アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : きす・でぃすてぃねーしょん/とぅるー・きす・でぃすてぃねーしょん。

Reviewer:避1st. 127-129 名無しさん2010.06.01.

1.RESPONSIBILITY(album mix) ★★★★
インディーズ盤最初の曲は、TKらしからぬクールなトラック。
メジャーバージョンとは違って比較的シンプルなアレンジとなっているため、凄く聴きやすい。
ただし、ビートが若干マニアックだったりする。ドラムとヴォーカルのみになったときはトリハダ。
2.HOW DO YOU THINK?(album mix) ★★★☆
バリトンボイスの音声をベースに構築されたマニアック路線の楽曲。こちらはメジャーバージョンとはそれほど大差が無いかな。
メロディーラインがasamiの声を活かせているのが大きいので、マニアックな音なのに聴きやすいマジックが炸裂。
しかも、DJが色々といじりたくなる音が満載。
3.VICTIM ★★★★★
メジャーバージョンとはアレンジが大きく異なる。こんなにビートが強い曲だっけ?
てことで、インディーズ盤では思いっきりフロアを意識した音になっている。
徐々に沈んでいく構成がたまらない。リミックスEPが出るのも納得の出来。このアルバムでは強く勧めたいトラック。
4.PURE MIND ★★★
インスト。後にメジャー2ndシングル(8cm盤)に収録されるので、知ってる人もいるかと。
セクシーなウィスパーと「Check it!」のせめぎ合いを繰り広げ、美しいコーラスが乱入したり、
その傍らで変則ビートがマイペースになり続けるというマニア向けトラックとなっている。
気に入る人は結構いるかもしれないが、マニアックすぎたせいだろう。GRAVITYには入らなかった。
非変拍子のマニア向けビートファンは必見。
5.CAN YOU DIG IT?(album mix) ★★★☆
メジャーバージョンとはだいぶベースの音質が違う。
そして、後半にメジャーバージョンにはなかったコーラスが入っている。なんでメジャーバージョンでは削ったんだ。いい仕事してたのに。
しかし、怪しさはこちらが上。やはりこういうマニアックなのは当時のTKでもソニーが許さなかったか。
ミックス一つでここまで変わる楽曲も珍しい。
6.PRECIOUS MOMENTS -WHEN WILL I SEE YOU AGAIN- ★★★★
実質上のデビュー曲でThree Degreesのカバー。
ミックスはこちらの方が好み。だって、ビートが心地よく聞こえるんだもん、メジャーのときより。
てか、ここまでメジャーより良く聞こえるってどういうことなの...
それでもTKラップは邪魔なのは変わりない。
7.HELLO AGAIN ★★★
恐らく、このアルバムにのみ入っているトラック。
マニアックなアレンジなのは相変わらずだが、洋楽寄りのメロディなのにビックリ。
つまり、一般受けしにくい曲。R&Bファンなら好きになれるだろう。
歌は...うーむ、張り上げを要求する箇所は弱いなぁ。
8.EVERYBODY'S JEALOUS ★★★★★
後にメジャー4thシングルとしてリリースなのだが、全くもって曲調が違う。
まず、パッヘルベルのカノンがサンプリングされておらず、何より凄く落ち着いたスローチューンになっている。
個人的に一番の衝撃は物凄くポップになっていること。ずっとマニアックなビートやメロディばかりだったから、余計にそう聞こえる。
感想でパッヘルベルのカノンっぽいコーラスが入るのが心地よい。
個人的にはメジャーバージョンとどっちがいいかと言われても答えられない。出来れば、両方を聴いた上で判断して欲しいかな。
9.OVER&OVER(album mix) ★★★★☆
後にメジャー3rdシングルとしてリリースされる楽曲。
こちらはメジャーのような瑞々しいトラックではなく、落ち着いた、清らかなトラックとなっている。
このバージョンなら結婚式で流しても大丈夫かな。地味な気もするけど。
聴き所は終盤。コーラスと主旋律のバトルが聴けます。
10.LONG&WIDING ROAD ★★★★
こちらは唯一、メジャーに収録されてるバージョンと同じ。
落ち着いた曲はAsamiにマッチしているから安心して聴ける。
この曲がラストだと、非常に締まる。
総評.★★★★
Kiss Destination(当時はTRUE KiSS DESTiNATiON)唯一のインディーズアルバム。
メジャーでは色々制約があるのか、インディーズである今作は小室大暴れ。
大半がかなりマニアックなトラックとなっており、J-POPばかり聴いている人には良さを発見するのに時間がかかるアレンジやメロディがひしめいている。
よく聴くと、Timbalandが過去に好んで使用してそうなトラックメイキングをしていたことから、
当時の小室は本場R&Bを強く意識していたのだろう(結局、日本のメジャーレーベルは今作のようなアレンジを受け入れる事はほとんどなかったけど)。
落ち着いた、マニア向けR&Bとしてはかなりの良作なので、中古で見かけたら購入候補に。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:18th. 458-462 名無しのエリー2008.07.27.

1.GRAVITY ★★
卓球玉が落下する音から始まり、吉田によるポエムを絡めたインスト。
いきなりテンポが変化したり、気持ち悪い音を仕込んだりとマニアックな作りに。
2.EVERYBODY'S JEALOUS -Mixture with Cannon In D- ★★★
全体的な構成はいいのですが、サンプリングされたパッヘルベルのカノンがウザイ。
正直言って、コレはインディーズ版の方が出来が良い。
3.FUTURE OF THE DAY ★★★☆
これもパッと聴いた限りではそれほど悪くは無い。吉田の平坦なヴォーカルでなければ成立しない楽曲ではないだろうか。
が、ここで障害となるのがTKラップ。モスキート化したマーク・パンサーをヴォコーダ越しに聴きたくないわ!!
お願いだから、もう少しマトモなラッパー呼んでくださいorz
4.AFRICA ★☆
こちらは逆に吉田のヴォーカルが悪い方向へ作用している。原曲通りにパワーのあるヴォーカルだったらよかったんだけどねぇ。
ここでもTKがラップで登場。だから、アンタは声出すなw
ただし、このアレンジでヴォーカルが安室だったら★★★★★だったろうな。
5.VICTIM(united states mix) ★★★
R&Bでもリラックスして聴けることが証明できる一曲。いや、R&Bとしては問題?w
ただ、ポップスフィールドであることを考えれば良い方かな。
個人的にはもう少し感情を込めてもらった方が好みかな。
6.GIRLS BE AMBITIOUS!(album mix) ★
一応、このユニットでは最大の売上げを記録しているのだが、これは失敗。
歌詞も何を言おうとしているかわかりにくいし、ヴォーカルも弱い。アレンジもちょっとためらい気味なのがバレバレ。
それこそBALANCeとか天方とか適材がいただろ...。
7.DEDICATED TO YOU ★★
まぁ、落ち着いてクリスマスの開店準備をするにはいいかな。
それ以上でもそれ以下でもない地味曲。スルメでもない。
8.HOW DO YOU THINK?(gravity mix) ★★★★
ここに来てやっとしっくり来る曲が登場。
ドライでシンプルなアレンジに、吉田の無表情だが、落ち着きのある低音が上手く絡んでいる。
コーラスの使い方も上手いのがまた、たまらない。
9.CAN YOU DIGIT?(gravity mix) ★★★★
ちょっと怪しいR&B。個人的には一番良い曲じゃないかなと思ってる。
ただ、シンプルになった分、吉田の実力不足が見えるのが気になる。
10.INTERLUDE -www.komuro.com-
11.RESPONSIBILITY(manhattan b. mix) ★★★
で、ようやく一般的な小室サウンドが導入されます。
音も丁寧に仕上げているが、何かが物足りない。ちょっと、クラブサウンドを意識しすぎた感があるかも。
ちなみに"★"は10曲目と11曲目、セットでの評価です。
12.PRECIOUS MOMENTS -WHEN WILL I SEE YOU AGAIN-(tk mix) ★★☆
Three Degreesのカバー...なんだけど、4曲目とは違い、こちらはクラブでも売れて(その時は覆面ユニット)、吉田にフィットしてる。
しかし、J-POPにおけるCDは踊るときに聴くとは限らない。ゆえにすごく退屈に聴こえてしまうんだなぁ、コレが。
アナログだったらもう少し"★"が増えているんだけど...。
13.OVER&OVER(bob brockman mix) ★★★★
原曲もかなり落ち着いたアレンジなんだけど、コレはコレで爽やか。
ただし、ラップパートは吉田ではなくて小室なので、そこが減点ww (いや、マジであの声は人を選ぶから)
コレがパワーのあるヴォーカル(身内ならKCO)だったら空気ぶち壊しで、吉田のような落ち着きのある、弱いヴォーカルだから成立する曲。
しかし、コレに気付いたのか小室はラストでとんでもないことをしでかす。
14.SUGAR BABY LOVE ★★★
なんとここからバラードを連続投入の上に14曲目のリアレンジという暴挙にw
いや、それならもうちょっと曲順を変えてほしいんですが。曲自体はシンプルで落ち着きが合って好きなんだけど...。
ただし、こちらは若干ビートが強いかな。R&B調バラードが正しいかも。
15.LONG&WINDING ROAD ★★★★
こちらもシンプルなバラードで、逆にこちらはオルガンやピアノが強い。踊りつかれたときにこの曲は結構良い感じかな。
で、歌詞も今の吉田のことを考えると深いものを感じる。
ここで終われば、「まぁ、コレはコレでアリかな」と思えるのですが...。
16.SUGAR BABY LOVE(early morning version) ★★
ここでピアノインストが入りますw しかも14曲目のアレンジ。
このメロディーが上手い具合に眠気を引き出すという凶悪な内容。ドラクエで言えばラリホーのようなポジションですw
クラブの大ラスやラウンジでかけるならともかく、これはちょっと退屈。せめてアッパーなりミックスを置いてほしかった。
総評.★★★☆
"★"は条件付。それは何も考えずに聴いた場合。
確かにTKが作成したR&Bとしては完成度は高いし、構成も悪くない。しかし、よく聴くとまだまだ改善点があるなという事がわかる。
その完成形が次回作の「AMARETTO」だと思うとまだまだかも。
しかし、小室がラップをやらなければ評価が上がった曲がチラホラ。ラップやらなきゃもっと高い評価を出せたんだが...。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.10は星評価なし。)