Reviewer:24th. 550-554 名無しのエリー2011.02.19.
1.幻の命 ★
静かなピアノイントロで始まるが、この時点で既に演奏が無機質で先行きが不安になる曲。
しかしバンドの音が揃ってみると、むしろピアノがましに聞こえてくる。
何故かリズムだけは正確だけど強弱の表現に乏しいドラム、ピッキングが弱くて切れが悪いギター、ほとんどルートから離れないベース。
そして草食アピール過剰気味な猫なでボーカル。素人の演奏をリズムだけ手直ししたものに聞こえる。フランプールを追いかけるレベル。WEAVERの背中も見えない。
技術勝負のバンドでないにしても、1曲目から見限られたらいかん気がする。
ならメロディが凝っているかといえばこちらもお馴染みの頻出メロという感じで、別に音楽的におかしいとかいう事はないものの個性らしい個性は見出せない。
アレンジが特徴的かといえばそうとも言えず、特にピアノはお堅くて退屈。子供の頃ピアノ習ってた人の手癖って感じのフレーズ満載。
音の鳴るもの全般が厳しいので、なにやら美しげな詞を楽しむべきか。
でも抽象化するにも程がある作詞ぶりなので、チープな演奏と相俟って中身カラッポ感がより強調されてしまってる気がする。
曲の最後に「君のパパとママの歌」と詞が出てくるが、むしろサビメロは中村中の「友達の歌」という感じ。
しかしバンドの音が揃ってみると、むしろピアノがましに聞こえてくる。
何故かリズムだけは正確だけど強弱の表現に乏しいドラム、ピッキングが弱くて切れが悪いギター、ほとんどルートから離れないベース。
そして草食アピール過剰気味な猫なでボーカル。素人の演奏をリズムだけ手直ししたものに聞こえる。フランプールを追いかけるレベル。WEAVERの背中も見えない。
技術勝負のバンドでないにしても、1曲目から見限られたらいかん気がする。
ならメロディが凝っているかといえばこちらもお馴染みの頻出メロという感じで、別に音楽的におかしいとかいう事はないものの個性らしい個性は見出せない。
アレンジが特徴的かといえばそうとも言えず、特にピアノはお堅くて退屈。子供の頃ピアノ習ってた人の手癖って感じのフレーズ満載。
音の鳴るもの全般が厳しいので、なにやら美しげな詞を楽しむべきか。
でも抽象化するにも程がある作詞ぶりなので、チープな演奏と相俟って中身カラッポ感がより強調されてしまってる気がする。
曲の最後に「君のパパとママの歌」と詞が出てくるが、むしろサビメロは中村中の「友達の歌」という感じ。
2.虹色の戦争 ★
果てしなくベタなキーボードと、打ち込みなのか生なのか非常にしょっぱいドラムの音色が残念なアッパー曲。
ギターも2人いるとは思えないスカスカぶり。上手い人がいないにも程がある。
メロディも今更感が強く、特にサビメロは似た曲がすぐに2曲くらい頭に浮かぶレベル。
節々のブレイクもジャムセッションで作ったというより作曲者のデモ通りといった感じの予定調和な出来。一切のライブ感がない。
詞の世界観と一致させるためにわざとこういう演奏をしてるのかとも思ったが、
通して聴いたら演奏は全編こんな感じの無機質さだったので、やれば出来る人達でもなさそう。
となると消去法でまたも詞が売りなんじゃないかということになるのだが、これがいかにも趣味の作詞という感じで、
演奏同様に他人の助言を全く聞かずに好き勝手にやった結果という印象。
詞は突っ込みだすとキリがないので極力触れたくないが、ほぼ今作通して「演奏そんなんなのにそんな大層なこと歌うの?」という印象は共通している。
取り敢えずこの曲に関しては、「花や虫に声があるなら自由や平和を歌うだろう」という主張自体が逆というか、
花が平和の象徴という認識って元々人が人に植え付けたものな気がする。だから花自体は平和とかいう概念持ってないし歌わないと思います。
でも虫は歌うかもわからないので、ホイホイの中でカサカサしてる採れたてを彼らの元へ送ってみようと思います。虫好きの人って尊敬します。
ギターも2人いるとは思えないスカスカぶり。上手い人がいないにも程がある。
メロディも今更感が強く、特にサビメロは似た曲がすぐに2曲くらい頭に浮かぶレベル。
節々のブレイクもジャムセッションで作ったというより作曲者のデモ通りといった感じの予定調和な出来。一切のライブ感がない。
詞の世界観と一致させるためにわざとこういう演奏をしてるのかとも思ったが、
通して聴いたら演奏は全編こんな感じの無機質さだったので、やれば出来る人達でもなさそう。
となると消去法でまたも詞が売りなんじゃないかということになるのだが、これがいかにも趣味の作詞という感じで、
演奏同様に他人の助言を全く聞かずに好き勝手にやった結果という印象。
詞は突っ込みだすとキリがないので極力触れたくないが、ほぼ今作通して「演奏そんなんなのにそんな大層なこと歌うの?」という印象は共通している。
取り敢えずこの曲に関しては、「花や虫に声があるなら自由や平和を歌うだろう」という主張自体が逆というか、
花が平和の象徴という認識って元々人が人に植え付けたものな気がする。だから花自体は平和とかいう概念持ってないし歌わないと思います。
でも虫は歌うかもわからないので、ホイホイの中でカサカサしてる採れたてを彼らの元へ送ってみようと思います。虫好きの人って尊敬します。
3.インスタントラジオ ★
ビートの死んだメロコア。コードはカノン進行まんまで、もっと他に打つ手がないのだろうかという感じ。ギターソロもかなり簡易。
「PopでCuteなセカオワMelody」とか歌っててビックリした。なんか略してきた。ていうかポップでキュートなメロディのつもりだったのか。
メロディなんて何か在ればいいくらいで、とにかく詞を書きたい人達なのかと思った。詞のほうは自分勝手な価値観で「世界がこうなればいいのに」を綴る。
死ぬよりつらい人たちもみんな歌えたらいいのに、とか色々言ってる。そんな気にさせてくれる歌があったらいいね。
ポップでキュートなセカオワメロディがその役目を担えたらよかったのだろうが、この位だとせいぜい丁寧なGReeeeNって感じ。
ところでDJって何の為にいるのかと思ってたが、毎曲ちょっとずつ登場するボイスエフェクトパートのためだけにいるのかも。
「PopでCuteなセカオワMelody」とか歌っててビックリした。なんか略してきた。ていうかポップでキュートなメロディのつもりだったのか。
メロディなんて何か在ればいいくらいで、とにかく詞を書きたい人達なのかと思った。詞のほうは自分勝手な価値観で「世界がこうなればいいのに」を綴る。
死ぬよりつらい人たちもみんな歌えたらいいのに、とか色々言ってる。そんな気にさせてくれる歌があったらいいね。
ポップでキュートなセカオワメロディがその役目を担えたらよかったのだろうが、この位だとせいぜい丁寧なGReeeeNって感じ。
ところでDJって何の為にいるのかと思ってたが、毎曲ちょっとずつ登場するボイスエフェクトパートのためだけにいるのかも。
4.青い太陽 ★★
ベタながら打ち込みを多用したおかげで他曲よりポップな出来になったミドルテンポ曲。
導入部のように英詞を歌っているときのほうがさらりと聞き流せて良いのだが、
内容が自ら浸ってるだけで傍目に中身がないので歌詞カード見ないほうが聴ける。ホントに趣味のバンドという感じ。
例えば「世界の終わりで詞を綴る、ぼく。世界の終わりを奏でる、ぼくら。」みたいな自己テーマがあって、それに陶酔しながらやってる印象。
読んだことないが、ライトノベルでいう「セカイ系」というやつを音楽にしてみた感じか。
でも音楽にするなら、サビでまたカノン進行を使ってたり、ギターソロがピッチズレズレだったり、ピアノが異様に安直だったりしてる部分をもっと手直ししたほうが。
導入部のように英詞を歌っているときのほうがさらりと聞き流せて良いのだが、
内容が自ら浸ってるだけで傍目に中身がないので歌詞カード見ないほうが聴ける。ホントに趣味のバンドという感じ。
例えば「世界の終わりで詞を綴る、ぼく。世界の終わりを奏でる、ぼくら。」みたいな自己テーマがあって、それに陶酔しながらやってる印象。
読んだことないが、ライトノベルでいう「セカイ系」というやつを音楽にしてみた感じか。
でも音楽にするなら、サビでまたカノン進行を使ってたり、ギターソロがピッチズレズレだったり、ピアノが異様に安直だったりしてる部分をもっと手直ししたほうが。
5.死の魔法 ★
音程の危険な歌とありがちアルペジオに、たまに過剰な歪みをかけたギターが絡む曲。ピアノも歌メロの近くをなぞりすぎてて工夫に乏しい。
なんか自作のライブハウスを持ってて、そこで合宿して曲を作ってるとwikiにあるが、
むしろ全員デモ通りに弾けるよう個々で練習してきて、アドリブ一切なしで録音してるように聞こえる。
多分ピアノの藤崎彩織あたりが「一緒に合宿して、友達とかに噂されると恥ずかしいし…」とかいって合宿をボイコットしてるのだろう。
曲自体は今作では相対的に良いほうに入るが、疑問投げかけ系の詞がかなりウザイので真面目に聴くのがつらい。
おおまかに「僕はこの世界が大好きなのに、どうして終わってしまうの?」という内容だが、そういう飛躍をせずに現実見たほうがいいのでは。
僕らはプロのミュージシャンなのに、どうしてこんなに歌や演奏が下手なままで平気なの?みたいな自問のほうが先だと思う。
なんか自作のライブハウスを持ってて、そこで合宿して曲を作ってるとwikiにあるが、
むしろ全員デモ通りに弾けるよう個々で練習してきて、アドリブ一切なしで録音してるように聞こえる。
多分ピアノの藤崎彩織あたりが「一緒に合宿して、友達とかに噂されると恥ずかしいし…」とかいって合宿をボイコットしてるのだろう。
曲自体は今作では相対的に良いほうに入るが、疑問投げかけ系の詞がかなりウザイので真面目に聴くのがつらい。
おおまかに「僕はこの世界が大好きなのに、どうして終わってしまうの?」という内容だが、そういう飛躍をせずに現実見たほうがいいのでは。
僕らはプロのミュージシャンなのに、どうしてこんなに歌や演奏が下手なままで平気なの?みたいな自問のほうが先だと思う。
6.世界平和 ★★
変なホーンアレンジが入っていつもと違う感じのイントロで始まるマイナー曲。なかなかにダサい。これは新境地かもしれない。
世界平和を掲げる曲のなかでも歴代トップレベルのチープさ。間奏のエセシンフォニックな感じもまたカッコ悪い。ネタに走った感のある曲。
むしろ世界平和を声高に主張する人達をバカにする意図で作られたように思える。
そして世界平和のために特に何もしていない人達もこれを聴いて「世界平和世界平和言ってる奴らもこんなもんなのか」と安堵できる。
ラストの台詞部分では「神様、私たちの世界に平和を」という台詞と
「神様、人類を滅ぼしてください」という台詞を同時に喋る。25歳にもなって言うことだろうか。
人類が悪だと一度認識したら、そのまま命を絶ってしまうか、「こんな矛盾を抱えながらも僕らは生きていく」系の後ろ暗い大人になっていくかの2択な気がする。
でもこの自分だけ許しちゃう身勝手な感じがまた世界平和論者を効果的に皮肉ってるように思える。どこまで意図してるのか知らんけど。
世界平和を掲げる曲のなかでも歴代トップレベルのチープさ。間奏のエセシンフォニックな感じもまたカッコ悪い。ネタに走った感のある曲。
むしろ世界平和を声高に主張する人達をバカにする意図で作られたように思える。
そして世界平和のために特に何もしていない人達もこれを聴いて「世界平和世界平和言ってる奴らもこんなもんなのか」と安堵できる。
ラストの台詞部分では「神様、私たちの世界に平和を」という台詞と
「神様、人類を滅ぼしてください」という台詞を同時に喋る。25歳にもなって言うことだろうか。
人類が悪だと一度認識したら、そのまま命を絶ってしまうか、「こんな矛盾を抱えながらも僕らは生きていく」系の後ろ暗い大人になっていくかの2択な気がする。
でもこの自分だけ許しちゃう身勝手な感じがまた世界平和論者を効果的に皮肉ってるように思える。どこまで意図してるのか知らんけど。
7.白昼の夢 ★★★
やっと世界とか死とかのテーマから離れて、今度は朝と夜を繰り返すだけの閉塞的な世界観になる。
今までの大風呂敷な話は夢オチで、気が付いたら病院のベッドの上で朝から晩まで寝て過ごす現実に引き戻されていた、という感じ
。案外きれいにまとまった。かってに改造。でもこれで世界の終わり完結って感じになってしまったような。2nd以降どうするんだろう。
今作中で続いていた淡々として無機質な演奏が、朝と夜の反復を執拗に歌ったこの曲で初めて意義をなす。見事にけだるさが出ている。
今までの大風呂敷な話は夢オチで、気が付いたら病院のベッドの上で朝から晩まで寝て過ごす現実に引き戻されていた、という感じ
。案外きれいにまとまった。かってに改造。でもこれで世界の終わり完結って感じになってしまったような。2nd以降どうするんだろう。
今作中で続いていた淡々として無機質な演奏が、朝と夜の反復を執拗に歌ったこの曲で初めて意義をなす。見事にけだるさが出ている。
総評.★
全作詞を担当するボーカルギター深瀬を中心に、ギター、キーボード、DJという編成の世界の終わりの1st。
ベースとドラムは打ち込みのものとギターの中島が演奏しているものがあるらしいが、どちらにしてもオケとしてはかなりショボい。
さらにギターやキーボードもアレンジの独創性に乏しく、バンドアンサンブルの魅力は厳しい。メロディも普通で、これといった得意分野が見えない。
一方で作詞は身の丈に合わないテーマの大きさで、ぶっちぎりの雰囲気重視バンドという印象。
相対性理論もキャラ重視ではあるが、ベースとかは普通に弾ける人だったし、ここまで音が味気ないともはや存在自体がネタに思えてくる。
なんか一度自分達を客観視したほうがいい気がする。
歌詞カードのスペシャルサンクス欄にロキノンとかMUSICAの人の名前を載せるあたり、本人達もステータスの感じ方が他と違ってる印象。
多分何もかも青臭いストレートな作風が武器、ということになるのだろうが、
本人達がネタキャラを受け入れる体制になってないというか、本物のミュージシャンを自負してそうな感じがするのが怖い。
「最高です!キモさが」とか言ったらマジで貴方の音楽的素養がどうたらとか反論されそう。
そこまで含めてピエロぶりを笑うのが正しい楽しみ方ということかも知れないが、個人的には別にそこまでしたくもないし、あまり用のないバンド。
見た目とかプロフィールとかバンド名とか曲名に惹かれて、むしろ釣られても本望くらいの人が聴くのがいいのでは。
ベースとドラムは打ち込みのものとギターの中島が演奏しているものがあるらしいが、どちらにしてもオケとしてはかなりショボい。
さらにギターやキーボードもアレンジの独創性に乏しく、バンドアンサンブルの魅力は厳しい。メロディも普通で、これといった得意分野が見えない。
一方で作詞は身の丈に合わないテーマの大きさで、ぶっちぎりの雰囲気重視バンドという印象。
相対性理論もキャラ重視ではあるが、ベースとかは普通に弾ける人だったし、ここまで音が味気ないともはや存在自体がネタに思えてくる。
なんか一度自分達を客観視したほうがいい気がする。
歌詞カードのスペシャルサンクス欄にロキノンとかMUSICAの人の名前を載せるあたり、本人達もステータスの感じ方が他と違ってる印象。
多分何もかも青臭いストレートな作風が武器、ということになるのだろうが、
本人達がネタキャラを受け入れる体制になってないというか、本物のミュージシャンを自負してそうな感じがするのが怖い。
「最高です!キモさが」とか言ったらマジで貴方の音楽的素養がどうたらとか反論されそう。
そこまで含めてピエロぶりを笑うのが正しい楽しみ方ということかも知れないが、個人的には別にそこまでしたくもないし、あまり用のないバンド。
見た目とかプロフィールとかバンド名とか曲名に惹かれて、むしろ釣られても本望くらいの人が聴くのがいいのでは。
(★5個が満点。)