アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : てい・とーわ。

Reviewer:19th. 122-125 名無しのエリー2008.08.15.

1.Last Century Modern ★★☆
クラブ系CDかと思ってかけてみたらジャズっぽいワルツ。この時点で当時はビビった。
UAの声が妙にハマってたし、相変わらずcobaのアコーディオンは流れる要で綺麗。
かと思ったらTowaロボがなんか喋ってるというわけのわからないトラック。
クロスオーバーミュージック...なんだろうけど、普通の人からすればロボ声以外でモダン要素を探すのは難しいぞ。
2.A Ring ★★★
某音楽番組で流れたPVでは増殖するテイ・トウワがキモかったw
曲はテイが得意としているテクノ要素を取り入れたボサノバサウンド。フレンチポップかも。
とにかく、ティータイムを設けたくなる曲。
3.Angel ★★★☆
で、ここからがフロアが盛り上がるだろうドラムン3連打。一番手がこの曲。
信じられないけど、メインヴォーカルがモデルの田辺あゆみだから驚き。けど、コーラスのVivの方が目立っちゃってるように聞こえるな。
テイロボがいいアクセントになっている。
ラストはちょっと遊びすぎ。尺稼ぎ?
4.Butterfly ★★★☆
どうやったらあんな高速ピアノが弾けるんだよ(;´Д`) マジでこれ、生ピアノなんだぜ...あの、イントロ。
で、本編はシングルカットされたくらいだからポップなドラムン。音もドラムンにしてはまろやかなミックスを施されている。
ここでも田辺あゆみとVivのヴォーカルが堪能できまっせ。
ただ、シングルで次曲と繋がっていたのを流用したのか、切り方が変。
5.Contact ★★★★
MC(てか声ネタ提供?)にJumpin' Jack Frostを迎え、ちょっとだけコアな展開を見せるTowa Tei流ドラムンの傑作。
信じられんが、これが「人気者でいこう!」で流れたんだぜ? 純粋にカッコイイし、今でもクラブで流してもイケるんじゃないかな。
ちょっと気が抜ける音はご愛嬌ということで。
6.CHATR ★★☆
マルチランゲージ音声合成システムCHATRを使用した脱力トラック。
子供のような声にちょっと萌えたw
7.Stretch Building Bamboo ★★
金属っぽい音で構成されたヒップホップインスト。自宅が建ったお祝いで作ったらしい。
化粧品のCMで使われていたが、恐ろしく映像とあっていなかった。
曲単体で聴くと、結構耳障りな音が多い。これはクラブで聞いていた方が、かえって耳に優しい気がしてきた。
最後の虫の音は何を意味してるんだろう?
8.Congratulations! ★★★
本人曰くゲイ向けの曲らしい。言われてみれば、ゲイが好みそうな要素が多い。
ハウスだし、明るいし、ちょっと下世話w オネエボイスもあるしな。
センスがいいのは認めるけど、ノンケからすれば踊れるだけでつまらないかも。
そろそろフロアーを盛り上げようかなってときにかけるのがいいかも。
9.Funkin' For Jamaica ★★★☆
恒例のカバーシリーズ。今回はTom Browneによる名ダンスクラシック。
タイトル通り、ちょっとだけレゲエっぽいMCを交えつつ、ファンキーなハウスに衣替え。時に可愛く、そして力強いヴォーカルはJoanne, Les Nubiansが担当。
多分、タイトルにあわせたアレンジだろう。故に安直かなと思えたり。
10.Let Me Know ★★★★★
PVをあの手塚プロが手がけたという贅沢をやらかしたバラード。
メインヴォーカルに抜擢したCharaに合わせたのか、テイお得意のテクノ風味のボサノバ基調とした、ポップサウンドが冴え渡る。
普段は癖が強いために好き嫌いが別れやすいCharaのヴォーカルがここでは怖いくらいにフィットしている。これが世界的DJの実力か...!!
何でこれが売れなかったのか、いまだに不思議に思う。
11.LCM ★★☆
1曲目の別バージョン...が、まさかのひまわりキッズ乱入w
まぁ、1999年は平和に終わるよという願いを込めたんでしょう。
実際はどうだったかは...Wikiったり、当時、生きていた人に聞いてください。
総評.★★★
2000年を間近に控えた1999年の夏にリリースされたオリジナルでは3枚目のアルバム。
クラブサウンドに留まらず、ワルツやフレンチポップ、バラードにも挑んでいるため、ラウンジ系としてはありそうでなかった構成(今でも珍しい部類か?)になっている。
今聴いても、面白いトラックが存在し、9年経った今でも色褪せていない。
ラウンジミュージックが好きな人は手を出してもいいかもしれない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:20th. 358-361 名無しのエリー2009.01.17.

1.Happy ★★★★☆
「HEY!HEY!HEY!」のエンディングでも使用されたR&Bトラック。
さすがにアメリカのハウスシーンでブレイクを果たした名トラックメイカーらしく、
シンプルながらも心地良いシンプルなサウンドが気持ちよく響かせ、ソウル系ディーヴァの声を日本人でも聴きやすくディレクションしている。
今なら普通のR&Bで通じそうだが、このレベルを日本でR&B歌姫ブームが訪れる前である1997年でやってのけているんだから、
この人はいい意味で日本人とはズレている。
2.Technova ★★★
Techno+Bossa nova=Technova。ちなみに今回収録されているのはUS版。
ボサノバヴォーカルとアプローチからなる、サラッとした生楽器隊とヴォーカル。それらに抵抗するような激しいリズムトラックをパーカッションがするりと通る。
こうやって文章に書くとすごく無茶苦茶だな。
曲は悪くないんだが...何かが物足りないように思える。
3.Butterfly ★★★☆
モデルの田辺あゆみをフィーチャーしたドラムンベース。
ちなみに収録されているバージョンはシングルバージョンのため、冒頭のピアノは無し。ピアノが無い分、ポップさが増した印象が強いのは俺だけか?
低音が気持ちいいのはいいのだが、田辺のヴォーカルが平坦すぎる。悪い意味でプラスチックみたい。
同じプラスチックでもPerfumeの方が味がある。
4.Luv Connection ★★★★
発売当時のバージョンにミックスしなおしたスローガラージ。
スローながら踊れるビート構成は発表当初から変わっておらず、アルファ波をふんだんに含んでそうな女性ヴォーカルが心地良い名曲。
ハウス好きなら一度は聴いてみる価値はある。
5.Forget Me Nots ★★★☆
Patrice Rushenのカヴァーを自身の別名義であるSweet Robots Against The Machineの初CDで披露。
原曲を活かしながらも、彼らしい、やや無機質名ビートがちりばめられている。後半で登場するサックスがすごくセクシーだし、ヴォーカルにも艶がある。
原曲が大人になったらこんな感じになったんだろうなと妄想。
6.La Douce Vie ★★★
ここで、甘ったるいボサノバが登場。
シンガーに当時ピチカート・ファイヴの一人だった野宮真貴を起用。テイもコッソリ歌っているw
いやぁ、野宮嬢の声もあいまって、すごく甘い。スウィーツ(笑)脳になるくらいに甘い。
女の子とのカーデートのBGMには最適だと思うよ。
7.Let Me Know ★★★★☆
Charaをフィーチャーしてきたってのも驚きだが、
当時は手塚プロとタッグを組んで、CDキャラデザインやPVといったヴィジュアル面をポップにしていた事にも驚愕。
肝心の楽曲は、Charaの癖が気にならないほど美しくも優しい母性に満ちた音楽。
ただ、この流れだと眠たくなる可能性が出てくるので、ハウスリミックスを収録して欲しかった。
コッチもコッチで優しいから好きなんだけど。
8.Congratulations! ★★★
本人曰く「ゲイに人気がある曲」らしい。
確かに女性ヴォーカルをサンプリングし、軽快でオサレなハウスなんで、ゲイは「あーん、最高☆」と股間をキュンとさせそうw
シンプルながらもしっかりとした音なら踊りやすいっちゃあ踊りやすい。
が、途中の口笛は要らん。能天気にも程があるっちゅうねん。
9.GBI ★★★★★
フィーチャーヴォーカルにカイリー・ミノーグを迎えたハウス。 PV内でミノーグが着ている着物や構成がかなりシュール。普通のセンスではない。
クールなキックとシンセにミノーグのセクシーな声が乗っかるという官能的なトラックで、聴いていくうちに段々と気持ちよくなってくる名曲。
細野による無機質なシンセを巧みに構築していく様子は素晴らしい。
余談だが、この曲はフォントに捧げる楽曲らしい。なぜフォント?
10.Mars ★★★☆
今や廃れるにも程がある2ステップトラック。ヴォーカルはクラムボンの原田郁子が担当。
原田の軽やかなヴォーカルに同じく軽やかなシンセとドラムが一緒に漂い、その周囲をストリングスが包み込む。
完成度としては高いのだが、その優雅さゆえに逆にとっつきにくい。肌触りがよすぎるシルクのシーツみたいな曲。
どうでもいいが、このPVも酷くシュールなんだが...w
11.Last Century Modern ★★★★
ラストはUAをフィーチャーしたモダンワルツ。あの独特なヴォイスがビックリするぐらいに曲にハマっているのにビビった。
cobaのアコーディオンも相変わらず響きが美しいので、ゆっくりするにはちょうどいい。
途中のロボ声に違和感を覚えるかもしれないが、その方が近未来っぽいかも。
12.Obrigado ★★☆
アコギ一本と男女デュオのヴォーカルを中心に展開するボサノバ。
ただし、ボサノバ特有の軽やかさは歌声のみであり、他はむしろ、空気でいようと無駄な主張を極力排除しようとしている。
穏やかな時間を過ごしたいときにはオススメ。
13.Incense&A Night of UBUD
完全な音響系エレクトロニカ。
寝る前、瞑想時、占いなど、静かな環境がほしい人以外は絶対に耳にすることを勧められない(展開的な意味で)。
ついでに、眠くなる可能性もあるので、ドライバーは絶対に聞かないように。
総評.★★★★
テイ・トウワ初のベスト。選曲基準は友人に褒められた回数の多い楽曲からだとか。
楽曲自身はノリのいいダンスミュージックとボサノバが一緒に並んでおり、この組み合わせが出来る日本のDJは彼くらいだろう。
店内BGMやプライベート・パーティに適したトラックが並んでいるので、自室で、というよりは広い空間で聴くことを勧めたい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.13は星評価なし。)