アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : すくーる・ふーど・ぱにっしゅめんと。

Reviewer:23rd. 326-328 名無しのエリー2010.05.02.

1.signal ★★
モールス信号とピアノ伴奏から始まるイントロ。
2.goodblue ★★★★
疾走感と浮遊感ポップ。キラキラ感とバンドサウンドの交錯。
メロディアスで聴きやすいが、仕掛けがいっぱいあって楽しい。
このバンドのもついろんな側面をコンパクトに詰め込んだ一曲で、オープニングに相応しい。
3.butterfly swimmer ★★★★☆
ゆったりした静かに浮遊するようなイントロから一転、初期衝動的な激しいロックへ展開、その勢いのままアウトロまで一気に駆け抜ける。
やたら突き抜けたアイドルポップなサビが頭に残ってしまうが、間奏やアウトロのキーボードもベースもドラムも凝っており、
実は盛りだくさんでこってりした一曲。
4.future nova -album edit- ★★★★☆
前向きなフューチャーポップ。
ピコピコしたキーボードとノイズたっぷりでアレンジ過剰ながら、そのおかげで「前向き感」がちょい薄まってるところが、なんかいい。
シングルで省略されてたアウトロがきっちりラストまで収録されてます。
5.電車、滑り落ちる、ヘッドフォン ★★★
空間を利用した変則リズムに、環境音など音遊び的な要素が色付け。
情景が浮かぶような、主人公「僕」が回想しているような切ない詞に、天然っぽいふわふわしたボーカルとコーラスがいい。
6.light prayer ★★★
疾走感がキモのギターロック。エモーショナルでありながらサビで急に低音となるボーカルがクール。
二番の展開がおもしろいな。
7.after laughter ★★☆
6を明るくしたような疾走。こっちのほうが一般ウケは良さそうなのでシングル向きかと。
クオリティーは高いが、あまりひっかかるところはなく面白みには欠けるか。
8.04:59 ★★★★
ピアノから始まるバラード調。明け方をイメージさせる詞とセンチメンタル感。
ゆったりとループするようなメロと、やや早口のボーカルでゆらゆらと心地いい。
9.駆け抜ける ★★★
このアルバムで最も打ち込みが強調された、流麗な四つ打ちダンスナンバー。サビが非常にキャッチャー。
ストリングスはいらないような。次曲でたっぷり使われてるし。
イントロのギザギザしたベースファズかっけえ。
10.futuristic imagination -album version- ★★★★☆
ストリングスを大々的にフィーチャーしたアレンジは格好いいがやや過剰か。
アルバムバージョンでストリングスのイントロが付け加わってさらに大袈裟に。
派手なドラムがいいアクセントに。そして焦燥感を煽るボーカルがとにかくインパクトに残る。
11.line ★★★☆
前曲から間髪入れずに始まる、ヴィジュアル系っぽいダークなギターロック。
メロディーは強くないが、全パート派手な演奏で、展開もあっておもしろいな。特にベースが変態的な動きしてておもしろい。
12.パーセンテージ ★★★★
浮遊感たっぷりのエレクトロなバラード。
打ち込み、サンプリングを多用しながら転調を繰り返す。でありながら大衆にも受け入れられそうなキャッチーさも兼ね備えた佳曲。
前曲と同じバンドとは思えない。
13.sea-through communication ★★★
超ド級のストレートなポップ。キラキラ感と音の厚みが心地よい。
ピコピコしているが生音も見え隠れし無機質ではなく生き生きした表情をもつ曲に。
ラストにもってくることでアルバムから浮くことなく綺麗に収まった。
総評.★★★★
school food punishment初のフルアルバム。電子音とどこか未来を感じさせる新鋭ロック。
キーボードを軸とした振り幅の広い演奏と、電気仕掛けたっぷりのアレンジが面白い。
フルで聴くとやや詰め込みすぎな感もあるが。
シングル6曲あるが、浮いておらずアルバムの流れもいいよー。
初回版だとインストバージョンのCDもついてくるのでそっちもおすすめ。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:23rd. 357-361 名無しのエリー2010.05.17.

1.signal
アルバムの一曲目は、45秒のインスト曲。
次曲、"goodblue"への流れが、非常にスムーズ。
2.goodblue ★★★☆
透明感あふれる曲。
アルバムの中では、単純な曲構成だが、school foodを初めて聞く人にも、インディーズ時代からのファンにもこれが今のschool food、と分かるような曲。
3.butterfly swimmer ★★★★
キーボードとボーカルから始まる、ゆったりした曲と思いきや、本編はとても爽快。
複雑な構成を自然にまとめ上げるのは流石。
4.future nova -album edit- ★★★★☆
school foodが作るポップソング。とにかく、明るい。
電子音がピコピコ鳴りながら、バンド音がその中を突き抜ける。メロディーもキャッチーだが、決して単調ではなく曲を通して飽きさせない。
アニメ曲らしいが、そのアニメを見てみたい、と思うほどの出来。間奏も素晴らしい。
5.電車、滑り落ちる、ヘッドフォン ★★★☆
かなり創造的な曲。
Aメロ、Bメロでは、打ち込み、キーボードなどの多彩な音を自在に操り、サビでは、ポップなメロディーをバンドの音で奏でる。
ゆったりしたメロディーは、前後の激しい曲を絶妙につなげている。
これぞ、アルバム曲!といった出来。
6.light prayer ★★★★☆
アルバムの山場。
手数の多いドラムと、テクニカルな鍵盤が混ざり合い、その上に情緒豊かなボーカルが乗る。
重い曲を重すぎると感じさせない絶妙なバランスは、彼らの真骨頂か。
名曲。
7.after laughter ★★★☆
キーボード主体の曲。
前曲が激しいので、それを中和するかのように、落ち着いて聞ける。
8.04:59 ★★★
ボーカル主体のゆったりとした曲。
歌詞がはっきり聞こえるので、歌詞の好き嫌いで曲の評価が分かれるか。
9.駆け抜ける ★★★★☆
とにかくポップ。ストリングスがバランス良く使われている。
キーボードが曲を通して大活躍。メロディーから間奏まで、様々な場面で曲をサポート。
個人的には、アルバムの中で一番好きな曲。
10.futuristic imagination -album version- ★☆
メジャー1stシングル。
前曲と打って変わって、ストリングスのアレンジが非常に残念。ストリングスでバンドの音が殺されている。
ここまでストリングスを過剰に使う必要があったのだろうか?
それなりに評価されてるみたいだが、個人的には壮大すぎて気味が悪い。
11.line ★★★
楽器のアンサンブルが、最も激しい曲。
格好良いのだが、少々インパクトに欠けるか。
12.パーセンテージ ★★★★
school foodが作るバラード。電子音が幻想的な雰囲気を作り出してる。
ありがちなバラードにならず、彼らの個性がしっかり表れている。
13.sea-through communication ★★★☆
いい意味で、school foodらしからぬ曲がアルバム最終曲。
歌詞が日常的で、それだけでも彼らの楽曲からは一線を画すのだが、ボーカルのメロディーもかなり素直。
明るい雰囲気が、様々な色を持つアルバムをうまくまとめた。
総評.★★★★
school food punishment、メジャー1stアルバム。
インディーズ時代とは、かなり趣向が異なるが、それでも彼ららしいアルバムに昇華させた。
彼らの曲の素晴らしさは、なんといっても間奏。
"Future Nova"、"light prayer"、「駆け抜ける」のキーボード、ギターのソロは秀逸で、曲全体のイメージを変えるほど印象的。
一曲一曲、本当によく作りこまれている。
ただ、ちょっとアルバムが長く、通して聞くとどうしても後半ダレてしまう。
歌詞にはかなりクセがあるが、曲の世界観を作っているものだと受け止めるべき。
あと、声を多重録音しすぎか。ライブでどうやって再現するんだろう?
2010年邦楽の良盤。様々な人に、聞いてみて欲しい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)