アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : しのはらともえ。

Reviewer:18th. 521-524 名無しのエリー2008.08.02.

1.クルクルミラクル ★★★
3rdシングルであり、篠原ともえ出世作(で、いいのか?)。
流石に歌詞は当時のキャラにあわせたふざけた内容だが、音について言えば予想以上に手を抜いてないことがわかる。
ところどころにエロイ音を混ぜてるのは卓球の趣味か?
2.やる気センセーション ★★★☆
2ndシングル。流石にタイアップを意識したのか前向きな歌詞になっている。
それでも電波臭が薄まっていないのが卓球プロデュース時代の篠原マジック。
卓球にしてはキャッチーだなと思ったら近藤春夫が作曲なのね。
3.レインボー・ララ・ルー ★★★★★
電波度は若干抑え、その代わりにガールズロックを幼くしたような世界がこんにちは。
実はこのアルバムの楽曲で唯一、幾度もリメイク(リミックス)された曲でもある。
今の篠原が歌っても違和感が無いぐらいの名曲。何故これをシングルに(ry
4.忘れちゃうモン(アクロバットmix) ★★
2ndシングルのカップリングをリミックス。が、筆者はオリジナルを知りませんw
どんなアレンジかというと「人をナメているドラムンポップ」。本気でふざけているかのようなアレンジが支配している。
歌詞は...「人生に疲れてるのか?」と思ってしまう内容。なお、この曲でざんげをかましていますw
5.チャタレイ夫人にあこがれて
山本アキヲ作曲のエレクトロ。歌声を聴いた瞬間、誰もがゲストボーカルと思うだろう。
それ以上に歌詞が酷いw
どうやったらいたいけな未成年がキュリー夫人とチャタレイ夫人を読み間違えるんだよwww ボーっとなるまで読みふけるなwww
とまぁ、ツッコミどころ満載の歌詞と、綺麗なアレンジと歌声が織り成すカオス曲、と。
当時、この歌詞を読んだ篠原はどんな反応をしたんだろうか...。
6.スーパーモデル ★
間奏曲。篠原が折り返しであることを教えてくれます。
7.篠原ともえのクレクレタコラ ★★
クレクレタコラのカバー。何故、この曲を選んだ。
アレンジはまりん。賑やかなラテンサウンドなので、曲には合ってるだろう。
当時のキャラにはぴったりだが、寄生などの声ネタがウザイw
8.I LOVE YOU, DE JA VU ★★☆
HOI VOODOO提供の幻想テクノ。またもゲストボーカルだと思ってしまう歌唱が。
流石に卓球は虹などで見せるメランコリーな歌詞を提供せざるを得なかったようだ。
家でダラーンと聴くと気持ちいいけど、普通のリスナーには退屈。
9.メルヘン節 ★★★
ピエール瀧が篠原に歌詞を提供すると...やっぱり電波全開の歌詞だったwwww
巻き添えを食らったCMJKカワイソス...ではなくてバロスw だからこそ、漫☆画太郎先生と波長が合うんだな。
絶対にこれを子供に聴かせてはいけません。センスの育つ方向が間違い無くねじれた挙句にありえない方向に伸びます。
10.よのさ ★★☆
歌詞を手がけた濱田マリは今のギャルに通ずる世界観をそのまま持ってきやがりました。
曲も悪ノリ全開の毒テクノときたもんだ。これはちゃねらーにはきついか。
流石に篠原は上手く乗りこなしている。この時点で只者ではない。
11.チャイム ★★★★
ようやくデビュー曲が登場。
この曲では子供目線のロマンチックさを歌詞にして、曲も爽快感が出ていて、こちらも聴いて気持ちよくなる。
もっと宣伝していれば、この路線でイケたのに、バラエティーであのキャラだから...。
恐ろしい事に、今の篠原でも違和感無く歌えそうな出来。
12.クルクルミラクル(REPRISE) ★★
綺麗なオルゴール音に電子音だけならまだしも...鶏が鳴いてるのですがw
それらをバックに篠原のMCが入り、1曲目のシンセが乱入。やっぱりカオスでした。
ハンバーグには栄養があると思うよ、ウン。
総評.
篠原ともえ初のアルバムにしてカオスの祭典という言葉がふさわしい世界。こんなものをつかまされりゃ、イヤでも表現力が身に付くよなw
バックの出来が良いだけに、電波な歌詞に耐えられるかがポイント。ゆえに、次作の「MEGAPHONE SPEAKS」を聴くと安心できる。
とりあえず、電気ファンやアンセブが平気な人なら手を出せるはず。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.5は評価不可能。総評は星評価なし。)

Reviewer:21st. 47-51 名無しのエリー2009.03.03.

1.PURE ATOM BOY ★★★
浮遊感漂うアレンジに子供っぽいウィスパーボイスで歌い上げる不思議な曲。
可愛らしい曲とは裏腹にちょっぴりヘヴィーな歌詞にドキリとさせられる。
1stの大半の曲で見られた電波キャラとは思えないセンス。
2.Shopping A→Z ★★☆
1stの空気に近いキッチュなポップチューン。
アルファベッドに合わせた掛け声が妙に可愛らしい。しっかりとトッピーも入れているがw
もちろん、オチはあるので安心(?)して聴けるのでご安心を。ちなみに日本語詞以外は外国の人が手がけている。
3.anything ★★★★
長谷川智樹と共同とはいえ、篠原にとっては初めてとなる作詞・作曲のポップスの一つ。
前向きな歌詞とメロディに軽快なポップスアレンジが非常にマッチしている名曲。
等身大の篠原(当時)の良さを上手く引き出せているのではないだろうか。
4.メトロの娘 ★★
音からわかるとおり、小西康陽提供の四つ打ちチューン。東京メトロ推薦曲(嘘)。
小西康陽とアイドルというと、可愛らしい歌詞ってイメージが強いのだが、
この曲も多分に漏れず、可愛さが随分と出ているアーバンポップスではないだろうが。
が、この曲に関して言わせて貰うと...別に、篠原が歌う必然性が見当たらない...。
5.MICRO BLUE ★★★☆
篠原単独名義では初となる作詞・作曲を手がけた楽曲の一つ。ちょっと(?)Bjorkを意識したような不思議なメロディラインに違和感。
確かに、1stでもアーティスティックな曲を披露してはいたのだが、このアルバムでは何か引っかかるような気がしてならない。
と思って、解説を見てようやく違和感の正体がわかった。ゲームライクなアレンジ。これが楽曲の浮遊感と不可思議さをかき消してしまっているのだ。
もうちょっと生々しい音を織り交ぜた方が、らしさが出るのではないだろうか。
歌声もキッチュにせず、わざと本格的に歌った方が良いだろうな。
6.パレイド ★★★★
バンドっぽいアレンジが妖しい篠原作のロックポップ。ギターがとにかく妖しく蠢き、ナチュラルな篠原のヴォーカルが見事に混ざっていない。
演奏もどこと無くサイケデリックだしな。が、これはわざとだろう。ジャ無きゃ、ここまで違和感のある取り合わせを行わないはず。
水と油で、混ぜるための材料が無いドレッシング状態の曲なのだが、意外にもこれがイケたりする。
7.ハロー・スティーヴン ★★★★★
Steven Tyler(Aerosmith)との出会いをテーマに書き下ろした曲。
番組企画で出逢ったStevenは彼女にブルースハープをプレゼントしており、件の品は本作でしっかりと、懐かしむように使用されている。
(一方のSteven側は「FULL CIRCLE」のPVで番組内の映像を使用していた)
楽しみながらも思い出を振り返り、ちょっぴり切なくなる気持ちが伝わる歌い方が良い。
このアルバムの中ではかなり出来の良い名曲なのではないだろうか。
8.LOVEBANG ★★★☆
激しいドラミングでスタートするアップチューン。
さり気に曲とか詩がシンクロしていたり、ちょっと電波が入っていたりと一筋縄では行かないサエキの作詞センスが存分に発揮されている。
間違い無くライブでは盛り上がる一曲。
9.ココロノウサギ ★★
篠原初のバラードとして話題を集めたシングルを新アレンジで収録。どうやら、シングル版のテイクに篠原が納得いかなかったためらしい。
落ち着いたアレンジと歌声に安心感を覚えることが出来るのは嬉しい。が、未熟さが抜けてしまったため、物足りなさがほしいのも事実。
落ち着いた楽曲が好きならこのバージョンが、篠原の未熟さが好きならシングル版を強く勧める。
今回は個人的好みでこの評価。
10.会いにいくの。 ★★★★★
年頃の娘が歌えば父や祖父涙目(感動的な意味で)のバラード。こんな歌詞を当時19歳の娘が書いた事に驚いた。
シンプルなアレンジの載せて優しく、丁寧に歌い上げる篠原がマッチしており、家族への愛がにじみ出ている、このアルバムイチオシのトラック。
11.one peace ★★★☆
こちらは年相応の歌詞を書き上げているロックチューン。非egg系の女の子なら共感できるんじゃないかな。
けど、変にナチュラルなアレンジなんだよなぁ。声にあわせたというか...。
妙にナチュラルだなと思ってクレジットを見たら...少年ナイフプロデュースじゃん! あまりに自然すぎてわからんかったわい。
12.MUSIC ★★★☆
ラストはバラエティ番組のエンディングに使えそうなミドルチューン。
子供っぽい世界観かと思ったら、ちょっと素になったりとつかみ所の無い歌詞なのだが、文字通り音を楽しむかのようなアレンジが印象的。
こうやって、楽しみながら音楽に対する思いを綴るのも悪くない。
総評.★★★★
篠原ともえ、アルバムでは初のセルフプロデュース(サウンドについては流石に共同プロデュース)となった2枚目のオリジナルアルバム。
作詞を8曲(日本語詞含む)、作曲を6曲(含共作)を本人自らが手がけており、ほとんどが意思の卓球とのつながりが薄い人ばかり。
フィールドをテクノからポップスに移行してからはどうなるかが不安であったが、意外と聴かせる楽曲が多く、バランスの取れたアルバムとなっている。
ただ、「ココロノウサギ」のアレンジを大人向けに変えてしまったり、キッチュになりすぎている歌い方が合ったりと、まだまだ未熟なのは確か。
(それでも、初のアルバム単位でのセルフプロデュースとしては上手くいっている)。
それにしても、しのランドPUNKからここまで成長するとは...篠原ともえ、恐るべし!
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:23rd. 413-415 名無しのエリー2010.06.04.

1.A Funny Feeling ★★★★
篠原作詞のポップチューン。
歌詞はしし座流星群を観に行った際、実兄(彼女同伴)が『恋する男』に変わる瞬間を目の当たりにした事を元にしている。
柔らかい音と歌声が綺麗で、キッチュな恋心がマッチしている。
オープニングにふさわしい、高揚感も兼ね備えている。
2.トーキョータワールドTV ★★★☆
不気味な電子音とヴォコーダーヴォイスが妙な味を出しているデジタルチューン。
後に鈴木亜美とコラボする事になるBuffalo Daughterがプロデュース。
篠原のトークがメインだが、これがまた妙な違和感がタップリ。こんなにも不気味な東京タワーがあっていいのだろうか。
3.アリゲーター ★★★★☆
少年ナイフの山野直子提供のポップロック。まさか篠原がアイドルのように愛らしい歌声を披露するとはw
こんなにもガーリィ・ワールド全開の曲をモノにするのは意外であった。
どこかニューウェーブっぽいシンセが特徴的。
4.SPRINGTIME ★★★
タイトル通り、春らしいポップチューン。
いい曲ではあるんだけど、篠原が歌うまでもない曲というのが正直な感想。
「出来の良い普通のポップス」というのが、篠原にとってはものすごく物足りない材料ではないだろうか。
カップリングなら悪くはない出来なのだが...。
5.ラスト・ティーン ★★★☆
なんと、プロデュースと楽曲提供(歌詞は篠原との共作)に本田ゆか、コーラスにショーン・レノンを迎えた贅沢なエレクトロチューン!
(とんでもない夫婦をゲストに迎え入れやがったな...)
さて、曲は...当時なら受けなかったサウンドだな、これ。
海外なら受けそうな感じ。今の日本だと、ようやく受け入れられそうな感じ。
なんというか...チップチューンテイストを取り入れたGwen Stefaniみたいな曲調。
6.地下鉄にのって ★★★★
吉田拓郎のカバー。吉田曰く「とってもムズかしい曲なのにえらい!!」だとか。
曲調自体は優しく、しかし、哀愁漂う乗り鉄哀歌(で、いいのか?)
どっかのアイドルとは違い、歌詞の裏を読み取りながら歌おうとしており、実際に一本調子で歌おうとしていない。たまのBGMに
7.20回目のバースデイ・イヴ ★★★★☆
ジッタリン・ジンの破矢ジンタ提供のファストチューン。
ポップアレンジされたジッタリン・ジンfeat. 篠原ともえ。 ...って演奏陣がジッタリン・ジンかよ!! 篠原ともえ...一体どっからそんなコネを。
ジッタリン・ジンファンなら聴いてみてもいいかもしれない。
8.20f ★★★
デビューしていない友人から提供されたという曲。愛らしい恋心をテーマに、普遍的なポップスを構築している。
まぁ、確かにいい曲だが...それ以上に何かがあるとは思えない。さらりとしすぎている感触より、ちょっとふんわりしてほしかった。
9.君んち。(Hello Harry Mix) ★★★☆
移籍先のレコード会社の社員と一緒に歌ったシングルのリミックス。
原曲は可愛らしく、シンプルならしいシングルだったが、今回はノリのいいヒップホップに生まれ変わっている。
残念なのが、社員の歌声が大幅にカットされていること。
あの素人ならではの合唱がアットホームさを上手く出していたのにソレをそぎ落とすとはどういうことだ。
トラックメイキング自体は良く出来ているんだけどね。
あのアットホームさが好きなので、個人的にはずば抜けて高い評価は出せない。普通の人はアリだと思うかな。
総評.★★★★☆
篠原ともえ、20歳記念のメモリアル・プチ・アルバム。
MEGAPHONE SPEAKSもそうだが、今回もとんでもないくらいに土台がしっかりしたゲストが参加しており、
破矢ジンタのように本人(母体バンド)そのまんまのサウンドが飛び出してくるが、恐ろしい事に篠原は一歩も引いていない。
とまぁ、バケモノクラスのゲストとならそんな風に言えるのだが、そうでもない、8のような曲だとさらりとしすぎてしまうのは減点。
上記のように書いてみたが、不思議な統一感とトラックの出来は素晴らしいので家でゆったりとしたいときや、穏やかのドライブのお供にはいいかも。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)