アルバム全曲レビュー * カバー/トリビュートアルバム : ばく・ちく。

Reviewer:10th. 958-960 名無しのエリー2005.12.21.

1.JUST ONE MORE KISS(清春) ★★★
期待以上でも以下でもない感じ。原曲に比べるとアレンジが重た目
2.ICONOCLASM(J) ★★★
序盤はほぼ原曲まんまのアレンジ。途中「おっ」と思う展開有り。
前から思っているのだがJはボーカルを別に見つけた方がいいと思う。
3.MOON LIGHT(BALZAC) ★★☆
こちらも愛情からか意外に原曲に忠実なアレンジ。やや面白みに欠ける。
4.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ(土屋昌巳) ★★★
さすが大先輩、雰囲気出てる。ただでさえ暗い曲だがスケール感が違う。故に苦手な人も多いのでは
5.MY FUCKIN' VALENTEINE(ATTACK HAUS) ★★☆
元気があってよろしいのだがちょっとはしゃぎ過ぎの感あり。
次のケンイシイと比べると無駄に音数が多い希ガス
6.Living on the Net(KEN ISHII) ★★★☆
割と原型をとどめており、櫻井のボーカルも随所に生かされている
Aメロ終りの音やサビでフェードアウトして終わるなどの演出が面白い。
7.囁き(遠藤ミチロウ) ★★★
土屋氏と同じく流石大先輩といった感じ。
ほぼアコギとパーカッションだけで構成されたトラックにミチロウのかすれた声が妖しさを醸し出している。
8.六月の沖縄(THEATRE BROOK) ★★★★
まずボーカルにビックリ。アレンジは流石。南国のトロビカルな雰囲気の中にも哀愁が漂っている、
個人的に、普通に歌ってくれてたら星5つだった。
9.スピード(MCU) ★★★
メインリフを三味線で奏でるなどのアイデアは面白いしリミックスも文句ないが、何を遠慮したのか自身のラップが少ない
もっとラップを絡めて欲しかった。
10.MONSTER(RUNAWAY BOYS) ★★★★
さすがナラサキ。MONSTER=怪物のおどろおどろしさを出しながら、原曲の疾走感も失っていない。
kyoの声質も合っている。
11.PHYSICAL NEUROSE(AGE of PUNK) ★★★
ちょっとテンポが遅い(?)のが気になるが彼らの世界観と曲がマッチしており、単純に格好良い。
12.悪の華(rally) ★★★
リズム隊は期待通りだが、HISASHIの芸風なのかギターが若干耳障りなのとTERUが歌いきれてない感、
そしてバンドの日が浅い所為かバンドアンサンブルも今ひとつな感が否めず、ちょっと残念。
13.ドレス(abingdon boys school) ★★★★★
正直期待してなかったが、トリなだけあって今作では一番の出来だと思う。
TMさんの曲はシングルぐらいしか聴いた事がないが、こんな重く、壮大な世界観も出せるんだ、とただ驚愕。
原曲の「生かし」と「崩し」が絶妙なバランス。「これぞトリビュート」といった感じ。
総評.★★★★
数あるトリビュートのなかでも類を見ないメンツの豪華さ、クオリティの高さ、
hideの時のシャムシェイドのような大きなハズレもなく安心して聞ける。
しかしこの手の企画は言わばお祭りなので飽きやすいというのも事実。
BUCK-TICK及び参加メンバー両方好きだと言う人はまず買い。どっちか片方だけのファンと言う人も聴けば新しい発見があるかも。
視聴してから買うか、レンタルを待つのも手。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:10th. 962-964 名無しのエリー2005.12.22.

1.JUST ONE MORE KISS(清春) ★★☆
良くも悪くも清春。彼にしてはかなり素直に歌っている方なのでは。
意外性ゼロだが原曲が古いので現代風にするとこんな感じなのか、という意味でオープニングにふさわしいかも。
しかし存在感に押されて歌詞が全く頭に入ってこない。
清春クオリティおそるべしであるが、ボーカリストとしてはちょっと困り物。
2.ICONOCLASM(J) ★★★☆
地獄の底から聞こえてくるかのような低いうなり声に最初びっくりする。
かなり個性的な原曲でトニー谷を思い出していたので、自分的にはある意味洗練されたアレンジだった。
キャラ的にもうちっとはじけてても良かったかも。選曲がらしいというか、合っている。
3.MOON LIGHT(BALZAC) ★★
原曲を知らないのだが、時代性がうっすら匂ってくるアレンジなのでおそらくあまり変わってないのだろう。
先入観なしで聞くとアイドルぽく爽やか、若さに溢れているがギミックが少ない。
知名度を上げられるほど話題になって欲しいところだがちょっと無難すぎかも。
4.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ(土屋昌巳) ★★☆
土屋が無表情で歌っているビジュアルが浮かんでくる出来。こちらは前曲と逆、ギミックだらけで若さゼロ、悟りきってます。
メンバーが曲順を考えたそうなので対比したのかなと思える感じ。
原曲にあった「怒り」が何か気持ち悪いものに変容している(ほめてます)。
5.MY FUCKIN' VALENTEINE(ATTACK HAUS) ★★★☆
流行りっぽい歌と音でなかなかカッコ良く仕上がっている。しかしこのテイストは戦隊物のような気も。
燃え系全開なのでAAAに歌わせたいとふと思ってしまった。
アーティストの方向性通りのアレンジという意味では期待通りか。
6.Living on the Net(KEN ISHII) ★★★☆
この人にリミックスしてもらうのはものすごい光栄なことなんでしょうね、と門外漢でも思えるカッコ良さ。クールで踊りたくなる。
原曲知らないので崩し具合は不明だが櫻井のボーカルテイクを使っていてヲタ的には一番美味しいのでは。
7.囁き(遠藤ミチロウ) ★★☆
聞いてるとなんだかすっとぼけたしょぼくれオヤジがギターひきながら裏町で酔っ払って歌ってるみたいである。
いやビジュアル知らないんですけどね。
音はシンプルだが声に深みと説得力があり、意味深でわいせつな歌詞がストレートに入ってくる。
端正な櫻井にはない種類の、枯れた呪術的な雰囲気が独特で良い。
しかし生活の場でこの曲をどこで聴けばいいのか非常に悩むところである。
8.六月の沖縄(THEATRE BROOK) ★★★★
なんだか楽しくて笑ってしまう。
原曲のふざけ方をうまく掬い取ってる感じでかつシアターらしさもあり、大人の可愛らしさ全開である。
意外性もあり、全体的に重いアレンジが多いのでこういう明るい曲があると救われる。清涼剤というかドライブ中に流したい。
9.スピード(MCU) ★★
全編櫻井ボーカル。MCUがやる必要があまり感じられない曲でかなりもったいない。
もっと歌って欲しかった。まあ聞いている分には楽しいのであるが。
10.MONSTER(RUNAWAY BOYS) ★★★
オープニングに深い森の中らしきSEが入って、いきなりバリバリのハードロックが始まる。
怪物性というテーマを見失う事なく走りきった感じ。短いのもいい。バクチクの匂いがかなり濃厚に残っている。
11.PHYSICAL NEUROSE(AGE of PUNK) ★☆
ごめん、原曲もアーティストもよく知らないので書くことがない。
パンク苦手なんだよなあ。でもおそらく技術的なものは悪くないと思われる。
12.悪の華(rally) ★★☆
この曲の問題点は、いろんな意味でTERUがいい人過ぎる点では。
とんでもなく背徳的な詞の筈だがボーカルからさっぱり伝わってこないのである。
変にイメージが影響するので名前が売れているのも考え物だが、選曲を間違えたとしか思えないのでちょっともったいない感じ。
音は問題ない。
13.ドレス(abingdon boys school) ★★★★★
歌いだしに違和感がありこの声質でこの歌大丈夫か?と思ったが
尻上がりに盛り上がる構成になっていてどんどんドラマチックになっていく。
本家がどこか物憂げな切なさだったのに対し、より必死な感じが特徴。
清春や西川のような個性の強いボーカルは好みの分かれるところだが、この曲に関しては音が上手くサポートしている。
かなり正統派なギターチューンで、良くも悪くも力作なので聞いてて正直疲れるがトリはこれしかないだろう。
最後に個人的に一番好きな原曲であることを白状し、選曲の良さを書き加えておく。
総評.★★★★
激しく見劣りする人がいない、かつ中途半端な人がいないのが凄い。
酷評している曲に関しても一定のクオリティはあり、どうしようもないのはない。
こういうのが売れるといいのだが、チャート上位曲が好きな人にはおすすめできないから難しい。
そういう意味ではバクチクにふさわしいトリビュートと言える。まあバクチクヲタでもない自分が言うのもなんだけど。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)