Reviewer:9th. 403-408 荻野目洋子萌え2005.02.27.
1.骨 ★★★★☆
ギターサウンドとピコピコ音の軽快なロック。
去年トモフのホッペタが異常に腫れ上がり、歯医者に行ったら・・・・「う~ん、ここじゃ分からないから、口腔外科に行ってごらん」と言われ、
大学付属の病院に行ったもののそこでも原因は分からず、白い巨塔よろしく、助手や大学の研究生にあちこち触られて
「あっ、私も」とか言ってみんな触って、教授が「お前も触れ」って
で、MRI検査しても結局原因は分からなかったんだけど、どうやら、心因性みたいなストレスとか、
そういう精神的なことが影響してほっぺたを腫らしてるらしいという説がある。
それは、NHKのラジオ深夜便で聴いたんだけど、そういういことがあるんだってさ。こんな科学の時代にさ。
脳が、体に休めとか、ちょっと病院に行けとか、信号を出すんだってさ
俺はそれを聞いたときに、そんなバカなことがあるか!って。俺の体はこんなにまだ生きたがっているのに、なんだ休めだと?
脳のこと俺は凄い恨んだの。それで曲にしました。
これからは脳なんて相手にしない、これからは骨と一緒に行く。骨は強いよ~、これからは骨だー。タイトルは、「骨」。聴いてください・・・
というわけで、ライブでの初見では、笑い声の絶えないコミカルな歌詞でおもしろかったが、
個人的には本編とは関係ない↓の歌詞が凄い好きで、額に飾りたいほど。
とってもトモフらしい視点だけどきっちりと本質を見抜いていると思う。なんてユニークな視点なんだろう。
♪行き先も実はすでにずっと前から無くしてるんだ。着いた場所着いた場所でここが目的地だって言い張るんだ
↑の歌詞なんかは額に飾っておきたい。そうなんだよなーって思う。年とともに目的地がどんどん修正されてくよ。
2.イキツギ ★★★★☆
ベースの刻みがかっこ良いアップテンポのロック。
ライブが始まる前に30秒程この曲が流れたときに、ベースの奏でるメロディラインがかっこよくて、
「これも良い曲だな~」っと数秒で判断してトモフのメロディほんとに好きだなと思い思わず笑ってしまった。
3.脳 ★★★★★
YO-KINGがキンキキッズに提供した作品ぽいなって思った。去年一緒にライブしたりしたから知らず知らずの間に影響を受けたのかもしれない。
そのかわりYO-KINGにもあきらかにトモフに影響を受けた曲もあるから、お互い刺激を受けてるんでしょう。
メロディラインはジャニーズ系が唄えば100万枚いっちゃいそうなほどポップでアルバムNO1。
歌詞もおもしろくて両方そろっているという意味では、インディーズ落ち後作品の中では最高傑作でしょう。
1曲目の「骨」と対になる曲で、1曲目のレビューでの体験を歌詞にしたもので、すごくおもしろい。
で最後には理不尽な神様に対して遠くのほうから小石を投げ込んでいてトモフっぽい。
真っ向から対峙する、ブルハとかミスチルも好きだけど、横からすごい角度で本質にせまっちゃうトモフの才能は魔球ものだ。
岡本○夜が唄う「涙の数だけ強くなれるよ~」を完全否定した作品
4.マナー ★★★☆
トモフ流ラップ系の曲。軽快な曲で、タバコのマナーが悪い人にむけての社会派メッセージソング
5.疎遠 ★★★★★
♪わざわざ報告するほど良くもないし、悪くもないこっちの気分がハイでもあっちはそうでもないかも中途半端が長引いてインターバルがひろがっていくよ
初めて聴いたときは、もうこのAメロの部分で、凄い凄い凄いって呟いていた。
でも、これは相手の気持ちを思うO型やA型には分かるだろうけど、自己中の・・・・失敬、マイペースなB型さんには全く理解できない曲かもしれない。
どんどん昔の仲間と疎遠になっていく・・・そんな悲しい仕組みをバラバラにしてトモフ哲学で理論体系化していく歌詞のすばらしさは圧巻の一言。
予備校の講師が、英語の長文をSVOCに分解して読み解くのに似ている。まっこんなテーマを歌にしちゃうところが凄い所なんだけどね。
曲調は、スローなバラード系で前作の「幻想」に似ている。比較すると、メロディはよりポップになり、歌詞も最後の一言によってすべてが救われている。
6.5時のチャイム ★★★★☆
地方は分からないけど、東京では5時になると子供に時間を知らせるためにチャイムが鳴る。
その鐘の音を聴きながら、まだ何にもしてないのにもう5時?という曲。チャイムのメロディがなんだか悲しげで不思議と感動してしまう。
サビよりAメロのほうが好きなのが唯一の欠点。
ちなみに同時期に田辺マモルさんもチャイムから想起した曲を書いていてそちらも素晴らしかった。
この2人同時のファンは10人もいないと思うがどっちも甲乙つけがたい曲で、ファン冥利につきる。
またちなみに堀下さゆりに「ふるさとサイレン」という(福島県相馬市は、サイレンが鳴るらしい・・・)曲もインスピレーションが同じなのだが
これも胸にグットくる良い曲でした。
7.果てるんだ ★★★★
↑とジョイントしている曲で、外に出るぞーーーーって曲。
ミドルテンポで重低音が響くロックなんだけど、この曲も想像以上にメロディが良く、
過去のどの曲のもなかったタイプなので思わず聴き入ってしまう。
8.円盤を待っている ★★★★
同じメロディが繰り返されるいわゆるボレロ系。コードは、CとFだけだそうだ。
それだけ単純な曲で、ライブでは正直苦手な楽曲だったが、CD版では楽器が増えたことで随分と聴けるようになった。
歌詞も♪円盤を待っている~ってリピートされるのだが、最後のほうでは幻想、予言がハズれた など
今までのトモフの総決算のような歌詞になっていて、ラストを飾るにふさわしくなっている。
総評.★★★★☆(9点/9)
聴いていて楽しい、幸せな気分になれる、そんな癒し系のトモフが帰ってきた傑作。
歌詞は、あいかわらずものごとの本質を突いているが、そこに前作のような悲壮感はない。
「そんな仕組みでも平気だもんねー、べー」ってやんちゃな子供のようなトモフがいてくれる。
前作「GO」にはそれがなかったから、なんだか気分が重くなるところがあったが、今回のアルバムではそれが爽快感に変わっている。
後半の曲たちは、胸にジーンとくる枯れたトモフも堪能できる。
ここらへんの楽曲は僕ら30代にはたまらなくて、歌詞がただの平面的な言葉ではなく
自分の体験、経験が蘇ってきて「そうそう、そうなんだよなー」っという感じで2次元の世界から3次元の世界にトリップさせる。
また、メロディの良さの点でも過去最高の出来。
しかもアップテンポの「脳」、スロウな「疎遠」の2曲の出来は歌詞とメロディともにここ数年で最高の楽曲もあるので、完璧なアルバムでしょう。
2005年我的NO1アルバム予定作品
(★:2点,☆:1点。楽曲は10点、総評は9点満点。)