いてみよう。逃げたくなったらまだまとも。ウキウキしてきたら変態音楽への扉が開かれたので、諦めましょう。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.16は星評価なし。)

Reviewer:18th. 34-38 名無しのエリー2008.05.06.

1.Moog is Love ★★★
ハヤシお得意のパロディがそこかしこに仕掛けられていそうなメロディにニヤニヤ。
でもそこまで。本スレでも評判が悪いし、事実(一曲目なのに)いまいち感漂うナンバー。
ライブで聴けばいいかもしれない。
2.Pretty Good ★★★☆
シングル曲。ピアノの軽快な響きとハードなロック調のメロディとの組み合わせが面白い。まさにニューウェーブな一曲。
これが一曲目だったらよかったかもしんない。
シングルで初めて聞いた時は「薄い曲だな~」とか思ってても、そのあとふとした瞬間に聞きたくなる、意外と中毒性の高い楽曲でもある。
ソースは俺。
3.Rocket ★★★★★
電子音と女性ボーカルで構成されたメロから生演奏全開のサビへと移行する、独特のポップ感を持ち合わせたナンバー。
個人的にスマッシュヒットなナンバー。近年のシングル曲で一番いいと思う。サビの、爽快なのにどこかメロディアスな旋律が印象的。
アニメ「もやしもん」のED曲。クレイアニメが可愛かった。こっちでやってないからニコ動で見ただけ(しかも本編見てない)けど。
4.機械食べちゃいました ★★★★★
タイトルでふざけていると思ったあなたは間違っている。これがもうポリ節全開な超速パンクナンバー。
ハヤシとカヨがハイトーンボイスで叫びまくる、今作中でもハイライトナンバーとなっている一曲。
鉄板を叩いたり擦ったりした音が全編通してどこかで流れていて、不思議な「機械」感を醸し出している。
歌詞は相変わらず意味わからん(つーか意味はない)。
個人的にヤノの「はい、そうです」がツボww喋らせてくるとは思わなかった。
5.DNA Junction ★★★★
いきなり脱力しそうになるピアノの音から始まる。曲は最近のポリシックスには珍しい感じのロックナンバー。
「ENO」の頃の作品に一番近いかも。聴いてるとどんよりとした空気が頭の中に立ち込めていく、とにかく独特な曲。
間奏のメロディから逸脱していく不穏なピアノソロが印象的。ちなみに今作唯一の全編英語詞。
6.Kagayake ★★★
「ENO」収録の「Highway Rule」を今のメンバーでやるとこうなるよ!な曲…らしい。
が、その「Highway Rule」が爽快なナンバーであったのに対して、この曲はかなり気持ち悪い曲。
メロのハヤシの囁くようなボーカル、途中のカヨのシャウト、サビの不気味な音階…かなり不安定な気持ちになる。
歌詞は普通に前向きな方向だが、曲に合ってないことは確か。実際聞くとどうでもよくなるけど。
7.ポニーとライオン ★★
淡々とした曲調のロックナンバー。あんまりコメントできる要素はない。
しかし後半のハヤシによるギターの音みたいなボコーダーは特筆ものの気持ち悪さ。聴いてて吐きそうになる。
8.ありがとう ★★★★☆
「ありがとう」というと「バンドからいつも聞いてくれてるファンへありがとう!」とか、
「いつも支えてくれている君にありがとう!」という内容になるのか、と思うかも知れないが…もちろんポリがそんなまともな曲を書くわけもなく。
曲は前半は打ち込みと電子音のみで構成されているが、後半になると突如ハードなロックナンバーに様変わり。
最初は静かに歌ってたハヤシも後半になると豹変する。歌詞も投げやりなんだか性格悪いんだか…。
とりあえず世間が思う「ありがとう」のイメージからは逸脱している一曲。
9.イロトカゲ ★
ディスコチューン。このアルバム最大の問題作。本スレでも拒否反応示した人多数。
でもこの曲が好きという人もいた。好き嫌いがかなり別れそう。とりあえず俺は苦手。
そこまで嫌いでもないけど、別にポリがやるべき曲でもないかな、と…。
10.Mind Your Head ★☆
ロックナンバーだが突出したものがなく、退屈。個人的にここの2曲の流れは聞いてて辛い。
11.Digital Coffee ★★★★☆
はちゃめちゃでポップな曲。とにかくハヤシがしゃべるように歌う。聞いてて気持ちいい。つーか笑える。
「効能 I know 虹が出た! You know 才能 星を見た!」のところも笑える。ハヤシの声が裏返ってるw
で、サビはスカパンク風味で聞いていて楽しくなる。この曲はとにかくハヤシの軽快な歌声を楽しむだけでいい。
前2曲の退屈な流れを見事に阻止している一曲。歌詞は今作中最もカオス。
12.Boys&Girls ★★★
メロでじらしてじらしてサビで一気に打ち込みが炸裂する爽快な一曲。
歌詞で「胃に穴開くのは当分先さ!」だったのがそのすぐあとに「胃に穴開くのはもう来月さ」になっているのがシュール。
13.Blue Noise ★★★★★
打ち込みと電子音が主体になっていて、生楽器の音は一切ない。かなりメロディアスなナンバー。
「哀愁のある曲は生声よりボコーダーで歌ったほうが哀愁が倍増される」というハヤシによるアイディアをここでも実践。
とにかく曲がいいね。「泣き」のツボをうまく押してくる。歌詞はフミが書いている。よく曲に合ってます。
終わり方もあっさりとしていていいね。ここで終ったら最高なんだけれども…
14.Dry or Wet ★★★☆
最後の最後でやっちまったwww XCT「Neon Shuffle」の旋律があちこちにwww もうどうしてこの曲を締めに持ってくるのかww
前曲で終わらず最後にひと暴れするのがポリらしい。
今までになく直接的な歌詞が印象的。ちなみに俺はどっちでもないと思うよ(意味は聴けばわかる)。
総評.★★★★☆
本スレで賛否両論の嵐を巻き起こした一作。個人的には前作より好き。
だが、今までのファンには複雑な心境の一作だと思うし、前作や前々作にあった「パンチ」が欠けているため、少々物足りない一枚かも。
「Now is the time!」で入った人が「次聴くのはどれにすればいい?」という時一番とっつきやすい一枚かも。微妙にスルメ盤臭もする。
大体においてポリのアルバムはその良さが一回聴いただけでは分からないので、一ヵ月後、あるいは一年後聞くとまったく違った感想を持つ盤かも。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)