アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : すとれいてなー。

Reviewer:14th. 23-25 名無しのエリー2007.01.29.

1.Reminder ★★★★
世界観含め王道に当たる曲。疾走感と独特の焦燥や切なさを兼ね備え、トップナンバーの役目は十分果たしてる。
Aメロ→サビ構成だけど、主張するベースにも綺麗なギターが絡む抑えた感じから轟音炸裂なサビに移るのが爽快。
同じスタイルをとったイントロ・アウトロ等よくまとまってる。
2.MOTIONS ★★
歌詞は荒涼通り越して悲壮の域に入ってそうだが、曲はあくまでも振り切れるくらいどポップ。
ラスト前のメロ無しで叫ぶ箇所は人選びそう。唐突に終わる。
3.POSTMODERN ★★☆
2曲目から違和感なく繋がって入れる。ベースが肝。前衛的な雰囲気ぷんぷんでこのタイトルにしてこの曲ありといった感じ。
これ以降のダンサンブルな曲のプロトタイプとも言える。フー!!
4.GUNSHIPRIDER ★
ドライブ感溢れるナンバーキターと思いきや無理なラップからスタート。
実験的に様々な要素を取り入れる姿勢は買うがこりゃどうかと…。
5.ROCKSTEADY ★★★★
「僕らは進まなくちゃ」という宣言でラストに相応しいトラック。歌詞と曲調からくる前向きな切迫感が醍醐味。
2人だったインディー時代の名曲の新録だが、格段にクリアで強力なナンバーに化けた。
時期が違う曲の中に入っても遜色ない・違和感ないという理想的な形。
総評.★★★
真ん中3曲は2分少々、ラストも3分弱。勢い勝負・疾風怒濤なミニアルバム。
エモーショナルなボーカル、轟音ギター、極太ベース・ドラム、というストレイテナーなりの骨太なロックスタイルに徹してる。特にベース日向の存在感すごい。
変化を付けるためか、1回やってみたかったんだよねー的なものを無理矢理詰め込んだ感じも否めない。
ハリのある声はいいんだが歌い方の癖が若干強い気がした。敏感な人は気になるかもしれない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 43-44 名無しのエリー2005.05.19.

1.SAD AND BEAUTIFUL WORLD ★★★★ 気だるいイントロから入るが、サビはぶっ飛ばしてる。最後の大サビは圧巻。
2.PLAY THE STAR GUITAR ★★★☆ 最初のキラキラした音いらね。お得意の轟音ロック。声に張りがあっていいね
3.泳ぐ鳥 ★★ 英詞。疾走感溢れる
4.TENDER(TITLE Version) ★★☆ アルバムだとイントロ轟音。コーラスが素敵
5.REBIRTH ★★★★ 最初に聞き終わったとき1番印象に残った曲。「何をなくしても 届けるよ」ホリエの声にやられた
6.STILLNESS IN TIME ★★★ ギターがジャギジャギしててかっこいい。初期の頃の曲っぽい
7.AGAINST THE WALL ★★ あったかい曲。ほんと音ぺらっぺらだな。メッセージ性がある曲
8.LOVE RECORD ★☆ 平凡なメロディー。テナーじゃなくて他の奴らに歌わした方が良い
9.REMINDER ★★★★★
代表曲だと思う。ライブでこの曲を聴いたときはほんと鳥肌立ちっぱなしだった。
ホリエの声が色っぽい。歌詞にもあるがこの曲から何かが始まりそうだ
ギターの「ジャジャジャッジャージャジャジャ」っていう音が好き
10.AMAZING STORIES ★★ なんか物寂しい感じ、LOVE RECORDと印象がかぶってしまう
11.EVERGREEN ★★★★ うほっ!美メロ。ホリエの綺麗な声に聞かされてる感じだ
12.KILLER TUNE(Natural Born Killer Tune Mix) ★ 完璧な劣化。シングル版のKILLER TUNEが気に入って買った人はガッカリするだろう
総評.★★
音の薄さは否めない。それと、狙っているのだろうが同じ世界観で面白くない
マイナーコードが多くて寂しい感じの曲が多く前作が素晴らしい出来だっただけにショックが大きい
褒めれるところはホリエの声の良さぐらいかな
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 534-535 (名無しのエリー)2005.08.30.

1.SAD AND BEAUTIFUL WORLD ★★★★☆
暗く重く始まり、途中で明るくなりまた暗くなる、一種の物語のよう。聞き始めた者を一気にのめり込ませる。完成度高い。
2.PLAY THE STAR GUITAR ★★★★
流れ星のイントロからサビまでの流れが最高。それ故にサビがつまらなく思えてしまうのが残念。流れ星いらんとかいう人もいる。
3.泳ぐ鳥 ★★★★ なんだこの変わったリフは。サビは洋楽チック。同じメロディでも後半で盛り上げていくのがこのバンドの持ち味なんだろうな。
4.TENDER(TITLE Version) ★★★☆
歌詞が印象的なほのぼのとした心地いいナンバー。いい曲であることに違いないが、シングル曲の割にサビにパワーが無い気が。まったりまったり。
5.REBIRTH ★★★☆ 畳み掛けるようなサビが強烈に頭に残る。やっぱり構成はしっかりしているけどサビちょっとしつこいかな。
6.STILLNESS IN TIME ★★★☆ 負のオーラが漂ってくる。そして、重い。繰り返しの曲だけど静と動の移り変わりが気持ちいい。
7.AGAINST THE WALL ★★★★ またまた繰り返し+崩壊系。悲しげなメロディラインがいい。ボーカルがとてもよい。なんか涙出てきそうだ。
8.LOVE RECORD ★★★ ちょっと楽曲としてのレベルが落ちた気がする8曲目。サビにかけての盛り上がりは好きだけど、あと一押しが欲しいまま終わってしまう。
9.REMINDER ★★★★★ ストレイテナーを代表する曲だと思う。一曲通してノリノリだぜ。ここでもボーカルが光ってる。まずはこれからハマりましょう。
10.AMAZING STORIES ★★ なんだこれ。ポップ。軽い。ほわほわしてて超浮いてるぜ。出来の悪い曲とは言わないけど、入れた意味が分からないなぁ…
11.EVERGREEN ★★☆ これで締め。アンセム的な唄にしたかったのか知らないが、それにしては軽い。サビ後のイェイはかなり脱力系に聴こえる。
12.KILLER TUNE(Natural Born Killer Tune Mix) ★★★☆
まあ、ボーナストラックというやつ。シングルのミックスバージョン。変なミックスと言うしかない。
あっても無くても不満の残る終わり方。シングルバージョンなら★★★★☆
総評.★★★★
上手いのではないけど、張りがあって音がしっかりしている、ロックに向いた声だと思う。
アルバムとしては前半がベストアルバムかと思うぐらいいい曲揃い。とにかく聴きやすい。
9曲目までは大満足、そっから先は聞かなくてもいいや。特に10が全てをぶち壊している。いいアルバムなのに残念。
それでも人に勧めたくなるアルバムです。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:14th. 498-501 名無しのエリー2007.04.28.

1.SAD AND BEAUTIFUL WORLD ★★★
アッパーチューンの手持ちには事欠かないはずのテナーだが、一曲目はアルペジオの哀しさが耳に残る重めのナンバー。
Bメロの16分弾きベースを引き金にドラムも倍テンポのリズムへ移行、ベースも自然な8ビートへ。
だが最終的には重苦しく終わり、これで幕引きかとすら思わされるが、これは次曲を実質的な一曲目と捉えての前振りとみてよさそう。
重いムードを反動にして次曲への弾みをつけている。
2.PLAY THE STAR GUITAR ★★★★★
前曲で描かれた哀しい世界の中を、それでもがむしゃらに駆け出したかのような、闇雲な疾走感のある曲。
Aメロの節々で聴けるドラムのスネア連打が正確なリズムで「タタタッ」と叩けておらず、
音が密集して「ダララッ」となっているのが非常に面白いアクセントになっている。
これが、足をもつらせながらもなお走っているような必死さを連想させるのかも。これを何度も再現できるのは彼独特のタイム感のなせる業か。
タイトに叩かせずにこういうテイクを使うメンバーもさすが。
Aメロでのベースはコード感のあるリフでメロディとリズムの両方を支える、3ピースのベースらしい働き。
ボーカルが詞を乗せるリズムが滑らかで英詞的なのも特徴。
「ピアノを弾けばいい」を「ピ・アノ・をひ・け・ば・いい」と6つの音に割り当てる等、独特のセンスが光る。
モンゴル800のように「あーなーたーにー」だけで3小節半も使ってしまうのも吹っ切れていてイイが。
3.泳ぐ鳥 ★★★
所々でベースがリズム体から離脱気味にギター的フレーズを弾き、縦横無尽に曲を支える。
最初のサビのドラムは思いきってシンプルに合わせるパターンにすることでバンドの音が集結するよう招き入れており、
その大きなリズムに歪んだギターと和音弾きのベースが乗って、三位一体感を出している。
4.TENDER ★★★★
テンションで鳴り続けるギターがポップな曲。別働隊的な働きの多い日向もシンプルなプレイに徹して、メロディアスな曲を支える。
余計な顕示欲を出して派手なフィルを入れる事もなくシンプルなスネア連打で曲の連続感を保ち続けるドラムも良い。
そしてやはりリズミカルなボーカルが特徴的で、歌メログル-ヴとでも言うべきノリを出している。
3ピースでのボーカルのリズム感の重要さを感じる曲。
5.REBIRTH ★★★
Aメロを牽引する派手なベースが印象的かと思えば、Bメロではベースがルートの単音、ギターがリフを弾く立場に入れ替わる。
3ピースらしい楽しみのある曲。
間奏のキメがベタなのと、ドラムのフロアタムの音が軽いのが難点か。
6.STILLNESS IN TIME ★★
8ビートならではの潔さを出すのが得意なテナーにしては珍しい、細かいリズムの刻みを多用した曲。
静、動はっきりした曲の中で、サビの歌メロの隙間に入るスネア+シンバルのショットが野性的。
反復を多用するには基本のフレーズが弱いか。
7.AGAINST THE WALL ★★
間奏で長い音符をうまく使って詞の世界が持つ緊迫感を表現した曲。
ソングライターとしてのホリエ単体の能力を出そうとしすぎて、他のメンバーの持ち味を損なったか。
日向のプレイも中途半端で迷いがあるような。
8.LOVE RECORD ★★★
どこか機械的で単調なアルペジオに、ハイトーンの和音をうまく使ったベースが重なるイントロが印象的。
テンポが遅めの曲でも歌謡曲なメロディにならずに、短いメロディのリズミカルな反復で歌メログル-ヴを出せるホリエの味が出ている。
9.REMINDER ★★★
導入の分かり易いキメは好みが割れるか。アルバム中、最もリズム体が息の合ったビートを出しているように感じる。
音の粒立ちのハッキリした日向の8ビートの存在感が際立つ。
10.AMAZING STORIES ★★
苦手なリズムに挑んだ曲。と思ったら日向のプレイは面白い。
Aメロの音抜きフレーズからBメロの4ビートへの流れはここまでのテナーには見られない一面。2度目のAメロは更にポップなプレイ。
アタックのない丸みを帯びた音の鍵盤もノスタルジック。とはいえホリエとシンペイに見せ場は無く、アルバム中では今一つの曲か。
11.EVERGREEN ★★★★
次から次へと変わるリズムパターンに最初はまとまりの無さを感じるが、その中心で取り残されたように淡々と歌うホリエの孤立感が逆に面白い曲。
変わりゆく風景の真ん中で歌う終わらない愛の歌が、暑苦しすぎず程よい温度で響く。
12.KILLER TUNE ★★★
珍しくカッティングを多用したダンス調ナンバー。間奏の変なギター、後半のボイス・エフェクト等、狙いに疑問のあるものも。
Aメロの、低いルート音から入ったかと思うとオクターブ上からニュニュッとうねり出てくるベースがナイス。
総評.★★★★
オーバープロデュース感がなく、後からいじった的な不自然な音量の大小がない。特にドラムは自然な音作り。
色々なリスナーにウケるためにシンセやストリングスを足しておこう、的な媚びも無い。コンパクトな曲が身上のためか、ギターソロもまるで無い。
要は、みんなやってるからやらなきゃ、という前へならえ感がなく、まっすぐ。
タムをまわして一旦まとめよう、というムードもなく、とにかくスネア連打。
アウトロでみんなでガシャガシャ楽器を鳴らして最後にジャ-ンと合わせて締め、というパターンもついに一度も出てこない。
と、こうした問いがすべて「それがストレイテナーだから」で片付いてしまうほど、バンド名とスタイルがぴったり一致している稀有なバンド。
バンドの音は良くてもどの辺がユニコーンなのか、どうしてクリームなのか分からん、そんなモヤモヤを抱く人が待ち焦がれたバンド。少なくともこの作品では。
極度にシンプルな曲調のため、Aメロ・Bメロ・サビと個々のメロが単体で完結するつくりが多く、そこが聴き手によってはネックか。
コブクロ等のように歌のラインで全てのメロを紡ぐアーティストのファンからすると、
Bメロからサビに繋げるメロディにストーリー性が無い、サビに余韻が無い、すべての曲が同じにしか聞こえない、等の不満が出そう。
そしてそれらの要素をなぜフォローしないかの理由は、「それをやるとストレイテナーじゃなくなるから」だけでまたも説明がついてしまう。
好みは分かれるが、個性のあるバンドには違いない。
「ここにしか咲かない花」サビ長すぎだろ、と思う人なら。
(★5個が満点。)

Reviewer:14th. 10-12 名無しのエリー2007.01.25.

1.The Novemberiest ★★★☆
レコードに針を落とした時のようなノイズの中に綺麗なギターの音がぽつぽつと、やけにもったいぶりながら始まる。
雰囲気たっぷりでオープニングには申し分なし。
じわじわギアが入ってサビのファルセットで溢れる感じは丁寧だが気持ちいい。最後は轟音。
結構シンセもふんだんに入ってるが一部余計な気がする。
2.Melodic Storm ★★★★☆
アラ!(゚д゚ )爽やか!!タイトルまんま。
疾走感ときらめきが同居した美メロギターロックの真骨頂。明朗快活!
轟音の合間を縫って入る鍵盤の音もいい相乗効果を出している。ちなみにシングル曲。
3.Blue Sinks In Green ★★★
トーンとしては2曲目に近いものがある。そこへ更に、深い森の緑と湖の青という、風景と色彩をイメージさせる単語が曲の世界に広がりを持たせる。
ちょっとアレンジがガチャガチャし過ぎなのが残念。
ここまででアルバムにおいて重要な掴みの部分がとりあえず終わり。
4.Dead Head Beat ★☆
ここへ来て好き放題やりますが何か。
ファルセットを多様した物憂げなパートと、タイトルを絶叫するパートにくっきり分かれた曲。
なんかレディオヘッドぽくてちょっと…。
5.Sad Code ★★☆
ひと段落。メロウなミドルナンバー。ボーカルもすごくいい。
荒涼とした世界観はそのままに、夢が覚めた時に君がまだ隣にいれば…と回想する切ない曲。
高尚っぽいけどぶっちゃけ失恋ソングか。冷え冷えとした切なさが沁みる。で、やっぱり轟音。
6.The Remains ★★★★★
シングル曲。「悲しみだけが遺る街」得意の世界観ktkrという感じ。
暴れまわるベースと轟音ギターに、サビの畳み掛ける泣きメロが効いてる。
切迫感を維持したまま最後まで走りきるのみ。「SNOW RAIN SNOW」の絶唱が切ない。
7.The Nowarist ★★☆
前の曲と続けて聴くのが気持ちいい。全英詞でタイトルはアレだが別に表立った反戦ソングだとかいう訳でもない。
今この時を大切に思うことを歌ってる、はず。なんとなくだが。
いかんせんなんとなくの部分が多いのでメロディはいいが印象が薄い。
8.Tornado Surfer ★☆
初期の頃の楽曲。単体で見ると哀愁メロディに味があっていい。
以前からのファンには堪らないかもしれない。が、明らかにアルバムの中で浮いてる。
どうにも野暮ったく感じてしまうアレンジに、これでいいのか?感が否めない。
9.Discography ★★★★
そろそろまとめに入ろうか、って感じになってくる。タイトルはかけたのか知らないがゴリゴリのダンス・チューン。ある意味問題作。
特徴的なシンセがたっぷり入っていてよくわからない中毒性がある。それを支えつつ更に煽るかのようなベースとドラム。踊り狂うのみ。
10.Farewell Dear Deadman ★★★☆
最後はシングアロングなミドルナンバーで美しく大団円。
この曲のおかげでアルバムを気持ちよく終わることが出来、更にリピートしようか、という気分になれる。
わりと脱力系。ビール飲みてえ。
総評.★★★★
メジャー3rd。レビューのために改めて聴いたら、思ってたより良いアルバムだった。
美メロ満載。洋楽的なアプローチが多いバンドなんだろうけど、そこに日本人好みの泣きメロがのるので、音の割りに親しみやすく聴きやすいはず。
10曲37分と短いし、手軽にギターロックを聴きたい人には安心して進められるかな。
メロディアスなナンバー粒揃いだが、このバンドの寂寥感に醍醐味を感じてた人はそこが物足りないかもしれない。
歌詞は相変わらずファンタジーぽいと言うか、雰囲気重視なので自分探し的な内向世界を求める人にも物足りないと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:14th. 283-285 名無しのエリー2007.03.14.

1.CLARITY ★★
しょっぱなからスペーシーな打ち込み主体といういきなりの変化球。
アルバムの方向性ってのは1曲目で大体想像できるようなもんだと思うけど、そういう点ではある意味成功してるプロローグ的な曲。
Discographyみたいなリフレインが最後にかぶってくる。
2.TRAIN ★★★
各音楽番組でも歌ったシングル曲。どのパートもパワフル、疾走感がキーワードのストレートな十八番系ロック。
でも今までのシングル曲と比べると何かが足りないと言うか…。
3.SIX DAY WONDER ★★★☆
これもシングル。今度はピアノをメインに据えたミディアムナンバー。
静かな中にもエモーショナルさ・切なさを備えた良曲。ピアノ・エモ?がっつり弾いてる訳じゃないけどそこは弦楽器が上手く助けてる。
綺麗なメロディなので奇抜な感じはしない。ファルセットもよし。後半に持ってきてたらもっと引き立ったはず。
4.BIRTHDAY ★★★★★
なんか格好いいのキター。轟音と美メロでぐいぐい押し、キメ所も冴える
最初から最後まで気を抜けない。シングルでもよかったのでは。
TRAINに足りないものがこの曲にはある気がするな。
5.GHOST OF CHRISTMAS PAST ★★★
アルバム唯一のポップめギターロック。ここぞとばかりに鈴もシャンシャン。
優しく切なく、そしてあたたかい。ちょっと懐かしい感じが漂いここで一息付いて安心して聴ける。
印象は薄いがやっぱりこういう曲もないと駄目だ。
6.BERSERKER TUNE ★★★☆
KILLER TUNEに続く(歌詞も続きになってる)お遊びソング。これでも一応シングル。
音圧がすごい。ゴリゴリに気合いが入ってまさに「狂戦士」。
台詞を録り直したらしいがどうでもいいです。
7.REST ★★
全編英語。謎めいた感じが漂う暗い曲。もろ打ち込みではないにしろ1曲目に顔を見せた雰囲気がここで出てくる。
箸休めとされている曲だが、ここからの混沌さはようやくアルバムの真の姿を見せるパートとも言える。
8.LIVES ★★☆
前曲からの空気を引き摺る陰鬱さ。そして曲はまた新境地。
ホリエラップは否定派だがこの朗読調ならいんじゃないでしょうか。
メロディ部位ではオクターブのコーラスを重ねた低いボーカルパートが幻想的。独特の硬質な世界観が引き立ってる。
9.AFTER THE CALM ★★★★★
題名まんま、ここへ来てようやく静けさを切り開く王道路線調。それでいて抑制されたサビメロがちょっと新しい感じを受ける。
エモーショナルなのになぜか漂う冷えた感じがいい。轟音だけどピアノもいい味出してる。
10.MARCH ★★★★
締めはしっとりとスローバラードで。6分半という大作。ここに至るまでの流れを思えば感慨深くもなれる。
「心はここにある それだけで揺るぐことはない」
ラストの一節で今の姿勢とアルバムの締めを言い切ったのでは。
総評.★★★★
メジャー4枚目。
前作3枚を美メロギターロック3部作とでも名付けるとすれば、その3枚目で極まった作風から更に新たな方向を見出そうとしたのが今作。
音楽番組に出たりしたわりに中身はどんどん逆に行ってるというか、いい意味で期待は裏切る方向で来てるような。
「色んなことやろう・取り入れよう」という空気に溢れてるけど、それほど散漫な印象はないかな?
もちろん試みの成功如何は聴く人次第で、前作までの空気を求めると肩透かしになってしまう。
曲順少し入れ替えるだけでもっと聴きやすくなる。そのくらい後半がとっつきにくい。
そして歌詞の良さを武器にできる最近のバンド勢に比べると圧倒的に語彙が少ないのがネック…。
ただ、少ないなりに言葉の選び方は相変わらず綺麗だと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 152-154 名無しのエリー2007.11.29.

1.TODAY ★★★
「こんなイントロがスタジアムで鳴っていたら格好良いだろう」
メンバーのこんな思惑通り、のっけからアウトロまで終止繰り出される軽快なベースラインはインパクト大。
ギターのアプローチは控えめに、サビまではベースが曲を引っ張っていく。
サビではベースはやや後退し、ギターとドラムが爆発。ベースのチューニングが一弦のみ半下げと言うのも面白い。
2.FREE ★★★☆
ゴリゴリに歪んだベースから始まるアッパーな曲。
裏声を巧みに織り交ぜている。サビがやや弱いかも?
ギターは常にコードを掻き鳴らすシンプルなもの。だが、リズム隊がかなり暴れているのでバランスが取れている。
曲中、かなり控えめにキーボードも入ってます。聞き逃し無く。
3.ALIBI ★★★
夏フェスなどで一足早く披露されていたナンバー。イントロの複雑なドラムパターンから疾走感溢れているが、サビでグッとテンポを落とす。
「預言者のスケジュールを~」ホリエ節炸裂。
Aメロなど微妙に韻を踏んでいるが、やっぱりホリエは言葉選びが上手いと思う。
4.SNOOZE ★★
ゴリゴリベース。今作はベースから始まる曲ホントに多いな。
フルアマを想起させるアレンジと曲調。正直テナーでこれは・・・という印象。
ジャギジャギと尖ったようなギターはストラトで鳴らしている。
5.TRIBUTE ★★★
優しい曲調で淡々と流れていく曲。やっぱりホリエ歌上手くなったと思う。
リニアで顕著に現れていたシンセは控えめに鳴って良い味を出している。ラストで切なく叫ぶ「飛んで~」が心に響く。
間奏のノイズのような奴は耳障りでした・・・。俺だけかなw
6.ETERNAL ★★★★
素直に格好良い、と思った。今までのテナーには無い感じで。
ETARNAL=永遠。Immortalとリンクした意味のタイトルのこの曲は間違いなくこのアルバムの核。
個人的にベストトラック。
総評.★★★★
前作「リニア」を引っ提げた2月~10月に渡る長期のライブツアーで得た確かな演奏力とライブ感をパッケージした渾身のミニアルバム。
各プロモーションなどで自信作と謳っている通り、隙を見せない出来。
前作で大胆なシンセ・ストリングスや鍵盤を織り交ぜた曲主体のスタイルを取り、多くのリスナーを困惑させてしまった感があるが、
今作ではそれらを上手く昇華して新たなサウンドを見出している。
レビューでもベース、ベースと仕切りに言っている通り、日向が今まで以上に自己主張をしている曲が多い。
リニアツアーから導入されたワーミーペダルが強力なサウンドメイク要員になっている模様。
イメージ先行、フレーズ主体で曲を作ったせいか、全体的にメロディは非凡な印象。
テナー特有な美メロは次作で聞けるのだろうか・・・
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:22nd. 240-242 名無しのエリー2009.10.04.

1.クラッシュ ★★★★
タイトルから、勢いのあるナンバーかと思いきや、暗めのアルペジオとそこに絡むベースラインが印象的なミドルナンバー。
サビ前ブレイクの爆発力や、アウトロに一番の盛り上がりを持ってくるなど徐々に体温を上げていくような1曲目の役割を果たしている。
2.Little Miss Weekend ★★★
高速4つ打ちにザクザク切り刻むようなギターリフで飛ばす激しい曲。
ここでもギターの間を縫うように動くベースがとてもいいアクセントになっている。
ボーカルが曲調に合わせてわざと雑な歌い方にしているのだと思うが、ラルクのhydeにも通じる基本高めの声のせいか、合っていないように感じる。
3.Ark ★★☆
メロとサビで違う曲かと思うほど転調し、ストレートなメッセージソングとなる。
そのサビがpop過ぎるためか、印象に薄い1曲。
4.Lightning ★★★★★
寂しげなキーボードの音、抑揚をおさえた低音地声+高音の歌で進んでいく幻想的な曲。
洋楽のエレポップに影響を受けたと思われる音像は「日本にこういう曲はなかった」と思わせるに十分なインパクト。
5.Magic Blue Van ★★★☆
ブルーのバン→バンドワゴンのことか、仲間との絆を歌った1曲。
曲展開は単純なため、サビのPOPなメロディーが好きになるかどうかで評価が分かれる。
6.蝶の夢 ★★★★★
ピアノを基調にしつつもファンクなテンポでまとまった妖しい雰囲気の曲。
1分強の長い間奏の後半からブレイクする演奏~ピアノ+ボーカルのみのCメロ~大サビで爆発 の流れが圧巻。
7.Black Hole ★★★★
前曲のラストからイントロが繋がっている。
ファンタジーな世界観が1つ特徴のバンドだが、ここでも前曲で出る蝶が無数に飛び立っていくようなイメージを持つことができる。
曲としてはミドルテンポだが、それゆえの演奏の緊張感がある。
8.Stilt
曲の基調になる洒落たギターリフとAメロ~Bメロから、ポップなメロディーのサビ。
3曲目と似たような印象を受ける。
9.イノセント ★★★★☆
美メロを最大限に生かしたピアノ曲で悠久の時を歌う。好みかどうかは別として、普通に「いい曲」と言える。
COLDPLAYなどが好きな人はとっつきやすいのではないだろうか。
10.ネクサス ★★★★
こちらもバンドの絆(nexus)を歌うラストナンバー。
「僕らはたまたま同じ船に乗り合わせた赤の他人じゃないのさ」
シンプルな8ビートの構成が、アルバムの最後としてはマッチしている。
ラストに、バンドが「せーの」で合わせたような轟音でフェードアウトしていく。
総評.★★★★☆
フライデー事件で少し注目を集めたストレイテナーの5th。
自分もそこで知って初めて聴いたクチだが、真面目に音楽やってるなという印象を受けた。
単純なギターフレーズなどをそうは感じさせないバンドアレンジが秀逸だと思う。10曲で流れもスッキリしており、また最初から聴きたくなる気にさせる。
声がかなり好みの分かれるところなので、そこをクリアできればオススメできる1枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.8は星評価なし)

Reviewer:23rd. 513-516 名無しのエリー2010.08.19.

1.OWL ★★★☆
一曲目から「ん?テナーってこんなんだったっけ?」と思わせるヘンテコギターリフで始まる3拍子の曲。
曲調はかなり昔の洋楽ロックといった感じか。ここまで古臭いと逆に新しい。
深夜の異常なハイテンションを歌った後、サビの「Nanananana!!」で一気にはっちゃける。
バカっぽいと言えばバカっぽいし、歌詞にも正直言って深みがないが、この独特のリズムに乗せて歌われるメロディーは明らかに「いつもと違う」。
2.MEMORIES ★★★
OJ&ひなっちのリズミカルな演奏が光る16ビートのアップテンポな曲。
テナーのアルバム2曲目といえばわかりやすいメロディーのシングル曲というのが鉄板だったが、この曲はメロディーが分かりやすくもないし、シングル曲でもない。
OWLから一転してホリエの歌い方は裏声重視でクールな感じになる。歌詞はホリエ節炸裂だが、相変わらず解釈に苦心する。
本人はアッパーチューンのつもりで作ったらしい。リズムに合わせて踊る曲としてならそこそこの良曲…かな?
3.CLONE ★★★★
両A面シングルからの1曲。ミドルテンポのメロウなメロディーだが、バンドサウンドはどっしりと重い。
演奏・歌ともに、「そんなにキャッチ―でもないこのメロディーを何とか聴かせよう」とがんばっているのが伝わってくる笑
このアルバム全体に言えることだが、キャッチーさと引き換えにサウンド面での充実度は際立っている。
4.Toneless Twilight ★★★★
前曲からそのまま繋がって演奏される、本アルバム中屈指の美メロを持つピアノソング。
HIATUSっぽくもあるが、あそこまでピアノは派手じゃなく、淡々とメロディーを奏ででいる感じ。
テナーでこういう曲にはずれはない。その事実を証明している一曲。
5.Sunny Suiside ★★★☆
暗ーいタイトルとは裏腹に、明るくポップな1曲。
「オシャレイテナー」などとネット上で言われはじめているが、それはこういう曲のことを言うのだろうw
正統的な「テナーのアルバムの5曲目」の系譜を受け継いでいるが、やはりどこか毛色が違う。
6.Man-like Creatues ★★★★★
ここ最近のテナーの前衛的な姿勢と、初期テナーからの衝動的な側面を併せ持つ先行シングル。
何やら不穏な空気で始まり、後半で一気に爆発する。
テナーには興味がない人も、この曲だけは聴いてほしい。個人的には現時点でテナー最高の一曲だと思っている。
7.Dark Blue Day ★★★
「Lightning」の正統後継者的立場にある曲。メロディーの悲しさはテナーでも一番かもしれないw
間奏での弦合奏風のシンセなど、やはり細部に凝る。
8.DONKEY BOOGIE DODO ★★★☆
ファンク調の4つ打ちビートがキマっている、盛り上がり用の曲。
前曲と同じ頭文字「DBD」とか、サビの歌詞の頭文字が「DBD」とか、やたら「DBD」にこだわるw
OJのギターソロといい、いよいよオシャレイテナー色が濃くなっていく。
9.クラムボン・インザエアー ★★★★☆
横ノリ・オシャレイテナー。OJがとにかくいい味を出している。
ヴァースはとにかく言葉を重ねていってテンションが上がるが、サビになると急に落ち着くので肩透かしを喰らうw
そして間奏でのホリエの「アーン!」ww
別にネタ曲ではない、普通にいい曲なんだけどねw
10.Starless Coaster ★★☆
ポップなギターとピアノに、やたらと重いベース・ドラムが掛け合ってくる曲。
派手な曲に挟まれた緩衝剤としての役割は果たせているが、いかんせん地味すぎる気もする。
11.Diamond Phillips ★★★★
前曲からやや間をおいてからはじまる、SEが派手に鳴り響くアップテンポの曲。
ホリエのヴォーカルはノリノリ。演奏も全体的にテンションが高い。
言葉遊び的な側面の強い全英語詞で、グイグイ曲は進んでいく。
12.瞬きをしない猫 ★★★
初期テナーを思わせるハードロック色の強い曲。そのせいかテナーファンの間では評価高い。
曲は突然ブツッと切れるように終わり、何を喩えているのか分からない「瞬きをしない猫」という言葉とともに不気味さを際立たせている。
アルバム最後の曲としては救いがなさすぎる気も…。まあ結局は暗い世界観を表したアルバムだったということか。
総評.★★★☆
私はテナーファンなので評価が甘めなことを了解していただきたい。
それまでの文字通りストレートなロック路線からは逸れ、サウンド面での実験が目立つアルバムとなった。
そのためアルバム全体の統一感よりは、1曲1曲が楽しめることが優先されているように感じる。
もしかしたら古参のテナーファンが拒絶する一方で、テナーを聴いたことがない人はすんなり聴けるアルバムかも。
最初聞いた時は首をかしげるばかりだったが、今ではヘビロテである。
あと、ひなっちってやっぱすごいベーシストだと思える、そんな一枚。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)