Reviewer:15th. 227-230 名無しのエリー2007.07.08.
1.そんなあなたに ★★
SPEEDの曲を「ピアノマン」ぽいアレンジで焼き直したような曲。といっても多分意図的なパクリではない。
ぼんやり作曲してると、出てきたアイデアを誰のものという認識なしに無自覚に引用したりする「思い出しパクリ」が発生することがあるが、まさにそれ。
問題なのはパクリではなく、潜在意識からわざわざ引っ張って来たアイデアがSPEEDだという、彼の音楽的蓄積の浅さだろう。
曲名が指す「そんなあなた」がどんなあなたなのか中々出てこないので、
もしやムーディー勝山パターン?と思ったら意外と普通なオチでガッカリ。
ブリグリの「そのスピードで」とか、結局どのスピードなんだって感じで面白かったのだが。
ぼんやり作曲してると、出てきたアイデアを誰のものという認識なしに無自覚に引用したりする「思い出しパクリ」が発生することがあるが、まさにそれ。
問題なのはパクリではなく、潜在意識からわざわざ引っ張って来たアイデアがSPEEDだという、彼の音楽的蓄積の浅さだろう。
曲名が指す「そんなあなた」がどんなあなたなのか中々出てこないので、
もしやムーディー勝山パターン?と思ったら意外と普通なオチでガッカリ。
ブリグリの「そのスピードで」とか、結局どのスピードなんだって感じで面白かったのだが。
2.my brand new day ★
RAZZ MA TAZZの捨て曲のような凄まじくベタなメロディ。
音楽的にデタラメなものよりまだタチが悪いかも。といっても今作中では良いほうに入るか。
しかし事実としては、ある程度楽器をさわった経験のある人ならアドリブで作曲できるようなレベルの曲。
サビへの繋ぎのために通常より1小節多く足してみたりと、スムーズとはいえない出来。
音楽的にデタラメなものよりまだタチが悪いかも。といっても今作中では良いほうに入るか。
しかし事実としては、ある程度楽器をさわった経験のある人ならアドリブで作曲できるようなレベルの曲。
サビへの繋ぎのために通常より1小節多く足してみたりと、スムーズとはいえない出来。
3.思い出の欠片 ★★
Aメロが16小節、Bメロが11小節と、かなり行き当たりばったりな作曲ぶり。半端だ…。
なぜかBメロからサビへスムーズに繋ぐことが苦手なよう。
曲は良いとは言えないが、今作通して聴くとこれでも上位曲。微妙に浅い恋愛ソングが続く流れをそろそろ変えて欲しいところだが…。
なぜかBメロからサビへスムーズに繋ぐことが苦手なよう。
曲は良いとは言えないが、今作通して聴くとこれでも上位曲。微妙に浅い恋愛ソングが続く流れをそろそろ変えて欲しいところだが…。
4.絵葉書 ★
変なタイミングでブレイクが入る曲。メロディは既にここまで聴いた他曲とかぶり出しているような。
メロディ・詞とも締まりなくダラダラと続く感じで、プロとして発表することが疑問な曲。
A・Bメロの詞で情景描写やらシチュエーションの作り込みやらをしてサビではストレートな心理を歌う、
というおおよそのポップスの型からは逸脱気味で、「ここを聴かせたい」という意図に乏しい。
メロディ・詞とも締まりなくダラダラと続く感じで、プロとして発表することが疑問な曲。
A・Bメロの詞で情景描写やらシチュエーションの作り込みやらをしてサビではストレートな心理を歌う、
というおおよそのポップスの型からは逸脱気味で、「ここを聴かせたい」という意図に乏しい。
5.君に贈る歌 ★
「ワカールワカルヨ」という伸ばし方がアジア系パブのホステスのあいづちみたいで個人的にヒットな曲。
ホントに分かってる?というツッコミ待ちの曲なのか。
アクアタイムズの「つらい時つらいと言えたらいいのになあ…」も、
「イヤ普段から全然余裕でつらいとかだるいとか言ってそうだけど!?」というツッコミ待ちのように感じたが。
詞は彼得意?の「君ががんばるから僕もがんばれるよ」的な世界観。執拗なまでにこんなテーマばっかり。
曲の程度は厳しいが、シングルならこれか。
ワカール、ワカルヨ徹平サン!
ホントに分かってる?というツッコミ待ちの曲なのか。
アクアタイムズの「つらい時つらいと言えたらいいのになあ…」も、
「イヤ普段から全然余裕でつらいとかだるいとか言ってそうだけど!?」というツッコミ待ちのように感じたが。
詞は彼得意?の「君ががんばるから僕もがんばれるよ」的な世界観。執拗なまでにこんなテーマばっかり。
曲の程度は厳しいが、シングルならこれか。
ワカール、ワカルヨ徹平サン!
6.sweet summer ★
ポルノのイメージに近いアッパーチューン。
ここまで「もうそれで良いよ」と思って聴いてた歌唱力だが、ロックな曲でも全く表情を変えないので、さすがにそりゃねえだろと思わされる。
ほんとに音程を取るだけという感じ。声いじったりコーラス足したりすることで何とかサビをサビらしくでっち上げてる印象。
声をいじりすぎてたまにSUEMITSUみたいになるのが面白い。
ここまで「もうそれで良いよ」と思って聴いてた歌唱力だが、ロックな曲でも全く表情を変えないので、さすがにそりゃねえだろと思わされる。
ほんとに音程を取るだけという感じ。声いじったりコーラス足したりすることで何とかサビをサビらしくでっち上げてる印象。
声をいじりすぎてたまにSUEMITSUみたいになるのが面白い。
7.何処かの空 ★★
何てことないアコースティックな曲だが、いじりすぎてグダグダなメロディが多い今作中ではシンプルにすっきりまとまっており、
サビもピントが合った素直なメッセージ性が出ている。
本人的には力作ではないのかもしれないが、結果的にあっさりした曲のほうが聴けるのは皮肉。
サビもピントが合った素直なメッセージ性が出ている。
本人的には力作ではないのかもしれないが、結果的にあっさりした曲のほうが聴けるのは皮肉。
8.pieces ★
「やがて夜が明けるコロニー」が良いな、と思ったがやっぱり「頃に」だったか。
スロウな曲でも歌の表情なし。このカクカクしたたどたどしい歌い方は一体…。ワイルドに巻き舌するより母性本能をくすぐりたい、という意図は伝わるが。
ほとんど僕と君しか登場しない詞世界の連続は、意図的に閉塞感を出すため?
スロウな曲でも歌の表情なし。このカクカクしたたどたどしい歌い方は一体…。ワイルドに巻き舌するより母性本能をくすぐりたい、という意図は伝わるが。
ほとんど僕と君しか登場しない詞世界の連続は、意図的に閉塞感を出すため?
9."is" ★
サビの半端な長さはある意味徹平節。曲やメインのシンガーが弱い時のスタジオミュージシャンの動きって難しそうだな、と思う曲。
メインを食わないように軸のリフはベタめ、フレーズ全般もあまり練りすぎない、ドラムのフィルも地味め、
ただし音の綺麗さとリズムの端正さは高水準を維持、というところか。
ストレス溜まりそう…。
メインを食わないように軸のリフはベタめ、フレーズ全般もあまり練りすぎない、ドラムのフィルも地味め、
ただし音の綺麗さとリズムの端正さは高水準を維持、というところか。
ストレス溜まりそう…。
10.赤いレンガ ★
歌をメインにしたしっとりした曲。しかしメロディはどうにもベタだし、何より歌唱力が…。
曲か歌、どちらかに表情がないとバックも動くに動けないのでは。
曲か歌、どちらかに表情がないとバックも動くに動けないのでは。
11.dawn ★★
カクカクした歌い方が功を奏した、シンプルなメロディのロック。
本人的には単なる手抜きなのかもしれないが、こういうあっさりした曲のほうがミュージシャンとしてのスタート地点に近づけているような。
単音の連続が気持ち良いサビはスムルース辺りのバンドを連想させる。
本人的には単なる手抜きなのかもしれないが、こういうあっさりした曲のほうがミュージシャンとしてのスタート地点に近づけているような。
単音の連続が気持ち良いサビはスムルース辺りのバンドを連想させる。
12.雨も風も ★
荘厳なストリングスから入るが、歌が入るといつも通りの無表情でベッタリした歌い方。
正確には無表情ではなく、本人の笑顔が浮かぶような独特のスマイリー・ボイスなのだが、全曲そればかりで、悲しみや怒りの表情がないのは無理がある。
喜怒哀楽の楽以外の感情が欠落している、という設定?
正確には無表情ではなく、本人の笑顔が浮かぶような独特のスマイリー・ボイスなのだが、全曲そればかりで、悲しみや怒りの表情がないのは無理がある。
喜怒哀楽の楽以外の感情が欠落している、という設定?
総評.☆
ジュノンボーイを経てドラマにCMに活躍中の小池徹平の1st。
音だけを切り離して評価するほうがおかしいのだが、
一応全詞曲が本人作ということなのでアーティストとして評価すると、リアルにプロの底辺という印象。
勿論ただ曲をもらって歌ってるだけのアイドルやタレントに比べれば本人の資質は高いのだが、
アイドルでもアニソンでも実力のある作曲家がバックにつくのが主流なので、作品としてはそうしたものの方が聴ける。
彼の作曲はメチャクチャではないが、12曲全て長調という今作を聴くと「マイナースケールを知らないのでは…?」などと怖い想像をしてしまう
(ちなみにムーディー勝山のアレはナチュラルマイナースケール)。
反町隆史のようにネタになる詞曲があるわけでもなく、「その程度でいいなら俺にもいくらでも作曲できる」という人が日本中にゴマンといるレベル。
全曲浅めのラブソングと、作詞面でもオリジナリティがあるとは言えない。
音だけを見ればそんな感じだが、本人のキャラを含めて考えれば必然的な作品。
内向的になりすぎず、夜の匂いもしない健全な詞世界とスマイリー・ボイスは陽の光の似合う彼のキャラ立てを支えており、
曲も拙いがゴーストライター臭はしないため、ジャニを含めた男性タレント中でも彼が最も太陽の下に近い位置にいるかもと思わせる。
20代位までの女性に普通にウケる作品か。YUIとかは多分ひくが。
楽曲として音楽的にどうこうしたい訳ではなく、キャラの魅力を立体的にするためのアニメのキャラソンみたいな役割に近い作品か。
個人的には用のない一品。
音だけを切り離して評価するほうがおかしいのだが、
一応全詞曲が本人作ということなのでアーティストとして評価すると、リアルにプロの底辺という印象。
勿論ただ曲をもらって歌ってるだけのアイドルやタレントに比べれば本人の資質は高いのだが、
アイドルでもアニソンでも実力のある作曲家がバックにつくのが主流なので、作品としてはそうしたものの方が聴ける。
彼の作曲はメチャクチャではないが、12曲全て長調という今作を聴くと「マイナースケールを知らないのでは…?」などと怖い想像をしてしまう
(ちなみにムーディー勝山のアレはナチュラルマイナースケール)。
反町隆史のようにネタになる詞曲があるわけでもなく、「その程度でいいなら俺にもいくらでも作曲できる」という人が日本中にゴマンといるレベル。
全曲浅めのラブソングと、作詞面でもオリジナリティがあるとは言えない。
音だけを見ればそんな感じだが、本人のキャラを含めて考えれば必然的な作品。
内向的になりすぎず、夜の匂いもしない健全な詞世界とスマイリー・ボイスは陽の光の似合う彼のキャラ立てを支えており、
曲も拙いがゴーストライター臭はしないため、ジャニを含めた男性タレント中でも彼が最も太陽の下に近い位置にいるかもと思わせる。
20代位までの女性に普通にウケる作品か。YUIとかは多分ひくが。
楽曲として音楽的にどうこうしたい訳ではなく、キャラの魅力を立体的にするためのアニメのキャラソンみたいな役割に近い作品か。
個人的には用のない一品。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)