アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : さむしんぐ・えるす。

Reviewer:5th. 506 リッケンバッカー萌え2003.09.11.

1.ギターマン ★★★★☆
ギターと抜群のハーモニーというサムエルの「武器」を良く生かしている。
中盤からの盛り上がりも良いですね。
2.be there ★★★★
全英語詞。明るくフォーキーで清々しい曲。
ただちょっと、歌詞の言わんとしている事が解りません・・・。
3.ウソツキ ★★★★★
ボーカル大久保の甘い歌声と切ないメロディーが胸を締めつける名曲。
少ない言葉で情景や登場人物の心情まで浮かぶ歌詞も素晴らしい。
4.あの日の雨と今日の雨 ★★★
軽いリズムの曲ではあるが、何故か間延びして聞こえる。コントラストが無い曲というか・・・。
5.ビデオテープ ★★★★
温もりのあるメロディーとアレンジが、悲しすぎる歌詞を前向きなものに変えている。
6.さよならじゃない ★★★★☆
『ラストチャンス』を踏まえて、気合いの入ったシングル曲。さすがに完成度は高いと思う。
7.あいのうた ★★★
AメロとサビをつなぐBメロが「?」な感じ。
ストレートな愛の言葉が詰まっているが、なぜか胸に響かず、チープにさえ聞こえる。
8.ひまわりのうた ★★★★
ライブ音源。息のあったアンサンブルが素晴らしい。
非常にフォークソングらしいフォークソングで、暖かさを感じる。
9.ランナー ★★★
M8から一転してシンセアレンジの効いた盛り上がり系の曲。ライブ映えしそうですね。
10.Musician Life ★★★★
全員がボーカルをとる楽しい曲。3人とも歌上手いですね~。
現実を茶化した歌詞も面白いです。こういうの好き(笑)
11.いつか ★★★
バンドの音とストリングスの調和がせず、効果的でないと思う。そこまで壮大なイメージの曲でもないのになぁ・・・残念。
12.旅路 ★★★★☆
しっかりと力強くきれいなメロディーのこの曲は、サムエルのスタンダードなんでしょう。
メッセージ性のある歌詞も良いと思います。
総評.★★★★☆
ブレイク後のヒットシングル3曲を含むこのアルバムは、やはり勢いがありますね。
チャレンジ精神やバンドを「楽しむ」姿勢が感じられ、聴いている側も楽しい。入門編としてもオススメです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 658-660 名無しのエリー2003.10.07.

1.サイレン ★★★★
ある意味サムエルっぽくない始まり方。歌詞は彼らの事を書いているらしい。
ギターのサウンドが都会的で切れがあり、メロディは個人的には好き。
2.びいだま ★★★☆
のっけから三人のコーラスで始まるすごい曲。一昔前のフォークソングのような雰囲気。色で例えるならセピア色。
一応シングルだが、一般受けするような曲じゃないと思う。
3.磁石 ★★★★☆
恋は終わっているのに諦められない男のアップテンポ気味な曲。
ギターサウンドがものすごくカッコいいのだが、詞はカッコ悪い。だがそのアンバランスさが何故かいい。
今の彼らの曲には、こういう曲は見られない。
4.夕立ち ★★★★☆
失恋曲続きだがこちらはスローテンポで、しっとりと歌い上げる。
夏祭りの情景描写など殆どないのに、何故か夏祭り後の情景を浮かばせてくれる名曲。
5.パーティーを始めよう ★★★
ライヴ向きの曲。詞は何も響かない。ライヴを盛り上げるために作ったんだろう。
6.スピードにのって ★★★☆
仲間でワイワイ言いながら高速道路を海に向かって走る曲。これも詞が微妙。
7.きみはともだち ★★★☆
再び失恋ソング。いつもコーラスしている伊藤がヴォーカルをしている。切ない。
8.!(Coooool ver.) ★★
詞が難解。メロディも響かない。何を伝えようとしているのか。
ライヴではヴァージョン違いをやっていたりする。
9.SOUL of ORIGIN ★★
ロックな曲。サムエルとは別物だと考えていい曲だと思う。
曲作り専門の今井が歌っているが、あまり上手くない。メロディはややチープ。
10.JULY ★★★☆
サムエルらしいストレートポップソング。前向きな歌詞に励まされる。
11.自転車ラプソディ#1 ★★★★☆
アップテンポ。自転車で走っているような疾走感がある名曲。ライヴを盛り上げる代表曲だろう。
#2はまだない。
12.光の糸 ★★★★☆
このアルバムの最後を締めくくるにはぴったりな曲だと思う。
人と人の繋がりを印象的なコーラスで壮大に歌っている。
総評.★★★☆
耳に残る印象的なメロディの連続はこのアルバムでも遺憾なく発揮されているが、前半にいい曲が集中し、後半は少しダラダラしている。
三人の個性を出したアルバムにはなっているが、ややベクトルが内向きで、一般受けせず、ファン受けするような曲が多かった。
この後サムエルは一年間CDを出さなかったが、セールスが下降線を辿っていたし、きっと迷走していたのだろう。
とはいえ、良質のポップスアルバムなので、聴いて損した、とは思わないと思う。
それにしても失恋曲が多い。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 475 リッケンバッカー萌え2003.09.04.

1.風見鶏 3人の声がだんだんと重なり、違う方向へ散っていく。イントロ的曲なので評価せず。
2.パーフェクトドリーム ★★★☆ 明るくキャッチーでとてもサムエルらしい。アルバムの幕開けとしては好適。
3.国道16 ★★★★ シングルらしいストレートなギターポップ。上手くまとまっている。シンプルながら耳に残る曲。
4.少年 ★★★★ 変調なリズムを違和感なくこなしている。ギターの音色もコーラスワークも美しい。
5.cold flower ★★★☆ ゆったりとした曲調だが、サビのドラマティックなアレンジが良い。終わり方が少し不満。
6.月の虹 ★★★☆ 良い曲だが、少し垢抜けない印象を受ける。そこがこのバンドの魅力でもあるのだが。
7.洗濯機のうた ★★★☆ 軽いリズムの可もなく不可もなくといった曲。ほぼギターだけで聴かせるアレンジはさすがだが。
8.DiDiDi ★★★ 印象として7と変わらないものが。歌詞といい、アレンジといい、楽しい感じは伝わってくる。
9.残像 ★★★★ 美しいメロディーと、少しくすぐったくなる程のストレートな歌詞が印象的。個人的には名曲と思う。
10.勇気の花 ★★★☆ いい曲だが、もうひと味欲しい、というのが正直なところ。メッセージ性のある歌詞は良いです。
11.( ) ★★★☆ 「ただ」と読むらしい。ボーカルとギター1本の弾き語り(?)。悪くはないけど・・って感じです。
総評.★★★★
ボーカルも演奏もコーラスも文句なしに上手く、曲もシンプルで美しいメロディーの佳曲ぞろいだが、何かが足りない気がする。
白とベージュで統一されたインテリアのように、居心地は良いけどメリハリのない部屋、という感じかな。
しかし、長く聴ける飽きの来ないアルバムで、私は結構好きです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)

Reviewer:20th. 320-322 名無しのエリー2009.01.01.

1.冒険者 ★★★
新体制1発目となるこの曲は、まるでギターロックバンドの曲のように躍動感溢れるアップテンポ。
まぁ、逆にそれがサムエルらしからぬという見方も出来るが。でも1曲目ぐらいこれぐらい突き抜けてくれたほうが面白い。
エレキギターは深沼元昭(mellowhead)。
2.面影ポーズ ★★★
この曲のみ生ドラムが参加。優しいメロディーが印象的なポップロック。
3.渡り鳥 ★★★★★
今作の1番の聴き所。メロディーもコーラスもアレンジも、全てにおいて隙のない名曲。
特に味付け程度に用いられるエレクトリックサウンドが、彼らに新しい風をもたらしている。
4.RGB ~Instrumental I~
3人の音のみで構成されるギターインスト。
なんか当時人気上昇中だったDEPAPEPEみたいなサウンドをサムエルがやってみましたって感じ。
5.一番星 ★★★★
今作唯一のスローバラード。(バラードだらけだった前作とは大違いだ!)
定評のある彼らのバラードだけあって出来は申し分ないが、傑作『夕立ち』や『夏華』などに比べるとやや劣るか。
6.まだまだ僕には ★★☆
楽曲作りの要、今井千尋がリードヴォーカル。ゆったりした曲調で「まだまだ僕にはやりたいことばかり~」と歌う曲。
ただそれだけ。でも妙に印象に残る。
7.セルリアン ブルー ~Instrumental II~
これもギターインスト。4曲目に似た雰囲気だが、この曲には空港のアナウンスなども入る。
次の曲がもうすぐはじまりますよ~みたいな感じ。
8.ヒラメケヒラメキ ★★★☆
1曲目と同じく、サムエルの中でも群を抜くアップチューン。
イントロはつまらないが、それ以外は非常に突き抜けていて気持ちいい。こんな曲が彼らから生まれてくるとは思わなかった。
そんな良い曲だけど、最後の繰り返しがしつこい。
9.バンドワゴン ★★★★
これもアップテンポ。一発録りの曲で、ライヴ感を感じる。(ということでパーカッションが参加。)
彼らのライヴってこんな感じだったなぁと感慨にふけってしまった。
10.くちぶえ ★★★
たしか同時期に東芝EMIから契約を切られてしまった(苦笑)、広沢タダシが作曲。
なんかのほほんとした優しいメロディーが心地良い。
ただこれが締めかと思うとちょっと物足りないような。
総評.★★★★
東芝EMIとの契約終了後、事務所から独立し新星堂が所有するレーベルからリリースした、新体制1発目のアルバム。
ということで、東芝時代ラスト作の前作で漂っていた終末感が嘘のように吹き飛び、非常に前向きで開放感溢れる作品となった。
(結果、彼らの曲に頻出する「もう一度」という歌詞が、今作では大量に出てくることになる)
「今作では第2の初期衝動を見せてくれたので、次はどのような作品を・・・」と思っていた矢先に彼らは解散を発表した。もったいない。
とりあえず、一曲でもサムエルの曲で好きな曲がある人は聴いて損はない作品だと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.4,7は星評価なし。)