アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : あいうちりな。

Reviewer:2nd. 318 名無しのエリー2002.08.05.

1.be happy? ★★★ 歌詞は詰め込みすぎという印象が。
2.Close To Your Heart ★★☆ 不思議な展開。ツボにはまれば好きになるかも。
3.恋はスリル、ショック、サスペンス ★ ありがちすぎ。
4.snow drop ★★☆ イントロがイイ!
5.Her Lament ★☆☆ 小松未歩ってあまり好きでない・・・。
6.It's crazy for you ☆☆☆☆ ここまで馬鹿だと好きになった。
7.Can you feel my...? ★★ 印象に薄い曲。
8.Ohh! Paradise Taste!! ★★★★ 最後の男のラップはいらないと思うけど・・・イイ!
9.kimi e no sayonara ★★★ 切ないけど、力強いボーカル。
10.Dear...。From...。 ★★★★★ スタンダードなバラードだけど愛内の魅力がでていると思う。
11.be happy. ★★★★ 壮大すぎとも思う曲。でも、終わり方がイイ!
総評.★★★☆
元気を出したいときにはそこそこいいかも。最後のバラード3連続は、どれもいい感じ。
個人的にダンス系って打ち込みとかで安っぽい感じがして好きでないけど、そう言うのが好きな人にはお勧め。
(★:2点,☆:1点の計10点満点?)

Reviewer:13th. 418, 422 名無しのエリー2006.11.21.

1.be happy? ★★★★☆ 力強いボーカルが味わえる一曲。間奏ではホイッスルボイスが聴ける
2.Close To Your Heart ★★★★★ 伸びやかでハイトーンな愛内の歌声が惜しみなく発揮されている佳曲。
3.恋はスリル、ショック、サスペンス ★★★★★ 初期の彼女はミステリアス路線だったがそれを象徴するような一曲。豊かな声量が感じられる
4.snow drop ★★★★ 一見地味な印象を受けるが静かに雪が降り注いでいる風景が浮かんでくる良曲。
5.Her Lament ~誰にも聞こえない彼女の叫び~ ★★★★☆ 作曲は小松未歩。歌詞を詰め込みすぎなのが減点材料
6.It's crazy for you ★★★☆☆ クラブ向けのダンス・チューン。
7.Can you feel my...? ★★★★☆ キャッチーな一曲。広い声域を生かせている佳曲
8.Ohh!Paradise Taste!! ★★★☆☆ 少し安っぽいか…CDで聴く価値はあまりないかも
9.kimi eno sayonara ★★★★☆ シンプルだがソウルフルな一曲。力強い歌声が○。
10.Dear...。From...。 ★★★★☆ 女性人気が高いラブ・バラード。歌唱は他の曲に比べるとちょっとイマイチか
11.be happy. ★★★★★ ラストを締めくくる壮大なバラード曲。裏声の使い方上手い 歌唱はほぼ完璧
(★:1点,☆:0点の計5点満点。総評なし。)

Reviewer:1st. 327 名無しのエリー2002.07.10.

1.POWER OF WORDS ★★★★ KCP(・∀・)イイ!でもアウトローで萎える。
2.I can't stop my love for you? ★★ ギターのカッコよさだけな曲。つまらん。恋スリと同じような展開。
3.NAVY BLUE ★★★
漸く世間に知られるキッカケになった曲だが、ただただ目の前が暗くなるだけの曲。人生疲れました?と「肩をポンと叩いてあげたい」(w
4.Forever You ~永遠に君と~ ★★★★★
TVでは強引発展だが、ちゃんと聞くと実はかなりイイ。シングルでは首を捻るような感じだったが、アルバムで漸く良さが分かった。
5.pink baby's breath ☆ 個人的に大嫌い。プチプチ五月蝿いねん。
6.Be distant ★★★ 淡々としすぎ。確かにカチッとくるが…
7.wish 完全に捨て曲
8.Painted Black ★★★★★ 徳永&北浦キターー!大人りなりんを堪能しますたハァハァ
9.FAITH ★★★ 微妙なんだよな。詞もグッとくる部分もあるし、メロディも良い。その他は…。
10.SPARK 大賀帰れ
11.crystal pearl ★★★★ 感情篭ってます。名曲。しかし、オケとタイトルのミスマッチは如何なものか。
12.precious pain ★★★ 特に何とも思わないが、「生きてるのォ~」の辛そうな声に萌えハァハァ
13.Run up ★★★★ 三輪タソカムバック。エセトランスも聴き込めばなかなか。
14.Can you feel the POWER OF WORDS? ★★★
壮大感を狙ってるのだろうが、どうにも薄い感じがイナメナイ。アウトローがもう少し長ければ印象も変わったかも。
Sec.I Will Survive ★★★★★
発音はこの際考えないで聴くが良し。里菜タソの成長も伺え、アレンジも申し分ない。R&Bにちとラテンが加わったような感じか?
総評.★★★
ちと辛口に。里菜タソの可愛そうなとこは会社、アレンジャーに恵まれない事です。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.7,10は0点評価。)

Reviewer:13th. 412-413 名無しのエリー2006.11.20.

1.POWER OF WORDS ★★★☆☆
疾走感あふれるアップテンポ曲、アルバム表題曲だけにシングル級の勢いがある
サビが多くて後半、ダルくなってくる。
2.I can't stop my love for you ★★☆☆☆
名探偵コナンのOPテーマでわりと有名な曲。I can't stop~のサビは一度聴いたら覚えてしまう。
メロディ、アレンジ、歌詞、全てにおいてキャッチーな曲。飽きやすい。
3.NANY BLUE ★★★★☆
哀愁漂う歌謡曲的なミディアムテンポな曲。歌声もダークな雰囲気になるように歌っている。
4.Forever You~永遠に君と~ ★★★★★
ピアノ主体のスローテンポ→弱めのバンドサウンドのスローテンポ→バンドサウンド全開のアップテンポと曲調が変化していく、パワーバラード。
スローテンポからアップテンポに変化する瞬間はまさに鳥肌もの。
ハイトーン歌手ならでわのファルセットも聴きごたえあり。一番の名曲
5.pink baby's breath-album mix- ★★★☆☆
スローテンポなバラード曲。スイートでキュートな歌声が堪能できる。子守唄に是非。
6.be distant ★★☆☆☆
ミディアムテンポで暗めの曲。Aメロ、Bメロもキャッチーなので 全体的に覚えやすい。
7.WISH ★★★☆☆
これも暗めのミディアムテンポの曲。6よりは、打ち込み音もメリハリがあってアレンジも派手なので、明るく感じる。
ところどころで聴こえるファルセットが心地よい。
8.Painted Black ★★☆☆☆
大人な雰囲気を感じさせるのダンス曲。間奏にもアコギが鳴る。
サビのPainted Black~♪のリフレインが印象的。
9.FAITH ★★★☆☆
アップテンポな曲。曲としては地味なほうだが、サビの高音連発にはつい耳をすましてしまう。
10.SPARK ★★★★☆
アップテンポな応援ソング。元気が出るような気がするほどのエモーショナルさを感じる曲
メロディや歌詞が良すぎるだけに、アレンジが地味なのが惜しい。アレンジがよければ★×5はあった。
11.cystal pearl ★★★☆☆
スローテンポで神秘的な曲。ところどころでエレキギターが鳴り渡る。
何故かセイントセイヤの世界が思い浮かんでくるw
12.precious pain ★★★☆☆
哀愁漂うアップテンポなダンス曲
愛内里菜の曲の中でも、トップクラスにキーの高い部分がある曲。
13.Run up ★★★★☆
これぞアップテンポナンバーというべきトランス曲
わくわくするイントロ、トーンを抑えたAメロ、Bメロから一気に盛り上がるサビ、ラストのサビへと繋がる哀愁を感じるCメロ全てが素晴らしい。
この手のジャンルの曲にありがちな、決して安っぽさを感じない名曲。
14.Can you feel the POWER OF WORDS? ★★★★☆
ラストにふさわしい、バラード曲
このアルバムを聴いてくれてありがとう、これからもヨロシクね と感じとれる内容の歌詞も、
聴き手に向けたものでバラードにありがちなパーソナルな内容でないところが良い。
総評.★★★★☆
愛内里菜の2ndアルバム。全曲、キャッチーな曲がそろっていて。印象に残りやすい。
歌声が若干作ってる感があるところがマイナス点かな。
90年代のJ-POPが好きで、最近の女性歌手で気にいった歌手がいない人は聴くべきアルバム。
愛内里菜の歌唱力も素晴らしいし、アレンジも決して安っぽくない。
4.のForever Youは名曲。これ曲でも聴く価値はあると思う。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:13th. 741-743 名無しのエリー2006.12.05.

1.∞INFINITY ★★★☆☆
打ち込みロック的なスピーディーなアップテンポ曲。
1曲目だけあってシングル級の完成度。
2.FULL JUMP ★★☆☆☆
シングル曲。紅白出場したときの曲だし、プロ野球のテーマソングだったので割りと知名度が高い曲
イントロはキター!って感じるほど印象的。しかし、ものすごく飽きやすい曲である。
3.空気 ★★☆☆☆
シングル曲。スローテンポなバラード曲。
特にメロディが良いというわけでもなければ、アレンジも地味目なので彼女の歌声自体が好きじゃない限り、本当に空気のような曲。
4.Sincerely Yours ★★★☆☆
シングル曲。ミディアムテンポの心温まる曲。曲全体のメロディが良いのであまり飽きない。
5.風のない海で抱きしめて ★★★☆☆
シングル曲。一言で言えばglobeのDEPARTURESにそっくりな曲。
最初、スローテンポから始まって、途中アップテンポに変わる曲調もそのまんま。
なので、メロディやアレンジは文句なしに良いが、歌声が可愛く歌ってる感があり微妙。
6.Over Shine ★★☆☆☆
シングル曲。ロック調のアップテンポ曲。
打ち込みのリズム音が割とハッキリしていて良いのだがCメロの吐き捨てるかのような歌い方は○
だけど何か薄っぺらくて何度も聴こうとは思わない曲。
7.NO NEEDS
ピアノ音がメインのスローテンポなバラード曲。正直退屈。
彼女の歌声が本当に好きじゃなければ1番だけ聴けば十分。
8.Deep Freeze ★★★☆☆
シングル曲。ミディアムテンポの曲
曲の所々で聴こえる「Wow~」の綺麗な超高音ファルセットのフェイクはまさに愛内里菜の専売特許みたいなもの。
ただ歌声が可愛すぎで作っている感があるのと、曲が無駄に6分近くあるのが大きな減点要素。
9.double hearted ★★★★☆
日本舞踊とダンスミュージックを融合させたような曲。
アレンジ、メロディ、歌声全てが高次元にバランスされている。
10.our sound ★☆☆☆☆
ロック調の気だるい曲。サビが単調で退屈な曲。
11.CODE CRUSH ★★☆☆☆
01.のような感じの曲。特に良いわけでも悪いわけでもなく。
12.profuse love ★☆☆☆☆
スローな、バラード曲。07.と同じような退屈な曲。
愛内里菜にはこのような地味で乾いたリズム音のバラード曲は合わないと思う。
13.Fortune ★★☆☆☆
スローなバラード曲。2曲も同じような曲連続でおなか一杯です。
14.Happy Luppy ★★★★☆
01.11.と同じような感じの曲。ラスト曲にして、このアルバムで最も、疾走感のある曲。
今後を期待してくれ!と感じさせる歌声は素晴らしい。
総評.★★☆☆☆
愛内里菜の3rdアルバム。これといった名曲もない上に、曲数多すぎ
前半のシングル曲の連発+後半の退屈で手抜きバラード曲連発でアルバムの流れとしては最悪。
2ndアルバムまではダンスミュージック的な路線だったけど、このアルバムでは打ち込みロック的な路線に変化している。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:24th. 21-23 名無しのエリー2010.09.05.

1.FULL JUMP ★★★★☆
ビートロック Bm:張りのある高い声がよく活かされてます。
イントロのドラムから最後までエネルギッシュな曲で、バスドラの迫力が耳に残ります。派手なシンセ&ギターもアクセント。
2.I can't stop my love for you ★★★☆☆
懐かしい4つ打ち F#:イントロのギターアルペジオから哀愁たっぷり。
デビュー時に「ルーツはユーロビート」と言っていたのがよくわかります。高くて細くてよく通る声はユーロにとても合ってます。
3.恋はスリル、ショック、サスペンス ★★★☆☆
電撃ユーロビート(?) F#m:ピアノのフレーズがとても懐かしい
ユーロ。マイナー調のメロディでも明るくてパワーのある声なので一気に聴けます。
4.Sincerely Yours ★★★☆☆
ミドルテンポ HIPHOP風(?) F#:クラシカルなピアノ、スクラッチ音、スネアetc、親しみやすいアレンジ。
この人の魅力は、パワフルな歌声と(GIZAならではの)どこか懐かしい音使い。
5.Forever You ~永遠に君と~ ★★★★★
ミドル→アップ F#→G:F#は個人的に「感動させる」力が大きいキーだと思いますが、この曲ではそれが最大限に奏効してます。
テンポが速くなるところのバスドラとベースが聴きどころ。Gにキーが上がるのもよい感じ。
6.NAVY BLUE ★★★★★
ミドルテンポ F#m:クールダウン。ギターアルペジオからカチッとしたスネア、刻みのハイハットまで冷たい音使い。
ウインドチャイムのキラキラした音も効果的。メロディの流れもよいです。
7.風のない海で抱きしめて ★★★☆☆
ミドル→アップ D#m:エコーのかかった冷たいシンセ、打ち込み、ベース、テンポの切り替えなどavex的アレンジ。
マイナー調「ラシドレミ~」というサビのメロディはお馴染みの・・・
8.Close To Your Heart ★★★★★
思いっきりユーロ F#m:デビュー曲。当初の売り方(ミステリアス路線)のため少しダークな声の使い方をしてます。アレンジも攻撃的。
中盤の抜けのよさ、コーラスワークが聴きどころ。
9.It's crazy for you ★★★☆☆
ミニマルなユーロ F#m:フー!ワイヤイヤ!2ndシングル。
規則的なドラム&ベースとキッチュなシンセは最小限に、ハイトーンボイスと途中のラップ(男声)がメインです。懐かしユーロ一直線。
10.Run up ★★★☆☆
かっこいいトランス風(?) D#m:ディレイピアノ、シンセなどavex的アレンジ。
テンポの速いビートの効いたトラックと伸びのある声は、やはりこの人の真骨頂かなと思います。
11.Deep Freeze ★★★☆☆
デジタルロック調 F#m:浜崎あゆみ『appears』+B'z『LOVE PHANTOM』的アレンジ。それに歯切れのよいメロディがはまってます。
吹雪のようなファルセットとウインドチャイムが冷たさを表現。
12.空気 ★★★★★
ミドルテンポ Em:エコーの効いたクローズ/オープンハイハット、カチッとしたリムショット、穏やかなピアノetc、アレンジが控えめでまとまってます。
空気感を演出するボーカルエフェクトもぴったり。中盤いったんキーが下がるのも効果的で、最後にさらっと聴けます。
総評.★★★★★
2000年デビューの愛内さんが2003年に発表したシングルコレクション。
私は他のアルバムや近年の愛内さんを知らないのですが、この1枚は気軽に聴けるよさがあると思います。
ちょっと安っぽいアレンジとパワフルな声がちょうどよい、よくまとまった作品集。引退が惜しまれます。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:19th. 267-269 名無しのエリー2008.08.22.

1.TRIP ★★★★★
アルバムのオープニングに相応しいダンスポップ。
ホーンの音色が軽快に響く中、アクセント的に挿入されている色っぽいベースや、力強い生ドラム、繊細な ピアノも良い味を出している。
何より歌声が絶好調で、愛内の真髄が味わえる佳曲。
2.Harmony ★★★
Perfumeというか中田ヤスタカの曲を、もうちょっとJ-POP的にわかりやすくした感じの曲。
曲自体は悪くないが、愛内にはこういった無機質な曲は合わないと個人的に思う。
M-3のシングルに入っていたリミックス(初回盤のみらしい)は愛内らしくて良かった。
3.I believe you ~愛の花~ ★★★
先行シングル。結婚を歌うバラード。
なかなか壮大で耳に残る佳曲なのだが、バックトラックの安っぽさが気になる。アレンジ自体は良いのにもったいない。
4.Mint ★★★★
シングル曲。タイトル通りの爽やかダンスポップ。
やはりトラックは安っぽいのだが、メロディのフックの強さと相まって、逆に軽快な印象で良い。
5.PARTY TIME PARTY UP ★★★
シングル曲。doaの徳永暁人が作曲したパーティーソング。テンションが上がる曲。
今夜は女同士盛り上がろうぜ!といった内容の曲なので、男子としては聴くのに抵抗があるw
6.Creamy day ★★
M-4系統の爽やかダンスポップ。OLが好きそう。
基本的に愛内の歌詞は好きなんだが、この曲に関してはなんだか好きになれない。
7.さくら色 ★★★★
何がってわけでもないが和の匂いを感じるバラード。伸びやかなメロディに、綺麗な編曲と、丁寧な愛内の歌唱が上手く収まった佳曲。
愛内ってこんな儚げな歌い方も出来るんだ、と改めて幅の広さを実感させられる。
8.薔薇が咲く 薔薇が散る ★★★★★
シングル曲。勢いのあるアップテンポのダンスロック。若干ロック寄り。
ギターの鳴り響く激しい楽曲を力強く歌いこなす愛内。どっちも素直にカッコいい。
アニソンっぽいのはご愛嬌。つか、実際にこの曲だけはアニソン(蒼天の拳OP)。
9.Silent Motion ★★★★
四つ打ちのリズムが踊れるダンスナンバー。続けて激しい曲を持ってきた。
倖田來未とかBoAのシングルにありそう。やはり愛内が歌っても何の違和感も無い。
10.Marguerite ★★★
Mint系の爽やかダンスポップ。イントロというか入り方が別の曲みたいでカッコいい。
何気にサビは盛り上がるメロディなのだが、編曲が若干単調なのが残念。
11.Secret Jasmine ★★★★
愛内のアルバムに必ず1曲は入る切ない系のミディアム。
安定した出来とも言え、繊細なピアノの旋律といい、感情を感じられる愛内の歌唱といいやはり良い。
12.眠れぬ夜に ★★★★
シングル曲。M-03同様、元ZYYGの後藤康二が作編曲したバラード。
 アコギとピアノで優しい雰囲気を作る中、いきなりエレキギターとドラムが暴れだす間奏以降の盛り上がりが好き。
愛内の表情豊かな歌唱も楽しめる。
13.A DAY TRIP ★★★★
聴きどころなどを問われると困るのだが、これもかなりの佳曲だと思う。単調なのがダメな人は苦手か。
何も考えないで聴いていると、人生について歌った歌詞が胸に響いてくる。
まさにアルバムのエンドロール。単体よりも、アルバムやライブで聴いてこそ真価を発揮する曲か。
総評.★★★★
前作「DELIGHT」での原点回帰を経て製作されたアルバム。
多彩なジャンルながらも、基本的な路線はエレクトロポップスに統一し、聴きやすくなったアルバム。
1stの頃の派手さはないが、お洒落でまとまった印象を受ける佳作。
一部の曲で安っぽさを感じてしまう箇所があるが、愛内の歌唱でカバーといったところか。
(★5個が満点。)

Reviewer:20th. 15-19 名無しのエリー2008.10.30.

1.TRIP ★★★★★
「香り」をコンセプトとした本作の幕開けとなるディスコチックなアッパー曲。
メロディは展開は普通だが、愛内のよく通るストレートな声がよく活きるように練られた出来の良いもので、
アレンジがそれをより良いものにしつつ自らも主張するという、理想の形に思った。
鳴りっぱなしのホーンがモロに打ち込み音だが、曲の土台には絡まずテンションの高い音を中心に出しているので安っぽさがマイナスではなく、
むしろ今作全体に流れる「手軽に手に入るレプリカ」的な雰囲気を体現していると感じる。
間奏のピアノソロがまさに唐突な登場なので多少面食らうが、激しさに圧倒されるのでOK。
クレジット見るとピアノじゃなくキーボードテクニシャンって書かれてる。そんなのあるんだ・・・。
めくるめく展開にテンションも上がる、理想的な一曲目。
ところで「TRIP」と「香り」という2つのテーマってどう結びつくんだろ。ヤバい想像しかできないんだけど・・・
2.Harmony ★★★
ポップなお手軽テクノチューン。出だしからPerfumeを連想するのは間違ってないと思う。
電子音だらけの中でアコースティックギターが聞こえるアレンジも、最近で言えば非常にPerfume的。
ただし彼女らの曲のように、曲の中のある1つの音だけが耳にこびりついて離れないというのではなく、各々の音が角を立てずに曲という基礎に馴化している感じ。
そこだけ見ればcapsule的なのだがこの音の重ねようはどっちかというとPerfume。
ありていに言えば彼女らより耳障りが良く、余程飛び道具に頼らず寄った作り。
3.I believe you ~愛の花~ ★★☆
次はお手軽に壮大でベタなバラード。
タイトルもタイトルながら、オルゴールでの始め方、メロディ、ストリングスやピアノ、盛り上げ方、何から何までもれなくベタ。
そして音の1つ1つはやっぱり安っぽい。
愛内の歌によって頭半分くらい格を上げた印象がある。やはり彼女の声が一番通るのはバラードか。
4.Mint ★★★★☆
今作随一の爽やかさを持つお手軽ダンスナンバー。全体を優しく包む、そよ風のようなシンセストリングスが心地良い。
ベースは特筆すべきものはないが、音圧が丁度よく、
休符を上手く取り入れたリズムが曲をよりダンサブルに、より爽やかに、より心地よく仕上げている印象を受ける。
メロディはよく動き、音符も程ほどに詰め込まれていて、まさにダンス系でしか有り得ないメロディという感じ。
様々な電子音が控えめにクルクルと入ったり消えたりする様も楽しい。目立たないがギターも軽やか。
シングルA面らしい風格はなく一聴した印象は薄いが、全く聞き疲れず飽きが来ない、予想以上の曲。
5.PARTY TIME PARTY UP ☆
ある程度の安っぽさが支配している今作の中で、安っぽいのにも程があると言いたくなる曲。
まずメロディがダメ。特にABメロは休符の取り方、微妙な音程といい意味不明。ダンサブルな曲でこれはないんじゃ・・・
なんか適当に作ったとしか思えない。愛内、歌いにくそう。
次にアレンジもダメ。電子音の1つ1つが他の音と絡み合おうとしてない。サビでグニュグニュいってるベース音も気持ち悪い。
激しく歌いにくそうなメロにも関わらず、アレンジで歌を援護しようという意図も感じられない。
愛内、ますます歌いにくそう。だが、それに釣られるように愛内の歌詞もダメ。横文字があればすかさず英語に変換しているが、効果のほどは不明。
安室の『GIRL TALK』みたく女の子で盛り上がろう!的な詞かと思ったら最終的に「Diva party」っつってるし。
あ、歌姫のパーティなんだ・・・限定しすぎじゃね?誰が来るんだろう。
極めつけは「オフって携帯phone」・・・なんていうか・・・そんなのアリ?
6.Creamy day ★★☆
お手軽ポッp・・・もういいや。
イントロからBメロまでずっと、2小節の終わりにベースのスラップ音を2回聞かせてくるが、
曲の甘く爽やかな雰囲気を阻害しててそもそも不要な気がするし、同じパターンしか見せてこないので個人的には苛々。
サビは愛内のファルセットを多用した歌が気持ちよく、歌メロとシンセストリングスのメロの乖離っぷりが面白い。
7.さくら色 ★★★★
1曲目と同じく、珍しく生音を多用した、ピアノ主軸のバラード。肝心のピアノは打ち込みだが。
サビ前に挿入される琴っぽい音や部分部分のメロディが「和」を表現している。
アレンジもメロディも丁寧、愛内も情感たっぷりに歌い上げ、感動的におさまっているが、個人的に気に入ったのはサビの愛内の歌い方。
「AH」と歌う部分、最初の声のアタックがほとんど無く、なのに最初からハッキリとした声という、綺麗だが不思議な発声。
まさに舞い散る桜を想像させる。
8.薔薇が咲く 薔薇が散る ★★★☆
今まで割と控えめだったギターが主張する、曲調的に少しダレ気味だった流れを若干引き締めるロック曲。
もちろん型通りの打ち込みなんちゃってロックなのだが、素直に格好いい。
揃ってバッキングしかしなかったギターとピアノが絡み合う間奏がスマート。
愛内の歌は普段より力強く、普段より頑張っているものの、迫力不足感はある。
そして2コーラス目のBメロでは歌のリズムが一足遅く・・・どうして撮り直さなかったんだろう?
9.Silent Motion ★★★★☆
エレキギターが絡む激しいダンスナンバー。
Aメロまでは3拍子、Bメロから4拍子になるのだが、アレンジもメロディも移行が上手く、違和感があまり無い。
サビも最初の部分を聞いて格好良いと思うが、後半にもそれ以上の盛り上がりがあり緊張感を途切れさせない。
ただし愛内の歌がちょっとした聞かせ所で声が出ていないことがあるのは問題か。
ほんとにどうして撮り直さなかったんだろう・・・?事務所との軋轢?とか変な勘繰りをしてしまう。
10.Marguerite ★☆
2曲目や6曲目に若干似た雰囲気のポップ曲。
リズム体以外の音がひたすら軽く相対的にリズム体が重く聞こえ、耳に残りにくい割に数回聴いたらおなかいっぱいという、4曲目の対極にあるような曲。
メロディは悪くは無いものの、バラードとか別の曲調の方が映えたかもと思わせる。
11.Secret Jasmin ★★
ピアノを中心に据えた切ないミディアムバラード。
お手軽に手堅い曲だが、ドラマチックにもなりきれず、愛内の歌のせいでそれほど淡々とした出来でもなく、なんとなくむず痒い。
「眠るあなたに言葉をささやいた」というシチュエーションが次の曲とかぶってるってのはどうなのよ。
12.眠れぬ夜に ★★★★★
クリスマスのようなイントロから始まるバラード。
必要以上に盛り上げない綺麗なメロディで、2コーラス目まではピアノとアコギのアルペジオをメインに進むのだが、
Dメロは盛り上げ方が半端ではなく、この曲の肝。その後のギターソロもベタながらツボを的確に抑えている。
間違いなくリスナーの感情まで計算し尽くした作り。ここまで曲が出来ていると自然と歌詞にも耳が行き、実は悲しい歌なんだということにも気づく。
何の衒いもなく「出会えて良かった」とストレートに歌っているが、これほど堂々と歌われると説得力が違う。
Dメロのドラムの入りの音が・・・など少々アレな部分はあるが、幹がどっしり構えているので枝葉末節を問題としない曲。
13.A DAY TRIP ★☆
恐らく前の曲の影響で、こぢんまりとしたバラードという立ち位置を甘んじて受け入れた曲。
ヤイコ2ndで『Life's Like A Love Song』を聴いた後の『Maze』に近い感覚。
メロディ的にはもっと壮大なアレンジでもいけたのだろうが、理性的な判断だったと思う。とはいえこの伴奏の垂れ流し感はどうにかならないものか。
アレンジャーを見てみるとGARNET CROWの古井弘人。最近の彼って本家も含め変なアレンジばっかな気がする・・・。
詞の内容は「人生という旅を続けていこう」的なありきたりな内容。それはそれで構わないのだが、何故にタイトルは日帰り旅行?
そして最後の最後に香りはどこいったんだ。まさか霧散?香りだけに?
総評.★★★★
コンセプトが香りなのか花の名前なのかイマイチ分かりかねる愛内里菜の6枚目のアルバム。
実際のところコンセプトの意味は無に近いと思われる(一応合わせて香水とか作ったみたいだけど)。
聞いてて全然気にならなかったし、多分付け焼刃程度の設定なんだろう。最終的にどっかに流れるし。
中身はダンス寄りの無難なJ-POP、だが一聴して打ち込み多用とわかる曲多数。
しかし特筆すべきは愛内の歌で、裏表のないストレートな歌声と元々の声質が、安い打ち込み特有のニセモノ感お手軽感たっぷりの曲にもガチッとはまり、
普通ならマイナス要素になりそうなそれらを逆に武器にしている印象がある。
倖田来未が曲の種類に合わせ器用に歌い分けるのと対照的で、愛内は器用な歌い分けは苦手だが、声自体が持つ曲への馴化能力が飛びぬけていると感じる。
歌唱力が追いつく限りは、どんな歌を歌っても持ち前の声質で乗り切れるんじゃないか、ぐらいの印象。
(ついでにいうと歌唱力自体は倖田来未の少し下に位置するくらいかと思う)
作詞は正直に言って上手い方ではないが恐らくウリではないのでそれほど言及はしない。
それよりも、一枚のアルバムが曲の配置によってこれほどに聞けるものになることに驚いた。
単体で見ると捨て曲も多いが、勝負曲の配置が絶妙で流れが途切れず、実際の点数に関わらず一気に聴けてしまった(5曲目だけはどうにもならなかったけど)。
とりあえず、TSUTAYAのレンタルコーナーでふと「気軽に聴けて楽しいJ-POP、何かないかなー」と思った時に
なんとなく手にとっても後悔はしない一枚であることは確か。
そして「裏表のないストレートな声」と書いたが、それはトーク時の声とはまた別問題であることを添えて終わり。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:21st. 333-338 名無しのエリー2009.04.24.

1.THANX ★★☆
オープニングはいつも通りアッパーな、勇ましいギターのリフと打ち込みドラムで始まるロックナンバー。
微妙にひねったメロディは良いんだけど打ち込みホーンが邪魔。
同じパターンばっかり繰り返すので退屈だし、何よりサビでも愛内の歌を差し置いて鳴りまくる。とにかく邪魔。
声量は十分あるが演奏の中にあって際立ちやすい声質ではない、という愛内の弱点を放っておいた曲。
今までの愛内のオープニングナンバーの中でも飛びぬけて出来が悪いんじゃ・・・。
2.素顔のまま ★★★
乱暴に言ってしまえば初期ELTみたいな派手なシンセに90年代ビーイング的ギターをプラスしたような歌。
メロディもそんな感じ。悪くはないけど既聴感がすさまじい。何で今さらこんな歌を・・・。
3.Friend ★★★☆
今作は「色々な人や物に向けてありがとうの気持ちを綴った」というコンセプトだが、それにしてもストレート過ぎるタイトル。まあ人柄か。
音的には前2曲と変わりがないミドルバラード。中音域からはじまって少しずつ盛り上げるサビメロが良い。
「あなたの存在(いみ)がわかるよ」という歌詞もなかなか。
4.Mother ★★★
友の次は母。タイトル・・・。まあ人柄か。ギターは一度奥に引っこんでもらってシンセを中心に据えた歌。
ピコピコいってる電子音が曲に一定の軽さを与えていて耳スッキリ。今までギターがこってりしてた曲ばかりだったので尚更。歌詞も等身大。
5.アイノコトバ ★★☆
ファンに対しての感謝の気持ちを込めたバラード。イントロからギターが胃に重い。
メッセージは伝わるが、曲の出来は凡庸で相変わらず既聴感アリアリ、編曲もなんだかありがちなビーイングバラードという感じ。
サビメロも退屈だが、作曲者もその辺は自覚してるようで2番のサビを丸々カット、間奏→大サビという判断は賢明。
だったらもっとメロディ練れよと言いたくならんでもないけど。
一応彼女の名曲『Forever You ~永遠に君と』の6年越しアンサーソングということで、曲自体の出来は雲泥の差だが、
歌詞が「それ(歌うこと)が私の全てだろうから」という推量から「私の全てだから」という確信に変わってはいる。
・・・ところでアンサーソングって何?
”アンサー”と言うからには、元となった曲には何らかのクエスチョンがあるはずだと俺は思ってたんだけど違うだろうか。
『Forever You』の中に問いかけはあるが、それはあくまでファンに向けたもので、それに対して自分で答えるっていうのもちゃんちゃら可笑しいような気がする。
6.夏の幻 ★★☆
・・・なんか同じ事務所の某グループに同タイトルの有名な曲があった気が・・・。
と思ったらまさか編曲者がそのグループのメンバーだったという、感謝どころか何らかの確執を生みだしそうな一曲。
で、曲自体はまさしくZARDが歌ってそう。それにしても、収録曲が何故こんなに一昔前を思い出させる曲ばっかなんだ?
それに愛内が心なしかそれでイキイキしてるように思えるのも何故だ?そしてその極みを見せるのが、次。
7.君との出逢い ~good bye my days~ ★★★★★
うわぁぁああぁああぁ...(管理人注:レビュー原文はAA)
出た・・・。90年代を通して80年代ライクな曲・・・。何を思ってこれをシングルで世に出した!?
イントロのシンセからしてもう何このすげえセイコマツダ臭!?
「あーーー私のー恋はーーー南のーーー」とかのサウンドをほんの少し今風にしたら正しくこんな感じかもと思わせる。
はっきり言って曲の出来自体は平凡な感じだが、80年代のアイドル歌謡曲を現代っぽく正統に再現したことは評価したい。
しかも本人的には大真面目にやってるので余計おかしい。
8.Melodies ★☆
シリアスな感じになるロックナンバー。イントロは緊張感があってなかなかだが、サビメロの消化不良感が凄い。
早弾きを交えてくるギターソロも印象に残らない。というかこれまでの曲は全てギターソロがあるが一曲も頭に残らない。
9.little star ★★
ロックナンバー。ピアノの粗末な使い方とか全体の雰囲気とか前の曲とモロカブリしているが、一応こっちの方がギター凝ってる。多分。
little starとは形態のディスプレイ画面のことで、サビでも出てくるがあんまりにも味気なくさらりと歌われてて印象にない。
タイトルコールに当たる部分くらい印象に残るように歌った方が・・・。というか今作の愛内の歌は・・・。総評に後述。
10.Change ★★
2曲目をそのまんまリプレイしたかのような、初期ELTのようなシンセに埋め尽くされた曲。
メロディも悪くないけど印象的に聴かせるには流れ的にもう無理。
ベースの音圧が変に重く、サビで耳障りに聞こえる部分がある。ってかむしろ前の曲のベースこれぐらいにしろよ。
ところでELTだの何だの、今まで上手い言葉が思い付かなかったが・・・これは・・・HΛL?
11.Feel you ★☆
「君」が存在することの感謝を歌う、ピアノとバイオリンによるバラード。
この曲のみ生演奏。メロディあっさりしすぎ。ていうか侘しすぎ。
いつサビに入った!?何だコレ!?Rie fuだってここまで侘しいもん書かねえぞ!?と思ったが、次の曲へ・・・
12.thankful for the birthday ★★★★★
なんか腑に落ちない流れのまま迎えてしまったラストナンバー。
誕生日に感謝って、誰の誕生日?と思って聞いていくと、「君」に感謝する描写があるから「君」の誕生日っぽい。
ふむふむ、でもそれって前の曲とテーマ被ってない?と疑問を感じながら2番に入る。
どうもそれはこっちの早とちった間違いで、舞台は自分の誕生日のことらしい。待って待って、結局何に感謝したいの!?
「君」?自分の誕生日?ややこし過ぎる!!そして誕生日という視点はしばらく置いたまま話は進むが、
最後の最後に「ありがとう いつもより言いたくなるよ 君がくれる笑顔に そして今日は僕の笑顔に」ときた。
これはやられた。感謝の対象が「君」と自分、2つあるとは思わなかった。しかもメインテーマは後者。
聴き返してみれば、「君」へ感謝しつつもあまりにあっさり終わった前の曲は予めこの曲を補完する存在だったのかも(すごく前向きな推測)。
そしてアルバムの締めがまさかの「自分ありがとう」。少なくとも今まで聞いたことがない。
こういうものの正統性とか説得力は大体アーティストの人柄に左右されるものだと思うが、
個人的には愛内はデビューから栄光も挫折も味わったし、その上でファンを何年間もすごく大切にしてきたと思うので、なんか思った以上に感動してしまった。
曲自体も、メロディの出来が他より練られてたり、
Bメロやサビでファーファー言ってる音(何て言うのか分かりません)が妙に郷愁感を煽ったりとなかなかに良い出来だが、
それよりも歌詞で聴き手をオトす曲。
総評.★★☆
愛内里菜の7thアルバム。
まず言ってしまえば、サウンド的にはほぼ全て打ち込みロックなものの、構成が完全に時代錯誤を起こしている。
どれもこれもどっかで聞いたことあるような感じで、曲の出来も押し並べて平均的。通して聴くのはツライ。
しかし、今作のテーマが「ありがとう」であることを考えれば、何故このような作りになったかという疑問はある程度氷解する気がする。
まず第一に、「ありがとう」というテーマが、音では表現できない記述的なものであること。
つまり愛内的にはサウンドより何より詞を一番に聴かせたいはずで、そのために実験的な音を鳴らすことは徹底的に避け、
大勢の人には正義の音楽に聴こえるだろう一時のエイベックスサウンドやビーイングサウンドに詞を乗せて発信すればメッセージがすんなり届くはず、
という考えがあったと思う。そしてそれはある程度間違いでもなかった気がする。
個人的には好きな音じゃないんで評価も低めにせざるを得なかったが、
別に一昔前のジャンルをやる=質が低いってわけでもないだろうし、そこは完全に好みの問題のはず。
いやそれでも一曲一曲自体のクオリティが足りなかったと思うのは本音だけど。
それと第二に、打ち込みロックというところが大きなポイントで、ライブの出来に定評のある愛内(※1)なので、
打ち込みを生楽器に変えて演奏されるだろうこれらの曲はライブでは大きく化ける可能性がある(たぶん)。
つまり愛内が「本当の感謝」を曲に乗せて伝えたい相手はライトファンを含め全てのファンというわけではなく、
ライブにも来てくれる固定ファン限定ということになる。意外とシビアだが説得力はある。何てこった、我々はふるいに掛けられている。
そして今作を語る上で外せないポイントがもう一つ。それは愛内の歌い方。
基本的に一本調子。多少表面を繕った程度の歌い分けはあるが、根本的な変化ではなく基本的に一本調子。
サウンドが一昔前のものがメッセージが届きやすいというのはある程度同意するが、
曲ごとに合った(聴き易い)歌い方・合わない歌い方があるはずで、全部一本調子というのは感謝を伝えたい気持ちと矛盾する気がする。
というか自分としては
「どうしたよ!?愛内歌い分けできるじゃん!INTER-Dプロジェクト(※2)とか別人としか思えない声で歌ってるでしょ!?」
と思ったりして歯がゆい気持ちになったりする。
憶測に過ぎないが、これはデビュー10周年を迎えた愛内の、
「ずっと応援してくれてありがとう!これからも私は今のこの歌声を中心に歌っていくからね~!」的な裏メッセージでは、と思う。
確かにストレートな歌声は愛内の大事な魅力だが、そればかりが武器でもないはず。
上記のメッセージに対して、普通ファン側には「うん!わかったよ!里菜りんの声は最高だもんね!!」というオールOKの選択肢と、
「いや、もうちょっと冒険してくれた方が・・・」という現状に満足しない選択肢が課される。
自分としては後者の選択肢を選ぶファンでありたい。ありたいんだけど・・・・・・
なんか実際に今作を聞いたりインタビューとか見たりしてると、愛内は万全の自信を持って今作を世に送り出したように思えるし、
心なしか精神状態もかなり良さそうに見える。
そんな状態の彼女に向かって、「こんなの、大したことない!」と面と向かって言えるかと言うと実はあんまり自信が無い。
ファンに対して、感謝の気持ちとともに難しい課題までも託してきた、なかなか複雑な心境になるアルバム。
前述のINTER-Dプロジェクトとかもそうだが、音楽的に新しいことを追求する姿勢はまだ全然見れるので、次回作こそには期待したい。

(後述補足)
 ※1 : 今作の初回盤Aには去年のライブを収録したDVDがついてくるが、100分超え20曲という到底オマケではないボリュームで、
     クオリティもなんかビックリするほど高かった。でも値段が5000円。
 ※2 : 愛内とトラックメーカーとラッパーの3人で組んだクラブ系ユニット。去年からシングルのカップリングにオリジナル曲が収録され始める。
     最近シングルタイトル曲よりこっちに期待をかけるファンが多い。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.7「うわぁぁああぁああぁ」AAは省略しました。)