Reviewer:13th. 724-727 名無しのエリー2006.12.05.
1.One Note Samba ★★★☆
アントニオ・カルロス・ジョビンのカバー。軽やかに飛び跳ねていくピアノに、可愛らしいスキャットが寄り添う。
シンプルながら、曲そのものの個性と塩谷哲、佐藤竹善両氏の個性がそれぞれしっかり表れている。
シンプルながら、曲そのものの個性と塩谷哲、佐藤竹善両氏の個性がそれぞれしっかり表れている。
2.You Send Me ★★★
サム・クックのカバー。抑揚の利いた演奏がなかなか良いです。
ブルースのような、ゴスペルのような…力強さと清らかさを同時に感じる曲。
竹善さんにしては低い音域で歌っている気がした。そうでもないか。
ブルースのような、ゴスペルのような…力強さと清らかさを同時に感じる曲。
竹善さんにしては低い音域で歌っている気がした。そうでもないか。
3.Oh! Darling ★★★
ビートルズのカバー。前曲の最後から繋がっているため、合わせてひとつの曲のように感じる。
渾身の愛情を込めたような歌い方と詞が素敵だ。
渾身の愛情を込めたような歌い方と詞が素敵だ。
4.Wait For The Magic ★★★★★
アル・ジャロウのカバー。ひたすら美しく、しかし淡々と流れるピアノ。
囁きかけるような、感情を堪えるような歌声。何て綺麗なんだろう。痛みすら感じる。
囁きかけるような、感情を堪えるような歌声。何て綺麗なんだろう。痛みすら感じる。
5.When I Fall In Love ★★★☆
ナット・キング・コールのカバー。
塩谷氏のピアノに乗ってまず聴こえてくるのは、竹善氏のマターリMC。会話に合わせて自由に姿を変えていくような演奏が見事。
歌は途中から。楽しげな曲調と弾む言葉が、まるでステップを踏んでいるかのよう。
塩谷氏のピアノに乗ってまず聴こえてくるのは、竹善氏のマターリMC。会話に合わせて自由に姿を変えていくような演奏が見事。
歌は途中から。楽しげな曲調と弾む言葉が、まるでステップを踏んでいるかのよう。
6.Keep Smiling! ★★★☆
オリジナル。塩谷氏独演。ラテンカラーが見え隠れする、遊び心に溢れた一曲。
歯切れ良く粒立った音は、聴いていてとても心地良い。くるくると変わる愛らしい子供の表情をイメージした。
歯切れ良く粒立った音は、聴いていてとても心地良い。くるくると変わる愛らしい子供の表情をイメージした。
7.Love Of My Life ★★★
クイーンのカバー。大切な恋を失った歌。物悲しくも、どこかあたたかいような。
「Back-hurry back」がたまらなく切ない…。
「Back-hurry back」がたまらなく切ない…。
8.Wonderful World ★★★★☆
クリス・イートンのカバー。和音の響きから広がる壮大な世界。この曲での塩谷氏の表現力は素晴らしい。
美しく伸びる竹善氏の高音に、胸を締め付けられる。個人的には、こういう歌い方にこそ彼の魅力があると思う。
美しく伸びる竹善氏の高音に、胸を締め付けられる。個人的には、こういう歌い方にこそ彼の魅力があると思う。
9.Day Tripper ★★☆
ビートルズのカバー。ピアノとボーカルだけの「Day Tripper」も悪くない。
かなり自由度が高いというか、原曲の雰囲気とはまた一風違った感じ。塩谷氏の粒の細かい音色が良いです。
かなり自由度が高いというか、原曲の雰囲気とはまた一風違った感じ。塩谷氏の粒の細かい音色が良いです。
10.Just Once ★★★
クインシー・ジョーンズのカバー。分岐点に立つ人の心を覗き込んだような、静かな叫びと迷いを秘めた曲。
まさにSing like talkingを地で行っている感じ。語る歌と、語る演奏。ラスト前の力強い「Just one」に圧倒された。
まさにSing like talkingを地で行っている感じ。語る歌と、語る演奏。ラスト前の力強い「Just one」に圧倒された。
11.Diary ★★☆
オリジナル。スタジオ収録。
ここまで全て英詞だったが、この曲以降は日本語。爽やかで洒落た印象のメロディはいかにも竹善氏らしい。
2人の音楽性を混ぜるとこうなる、という一つの基準になりそう。
ドン・アライアスのパーカッションが活躍しています ・゚・(つД`)・゚・
ここまで全て英詞だったが、この曲以降は日本語。爽やかで洒落た印象のメロディはいかにも竹善氏らしい。
2人の音楽性を混ぜるとこうなる、という一つの基準になりそう。
ドン・アライアスのパーカッションが活躍しています ・゚・(つД`)・゚・
12.Daybreak ★★★★
オリジナル。スタジオ収録。詞と曲が非常に上手く噛み合っていて、耳に残る。
少し陰のあるスパイシーなサビ部分がカコイイ。そしてギターが実にいい味出してるなぁ。
ジャズ色がいくらか織り交ぜられ、洗練されたポップスになっている。
少し陰のあるスパイシーなサビ部分がカコイイ。そしてギターが実にいい味出してるなぁ。
ジャズ色がいくらか織り交ぜられ、洗練されたポップスになっている。
13.もみの木 ★★☆
オリジナル。スタジオ収録。静かなクリスマスソング。この時季聴くのにぴったりだ。
ストリングスとピアノは優しくふくよかな印象。無垢な曲の割に、歌い方がちょっとしつこい気がする。
ストリングスとピアノは優しくふくよかな印象。無垢な曲の割に、歌い方がちょっとしつこい気がする。
総評.★★★★
ピアニスト塩谷哲(ソルト)とボーカリスト佐藤竹善(シュガー)の2人ユニットによるライブアルバム。
アコースティックピアノとボーカルのみ(ラスト3曲除く)で作り上げられた透明感のある音楽が心地良い。予想以上の相性の高さだった。
流石に実力派の2人が組んだだけあって、期待を裏切ない上質の作品。しかし全編スタジオ収録だったら、ここまで魅力の高いものにならなかったとは思う。
5曲目の冒頭等、MC部分が全体的に聞き取り辛いのが難点。
個人的に、塩谷氏に対しては「ラテンとジャズ」というイメージが極端に強かったので、
こうもしっとりとした、良い意味でのポピュラリティのある音楽をしていることに驚き。
竹善氏に関しては、こういうシンプルなアレンジで歌う方がその声がより際立って活かされると改めて感じた。本作ではとても伸び伸びしている。
とにかく終始「落ち着いちゃってる」ので、そういうのが好きでない人にはオススメできない。
何気に発売から10年も経ってることにビクーリ。
アコースティックピアノとボーカルのみ(ラスト3曲除く)で作り上げられた透明感のある音楽が心地良い。予想以上の相性の高さだった。
流石に実力派の2人が組んだだけあって、期待を裏切ない上質の作品。しかし全編スタジオ収録だったら、ここまで魅力の高いものにならなかったとは思う。
5曲目の冒頭等、MC部分が全体的に聞き取り辛いのが難点。
個人的に、塩谷氏に対しては「ラテンとジャズ」というイメージが極端に強かったので、
こうもしっとりとした、良い意味でのポピュラリティのある音楽をしていることに驚き。
竹善氏に関しては、こういうシンプルなアレンジで歌う方がその声がより際立って活かされると改めて感じた。本作ではとても伸び伸びしている。
とにかく終始「落ち着いちゃってる」ので、そういうのが好きでない人にはオススメできない。
何気に発売から10年も経ってることにビクーリ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)