Reviewer:16th. 252-254 名無しのエリー2007.12.25.
1.ウェカピポ ★★★☆
1作目だからか、彼らのシングルでは一番HIP HOP色が濃い曲だと思う。そういえばディスられてたような・・・
イントロの電子音と、音の基本を構成しているシンセの音を、お洒落とるかダサいととるかで評価が分かれるところ
シンノスケはHIP HOP系のアーティストでは特異なメロディセンスを持っており、サビやブリッジの高揚感は凄い。ただ歌唱力が・・・
2.Flyte Tyme ★★★
イントロのキラキラしたシンセの音とエコーのかかったDiggyの声が独特の浮遊感を漂わせていて、曲への期待感を煽る。
Aメロは抑え目にリリックをなぞるだけだが、Bメロで重めのギターリフを導入して一気に覚醒していく。
そこはかなり盛り上げるんだけど、いまいちサビとの整合性が無い。構成がちぐはぐで個人的にはちょっと苦手
3.Dream Drive ★★★★
車のエンジン音からサザンの「希望の轍」のようなピアノで始まるサマーチューン。Diggyの尊敬してるアーティストはサザンらしい。
これも今までの曲と同じく、ラップ主体のメロから歌謡曲全開のサビへと展開する。
この曲のサビ・ブリッジメロは哀愁を誘う良くできたもの。アレンジも90年代初頭のJ-POPみたいで、どこか懐かしい。ただ歌唱力が・・・
4.Shut Out ★★★
3と両A面だったが、こっちは打って変わって純都会的で冷たい感じの曲。しかし構成は相変わらずのワンパ。
まぁこういう系のアーティストに多彩さを求めてもしょうがないか。1をもっと退廃的にした感じの曲。
サビ後半のブレイクダウーンからのダサさは・・・これを味ととれる器量のでかさが無いと聴けない
5.Love, Peace&Soul ★★★☆
子供たちのコーラスからなんか今までと異質だなぁって思ってたら、流れてきたメロディにびっくり。
歌謡曲丸出しなんだけど、どことなく米のカントリーの匂いがしててこれを歌ってる光景が瞬間的に目に浮かんできた。カーペンターズ?
音作りは相変わらずのものだから突っ込みどころなし。2番の2MCの高速な掛け合いはカッコ良かった
6.1,000,000 MONSTERS ATTACK ★★★★☆
この曲は恐らく彼らの一つの到達点だと思う。
不穏なスぺーシーイントロからダサかっこいいDiggyのかけ声、畳みかけるような二人のラップ、浮遊感漂う歌謡曲なサビ、凄い効果的なつなぎとして挿入されるブリッジ
1や2や4みたいな退廃的・都会的(90年代の都会だが)な曲はこれで完成した
7.Magenta Magenta ★★★★★
2曲連続でいきなりのクオリティアップにびっくり。DAのようなラテンの香り漂うダンスナンバー。
今までの小室みたいなスぺーシーなダサさが一切排除されてて、凄いお洒落。二人のラップも冴えわたる。
2番サビ後の、ブリッジ~ラップ~大サビの展開の巧みさはかなり分かってる印象。
こういうの続ければもっと売れるかも
8.BLUES ★★☆
これは打って変わっていやーなダサさが出てきてがっかり、と思ったらインディーズ時代の曲か、納得。突っ込みどころなし。
こういうの好きな人は本当に好きだし、嫌いな人は本当に嫌いそう。歌詞も2chでは嫌われるようなタイプ
でも俺は割かし上手いと思いますよ、上から目線で恐縮だけど
9.To All Tha Dreamers ★★★★☆
7,8と来て作った曲がこれと思うと、このころはセンスが冴えわたってたんだろう。ダサさを上手く活かしたお祭りアップテンポナンバー。
もうここまで思い切ってダサい音出されると、逆におしゃれに聴こえてくる不思議。この曲ほどメロディセンスが発揮されてた曲は無いと思う。
それこそHIP HOP系のアーティストではダントツのキャッチーさだし、ラルクtetsuクラスのセンスはある。歌唱力も気にならない
10.イルカ ★★☆
うーんこれはどうなんだろ。恐らく歌謡から脱却しようとして純にR&BとかHIP HOPを目指そうとしたんだろうが、
でもどうしても消しきれない歌謡臭はあるし、無駄な意識がダサさを増長しちゃってる気が・・・
11.ALIVE ★★★
ロックなアプローチの強い楽曲。浮遊感漂う音と機械的な音を上手く組み合わせてると思うけど、こういう曲は歌唱力無いと・・・
サビのかけ声?は一種の様式美さえ感じさせる彼らの色。ブリッジでいきなりピアノ主体のバラードになるのがびっくりした。
でも歌唱力不足、ていうか声質が良くないんだよね。ラップで聴く分は良いけど、歌わせると聴いててイライラする
12.TOKYO通信 ~Urbs Communication~ ★★★★
イントロはもろサザンのミスブラ、これも9と同じくダサさを逆に上手く活かした曲。ただあっちほど吹っ切れて無い。
まぁ80年代な音だけど、逆に今聴くと新鮮。
これもブリッジでDiggyの歌い上げパートがあるんだけど、だからそれはまずいって・・・
13.Catwalk ★★★★★
これは良い。今までで一番ロック色の強い曲で、イントロの乾いたギターから割かし異質。メロ部分でふざけたようにラップするDiggyも味がある。
一気に音が増えるBメロからサビへの高揚感、サビでのダサさを感じさせず効果的に使われたシンセの音なんか上手く噛み合ってる。
ウォーキングしてるベースの音が曲に一種のアクセントを加えてる
14.Starlight Destiny ★★★★☆
これは9と一緒で吹っ切れたダサさの曲。
イントロ聴いてどこの小室だよwと突っ込みたくなるが、それはご愛敬。
ラップ部分は電子音をバックに高速ラップが載るらしさが最大限に発揮された純粋にカッコいいものなんだが、
相変わらずBメロ~サビのメロディ・音ともに90年代中盤なダサさは凄い。
まぁ言い飽きたけど歌唱力・・・音域高いしこの曲
総評.★★★★
1stはハマったが、それ以来一切聴いてなかったSOUL'd OUTのベストを借りて聴いてみた。
相変わらずダサい、良い意味でも悪い意味でもそれが色なのかもしれないが、この路線では大衆受けは難しそう。
曲のレビューでは触れなかったがBro.HiのHBBは何か凄いレベル高い気がする、いやわからないけど。
メロディセンスはこういう系のアーティストでは飛びぬけたものがある。
でも歌唱力が残念だから提供してみたら面白いかもって思ってたら、嵐とか中川翔子に提供してるのね。
嵐に提供した曲はかなり良かった記憶もあるし、まぁ食うには困らないだろう。
何にしろダサさを味ととるか、欠点ととるかで評価の分かれるアーティストですね。でも聴いてみても損は無い気がします
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)