アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : いとうさちこ。

Reviewer:8th. 426-427 荻野目洋子萌え2004.08.22.

1.宿題 ★★★★★
このコの大傑作だろう。メロディにしても歌詞にしても。特に、歌詞は凄い。この曲だけ飛びぬけている。
結局僕は、トモフスキーより凄い歌詞が書ける人はいるのだろうか?と思いながら、いろんな邦楽を聴いているのだが、
久しぶりにびっくりした。
子供の持つ残虐性・ワガママさ、本音の部分がよく出ていてトモフを聴くときみたいに歌詞にツッコミながら聴いている。
「花束を持つ人を見つけてしまったよ。そいつが幸せならいいや」
↑見つけしまったって・・・そいつって・・・
「人情のでかさを知りました。」
↑でかさ・・って
2.虹と夕日と ★★★☆ ビートを強調した明るい曲
3.花束 ★★★☆ AメロBメロは好きだけど・・・
4.消灯 ★★★ ワルツ。トモフっぽいおもしろい編曲だけど、サビが暗い
5.カレンダー ★★★★ ファンに人気のある曲だが、どこかで聴いたことがあるような
6.心の扉 ★★★★ 「神様どうして教えてくれないんだ」
7.カモメ ★★★ 久しぶりのアップテンポ。スナック菓子みたいに軽く仕上がってる
8.万華鏡 ★☆ 眠い。3秒で飛ばす
9.さようなら、木 ★★★ 誰でも1度は同じようなことを考えたことがある小説風の歌詞
10.僕の日々は映画の様に ★ ワルツのインスト。
11.嫌いになってください ★★ 出だしから、古い。80年代の曲みたい
総評.★★★
歌詞のまっすぐさは、服部祐民子、ミスチルに似ていて、ファンの評価も高い。
確かに「宿題」は凄いけど、この曲と比べると他の曲は相当見劣りする。
たぶん歌詞を書き溜めているタイプだと思うので、この「宿題」を書いた時期の歌詞をもっと聴きたい。放送禁止でもかまわないから。
曲、メロディは、80年代みたいな古さを感じてしまう。これは、プロデューサーによるところが大きいかも。
ファンに人気の高くシングルになった「カレンダー」「心の扉」は特にそう感じる。
神様との距離感がおもしろいコで、いつか「宿題」みたいな曲を作りそうで怖い。
声は、加藤いずみのような特徴的な声をしていて、歌詞が聴きやすい。ルックスもかわいい。
僕が音楽関係者なら、このコを担当してみたい。いろんな売り込み、プロデュースができるからね。
「宿題良い曲ですね~」、って言って握手したら凄く喜んでくれて、一発でファンになってしまった・・・
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:8th. 609-611, 613 荻野目洋子萌え2004.09.20.

1.春の道(Intorduction) ★★★★
7曲目のアカペラ多重録音。30秒しかないけど、すばらしいアレンジかと。
2.僕の場所 ★★★★☆
先行シングル曲。2年間もリリースができなかった鬱憤を晴らすようなストリングスも入った壮大な曲に仕上がっている。
歌詞にも、「自分の存在ってなんだ?僕は何を残す?何を叫ぶ?」と、自問自答していながらもがき苦しむ彼女の心情がよく現れてる。
「愛想笑いが綺麗な空の下」なーんて歌詞は、ちょっと青臭いけど、まあ23才だし、彼女のまっすぐな性格が現れてて、かわいらしい。
「資料館」とは、広島の原爆資料館のことで、そこで感じたことがこの曲の原点らしいが、
「資料館」という凄ーく重いコトバを歌詞に入れてしまえるのが、青くてまっすぐで、ちょっとボケてる彼女の最大の魅力だろう。
きっと「資料館」という歌詞を唄うたびに彼女は、広島で受けた衝撃を思いだすだろうけど、
コトバの重みをずっと感じながら唄い続けて欲しい。
3.MUSIC LIFE ★★★★☆
♪レソラシソ レソラシソ♪ って歌詞が耳をついて離れない。思わずクチずさんじゃうぐらいメロディがポップ。
歌詞は2曲目「僕の場所」へのアンサーソングになっていて、
僕は唄いつづけるんだ!!という結論を高らかに宣言していて微笑ましい。
4.夕陽ありがとう ★★☆
この曲のアレンジがあんまり好きじゃない。
ドラムが、タムを叩いて、ちょっと変わったリズムを作りだしているのだが、もっと、軽く叩けるスタジオミュージシャンに任せたほうが良かったと思う。
ゴーイングアンダーグランドの人が下手ってわけではないけど、ベース等低音はもっと控えめにしてポップに仕上げたら聴けたかな?
いっつも途中で飛ばしてしまう。
確かにサビへの入り方もメロディも今ひとつだけね。
5.赤い魚 ★★★★
君と僕魚になって水槽で2人きりで死んでいけたら最高だね。という、小説風の純愛ラブソング。
20代前半の女の子らしい素直な歌詞が微笑ましい。
大塚愛の「金魚花火」のようなバラードなんだけど、歌詞、メロディともこっちのほうがいい曲だと思うよ。
6.マフラー ★★★★☆
個人的に大好きな曲。
Aメロから、Bメロへ流れるように展開し、Cサビでストリングスが入ってブレイクしていく。
メロディ展開が自然で、川が流れるようにスーッと流れていく。スネオヘアーの「青い空」に近いかな。
このドラムなら文句なし。
7.春の道 ★★★☆
1曲目のフルヴァージョン。
ギターのアルペジオに、キャンディキャンディのあの前奏音(チェンバロ)で綺麗に仕上がってるんだけど、
1曲目のアレンジが良すぎたためにいまひとつって感じだね。
8.コップが割れた日(弾き語り) ★★
ボーナストラックなので採点外。
シングルのB面曲を弾き語りってことで、ファンにはいいかもね。
静か過ぎるアレンジで眠くなるので、飛ばしてしまう。
総評.★★★★(8点/9)
とてもいいアルバム。1stに比べずっとポップになり、今風のアレンジになっている。
曲の質もずっと向上している。4曲目がなくて8曲目をカットしたら、ミニアルバムの満点9点だった。
前作から2年以上ブランクがあって、サッチャンもアルバムを出せることをとても喜んでいたが、ちょっとヤマハの戦略には疑問が残る。
大塚愛にあてればおもしろいと思うんだけどね。
そんな中、ライブ活動はインディーズの人たちとかなり活発に行っていたようで、このアルバムにはその人脈がきっちり生かされている。
ドラムだけみても、あらきゆうこ、ショーコ(スピーナ)、河野丈洋(GOING)、川村カースケ智康、と幅広い。
正直言えば、ポップス系の音楽にバンドのドラマーだと叩き方が堅すぎて、抜けが悪いからあんまり多用しないで欲しいんだけどね。
歌詞に関しては、「宿題」で一目ぼれさせた、コトバ選びの切れ、オリジナリティの高さはもう感じないけどそれでも及第点は十分あげられる。
ほんとにまっすぐな歌詞で、聴きやすいし、歌詞も聞き取りやすい。
歌詞に関しては、今一押しの「拝郷メイコ」ちゃんよりも上というか好みだね。
(★:2点,☆:1点、楽曲は10点、総評は9点満点。)