Reviewer:17th. 91-92 名無しのエリー2008.02.23.
1.LOVE SPACE ★★★★☆
ピアノ連打から始まる、山達のイメージをそのまま表したような、爽やかな青い曲。テレキャスのキレのいいカッティングが印象的。
曲の構成もアレンジもまさに王道ポップスと言った感じで、これをさらに突き詰めると大滝詠一になるんだろう。
山達の声も若さ溢れて良い、ただ歌い方はこの人独特の癖があるから好き嫌い分かれるかも
曲の構成もアレンジもまさに王道ポップスと言った感じで、これをさらに突き詰めると大滝詠一になるんだろう。
山達の声も若さ溢れて良い、ただ歌い方はこの人独特の癖があるから好き嫌い分かれるかも
2.翼に乗せて ★★★★
教授のピアノと山達のギターを中心に据え、それに絶妙な味付けのリズム隊と、ホーンの音が絡むミディアムナンバー。
地味だがかなり小洒落てて、難しい演奏を教授がそつなくこなす。ラストのシャウトは絶品
地味だがかなり小洒落てて、難しい演奏を教授がそつなくこなす。ラストのシャウトは絶品
3.素敵な午後は ★★★☆
ジャズを意識したようなミディアムテンポ。それ以上でもそれ以下でも無いが、良く出来てて飽きない。
リズム隊は山達の支持を無視して好き勝手やったらしいが、完璧な呼吸の合い方
リズム隊は山達の支持を無視して好き勝手やったらしいが、完璧な呼吸の合い方
4.CANDY ★★★★
これまたジャジーなスローバラード。初期ユーミンのような私的な世界観が心地よい。
コード進行への興味のために作ったような曲らしく、確かにサビのコードは捻くれてる。でも歌メロは綺麗
コード進行への興味のために作ったような曲らしく、確かにサビのコードは捻くれてる。でも歌メロは綺麗
5.DANCER ★★★☆
村上ポンタの16ビートドラムを活かすことを一番考えた曲らしい。確かにドラムのパターンはこれ以上ない出来。
フィッシュマンズみたいな浮遊感が心地よい曲。近年ダンスシーンでレアグルーヴとして再評価されてるらしい。
ストリングスアレンジは山達自身がやってるが、この人はアレンジも上手いね
フィッシュマンズみたいな浮遊感が心地よい曲。近年ダンスシーンでレアグルーヴとして再評価されてるらしい。
ストリングスアレンジは山達自身がやってるが、この人はアレンジも上手いね
6.アンブレラ ★★★☆
今までのどことなく浮遊感漂うお洒落な感じから、一気に地に足がついたような曲。イントロのピアノも重々しい。
エレクトリックシタールを使ったり結構実験的。どことなく陶酔してしまいそうな雰囲気、渋谷系の元祖?
エレクトリックシタールを使ったり結構実験的。どことなく陶酔してしまいそうな雰囲気、渋谷系の元祖?
7.言えなかった言葉を ★★★★
山達のピアノ弾き語りを中心に、ブラスやコーラスを重ねた曲。ブルー・アイド・ソウルっぽいムーディなナンバー。
途中で入るハーモニカが日本的な何というか冒険的。コーラスワークは凄い、ビーチボーイズみたい
途中で入るハーモニカが日本的な何というか冒険的。コーラスワークは凄い、ビーチボーイズみたい
8.朝の様な夕暮れ ★★★★
ピアノ弾き語りから山達の代名詞とも言える、一人アカペラと展開していく。一人アカペラが初めてレコードされた曲。
まだ黎明期なので、そこまで練りこまれたアカペラでは無いけど、でも凄い綺麗。こういうの彼しかできない
まだ黎明期なので、そこまで練りこまれたアカペラでは無いけど、でも凄い綺麗。こういうの彼しかできない
9.きぬずれ ★★★★
前曲の空気感にキラキラした音を加えた、スローなムーディバラード。音響派にも通じるような作りこみ方。
左右別のコーラスとか、シンセベースとかかなり実験的なナンバー。だけどポップスとしての魅力にあふれてる
左右別のコーラスとか、シンセベースとかかなり実験的なナンバー。だけどポップスとしての魅力にあふれてる
10.SOLID SLIDER ★★★★☆
ニューヨークのジャズクラブなんかで演奏されてそうな感じのミディアムナンバー。
AOR色の強い曲でもあり、音数は少ない。だけどリズムパターンの多さはジャズっぽい、ギターのフレーズもジャズ的だしね
AOR色の強い曲でもあり、音数は少ない。だけどリズムパターンの多さはジャズっぽい、ギターのフレーズもジャズ的だしね
総評.★★★★☆
山下達郎ソロ名義の2nd。全体にジャズ・AOR色が強く地味なアルバムだが、かなり音作りは革新的。
当時の時代性を考えると、かなり進んでいたことがわかるが、それでも聴きやすいのは天性のポップセンス。
大滝詠一の「A LONG VACTION」や、荒井由美の「ひこうき雲」と並んでポップス黎明期の金字塔的作品なので、
教科書として聴いておくのもいいかも
当時の時代性を考えると、かなり進んでいたことがわかるが、それでも聴きやすいのは天性のポップセンス。
大滝詠一の「A LONG VACTION」や、荒井由美の「ひこうき雲」と並んでポップス黎明期の金字塔的作品なので、
教科書として聴いておくのもいいかも
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)