アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : すがしかお。

Reviewer:13th. 838-839 名無しのエリー2006.12.26.

1.前人未到のハイジャンプ ★★☆
思ったよりも盛り上がらない曲。ネチっこくて、初めて聞いた時に拒否反応を起こすと思う。
いや、つーか、まぁ、その、全曲、こんな感じだと思うけど。
2.ドキドキしちゃう ★★★★
気色悪いタイトルと同様の、気持ち悪さ全開の曲。スガの歌声と、その内容がすごい。(「媚を売りまくった!」「優しい人になった!」等)
こっちまでドキドキする。ドキドキしちゃう。
3.SWEET BABY(Full Size) ★★
ネチネチネチネチと重苦しいエセファンクサウンドに乗って、「彼女が他人に抱かれるのを想像すると興奮するよね!」ってのを歌ってる曲。
「僕の精神状態は教科書の様に健全だ」の白々しさが素晴らしいですね。
4.月とナイフ ★★★★
アコースティックギター(多分)の音がイヤでも悲しみを誘う素敵なバラード。
個人的に、サビに入ってもギターの音が無関心に一定なのがイイです。
5.In My Life ★★
名曲の間に挟まれてイマイチ印象が薄い曲。別にそう悪いわけじゃないが、英語の使い方がイマイチかな。
6.ヒットチャートをかけぬけろ ★★★★☆
やっぱり初めて聞いた時はピンと来ないが、それでも「僕の卑しき魂よ~」のサビは強烈。
「家族の前で歌って欲しい」って言うわりには、こんな(性的なこととか、社会への皮肉とかでいっぱいな)アルバム出しちゃうんですね。
7.ドキュメント'97 ★★★☆
歌詞は実験的だけど、メロディーがよいので、実は意外と聞ける曲。
8.サービス・クーポン ★★☆
実験的な曲に挟まれてどうしても影が薄い曲。別にそう悪いわけじゃないが、特にいいトコも無いです。
9.イジメテミタイ ★★★★
やっぱりタイトルは気持ち悪い。サドッ気全開の曲で、「いつまでもいつまでも抱きしめていたい」が白々しくって素敵。
女性ボーカルのコーラスを入れるあたりに、強烈な変態性を感じた。っていうか、受け付けない人はホント受け付けないかもしんない。
10.黄金の月 ★★☆
ポディシブな曲調に内省的な面を持ちつつ、前向きなメッセージが組み込まれた歌。「月とナイフ」からの伏線を回収したのかな?
ただ個人的には、とことん暗い、内省的な曲が好き。
総評.
福耳でスガシカオが歌ってんの見て、「気持ち悪い歌い方と個性的な声だなあ!」と思い、
「SMILE」を聞いてみたら可もなく不可もなく、って感じだったんで、1stを聞いてみたらコレだよ。キモッ!けどそこが魅力。
これで女性ファンが多いって所がすごいと思う。むしろ社会人の男の方に受けるんじゃないか?
多分全く受け付けない人も居ると思うけど、バラードだけでも聞いて欲しい。間違っても「ドキドキしちゃう」とか「イジメテミタイ」とか聞くなよ!
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:14th. 480-481 名無しのエリー2007.04.23.

1.前人未到のハイジャンプ ★★★
曲名からはアップテンポが予想されるが、そうでもなくむしろさわやかな曲。
サビへのつながりが急でそこにスガシカオっぽさがで出ると思う。歌詞もスガしか書けないような個性のある歌詞
2.ドキドキしちゃう ★★★★
今のスガシカオにはない様な曲名。だが歌詞の中身は今でも似たようなものがある。
サビよりメロが目立つ曲で、ライブでやるのは中々難しいらしい。完成度は高い。
3.SWEET BABY(Full Size) ★★★
デビュー前からある曲らしい。デビュー曲の候補に挙がった曲で、かなりのねちっこい内容。
サビは好きだが、メロは嫌い。歌詞もなかなか馴染めない
4.月とナイフ ★★
アコギで奏でられる曲。歌詞は切なくいい感じなのだが、曲が微妙。
スガさんは「気まぐれ」だったり「7月7日」だったりアコギ系は微妙な曲がやたらと多い。
5.In My Life ★★☆
小難しい内容の歌詞と、ポップな曲が良く合わさっていると思う。スガさんのポップな曲は大好き。
6.ヒットチャートをかけぬけろ ★★★★
デビュー曲。ポップで覚えやすいメロディーの曲なのでデビュー曲に選んだらしい。
イントロは好きなのだが、アルバムではバージョンが違うので減点。
歌詞も曲もPVも全てが好き。オススメです
7.ドキュメント'97 ★★
歌詞の内容が面白くて好きな曲。ただ曲が目立たないので減点。
これに「ヒットチャートを~」並みの曲がついてたら間違いなく最高の曲になったはず。
8.サービス・クーポン ★
曲が前曲とかぶるので好きになれない。歌詞は個性があるけど
9.イジメテミタイ ★★★★★
誰かに提供した曲らしいが、決してできる曲ではないと思う。それほどまでに歌詞がエロいのである。
そのエロさと、スガさんの声が融合していて名曲になったと思う。この曲が聴きたくてアルバムを買ったのも事実。
10.黄金の月 ★★★
ラストにこの曲を持ってきたのはナイス。一見後ろ向きな歌詞だが、本人が言うには前向きな歌詞だとの事。
このアルバムに入っているシングルの中では一番完成度が低いと思うが、歌詞のよさは一番高い
総評.★★★★
ファーストにして全てにベストとはまさにこのこと。すべてのスガシカオのアルバムを聴いたがこれが一番いいアルバム。
ただなかなか中古では売っていないかも。売っていたら聴いてみてほしい。
決して損はしないはず。ちなみに3枚目の「Sweet」も良い
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:13th. 911-912 名無しのエリー2007.01.10.

1.日曜日の午後 ★★★★
Aメロ、Bメロで憂鬱な家族との付き合いを、ネチッネチと歌いながら、サビでいっきに、「僕らはいつか~」とポップに転ずる曲。
こういうしれっ、としたトコは好きですよ。
2.ストーリー ★★★
タン、タンタンタタン・・・というポップな曲調に、人生に悩む男の歌詞が乗っかった曲。
各部を取り出すといい歌だけど、一曲単位で聞くと微妙。
3.愛について ★★☆
キューン、キュキューンという電子音(かな?)が、哀愁を誘う、黄金の月の流れを汲むポディシブなバラード。
個人的に、そんなにイイとは思わないんですが、なぜかベストアルバムに入ってたりするんで、人気あるのかも。
4.ひとりごと ★★★★☆
スガシカオのバラードはやっぱネガティブでナンボですよね!
このアルバムは、僕には1でテンションが上がり、2、3と段々下がってくるのけど、ここでいっきにあがります。
5.たいくつ/ゆううつ ★★☆
全体的に音がポップになっているこのアルバムで、やたら重い音ではじまるのでビックリする。
けど、サビで「明日の朝なら空は~」と、ポップに転換するので心配しないでください。
6.リンゴ・ジュース ★★★★
打ち込み音とギターで、いやがおうにも盛り上がる曲。SMAPに提供した曲らしいけど、その辺はよく知らない。
7.Happy Birthday ★★★★★
このアルバムのベストトラック。
「上手く話が出来なくて~」から延々と続く、情けなさと女々しさは最近のJ-POPの若い方々には、とても真似出来ないものだと思った。
8.このところちょっと ★★★☆
前曲の感動をいい意味で飛ばしてくれる曲。
借金の取立てをおどおどと手紙で催促する内容。でも何か踏み倒されそうな雰囲気。
9.バクダン・ジュース(生タイプ) ★★☆
タイトル的にはリンゴ・ジュースより盛り上がると思って聞いたら、思いのほか重たい曲調でがっかり。
ただしサビは多少ポップになる。
10.お別れに向けて ★★★
ポップで明るい、爽やかな曲。
いい曲なんだけど、どうしてもアクの強い曲の中では、ありがちで、平凡な曲に聞こえてしまう。
総評.
全体的に「clover」よりも音が増えて、聞きやすい。ただ歌詞はお世辞にも万人向けとはいえない。
4、7のバラードがやはり秀逸。
「売れ線狙いの曲なんてクソだぜー」と言う人に、「コレが売れ線狙いの曲の良ささー」と主張したくなるアルバム。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:3rd. 736 名無しのエリー2002.11.26.

1.あまい果実 ★★☆ パッと聞いた感じはオシャレな印象を受けるが、歌詞を見るとストーカーの歌…。シングル曲。
2.正義の味方 ★★★☆ ファンキーな曲調でノリノリ。と思いきや、歌詞はストーリー性があり、けっこう重い内容。
3.夕立ち ★★★★★ 別れるかどうかの瀬戸際に立たされた男女の危うい関係を描いている。超名曲。
4.ふたりのかげ ★★★☆ マターリした曲調でなんだかほっとする。
5.310 ★★☆ 生々しい内容。エロ。
6.夜明けまえ ★★★★☆ このアルバム中では珍しいアップテンポの曲。サビでのハジケっぷりがいい。シングル曲。
7.師走 ★★★ 私生活をにおわせる歌詞とポップな曲調がマッチしている。ところで歌詞の「山崎」って山崎まさよしのことか?
8.グッド・バイ ★★★ 遠距離恋愛の歌?どこか別れをにおわせている。曲は爽やかなのになあ。
9.いいなり ★★★ イントロから攻撃的な印象を受ける。高飛車な態度の女に対する復讐っぽい歌詞。監禁・下克上ソングか?(藁
10.ぼくたちの日々 ★★★★ 珠玉のバラード。歌詞もメロディーも哀愁を帯びていてせつない。これもシングル曲。
総評.★★★★
全体的に聞きやすいメロディーラインだが、歌詞の世界観は好き嫌いが大きく別れそうな感じ。
アルバムとしての完成度は高い。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 605 名も無き音楽論客@ジャズ屋2003.09.28.

1.あまい果実 ★★★
歌詞からはもちろんだが、ストーカーじみた(?)男の描写がサウンドからも伝わる。あまい果実と人魚の肉はニオイが凄いのか。
2.正義の味方 ★★★★ ちょっと不思議な家族を主人公の勝手な妄想で正義の味方に仕立て上げてしまう歌詞のテーマが◎。サウンドもノリ良し。
3.夕立ち ★★★★★ 男女の微妙なズレを見事に描写しきっている名曲。とかく聴いていただきたい。
4.ふたりのかげ ★★ 前曲が名曲なだけに、アルバムを通して聴くとどうしても霞んでしまうし無難な感が強く感じる。アコギ系ほのぼのソング。
5.310 ★★☆ ほのぼのな感じの前曲から一転してエロ系。「イジメテミタイ」ほど生々しくはない。
6.夜明けまえ ★★★★☆ スガシカオ最大のシングルヒット曲。キャッチーなメロディ&サビが爽快!
7.師走 ★★☆ バウンスバウンスしてるのと、「山崎」という印象しかない。
8.グッド・バイ ★★★★ 哀愁と別れの予感を上手くサウンドに乗っけている感じ。
9.いいなり ★★☆ アルバムのなかでは最もテンポが高く感じる。Cocco「カウントダウン」のすぐ後に聴いてみるとちょっと妙。
10.ぼくたちの日々 ★★★☆
’上記1.~9.、俺はこんな日々を送ってきましたが……’みたいな感じで、シングル曲でありながらアルバムのまとめ的な役割を担っている曲。
総評.★★★★
シングル曲・アルバムオリジナル曲、どの曲もマニアックさとキャッチーさのバランスが絶妙。
コンセプトアルバムではないが全体がまとまっているので、47分弱の構成でありながらも冗長な印象は全くなかった。
アルバムオリジナルのtr.3は特にオススメ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。実は管理人(2代目まとめ人)が投下しました。(^^;;))

Reviewer:14th. 379-381 名無しのエリー2007.03.29.

1.あまい果実 ★★★★
シングル。本人曰く「このレベルの曲は二度と作れない」とのこと。ゆったりめのナンバーで、イントロのアコギからゾクゾクする名曲。
アルバム名の「Sweet」もこの曲からきてるのかもしれない。歌詞もスガ節全開のドロドロラブソング。
でも個人的にアルバム後半に入れてほしかった
2.正義の味方 ★★★★★
スガのアルバムに一曲は収録されているようなアップテンポのナンバー。
しかし、この曲だけは他のものと少し違う気がした。なんど聴いても飽きない。
歌詞も非常におもしろい。必聴
3.夕立ち ★★
良曲のはずなのだが前の曲たちが素晴らしすぎてなんとなく浮いてる曲。切ないラブソング風味
4.ふたりのかげ ★
ファーストアルバムでいう「月とナイフ」の位置付け。だが月とナイフよりレベルが低く、サビのメロディがなんとなくわかってしまう感じ。
ただしぼんやり過ぎてしまう日常を歌ったような歌詞が素敵
5.310 ★★★
コーラスがすごい。めっちゃアダルトな感じ。「イジメテミタイ」に少し似た曲。
わけのわからない男女仲を歌ったと思うアルバムでのこの位置付けはナイスな気がする。
決して悪い曲ではないのだが歌詞がエロい。でもそこがいいのかも
6.夜明けまえ ★★★★★
シングル。神曲。もう非の打ち所がないくらいの名曲。メロから一気にサビへ盛り上がる部分がスガシカオっぽい。
さすがとしかいいようがない。個人的に2番の歌詞が好き。
ただシングルとして売れなかったのが残念。まあスガはたいていシングルは売れないので・・・。
7.師走 ★★★☆
スガにはちょっとめずらしく遊び心のある曲。ちょっとした男の妄想を歌った歌詞が面白い。
曲以上に歌詞が目立っている。なのでちょっと点は高め。
8.グッド・バイ ★★★
ちょっとストレートに寂しい曲。別れの憂鬱さがリアルに歌詞に写ってる。
本当に曲名その通り。ただ曲があまりにも目立たないため、一点減点。
9.いいなり ★★★★
これがスガシカオの真骨頂とでも言っていいような歌詞の曲。女にもてあそばれた男の逆襲の念がひしひしと伝わる。
ちょっと何が言いたいのか分からなくもないのはなんでだろうか。
曲が変なので一点減点。
10.ぼくたちの日々 ★★
シングル。歌詞も曲も良いはずなのだが、ちょっと影の薄い曲。シングルにするほどの曲ではない気がする。
でも一曲目のあまい果実を聴いて「アルバムの後半に・・」と思った後にこの曲を聴くと「ああ、この曲がラストでもいけるな」と思える。
さほど嫌いな曲ではない。
総評.★★★★
スガのメジャー3枚目のアルバム。ファーストに比べ目立った曲が減ったものの、良曲は本当に神なので聞く価値アリ。
すんなり聴ける曲も少なくないので、入門に調度いいのかもしれない。
中古でも1000円ちょっとで売っているので手頃。買っても損はないでしょう
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:14th. 860-862 名無しのエリー2007.05.31.

1.かわりになってよ ★★
大抵一曲目は「イヤな男女関係」についての曲から入るスガのアルバム。今回も例に漏れず・・・
だからコイツのアルバムは売れねーんだよな。
2.性的敗北 ★★★
1曲目のアウトロと、イントロがつながっていて、ボーっと聞いてると、「1曲目なげーぞオイ」となる。
ちなみに僕は単体だとこの2曲は嫌いですけど、つながるとそうでもないです。
「ねぇ僕じゃもう満たせないのかな・・・」からはじまる歌詞は、聞きごたえ満点。
3.ミートソース ★★
所々入る、スガの「ハァンッ!」とか「エェアァィッ!」といった声がただでさえ暑苦しい曲の雰囲気を更に暑苦しく。
4.AFFAIR ★★★★
前3曲の暑苦しさ、ドロドロした重たさを払う、爽やかな曲調・・・まぁ、歌詞はアレですけどね。
「気づかぬうちに真夏のヒマワリをひきちぎっていた」とか、「もし最後に君に一つだけひどい言葉残せるなら」とか、まぁ、そんな感じ。
5.波光 ★★★★☆
今まで、悪意剥き出しの曲を作りまくっていて、ついさっきの曲まで、悪態をつきまくっていたスガシカオだからこそ、説得力のあるバラード。
「波光」(はこう)って、ちょっとよくわかんない単語ですけど、全体的にピアノとストリングスの聞いた静かな盛り上がりのある曲。
6.ドキュメント2000 ~the sweetest day of my life~ ★★★★
歌手って大変ですよね。
もしスガシカオが友達になっていたら、涼しい顔をして利用するだけして、ゴミ箱に捨ててしまうかもしれないですよね。
あ、ごめんなさいなんか適当で。奇抜だけどいい曲です。
7.SPIRIT ★★★☆
似合わない、似合わないと言ってもいい曲はいいですよ。
普段暗い曲ばかりの人が、突然明るくポップな曲をつくってみると、意外と薄っぺらくならないかもしれませんし。
「きっとすべてのことが上手くいくと思いながら~」とあるけれど、スガシカオだと、なんか、上手くいかなそう。
8.そろそろいかなくちゃ ★★★★
スガシカオの歌詞は痛い、と思う人でさえも、この曲は身につままされる所があるはず。
社会人になってからの家族への電話だとか、なんか問題起こした時、とりあえず言い訳する所とか。
「冴えない日々だとは思う 色んなこと考えちゃいるけど」のところが個人的に・・・
9.たとえば朝のバス停で ★★★★☆
急に軽快なリズムの、薄っぺらい曲で、何だ?と思うが、実はこれが・・・
人生の中で出会った「イイ人」に、もう一回会いたいなぁ、という曲。
10.青白い男 ★★★★
今まで自分が押し殺していた夢、感情、考えが、一人の「青白い男」となって、自分の部屋を訪ねてくるというストーリーを、ホラーチックな曲調にしている。
なんか奇抜。
二番が終わってからの繰り返し部分で、スガシカオの歌い方が鬼気迫ってくるのですが、同じ歌詞が続くだけなので、ちょっと退屈してしまう。
11.木曜日、見舞いにいく(Album Mix) ★★★★☆
スルメ曲。
これも、スガシカオの曲にしては平凡に感じるかもしれない。(エロさと悪意がないからかな?)
総評.
実は、5、9、11の曲こそ、このアルバムの核になっていて、
今まで周りの粗探しをしていたスガシカオの心は満足ではなく、むしろより空しくなり、何も残らなくなってしまった。
「青白い男」では昔の自分に、純粋さ、善良さがあったことを多少奇抜に表現していて、5、9の曲で人の正義のようなものに触れ、
11でどんな悪意も、時間の流れで消えていってしまうものなのだから、もっと楽しく生きようぜ!というメッセージを発しようと試みている。
臆病なスガシカオは、そこまではっきりとした曲は書けなかったけれど。
曲は小粒ばかりだけど、アルバム構成が非常にいいので、そこが気に入るかが評価の分かれ目である。
1~3も曲としては嫌いだけど、アルバム構成の「悪意」の部分を顕著に表す曲なので、ないと困るのです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし)

Reviewer:3rd. 721 名無しのエリー2002.11.24.

1.マーメイド ★★ 初っ端にこれ持って来るんですね…この瞬間スガシカオは俺に向いていないと思った。
2.ユビキリ ★★★ 切ない歌詞。歌詞は受け入れられそうな気がしてきた…
3.夜空ノムコウ ★★★☆ 言わずと知れたスマップ提供曲。ぼちぼち。
4.ぬれた靴 ★★★★ ここから感じが変わる。この曲が俺にとっては初めてスガシカオを受け入れられた曲かも。
5.夏祭り ★★★★ その光景が頭に浮かぶ…リアル。
6.ココニイルコト ★★★ ああこういうのが彼の曲調なんだな…と気付く。
7.バクダンジュース ★★ 休憩。題名のつけ方は面白いか?
8.ひとりぼっち ★★★ 途中でいきなり曲調が変わる。アルバムの雰囲気もそれに準じて変わっていく…
9.うきぶくろもって ★★★★★
この頃は巡視船とか拉致とかまだそこまで問題になっていなかったんだろうね。
「水平線の彼方に一艘船が浮かんでいるのは~遠い国の密入国車の船かな~♪」…ヤバ過ぎ。
それ以外にもダークな歌詞が多いな…この曲。
10.これからむかえにいくよ ★★★ 経験あるよな…こんな歌詞の内容…
11.8月のセレナーデ ★★ シングル曲らしいが…他の曲の個性に埋没していないか??
12.Room 2001 ★★★★★ 陰鬱な曲だけど、何か共感できるモンが有る。
13.坂の途中 ★★★★ Room 2001で終わっていたら余りに暗かったなこのアルバム。バイオリンが結構良い感じ。
総評.★★★★
スガシカオ聞いたのはこのアルバムが始めてだったけど、一言で言えば「暗い」
でも、20代中盤~30代半ばの独身者には結構響く歌詞だと思った。学生時代聞いても評価は★★だったと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:18th. 129-130, 132-133 名無しのエリー2008.06.01.

1.マーメイド ★★
アルバムオリジナル曲。一曲目にこんなモヤモヤした曲を持ってくるのはスガならでは。
スローテンポで聴いていくうちにリスナーの心にゾワゾワ忍びよってくるサウンドが印象的な曲。歌詞もネガティブかつ非現実的な内容も含んでいる。
ただしメロやサビがはっきりしないのでぶっちゃけ退屈な曲。
2.ユビキリ ★★★★★
アルバムオリジナル曲。一曲目と同じくスローテンポだが、こちらはポップな楽曲に仕上がっている。
歌詞は青春時代の夏を上手く表したものになっており、イントロのキーボードもその夏の風景を思わせる非常に聴き心地の良い曲である。
自分の評価としては大好きな曲。おそらく歌詞中の「君」は亡くなったのだと思う。
3.夜空ノムコウ ★★★
カヴァー曲。言わずと知れた名曲だが、こちらは原曲とはだいぶ違ったバラード。
ほぼ弾き語りで歌われているので、原曲で聴き慣れている人はゆったりしすぎてじれったく感じるかもしれない。
ただこちらの方が歌詞の切なさや痛みが伝わりやすいのだと思う。
冬の情景もよく浮かんでくるので、さすが名曲という感じ。
4.ぬれた靴 ★★★★
シングル「AFFAIR」カップリング曲。イントロのサウンドからジメジメした雨の日の情景が浮かんでくる。
歌詞ももちろん雨がベースの内容。スガらしいネガティブな歌詞になっている。
「通りに面したガラス窓がくもって ぼんやりと世界を隠した」
この表現は特に気に入ったフレーズ。
サビで盛り上がるので覚えやすいはず。
5.夏祭り ★★★★★
シングル「あまい果実」カップリング曲。
スガでは珍しいすごくシンプルな楽曲。そしてやはり歌詞の中の景色をメロディーで表現するのも非常に上手い。
夜になりかけた感覚が優しく耳に入ってくるとても良い曲。癒し系でリズムも良いので好きになる人も多いのではないだろうか。
6.ココニイルコト ★★★★
SMAPに提供した曲でここで聴けるのは本人のオリジナルバージョン。まるでハワイにでもいるかのような、またしても癒し系の曲。
目立ったメロディーでもないが、そのよくわからない感じがこの曲の魅力になっている。
「ぼくらが二度とない 今に光る星ならば きのうと変わらない今日を生きる 意味がある」
このフレーズは素晴らしいでしょう。
7.バクダン・ジュース(original) ★★★
シングル「愛について」カップリング曲。モヤモヤした曲で、コーラスに不気味さを感じる。
歌詞もだいぶ暗く、気持ちが暗い時に是非聴いてほしい曲。
「FAMILY」というアルバムにも別バージョンで収録されているのでそちらも聴いてもらいたい。
8.ひとりぼっち ★★★★
シングル「ヒットチャートをかけぬけろ」カップリング曲。これもまた歌詞の風景の表現が上手い楽曲になっている。
夕暮れ感がよく出ておりゆったりしていて癒される曲・・・と思いきや
後半になると一気に曲調が変わり、恐ろしいまでに暴力的なサウンドになる。歌詞もその部分はとても攻撃的。
なんども聴きたくなる曲。
9.うきぶくろをもって ★★★★
シングル「ドキドキしちゃう」カップリング曲。安っぽい感じのサウンドがこの楽曲の雰囲気を逆に良い方向へ押し出している不思議な曲。
この歌詞も死人が出ているっぽい。
10.これから むかえにいくよ ★★★★
シングル「黄金の月」カップリング曲。今までとは打って変わってノリノリのナンバー。これぞスガ節。
ファンクが前面に打ち出されている。が、歌詞はだいぶ虚しい。聴いてくうちにその虚しさや変な切なさが伝わってくる。
11.8月のセレナーデ ★★
シングル曲。あんまり印象に残らない曲。自画自賛といった感じ。 ただしイントロ、PVは名作。
熱が出ているときは絶対聴いてはいけない曲。
12.Room201 ★★★★
アルバムオリジナル曲。イントロから夜のしっとりした感じが出ている。
不安や後悔といったどうにもならない気持ちを歌っている。
この曲もほぼ弾き語りの状態で歌われていて、癒し系の楽曲に仕上がっている。夜寝る前に聴きたい曲。
13.坂の途中 ★★★
シングル「ストーリー」カップリング曲。イントロから怪しげな雰囲気を醸し出している曲。
歌詞は意味不明。坂を休まないで上ること・・・よく考えるとくだらない歌詞である。
変なメロディー、変な歌詞、つまり変な曲なのだがその「変」な感じがこの曲の最大の魅力になっている。
総評.★★★★★
スガシカオのカップリングアルバム。
ただしその内容はベスト盤で仕上げられたような感じはなく普通のアルバムとなんの変りもなく自然に聴けてしまうアルバム。
全体を通して聴いてみると、満足度は高く絶対に損はしないので買って聴いてみて欲しい。
(★5個が満点。)

Reviewer:9th. 356-357 名無しのエリー2005.02.15.

1.Thank You ★★★★★
1発目からスガ中期の名曲「あまい果実」を連想させる、重いファンクである。
これは本当に出来がよくて、硬質な音色が病み付きになる。是非聞いてもらいたい一曲。
2.アシンメトリー ★★★
シングル。キャッチャーで洒脱な一曲。ドラマ「整形美人」のタイアップである。
悪くはなく聞きやすいが、厭きるのも早い、といった感じか。
3.優等生 ★★
曲は爽やかでポップだが、歌詞がインモラル。
恐らく、「白い雲のようなラブソング」という類の表現を使った曲の中で、トップ5に入るぐらい歪んだ歌詞であろう。
4.桜並木 ★★★
バラード。風景をゆっくりと描写するような歌詞が素晴らしい。
5.青空 ★★★★
シングルカットされていて、映画「仄暗い水の底から」のタイアップ。映画はつまらなかったがそれは置いておいて、非常に清涼感溢れる聞きやすい曲。
「今日の空 宇宙までつきぬけそう」の流れは、自分が飛ぶような感覚すら覚える。
6.Go!Go! ★★
箸休めソング。胸中憧れていた?彼女がぼくに相談を持ち掛けてくる、という内容である。オチは自分で確認してもらいたい。
7.サヨナラ ★★★
シングルである。これも悪くないが、厭きてしまうタイプ。
8.あだゆめ ★★★★
スガ的エッセンスに満ちた名曲。彼のポップセンスがよく出てると思う。
なお(今の段階で)最新シングル「光の川」にはこの曲のライブバージョンが収録されている。
こちらも出来が良いので、機会があれば聞いてみてほしい。
9.はじめての気持ち ★★★
一見ただの恋焦がれソングであるが、実は……という曲。曲の構成はいつものスガパターンである。
10.気まぐれ ★★★
バラード。好きな人は好きな曲だろう。
総評.★★★
一曲目のThank Youは名曲だが、他はインパクトに欠ける感がある。ポップなものが多いので、入口としては良いアルバムではないだろうか。
実際、2か5か6のどれかを聞いたことがある人は多いと思う。
(★5個が満点。)

Reviewer:9th. 347-348 名無しのエリー2005.02.13.

1.サナギ ★★★★
一曲目からジメジメしている。サビの最初の「こんな日が くると」の部分は綺麗。
スガ初めての女性視点の詞らしいが、そうであるという点以外、彼の詞の中では取り立てて見るべきところはない出来。
2.カラッポ ★★★
世の中のカラッポなものに怒りをぶつける歌。とは云ってもやけくそでバイト先の女店長と寝てしまったりしている。
3.光の川 ★★★
渋滞で昔の女(?)を見つけ追いかけるも、行ってしまった、という歌。手馴れた佳作。
4.アーケード ★★
スローテンポのバラード。バックの演奏が古臭い気がする。
5.クライマックス(Album Version) ★★★★
ホーンセッションを使ったアップテンポな曲。ところどころに弾けた音が追加されている。
アルバムの中では「キター」という感じで聞けて、非常に良い。
6.June ★★★
非常にポップな一曲。サビを思わず口ずさんでしまうタイプだが、スガにそんなものを期待している人間は残念ながらいない。
余談だがCMにも使われている。新生活のイメージとだぶらせた、前向きな映像になっているが、
サビはその後、「許されなかった嘘も 夢も もしかしたらやり直せるかもって唇を噛んだ」という彼お得意のネガティブ返しになっている。
7.あくび ★★
箸休め的なトラック。歌詞が面白い。
8.魔法 ★★★★★
スガの中ではありそうでなかったタイプの曲。
ブランコの音から始まる、湿度の高そうな楽器演奏とファンキーなリズムは、麻薬のような感覚を憶える。
歌詞は子供の頃、暑苦しい部屋で一人で遊んでいるような閉塞感や、コンプレックスみたいなものを、
安易な方法で吹き飛ばしたいという欲望を書いている。
9.秘密 ★★★
荒々しいテンションが珍しい曲。ドラムが良い。
なかなか都合のいい男の歌詞であるが、大体本音はこういうところなのだろうな、と思わせるのがスガの歌詞の特徴か。
10.風なぎ ★★★★
アコギと歌で構成されたシンプルなバラード。お涙頂戴を狙われているような気がするが、実際なかなか感動する。
スガのバラードの中では完成度が高いほうではないか。
総評.★★★★
これからスガを聞いてみようとする人には、あまりおすすめできないアルバム。彼の裏というか湿った部分が非常に出ている。
一度聞くだけではピンと来ないので、何回も聞きたいアルバムである。
(★5個が満点。)

Reviewer:9th. 384-385 名無しのエリー2005.02.20.

1.サナギ ★★
シカオの場合、アルバムの1曲目に毎回アルバムを象徴する曲を配しているが、今回は地味め。
2.カラッポ ★★★
やけくそですることが「バイト先の女店長と寝る。」こととはかなりヘンな歌詞。
サウンドは良いと思うし、このアルバムを象徴する曲だとは思う。
ただスガシカオのファンはサウンドにかなりうるさいので、ちょっと物足りないのも確か。
3.光の川 ★★★★★
先行シングル。ミディアムバラードの代表曲が多い人なので、安心して聴ける。「黄金の月」を思わせる淡々としていながらも美しいメロディー。
アルバムの中でも完成度は高い。
4.アーケード ★★
スローテンポのバラード。初期の曲調を思わせるが、ちょっと上品すぎる気もする。
5.クライマックス(Album Version) ★★★★★
シカオ流ファンクの発展形。珍しくホーンが使われている。一般受けしやすい曲だと思う。
6.June ★★★
現在CMでオンエア中。曲自体はさわやか系であるが、歌詞は全然さわやかじゃない。
7.あくび ★★★★★
毎回アルバムに1曲入っている『ドキュメントシリーズ』の系譜を汲む。不眠症で病的な歌詞にチープな演奏。
この曲が一番好き、てな人はいないだろうが、アルバムの中では必要なトラックだと思う。
8.魔法 ★★
楽曲自体はファンクでライブ映えしそう。でも演奏は出来が良いとは言えないと思う。
9.秘密 ★★★★★
歌詞、メロディー、演奏、ともにスガシカオらしいトラック。
間奏の演奏など素晴らしいし、サビ前のフック部のスキャットにメロディーメイカーとしての非凡さを感じさせる。
10.風なぎ ★★★★★
アコースティックギター弾き語りスタイルの音数を極力減らしたバラード。
ファーストの「月とナイフ」あたりの系譜を汲む美しいバラード。安心して聴ける。
総評.★★★
デビューアルバムから聴いているが、スガシカオのアルバムの中では焦点がボヤけている。
駄作ではないし、いい曲もあるが全体的には名作のレベルには達していない。これからスガを聞いてみようとする人は、「SWEET」あたりがいいと思う。
(★5個が満点。)

Reviewer:15th. 413-415 名無しのエリー2007.08.10.

1.サナギ ★★★
一発目からダークなこの曲は、女性の視点から歌った歌詞が魅力的。ドロドロ感のある暑い感じのメロディーと歌詞がマッチしててよい。
しかし、いまいちサビのインパクトに欠ける。プレリュードは大好き。
2.カラッポ ★★★★
何かを訴えている歌詞は、スガシカオならでは。
特に「先生が言った‘みんなに来る明るい未来‘」「もううんざりだ」などの歌詞はその、ふてくされた感じが出ていてよい。
曲も聴いた感じは受けそうで良いのだが、聴きすぎるとすぐ飽きるかも。
3.光の川 ★★★
本人曰く「途切れた願いは消えてしまうのではなくて 僕らはその痛みで 明日を知るのかもしれない」この一行を産むのに苦労したという。
歌詞は哀感と希望が上手く混ぜ合わさっていてよいのだが、曲がスロータイプで地味。
4.アーケード ★★★★★
このアルバム最高曲といっても良い。曲は前曲と同じくスローなのだがゾクゾクする感じが妙に存在感を表している。
この歌詞がまた、切なく「明日の朝ぼくらは・・・それぞれの毎日に溶け込んでしまう」などの部分が良い。
イントロもセツナさ全開。
5.クライマックス ★★★★
失恋曲。しかし、どこか元気の出るアップテンポなメロディー。ライブで盛り上げるために作ったという。
コーラスも素敵。歌詞も最後の最後で「・・でありますように」といった感じの、私的に大好きな歌詞。
6.June ★★★★
新しい街に越してきた感覚を表した曲。かつてCM曲になたので、知ってる人もいるかもしれない。
前曲等と違って、スガには珍しいともいえるさわやか系ソング。
スガの美声が非常に良く、アーケードと並ぶ名曲。立ち位置もちょうど良い。
7.あくび ★★
ファンク全開の怪しい曲。このアルバムの中では微妙に浮いてしまう曲。
歌詞がちょい妄想タイプ。アルバム中盤では常連。
8.魔法 ★★★
ちょいカラッポと似ている感じの曲。
歌詞は語るほど良くはないのだが、曲は頭から離れなかった。サビのラストの部分がとても良い。
9.秘密 ★★★★
歌詞は思わずニヤリとしてしまう。彼女への支配感と、暑いメロディーが上手くマッチしている。
このアルバムのシングル曲では一番良いと思う。
本人曰く「プレリュードは男って悲しい生き物だっていう感じがして好き」
10.風なぎ ★
ラストにこういう曲を入れたいのはわかるが、どうもこの人のフォーク系は好きになれない。
歌詞もラストなのにあまりパッとしないが、ギターはさすがだなぁと思える。
総評★★★★
スガの7枚目のアルバム。今作はあまりダーク系は少ないにしても、さわやかソングが手際よく収録されている。
シングル曲も3曲入っているので、聴きやすいかとも思う。
スガファンなら「おっ、今回はそう来たか」という感じもするかもしれないが、初めて聴く人にはあまりお勧めできないかも。
興味を持った人は、3枚目の「SWEET」を聴いてもらいたい。
(★5個が満点。)

Reviewer:13th. 735-737 名無しのエリー2006.12.05.

1.奇跡 ★★(単体では★★★)
2005 ABC高校野球統一テーマ。出だしにしては弱いかも。
明るい曲です。「マンガ喫茶」とか出てくる歌詞が面白いです。
2.19才 ★★★
「xxxHOLiC」オープニングテーマ。
最近のシングルは、人目を気にしてか無難な曲が多かったが、久しぶりに、家族とお茶の間で正視できない恥ずかしい歌です。
ライブで盛り上がりそうな激しいノリの曲ですね。
3.38分15秒 ★★★
テレフォンセックスの歌。ブレイクビーツっぽい曲?に露骨な歌詞が乗っていて、どことなく後期の岡村靖幸を思い出すような。
Aメロやサビといった構成を持たないバラバラな曲ですが、わりとまとまっています。
4.斜陽 ★★
失恋の歌です。
既存の曲「ストーリー」「アシンメトリー」と似ているせいか個人的な印象は薄いけど、
その二曲よりは寂しげなアレンジで、聴いた人の人気は高いみたいです。
5.夏陰 ~なつかげ ★★★
『熱闘甲子園』エンディングテーマ。綺麗な曲ですが、歌詞の乗せ方があまり好きじゃないかな…
しんみりと夏の終わりを歌った曲です。
6.タイムマシーン ★★★
意図的にチープに作ったような、左右のギターの絡み合いがタイムマシーンというレトロなテーマに似合っています。
ファンカデリックを一瞬目指してやめたようなイントロ。
7.RUSH ★★★
前アルバムの「魔法」に似た、ドロドロした曲。例になく歌のテンションが高い。
歌詞はよく分かりませんが、陰湿な手段によって相手を追いつめていくといういつもの歌です。
8.Hop Step Dive ★★
ロック。メッセージと曲が強い感じなのに声が柔らかくて、あまり似合ってない気も…。
歌詞も「ぼくは今日歌おうと思う」→「明日ぼくは歌うよ」と前向きながら、じりじりと後退していってる様子も見逃せません。
でも、まあ、珍しく爽やかな曲です。
9.真夏の夜のユメ ★★★★
映画「デスノート」挿入歌。手堅くまとまったバラード。
5,8,9曲目は、亀田誠治(東京事変)氏のアレンジ。
アルバムを通して聴くと、前半と比べてこの辺りからしめっぽくなりすぎるかも。
10.7月7日 ★★★
デモテープの荒い音質に、引き語りとちょっと幼い歌い方が新鮮で、せつない感じがします。
11.午後のパレード ★★★★
ダンスナンバー。スガシカオの曲の中では最長?(6分弱) 落ち着かない動きのストリングスが面白いです。
ストリングスはジャミロクワイのチームがやっているそうで、曲全体もCanned Heatに似てるかなぁという気がします。
12.Progress(Family Sugar Version) ★★(単体では★★★)
「プロフェッショナル 仕事の流儀」主題歌。コクアのバージョンよりしっとりした雰囲気。
additional(追加) trackと銘打たれていて、確かにアルバム全体としては蛇足だと思う。
おまけとして聴く分には、悪くないと思います。
総評.
怒濤のタイアップのおかげで、初めてスガシカオの存在を知った人もいるかと思いますが、
旧作ファン(CLOVER ~ Sweet)の自分としては、歌詞や曲がちょっと薄く感じられます。
しかし、好意的に考えば、ライブ向けの楽曲と言えるかもしれません。
かつての歌詞の言葉遣いが、やや小説的(人いきれで むせかえり、など)で暗示性が強かったのに対し、即物的な表現が多く、
一聴して頭に入ってきやすい(歌詞は聴き取りづらくなってる)曲もシンプルなアレンジが多く、ライブでの再現性が高いと思います。
ロックフェス等に出演した経験が、変化をもたらしたのかもしれません。
その分、家で繰り返して聴くには物足りない感じもしますが、
相変わらずメロディーラインはきっちり作っていて、歌詞と声に抵抗がなければ聴きやすいアルバムだと思います。
ただ、他のアルバムとかなり傾向が違うので、スガシカオというミュージシャンの入り口として相応しいかどうかは正直分かりません。
(比較対象が少ないので、点数はあまり参考にならないかも。旧作ファンでも新しい一面が見れたと、より好評価をする人もいると思います。
 多分人によって全く違う評価になると思うので、他の人に補完してほしい)
(★5個が満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:14th. 419-420 名無しのエリー2007.04.15.

1.奇跡 ★★★
なぜか甲子園のなんかのテーマソングに選ばれた曲。サビ前の盛り上がりは素晴らしいが、内容の薄い曲。
2.19才 ★★★
クロアゲハとか、九分九厘とか、くだらないとか、何気ない語呂合わせが楽しい。飽きが早い曲。
こんな曲をシングルで出すから、世間では気持ち悪いスガのイメージがどんどん膨らんでゆく。
3.38分15秒 ★★★☆
テレフォンセーックスの曲。こんな曲をアルバムに入れるのはスガしか居ない。
4.斜陽 ★★★★
スガのイントロは大抵嫌いなのが多いんだけど、このイントロはいいね。
曲の内容は彼女を大事にしてたのは実は自分のナルな心だったっていう話。
5.夏陰 ~なつかげ ★★★★★
スガ屈指の名バラード。
はじめは狙いすぎてる感じがして入りこめなかったが、慣れてしまうと文句のつけようがない程。
6.タイムマシーン ★★
こっから一時、中だるみ。タイムマシーンなんてあったっていいことなんかねーよ、っていう歌。
「らしさ」はあるけど、魅力があんまない。
7.RUSH ★★
不幸の手紙についての曲。ネチネチはしてんだけど、退屈。
8.Hop Step Dive ★★★★
ネクラなのに明るい、というスガのメッセージソング。
「明日僕は歌うよ~ギターの弦が千切れるまで~」のトコがCMで使われているから、知っている人も居るかもしれない。
なんでコレシングルにしないで・・・
9.真夏の夜のユメ ★★★★☆
映画「デスノート」の挿入歌として、割とどうでもいいシーンで流れたらしい曲。
ただ曲自体はいい曲。
10.7月7日 ★★☆
悪い曲じゃない。ほぼ弾き語りな切ない曲。
ただ前後の曲が良すぎて、つい飛ばしてしまう。
11.午後のパレード ★★★★☆
こんな明るい曲を書けるようになったらしい。
12.Progress(Family Sugar Version) -additional track- ★★★
場にそぐわないクネクネとした動きと、相変わらずのネッっこい歌声で明らかに浮いていた紅白に出た際、歌った曲。
メッセージソングだけど、正直イマイチ。イントロの部分が好き。
総評.
もともとスガの作風としてあった、社会への毒づき、無駄なエロさ、ナルっぽさとかが、ポップになってて、驚いた。
6,7はその悪い例だけど、その他は結構上手いことになっていて、ホントに、「ネクラなのに明るい」アルバムに仕上がっている。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。総評は星評価なし。)

Reviewer:19th. 441-443 名無しのエリー2008.09.14.

1.バナナの国の黄色い戦争 ★★★☆
初っ端から全開のノリノリな曲。彼の曲でここまでブラスが生きている曲は意外となかった。
今回のアルバムがいかに派手で豪快なものであるかを象徴するようで、今の彼の好調さを確認できる。
スガシカオはキャッチーなサビを作るのがやや不得手だが、これは気にならない。うねるようなベースに乗った各パートとボーカルが気持ちいい。
2.NOBODY KNOWS ★★★
「xxxHOLiC~継~」のオープニング曲。歌詞は便所の落書きがモチーフとか。
前作「PARADE」の同ポジションにある「19才」と比べると若干つかみに欠けるが、構成のダイナミズムはこちらが上か。
軽快なシングル曲でありながらどこか哀愁の漂うサビはスガならでは。
3.POP MUSIC ★★★☆
歌に重きを置いた前アルバムを髣髴とさせる曲。しかしサウンドは厚み、重み、鋭さを増している。
前作の「斜陽」のような切ない印象を受けるが、歌詞は堂々とエグい。
小説世界のようでありながら、こっそりスガ本人の音楽へのスタンスが忍ばせてある。
4.プラネタリウム ★★
ここで小休止的役割のバラード。電子処理による奥行きのある音作りが、星の瞬く空が鮮やかに広がる様を思わせる。
素直なようで必ずフックを作る歌詞はここにも健在。彼女と風俗嬢を重ねる感覚は筆者には解らないが。二番からバンドサウンドになる。
5.Call My Name
6.FUNKAHOLiC ★★☆(通し評価)
メドレー構成の二曲。この手の曲はスガの十八番ではないだろうか。
一曲目のテーマはストレートにセックス。しかし、それだけに数回聴くと飽きてしまうというか、過去のアルバム曲の焼き直しのような感覚を覚える。
二曲目は一番でフェードアウトする。本当は二番があるらしいが、歌詞がおそらく法的な意味で限度オーバーなのでライブ専用らしい。
色々な意味で正解だと思う。
7.フォノスコープ ★★★
07年に本人が出演した化粧品のCMでもおなじみの曲。
非常に独特なイントロ、メロとキャッチーなサビ、クセのある間奏、大サビの各所がいびつに合致して、奇妙なポップソングになっている。
分厚いサウンドと対照的なサビメロは好みが分かれるだろう。歌詞はこっそり暗いが、昔の曲に比べると遥かに明るい。
8.潔癖 ★★★
この歌詞もお手のものだろう。いかにもスガらしい曲である。主人公は女性で、彼氏に実は嫌悪感を抱いているという内容。
これもまた転調に今までのアルバムで聴いたような感触があるが、間奏のアコギと今回重視している電子音による展開は新しい。
9.13階のエレベーター ★
やりすぎ。趣味全開。
過去に「クライマックス」というスガ屈指の捨てシングルがあったが、その再来という印象。つまりスルメソングか?
間奏の不快な電子音は閉塞的な現代社会の生活を表しているのだろうが、まさに不快。演奏時間も珍しく長い。不快。
10.コノユビトマレ ★★☆
シングルなのに変態的な導入部はいい。シングルっぽくメロは明るく、シングルなのに歌詞が暗いのがスガクオリティ。
しかしどう聴いても劣化「午後のパレード」。歌詞くらいしか勝ってるものがない。
まあこういうメッセージソング書けるのはスガしかいないと思う。
11.sofa ★★★★
ファン的にはこういう曲が彼の魅力として大きいところだろう。
メロは粘着質。サビが哀愁。彼女が離れてしまった孤独な男の世界は、秋の夜に吹く風のように冷たく乾いている。
12.宇宙 ★★★☆
個人的にかなり好きな曲。アルバムの最後にアコギ主体のバラードを置くというのはスガの必殺技だが、相変わらず効いている。
ピアノとアコギで一発録りしたらしいが、さりげないストリングスと相まって、デジタル偏重の今作の中でとてもいい位置にある。
女々しいのがスガシカオなんだよな。本人は滅多にデレないから困る。
総評.★★★
ド派手。極彩色。炸裂。万人向けじゃないと断言できるアルバム。
レコーディング時、パートミュージシャンに「中学生の女の子にも解る音でお願いしまーす」と注文したらしいが、納得。
それやってなかったら誰も聴かないアルバムになってたかもしれない。
まあ何だかんだいって今のスガシカオは好調だと思う。しかし新規も古参もどっちも遠ざけかねない作品に仕上がっている。
本人的には自信作らしい。理解はするが納得はしない。歌詞がいつもより弱いというか、あまり重要でない。
スガの魅力はまず声と歌詞なので、ファンには不満のあるところではなかろうか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:23rd. 347-349 名無しのエリー2010.05.15.

1.Party People ★★★★☆
快作。こういうシングルはスガにしか作れない。ファンクをベースにしつつ、邦楽としても聴ける。
これからの季節、気温が高くなるほどに高揚できるナンバー。ベースやアコギ、キーボード、SEの使い方も適材適所。
シングルであっても単調な構成にせず、冗長にもならないのが彼のいいところ。踊れ泡吹くまで。
2.91時91分 ★★★☆
初めは何のことを言ったタイトルなのかと気になるが、聴いていくと意味が分かって納得できる面白い歌詞。
前回のアルバムにあった「バナナの国の黄色い戦争」を髣髴とさせるファンクナンバー。これも夏を思わせるはじけ具合。
本作はサウンドこそ開放的であるが、やっていることや歌詞はひそかにダークであり、それが魅力となっている。
3.サヨナラホームラン ★★★☆
哀愁のあるミディアムバラード。シングル曲ということもあり、テーマがストレートで分かりやすい。
誰かが打った2ランホームラン。そこに歌詞の主人公は自分を重ねてみる。人を喜ばせることを自分もしてみたい。
このままではいけない。しかしふんぎりがつかない。そんな歌。
4.兆し ★★★
アルバムを総括する歌ではあるが、この位置に置くあたりに構成センスを感じる。
アコースティックギターによるシンプルな弾き語り。これも迷いを歌っている。
「そこにある兆し 暗闇に惑わされずにそれを感じればいいのか…」
それを感じればいいと言い切らないのが彼ならではで、そこにリアルな感触がある。
このような歌詞は以前の作品には見られなかったし、長年楽曲を作り続けてきたことから来るメッセージだと思う。
5.ファンカゲリヲン ★★★★
イントロの歪んだベースからしてエグい。
前回と今回のアルバムは共に真っ向からファンクベースである。前は夜、今回は昼のイメージ。
現代を舞台にした歌詞であり、梅雨の憂鬱と破壊願望が歌われる。
「破壊してよ ニヤニヤしてる テレビに映ってるもの全部」このフレーズにこそニヤニヤしてしまう。
6.トマトとウソと戦闘機 ★★★
これまたアクの強い曲。クラブミュージックというかヒップホップというか、そのあたりが思い浮かぶ。
最初こそとっつきづらいが、何度か聴いているうちにクセになるタイプの曲。巷に溢れる空疎な音楽をひそかに攻撃している。
7.雨上がりの空に ★★★
配信限定シングル。今回のアルバムの中ではひときわ爽やかで、歌詞もシンプルなラブソング。
まわりにある楽曲が鬱屈しているだけにこのような曲が目立って聴こえる。無駄に引き伸ばさないのもいい感じ。
8.ドキュメント2010 ~Singer VS. Rapper~ ★★★
ひさびさに復活したドキュメントシリーズ。今回はドキュメントというか半フィクションのように聴こえるが。
12曲目の前哨戦とでもいうかのようにMummy-Dが登場し、爆笑ものの歌とラップのバトルが繰り広げられる。
ある意味全力でB級楽曲を作っているような姿勢にとても好感が持てる。音色もきらびやかである。
9.台風は北北東に進路を変え… ★★★
手グセ感というか、メロからサビのコード進行感がいかにもスガ節な曲。ゆえにこれもエグい。
以前で言えば「性的敗北」や「コノユビトマレ」などが思い浮かぶ。歌詞は彼にしては単調か。
10.夏色タイム ★★☆
これは一転して爽やかな曲だが、それだけに何か物足りなさがある。
「この先 もうたぶん 同じ夏なんかない」という言葉のひびき方が他のアーティストと違うのはさすが。
11.軽蔑 ★★★
これは「はじめての気持ち」のパート2みたいな歌。続編というよりは別バージョン。
主人公が男性か女性かでかなり解釈が変わりそうだが、やはり二番煎じ感がぬぐえない。
12.はじまりの日 ★★★★☆
すばらしい曲。Mummy-Dとのコラボレーションによる新境地。安易な合作に終わっていないところがよい。
歌詞は駆け落ちをうたったもので、スガの曲にしてはストレートだが、それがとてもいい感触を生んでいる。
過ぎ去ってしまう少年少女の時間を、夏を舞台にスリリングに描き出している。
Mummy-Dの疾走間あふれるラップが明け、スガの声が聴こえる最後のサビこそこの楽曲のハイライト。
全体的にアクの強い今回のアルバムの最後を、まるで風が吹きぬけるように心地よく飾ってくれる。
総評.★★★★
前回の「FUNKAHOLiC」と二部作として扱われそうなアルバム。前回も今回も相応にクセがある。
シングルの冴え具合は歴代アルバムでも屈指。
スガシカオのルーツであるファンクをどうにか邦楽として聴けるように苦心しているところを評価したい。
ぱっと一度聴いた時の印象はよくないが、何度か聴いているうちにはまってくる、そんなアルバム。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)