アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : しばたじゅん。

Reviewer:3rd. 501 名無しのエリー2002.11.04.

1.なんかいいことないかな ★★★ 曲調は明るいが、歌詞がちょっと鬱。悪くはない感じ。
2.ぼくの味方 ★★★ デビューシングル。行き過ぎのようなラブソング。インパクトは薄い。フェイクがいい感じ。
3.変身 ★★★★ 歌メロが非常に良く出来ている。切ない歌。
4.一緒に帰ろう ★★★ アコースティック色の強い良いアレンジ。
5.夜の海に立ち… ★★★★ ピアノをフィーチャーしたバラード。どんどん演奏が壮大になっていく感じが良い。
6.帰り道 ★★★ 後半のアレンジが光る。最初の方が前の曲と同じようなアレンジなのでダレるかも…。
7.ほんのちょっと ★★★★ 切ない歌詞が曲の展開にマッチしてて良作。歌メロも印象的。
8.星の余韻 ★★ ありがちな恋愛歌。歌詞は切ないがメロディは明るく、ちぐはぐで曲も中途半端。
9.透き通る月 ~弾き語り~ ★★ 唯一の弾き語り。重い曲。ピアノの音が映えるが、曲が長くダレる。
10.それでも来た道 ★★★★ 2ndシングルにして大傑作。歌詞も恋愛から離れ、全体的に完成度が高い。
総評.★★★☆
アコースティック色満載のマターリアルバム。
ほとんど全曲恋愛の歌で、歌詞が具体的でアレンジも全体的に統一されているのは聴く人を選びかねない。
こういうジャンルが好きな人はとことんハマれる。
全10曲と比較的コンパクトなのでスラっと聴ける。最近の人の中では歌もうまく、完成度も高いので安心。
ただし似た曲調が多く、飽きも早く来かねない
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:5th. 691 名無しのエリー2003.10.09.

1.なんかいいことないかな ★★★★ 一人ごとの様な曲、歌詞のそこかしこに、この人独自の冷たいリアリズムを感じる
2.ぼくの味方 ★★★★☆ 男性の視点から描かれた盲目的ラブソング。アルバム中最も明るく軽快。本人も楽しんで歌っているのが伝わる
3.変身 ★★★ 元カノへの思いを振り払えない男の歌。詩の結末に救いがなく、暗め。
4.一緒に帰ろう ★★★
彼女にプロポーズの言葉を言い出せない男のもどかしさを歌った曲。なんとか気持ちをポジティブに持っていこうとする主人公がいじらしい
5.夜の海に立ち ★★☆ この歌は女の視点。シンプルさが仇となってるかも
6.帰り道 ★★★☆ Aメロは少し狙いすぎて失敗している感があるが、詩はとてもよく出来ている。大人の失恋ソング
7.ほんのちょっと ★★★ 女心が一番リアルに出てると思う。男から聴くとかわいい曲
8.星の余韻 ★★ 全体的にシンプルな作りなので、通して聴くとここらで飽きるかも。この曲自体は悪くないんだけど・・・
9.透き通る月 ★★★☆ 弾き語り。ボーカルのポテンシャルの高さが際立つ。すぐに消えてしまいそうな幻想的な世界観が切ない
10.それでも来た道 ★★★★★ 心身ともに疲れている時、この曲を聴くと死にたくなる。逆に言えばそれだけ力のある傑作
総評.★★★★
とにかくこの人は声質も声量も良い。特に10は必聴。
難を言えば、味わい尽くすには相応のイマジネーションが必要なところか。
しかしだからこそ、長い間愛聴出来るアルバムでもある
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 548 名無しのエリー2005.08.30.

1.なんかいいことないかな ★★★★ なんとなく日常が不満で「なんかいいことないかな」が口癖になった、って曲。
2.ぼくの味方 ★★★★ アルバムの中ではそれなりにアップテンポなデビューシングル。
3.変身 ★★★★ 別れた彼氏に未練タラタラ、でも結婚したら元彼のことは忘れたふりします、って曲。
4.一緒に帰ろう ★★★★ この手は目は声は存在はあなたの為にあるんだ、ってラブラブな曲。
5.夜の海に立ち... ★★★ 柴田淳が歌を歌い続ける理由。スローテンポすぎて眠くなります。
6.帰り道 ★★ 似たようなバラード曲。そろそろ眠くなってきます。
7.ほんのちょっと ★★ 似たようなバラード曲。かなり眠いです。
8.星の余韻 ★★ 似たようなバラード曲。もう寝てます。
9.透き通る月 ~弾き語り~ ★★★ ピアノ弾き語りだが、アルバムの他の曲もほとんどピアノアレンジなので大差なし。でもいい声してます。
10.それでも来た道 ★★★★★ 自分が歩んできたこの道の果てには何があるのだろう?メロディも歌詞もすばらしくいい曲。
総評.★★★★
基本的にピアノアレンジな恋愛バラード曲ばっかりで、柴田淳にどっぷり浸かれる1stアルバム。
柴田淳の声やメロディが好きな人にはいいけど、そうでない人には全部同じ曲に聞こえます。
「それでも来た道」だけでも聴く価値あり。最初に聴くなら、このアルバムからどうぞ。
(★5個が満点。)

Reviewer:15th. 281-283 名無しのエリー2007.07.21.

1.なんかいいことないかな ★★★★
彼女の曲の中ではテンポの早い部類に入る、ミドルテンポなポップソング。
ベースのリズムの取り方がピアノと綺麗に合っていて、凄い心地よい。
ラテンチックなアコギとエレキの歪んだ音がアクセントを加え、単調にならないように工夫されている
2.ぼくの味方 ★★★★☆
彼女のデビューシングルで、彼女のシングルでは唯一と言って良いほど明るいポップバラード。
ストリングスをふんだんに使っているんだけど、ゴテゴテすることなくコンパクトにまとまっている。
これもベースとピアノの相性が抜群、アレンジャーの手腕か。間奏のエレキが上手い具合に曲にメリハリを与えている
3.変身 ★★★☆
王道失恋バラード。ボーカルを強調した音作りになっているため、彼女の息継ぎの音が沢山入っていて、ちょっと聞き苦しい。
サビへの展開が少々強引か、しかしサビの最後の進行は非凡なものを感じる。アコギとピアノの音のユニゾンは中々綺麗。
孤独を冷蔵庫の音で表現した歌詞は上手いねぇ
4.一緒に帰ろう ★★★
まったりとしたメロディから、アップテンポなサビへと展開する曲。
これもサビへの展開が強引な気がする。この頃の彼女の声はロングトーンを伸ばした時に、なんだか耳に響く
5.夜の海に立ち ★★★
西洋の子守唄のようなメロディと彼女の優しい声の相性が絶妙。低音の発声が少し弱いか。
少し最後の方の歌メロがくどいけど、しかしアウトロのピアノとアコギは綺麗
6.帰り道 ★★★☆
これもピアノを中心としたバラード。後半からストリンスをたっぷり使って壮大なつくりになる。
間奏でいきなり飛び込んでくるエレキの音は、爽やかな空気を吹き込んでて飽きさせないようになってる。
アウトロもピアノがアクセントを最後にひとつ加えてくれる
7.ほんのちょっと ★★★☆
ここまで3曲連続で似たような構成の曲なのに、飽きを感じさせないのは彼女のセンスのなせる業。
Aメロの展開が凄い気が、たまにこういうキラリと光るものを見せるからたまらない。
しかしこの頃はまだ歌唱力が足りてないのか、歌いこなせてない
8.星の余韻 ★★☆
またピアノバラードだったら流石に飽きるぞと思ってた所に、アコギが主体の曲がきたから一安心。
しかしこれといった盛り上がりも無く、イマイチ面白みに欠ける曲。こういうジャジーな曲はイマイチ彼女の声に合ってないような気がする
9.透き通る月 ~弾き語り~ ★★★★
柴田自身による弾き語り曲。何だがこの曲の歌声は松崎ナオに似てる気がする。
何だかアメリカのカントリーソングを歌謡曲風に焼きなおしたような感じを受けるのは、多分俺だけ。
上手い具合に王道バラードを崩してて良い
10.それでも来た道 ★★★★★
2ndシングル。ファン人気も絶大らしいバラードで、事実これが最高傑作といっても差し支えないと思う。
ピアノを中心とした静かなAメロから、ドラマチックなBメロ、明るいながらも影を感じるサビへと移り変わりが完璧。
人生ソングとしては、此処10年の曲の中でもトップクラスな気がする
総評.★★★★☆
ブログの歌姫としても有名な柴田淳の原点とも言えるデビューアルバムで、個人的には最高傑作。
他のアルバムを聴く限り、柴田淳という歌手は割かしアレンジが豪華で、芯の通ったタイプだと思っていたが、
このアルバムは音の構成もシンプルで、良い意味で揺らいでいる気がする。
実にアットホームな空気が出ていて、なんていうのか空気感が温かい。
恐らくテレビドラマに出演するようになってしまった、今の彼女にこの頃のような曲を書くのは不可能では無いだろうか。
決してテレビドラマに出ることを悪いといっているわけでは無いけど、もうこういう気持ちを持つことは出来ないと思う。
まぁそんだけ良いアルバムなんだけど、あえて文句をつけるとしたら、この頃はまだ歌唱力が足りないから、セルフカバーをして出して欲しいと思う。
何にしろこのアルバムは21世紀の女性ソロ歌手の作品ではトップクラスだと思います。
是非聴いてみてください、絶対損はしませんから。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:4th. 641 名無しのエリー2003.03.15.

1.夢 ★★★★ フェードアウトしていく前のピアノの跳ねた感じが良い。
2.隣の部屋 ★★★★ 和楽器っぽい音が入ってたり、懐かしい感じのする曲。
3.片想い ★★★★★ 片想いの神髄をついた詩、アレンジは少しシンプル。
4.サーカス ~Piano Solo~ instなので評価なし。
5.拝啓、王子様☆ ★★★★ シバジュンの新たな一面が垣間見れる曲。曲順が良い。
6.月光浴 ★★★★★ 名曲中の名曲。05で和んだあとはこれでしっくり。
7.美しい人 ★★★ シンプルなアレンジに絡みつくファルセットが良い。
8.なにもない場所 -弾き語り- ★★★ 弱気な感じが曲を引き立ててます。
9.ため息 ★★★★ とことん落ち込みたいときにどうぞ。
10.窓の月 ★★★ ケミストリー提供曲のアンサーソング。おまけっぽい。
11.めじろの心 ~Piano Solo~ instなので評価なし。
総評.★★★★
声質が好きなのでどうしても過剰評価になったかもしれない。
06の月光浴は日本独特の美しさだと思う。とりあえず2月のベストアルバム。
(★5個が満点。tr.4,11は星評価なし。)

Reviewer:4th. 642 名無しのエリー2003.03.15.

1.夢 ★★★ 普通にキャッチーな曲。アコギの音の透明感が非常に良い。後半の美しいフェイクも聴き所。
2.隣の部屋 ★★ 昭和歌謡のような煮え切らないメロディに演歌調の歌詞。好みが別れるところ。
3.片想い ★★★ ピアノとストリングスの音が映える、柴田淳出世シングル。長い曲だが長さを感じさせない。
4.サーカス -Piano Solo- ピアノソロのインスト。ここよりもっと入るべき箇所があったような…
5.拝啓、王子様 ★★ 柴田淳の新境地と捉えるか、ただの気まぐれ馬鹿ポップスと捉えるかが微妙。
6.月光浴 ★★★★ 終始落ち着いた感じで収まっているが、その主旋律の美しさが素晴らしい。
7.美しい人 ★★★★ メインリフの存在感が心地よい。トラディショナルなメロディが曲の良さを引き立てる。
8.なにもない場所 -弾き語り- ★★★ ピアノでの弾き語りなのでより暗く重く感じる。歌詞が前向きなのか後ろ向きなのか判断しづらい。
9.ため息 ★★★★ タイトルチューンにして傑作。ストリングスが曲の壮大さを引き立てる。救われた感じの曲。
10.月の窓 ★★★ ジャズ風味のバラードだが面白みに欠ける。長いし。アルバムとしても「ため息」で終わった方が良かったのでは?
11.めじろの心 -Piano Solo-
ピアノソロのインスト。メロディは美しいが、バラード調の曲の後に来たことによりアルバムの後半が間延びしている印象は拭えない。
総評.★★★★
最近のシンガーソングライターにしては上質なのでお勧め。全体的に見て起伏があり、前作と違って飽きが来にくい。
音の質感も洗練されている感じがあり、単純にいい曲が詰まっているがもう少し違う方向にはっちゃけて欲しかった感もある。
ピアノの音が目立つアコースティックなアナログサウンドが好きなら買い。
(★5個が満点。tr.4,11は星評価なし。)

Reviewer:5th. 693 名無しのエリー2003.10.09.

1.夢 ★★★★ ボーカルから始まる曲。メロディーがとにかく印象的で美しい。歌詞は人それぞれ捕らえ方が違うかも
2.隣の部屋 ★★★★ 昭和歌謡的な曲調に敬語の歌詞。後奏に絡まるフェイクが切ない。
3.片想い ★★★★ 出世作(?)aikoの初恋を大人向けにした感じ。万人が浸れる曲
4.サーカス ★★ 短いピアノソロ。サーカスの「終わり」といった感じ。
5.拝啓、王子様 ★★★ ユーモア溢れる幸せな曲。オタが喜びそう。
6.月光浴 ★★★★☆ 別人のような作風なので賛否両論あると思うが、個人的に大好き。少しブレスが気になるかな
7.美しい人 ★★★★★ 明らかに秋向けの歌。男のリスナーはどっぷりと浸れるだろう。
8.何もない場所 ★★★☆ こちらは女性向け。苦しい恋を突き通す事を決意した、せつな過ぎるナンバー
9.ため息 ★★★★☆ 自分の弱さに苦悩しつつも、それでも前に進もうとする、ある意味人生の応援歌
10.月の窓 ★★☆ ジャズアレンジで空に浮かんでいるような印象の長スローバラード。
11.めじろの心 ★☆ 4よりも印象が薄い。いっそ10ともども切ってしまってもいいかも。
総評.★★★★☆
前作よりも更に完成度が増している。入り込める曲ばかりなので1人で部屋で聴くのがお勧め
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:15th. 201-203, 205 名無しのエリー2007.07.05.

1.夢 ★★★☆
いきなりイントロ無しの歌声からなので、アルバムを再生してすぐにこの曲がくるとびっくりする。1曲目はイントロが欲しい。
ジャズチックなピアノとボーカルの声が上手く合っているが、アコギの入れ方にもう一工夫あっても良かったかも。
メロディ自体はありきたりなミドルテンポ歌謡曲なのでまぁ可もなく不可もなくといったところ。
嵐の二宮がライブでカバーしたらしい
2.隣の部屋 ★★★★
5thシングル。クラシック調の暗いイントロから、演歌丸出しの泣きのメロディ&歌詞へと展開していく。
そのまま最後まで演歌なので、嫌いな人は嫌いかも。アウトロのフェイクは中々なレベル
3.片想い ★★
4thシングル。これまた演歌チックなバラードなので前曲と被ってるかな。6分半あるせいで少し間延びしてしまってる感は否めない。
ストリングスの入れ方が軽い、ただオーケストラ入れれば良いってもんでもないだろうに
歌い方も表情に乏しいのでこれくらいの長さのバラードだと聴いてて飽きる
4.サーカス ~Piano Solo~ ★★
柴田による1分ちょいのピアノソロ。正直ピアノはやったことないから上手いかどうかはわからない。
でもまぁサーカスっぽい雰囲気でてるから良いんじゃないでしょうか
5.拝啓、王子様☆ ★★★☆
お馬鹿ソング。イントロが何となくプログレチックだったからちょっと期待したが、至って普通の歌謡曲だった。
柴田淳という歌手にこういうのを求めてる人は少なそうだけど、個人的には普段の重い曲とのギャップが激しくて好き。
メロディは暗いが、軽快なオルガンとファズギターが曲全体の雰囲気を明るくしている、これはアレンジの上手さ
6.月光浴 ★★★★★
3rdシングル。FMチャートで桑田佳佑の曲と首位を争ったらしく、この曲で彼女の知名度は一気に上がったらしい。
イントロの幻想的なピアノと重々しいストリングスから一気に引き込まれる。
メロディ展開・詞・アレンジ全てがほぼ完璧で、これが柴田淳という歌手の一つの完成形なのではないだろうか
7.美しい人 ★★☆
可もなく不可もなく、このアルバムは全体的に似たような曲が多いのでここら辺でだれてくる。
アレンジを少し東洋風にして変化をもたせようとしているのだが、結局は似たようなピアノが中心なので飽きる。
歌い方も少しワンパターン、曲にはあってるけどもっと一つの曲の中で変化をつけてみて欲しい
8.なにもない場所 ★★★
弾き語り曲。なんかアンジェラアキ、歌い方もメロディもそんな感じ。
彼女の曲は基本起伏に乏しいから弾き語りでは退屈なんだけど、この曲は良くメロディが動くからそんなことがない。
しかしアンジェラアキ
9.ため息 ★★★★☆
このアルバムのタイトル曲、後にシングルカットされた。サビがこのアルバムの中では一番キャッチー。
サビがどこかで聴いたことあるようなありきたりなバラード曲なんだけど、最後まで聴かせるのはメリハリのついたアレンジの上手さ。
彼女の曲の悪さでもある、無駄な引き伸ばしが無いのですっきりと終わる。ラストのフェイクはかなり良い。
唯一難点を言うとすれば、フェードアウトで終わらないで欲しかった
10.月の窓  ★★★☆
ちょっと中国チックなメロディのピアノから入るが、曲自体は全くそんなこと無い、ジャズテイストなスローテンポバラード。
バックが殆どベースとピアノとドラムだけの彼女の曲にしてはシンプルなもので、しかも7分近くあるのに不思議とだれない。
最初に聴いた時からずっと、これはミスチルの「車の中でかくれてキスをしよう」に雰囲気がそっくりだと思ってる。
ああいうのが好きな人はハマルかも。何故か曲終了後の20秒も空白がある
11.めじろの心 ~Piano Solo ★★
ラストはしっとりとした2分半程度のピアノソロ。正直ピアノは弾いた事が無いんです><
何をもってめじろの心なのかがさっぱりわからないが、ラストを締めるにはピッタリの曲だと思う。
コンサート会場から人がいなくなった後にひっそりとこの曲を演奏しているイメージ
総評.★★★
柴田淳の2ndアルバムで、最も売れたアルバム。
正直今までレビューした2作に比べると質は下がる。
全体的に似たような曲、似たよなアレンジが多いので、アルバム全体として通して聴いた時にだれるのは必須。
3rdアルバムにおける「雪の音」のようにバンドサウンドを強調したアレンジがあってもよかったのではないだろうか。
まだまだメロディも荒削りでアレンジに助けられている感が否めない。そういう点で最新アルバムが一番メロディ的にまとまってる彼女の今後には激しく期待。
でもまぁ聴いても損はしないです、月光浴とかため息とか彼女の曲の中でもトップクラスの名曲ありますし。
ただこれから入るんだったら最新アルバムから入ったほうがいい気がします。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 429 名無しのエリー2004.02.25.

1.少女 ★★★☆ バラードナンバーでの幕開け。
2.虹 ★★★ しばじゅんの曲の中では最もドラムの激しい曲。ドラムから始まるサビがCoccoのカウントダウンを連想させる。
3.未成年 ★★★★ 年をとったからこそ言葉で表現できる未成年の気持ちを表現した詞が賛否両論。自分はいいと思う。マイナー調の暗いバラード。
4.足跡 -Piano Solo- 重いピアノインスト。1分半もないのに気分はたちまちドン底w
5.あなたとの日々 ★★★★★ 7thシングル。穏やかなメジャー調のメロディがほっとさせる。詞はけっこうドロドロだが。
6.かなわない ★★★★
いかにもジャズっぽいポップスを作ろうとして作られた感じのアレンジ。ベタだがしばじゅんにこういう感じの曲が今までなかったので新鮮。
7.夕日 -Piano Solo- ちょっと「あなたとの日々」に似た感じのインスト。こちらは明るい感じ。
8.雪の音 ★★★★☆ ポップな感じで、シングルにも出来そうな感じの曲。サビが低い声から始まるのもいい。
9.コンビニ ★★★ アルバムに毎回入るピアノ一本・本人アレンジ・演奏の曲。可もなく不可もなく。
10.今夜、君の声が聞きたい ★★★
月光浴と詞の一部がかぶっていたり、シチュエーションはかけはなれているが共通するものを感じさせる。
7分もあり、アウトロも長いのでここでアルバムが終わっても違和感はない。
11.ひとり歩き ★★ 詞つきの長いアウトロといった感じ。メロディが微妙なこともあり、ちょっと疲れる。
総評.★★★
タイトルから暗そうな感じだが、その通り、しばじゅんの暗い部分をフィーチャーしたようなアルバム。
マイナー調の曲が多く、特に前半がすごく暗い。
「ため息」と違って、明るめな曲がないせいもあると思う。サウンド面ではほぼ完全に「ため息」の延長上にあるが。
ボーカルが疲れている感じがしたところがあり、この人にとっては大きなマイナス点だと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.4,7は星評価なし。)

Reviewer:7th. 555-556 名無しのエリー2004.03.07.

1.少女 ★★★★☆
若かりし頃の想いへの未練を綴った曲。導入部には悪くないし初めて聴く人にも入りやすくなっている。
ふわっと聴き手を包み込むバラード
2.虹 ★★★☆☆
本人にとっても新たな挑戦となる編曲者と組んだものだけありインパクト大。
"そばにいてほしいの"というテーマからここまで芯を突くのかというくらい痛さがある
3.未成年 ★★★★☆
この歌詞の解釈はそれぞれで判断するとして、深い闇と対峙するような曲調が印象深い。
本人も大事に歌っていきたいと述べているので大事に聴いてほしい。
なお余談だがこのアルバムに入っているシングル曲はシングルとは違ってフェードアウトしていかないものとなっている。
4.足跡 ~Piano Solo~ ★★★☆☆
ここまでの空気感を壊さないように奏でられるインタールード。
あまりこのような雰囲気の歌が続くと重くなりすぎるのでこの位置におかれたのだろう。
5.あなたとの日々 ★★★☆☆
シンプルな歌詞にさりげなく情念が混じった音使いの凝った一曲。だが、シングルバージョンに比べるとそれが地味な方面へ行ってしまった気がする
曲をアルバムに合わせたのはいいが微妙。
6.かなわない ★★★☆☆
再び新たな挑戦をした一曲。彼女はこのような一見幸せそうに見えてそうでない歌詞を書くのが上手い。
挑戦した曲調ではこんな引き出しもあるんですよと提示してくれる
7.夕日~Piano Solo~ ★★★☆☆
やや特徴がないかな・・・とも思うがこれまでの空気を緩くする役目をなす小休止。
8.雪の音 ★★★★☆
降り続く雪を"君"との思い出に例えた悲しみを歌う。
このアルバム内では他の曲に埋もれてしまうが、取り上げて聴くと響いてくるものがある
9.コンビニ ★★★★★
彼女の弾き語りものにはバンド演奏のものとは違って特別なオーラがある。
これもそのうちに入り、アルバム内ではやや数の少ないコンビニにまつわる生活感のある歌。
普段書かれないがそんな生活感が柴田淳の強みである(喪失感も大きいが)。
10.今夜、君の声が聞きたい ★★★★★
恋人などがいても、ふとしたとき物思いにふければ感じる孤独。
どんな風に月はこんな僕のことを見つめているのだろう(=傍観的にはどんな風に見えるのだろう)、と周りに上手く馴染みきれない主人公の心情を歌ったもの。
人によっては押し付けがましいと感じるかも知れないがこれがこの人の真骨頂系。
11.ひとり歩き ★★★☆☆
歌い手としての思いが綴られた一曲。アルバムの締めくくりには丁度良い
総評.★★★★☆
昔からのシンガーソングライター系が好きな人にとっては、はまりやすい作品。
もし、少しでも興味を持った人には3回聴いてもらって好きか嫌いか判断してもらうといい、あとからじわじわ染みてくるものとなっている。
諸手をあげて好きとは言いづらいが(←点数ではここを重く見た)密かに好んで聞いている人は結構いるという系統のアルバム。
(★:1点,☆:0点の計5点満点。)

Reviewer:15th. 131-133 名無しのエリー2007.06.24.

1.少女 ★★★☆
優しいピアノのイントロから入る穏やかなバラード。
アレンジもメロディ展開も教科書通りなので、少し退屈に感じるかもしれないが、個人的にはかなり好き。
メロディの割りに歌詞が後ろ向きで暗く、全体的にどこか竹内まりやっぽい
2.虹 ★★★★☆
柴田のアカペラから入る壮大なバラード。
イントロから一気に突きあげてくるメロディ~サビの流れもほぼ完璧だが、特筆すべきはなんといってもアレンジ。
彼女の曲には珍しいバンドサウンドを中心としたアレンジだが、浮くことなく曲を壮大なものに仕上げてる。
どことなくサビの雰囲気がアジアの大陸的な曲。終わり方があっけないのが残念
3.未成年 ★★★★
8thシングル。こんどは一転してピアノが中心な静かな曲。曲と歌手の距離感を上手く把握してる曲。
声を強調したアレンジとなっているので、彼女の歌声が比較的良く分かる。
メロディ・歌詞共にかなり暗い。特に歌詞は少年犯罪をテーマにしてるらしく、かなり響く
4.足跡 ~Piano Solo~ ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲。ピアノはやったこと無いから正直上手いかどうかはわからない。
イメージは昼ドラかTBSの金曜劇場
5.あなたとの日々 ★★★★
7thシングル。彼女の曲の中では割かしポップな方だと思う。アレンジも明るく、軽快。
サビへの展開が少し強引なのが気になるが、それ以外は良く出来た曲。大サビ前にもう少しタメがあれば良かったかもしれん。
これもメロディの割りに歌詞暗い。ていうかここまでの曲全部歌詞が暗い
6.かなわない ★★★
ジャズテイストな曲。声質が重過ぎるせいか、こういう曲は合ってない。
ただ相変わらずメロディラインはしっかりしてる。そういうところが彼女のセンスなのかもしれない。
ちょっとハネてるピアノとギターの兼ね合いが中々好き
7.夕日 ~Piano Solo ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲。ピアノはやったこと無いから正直上手いかどうかはわからない。
イメージはまさに「夕日」、そのまんまクラシック
8.雪の音 ★★★★☆
日本三大ギタリスト青山純のドラムから入る曲。これも柴田にしては珍しくバンドサウンドを前面に出してる。
ドラムを前面に押し出すアレンジをしているが、それでもうるさくならないのは、青純の抑えたドラムの妙技だろう。
メロディ・歌詞共に昭和の香りを漂わせていて、それがまたアレンジと合って良い
9.コンビニ ★★★
ピアノ弾き語り曲。彼女はこういう曲が一番声に合ってると思う。
ただ彼女の作るメロディラインはどちらかというと起伏に乏しく、悪く言えば退屈なので、
アレンジがこの曲みたいにピアノ一本だけでは、聴いててだれてきてしまう。
ストリングスをふんだんに使った豪華なアレンジが合ってる
10.今夜君の声が聞きたい ★★★★★
信者のようなベタ褒めレビューは出来るだけ避けたいと思ってるんですが、ごめんなさい、この曲は手放しで褒めるしかないです。
サビのキャッチーながら哀愁漂うメロディなんかもう最高。
7分ある長いバラードなのだが、メロディ・詞・アレンジ全てが絶妙にマッチしていて、全く長さを感じさせない。
ドラムもまた青純だけあって凄い縁の下の力もちとなっている。そして特筆すべきはベース、うねっているのにうるさくない。
まさに説明不要の名曲、とりあえず聴いてみよう
11.ひとり歩き ★★★☆
前曲が存在感の強すぎる曲だったので少し地味になってしまっているが、それでもよくできた曲。
ドラム・ベース・ピアノというシンプルなトリオ編成の伴奏陣が丁寧に演奏していて、アルバムのラストにぴったり。
歌詞が相変わらず暗い。結局このアルバムは全部通して暗かった。
総評.★★★★☆
途中でも書いたとおり、盲信的なレビューは避けたいと思っているのだが。このアルバムは褒めざるをえない。
柴田淳という歌手と彼女の曲の距離感と言うものを実に良く把握しているので、どの曲をとっても良く出来ているという印象をうける。
まだこの人のアルバムは2枚しか聴いていないが、とりあえず最新作よりかはこの作品の方が個人的には好き。
バンドアレンジの曲あり、ジャジィな曲あり、ピアノの弾き語りありとバラエティに富んでいながらも、
曲の中心には「柴田淳」という存在が一本ちゃんと通っているのでぶれないのが凄い。
メロディもクラシックの影響を色濃く受けているが、かなり非凡な才能を感じ取ることができる。
歌詞が全体的に暗く思いアルバムだが、途中で投げ出してしまいたくなるような暗さでは無いので安心して聴いてられるのも良い。
とまぁ色々褒めてきましたが、それだけ良いアルバムなので聴いてみてください
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:19th. 304-305 名無しのエリー2008.08.23.

1.おかえりなさい。 ★★★★
何が言いたいのか全く分からない歌詞だが、曲自体は良い。暗くて。
2.白い世界 ★★☆
メンヘル的な暗さ。
3.ゲーム
インスト。柴田淳のアルバムはピアノソロのインストがこの辺で入るのが多い。
これは何かオルゴールっぽい音が不気味に一分近く流れる。
あぁ次はものすごい暗い曲が来るのかな、と思わせるが、この予感は裏切られる。
4.あの夏 ★★☆
子供の頃の夏の景色を描いた、はじめて聞いた時地味すぎて寝た曲。
何度も聞くとそんなに悪くない曲だと言うことがわかるが、いかんせん地味である。
5.ちいさなぼくへ ★★☆
これも地味。って、っていうかこれ、シングルなのか!こんな地味なのに。
ストリングスが結構大幅に使われていて、終盤ではギターと絡んで、壮大な山場も出来るが、
柴田淳の小さくまとまった歌詞と小庶民的キャラクターの歌唱はその壮大さに追いつけていない。
6.いつか王子様も♪ ~拝啓、王子様☆続編~ ★★★★
バンドが入ってきて、サビは結構盛り上がる。
歌詞カードだとメールの文面みたいなハジけた表記がなされているが、柴田淳の歌声は基本的には湿っぽい。
7.道端 ★★★☆
暗い歌詞。バンドサウンドを本格的に取り入れている。良い。
8.また明日 ★★☆
インスト。いい音。
9.幻 ★★
これもホントにシングルなの?って感じ。地味。悪い曲ではないんだけど、どうも地味。
10.一人暮らし ★★
これも悪い曲ではない。
11.わたしの夢 ★★
悪くないんだけどなあ。
悪くないんだけど一言で評価するならば、地味ということになってしまうのはやむをえない。
総評.
・地味。(二十五歳 無職男)
・シングルが致命的な地味さ。(七十五歳 無職男)
・はじめて柴田淳を聞こうという人は避けた方がいい。(三十二歳 無職男)
・個人的に「オールトの雲」と一二を争うパッとしないアルバム。(五歳 無職男)
・悪くないけど何度も聞こうとは思わない。(二十一歳 無職女)
そんな感じである。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.3と総評は星評価なし。)

Reviewer:15th. 120-122 名無しのエリー2007.06.21.

1.プロローグ ★★
柴田がひたすらフェイクしている40秒弱の音、二曲目のイントロになってる。
どことなくビョークっぽい
2.青の時間 ★★★★
Aメロはピアノ中心なのでアコースティックで静かな曲かと思いきや、
サビ前の間奏~サビのバックはストリングスをふんだんに使い一気に壮大な曲となる。
サビ後の間奏のロシア民謡のような楽器の入れ方が面白い。歌詞が滅茶苦茶暗い
3.HIROMI ★★
間を置かず2からそのまま繋がっている、14thシングル。シングルにしてはキャッチーさに欠ける気が。
アレンジも面白みの無いありきたりで単調なもので、2での盛り上がりを悪い感じで断ち切ってしまっている。
サビの繰り返しがくどい
4.涙ごはん ★★☆
明るいジャズテイストな曲。アレンジが羽毛田丈史だけあって、ピアノの使い方が非常に上手い。
サビの高音がつらそうで、歌唱力の不足を感じる。ベースを渡辺等が弾いてるので安定感が半端ない。
メロディに対して歌詞が合ってない、こういうアコースティックな感じの曲の歌詞にUFOって単語を使うのはどうかな
5.月夜畑 ~vocal solo~ ★★
1と同じく柴田がひたすらフェイクしている。メロはクラシックの影響を色濃く感じられるものとなっている
6.花吹雪 ★★★☆
12thシングル。卒業の別れを歌った曲。ベタベタな泣きのバラードで退屈と感じる人にはつまらないだろう。
こういう分かり易い曲を歌ったときの心地よさは、邦楽の中では結構なレベルなので飽きず聴ける。
ただ、少しビブラートをかけすぎな気がしないでもない。途中の間奏のアコギが凄い綺麗
7.真夜中のチョコレート ★★★★
これも4と同じくジャズテイストな曲だが、こっちの方が静かで暗い。ボサノヴァって言うのかな。
Aメロのメロディ展開が中々非凡な才能を感じさせるが、いそしぎって映画の主題歌にそっくりなのはつっこまないでおこう。
サビの日本的歌謡のメロディが、曲に上手くアクセントを加えている
8.つまおうじ☆彡(拝啓王子様☆第三章) ★★★★
タイトルから何となく想像はついていたが、お馬鹿ソング。昔のアルバムに入ってる曲の続きらしい。
メロディは王道ポップスだし、アレンジはしっとりとしたものなのに、歌詞が吹っ飛んでてそのギャップが面白い。
サビのメロディはかなりキャッチーなので、ちゃんとした歌詞を載せてシングルにすれば売れた予感。
単語だけ見ると「ゴスロリ」とか「スーパー銭湯【湯 de DAKO】」とか馬鹿っぽいが、よく読むと暗い歌詞なのが怖い
9.人魚の声 ★★★★☆
鬼束ちひろ+五輪真弓って感じの曲。昭和の歌謡曲の雰囲気が漂っている。
非常に分かり易い曲で、こう来たらこうと思う通りの展開をしてくれる。歌詞と曲のマッチ具合も絶妙。
メロディの裏をなぞるようなピアノの音が何ともいえない
10.雨夜の月 ~piano solo~ ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲、ピアノはやったことないから正直上手いかどうかはわからない。
雨夜の月ってタイトルは絶妙、良く付けたと思う
11.紅蓮の月 ★★★☆
13thシングル。ピアノが印象的なバラード。
イントロのピアノ~Aメロとかなりの名曲の予感を漂わせていながらBメロ~サビで肩透かしを喰らう非常に惜しい曲。
このアルバムの中では比較的低音を強調したアレンジをしている
12.君が思えば・・・ ★★★☆
ピアノとストリングが幻想的なバラード。曲調からまたどうせ別れの曲だろうと思っていたら、違った。
メロディ自体は凄い歌謡曲なんだけど、アレンジが西洋風でヨーロッパの草原が思い浮かぶ。
もうちょっと声量があれば良かったかもしれん
13.私の物語 ★★★★
ラストを飾るに相応しいゆったりとしたバラード。このアルバムの中では一番熱唱してる気がする。
如何もって感じのあざとさを感じるくらい良くできた曲。淡々とリズムを刻むベースが良い
総評.★★★★
ブログが面白く、美人さんだからという不純な気持ちで借りてきたアルバムだったけど、中々どうして良かったです。
全体の印象は薄味の鬼束ちひろって感じ、鬼束ほど思いつめてはいないけどかなりの重みはある。
今の時代中々こういう正統派女性シンガーソングライターはいないので、貴重な存在だろう。
メロディの一部分や、歌詞の言葉使いに光る非凡な物を感じ取ることもでき、個人的にはかなり満足。
ただちょっと似たような曲が多すぎるかな、アルバム通して全部バラードなのは飽きるかもしれない。
しかし、それを差し引いても一回聴いてみる価値はあると思われるアルバムです
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:20th. 167-169 名無しのエリー2008.12.06.

1.カラフル ★★★★☆
「ねぇ~今日は~何をしてたのかな~」という、底抜けに明るいビブラートをきかせたサビで始まるインパクトの強いシングル曲。
デビュー曲「僕の味方」に通じる幸せいっぱいさといい、ここまでプラスな感情を押し出した楽曲は彼女にしては新鮮で珍しいのでは?
どこか夢みがちな世界観や、"どうしても上手く眠れないなら ずっと一緒に起きてる" のような詞といい、本当に聴いていて心地よさを感じる
2.椿 ★★★★★
タイトルから分かるように、和のテイストの煌びやかな曲なのだが、彼女の歌唱が咲き乱れる椿の情景を訴えかけるように圧巻。
これほどまでに壮大で強烈な悲哀を歌いこなせるのは彼女なれではだろう
3.愛をする人 ★★★☆
楳図かずお「おろち」の映画主題歌。女性の黒い深層心理を綴ったやや短めのダークな一曲。
メロディは平凡だが、流れるようなピアノの旋律が美しい
4.メロディ ★★★★
ジャズテイストの楽しい一曲。
思わず体でリズムをとりたくなるような弾むようなメロディに、楽しげなヴォーカルとお茶目な詞は彼女の幅広さや資質の高さを感じる
5.38.0℃ ~piano solo~ ★★★
38℃とは体温なのか気温なのか(前者だとは思うが、少なくとも超えると射殺されるかの国のあの線ではないだろう)
個人的には熱をだして目覚めた瞬間の感覚だと解釈している
6.君へ ★★★★
何から何まで良く出来ている優等生的バラード。あまりに良く出来すぎているので、悪く言うと面白味がないかな?
失恋がテーマだが、気負いなく聴ける爽やかさがある。特にDメロの「笑顔がよく似合う~」のあたりは好き
7.十数えて ★★★★
やや独特な雰囲気を醸す暗めの曲。
詞が子供の遊びの「かごめかごめ」「鬼ごっこ」を髣髴とさせ、そこに大人のドロドロした恋愛事情を重ねるギャップが加わり、
いっそう恐ろしさを感じるファルセットの極上な作品
8.ふたり ★★★☆
ふたりなのに、幸せなのか、幸せじゃないのか… そんな微妙な揺れを感じるまたまた暗めのバラード曲。
前曲と次曲の印象が強いのでやや弱いか
9.泣いていい日まで ★★★★☆
楽曲は殆んどが恋愛ものを占める今回の楽曲の中で、生きることや自身について触れたエモーショナルな力強い曲。
ピアノがメインのおとなしめの今作にしてはややロック調。
両想いの詞は妄想だと言い切る彼女の本音はこれなのだろうか?
10.小鳥と風 ★★★☆
やや長めのアウトロのような曲。
なかなか飛びたてないでいる小鳥がラストまさに風の中に飛び立つシーンが浮かび上がる
総評.★★★★☆
有名なのか有名じゃないのかいまだに分からずとも確実に世間の一定の評価を受け、ブログの評判もいい柴田淳の6th。
中島美嘉に楽曲提供でまた知名度が上がったのだろうか?
はやくも6作目となる今作はピアノをメインとしたバラードが中心ながら10曲(実質9曲)45分という短めの尺に上手くまとめあげ、
楽曲にも歌唱にも幅広さや器用さがあるため、飽きを感じることはまずない。
今までは孤独や切なさ悲しみといった負の感情の多かった彼女だが、今作はそういったものを踏襲しながらも、
「親愛なる君へ」というタイトルが示すとおり、人に対するプラスの感情も多々感じ取れる。
個人的に歌唱力・表現力・楽曲の完成度に関しては邦楽女性歌手の中でもかなり高い位置にいると思うので、今回もその技量の高さを見せた一枚だろう
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)