アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : あんだー・ぐらふ。

Reviewer:12th. 88-90 名無しのエリー2006.03.27.

1.0 ☆
ギター中心の穏やかなインスト曲。
インストとしては無難な出来だと思うが、特に面白みがない。さらっと聴き流しても良いかと。
2.パーソナルワールド ★★★★
単調に繰り返されるギターのリズムが癖になる、例えるなら03.ツバサのような曲。
妙に乾いた感じの切ない曲の中で、必死に、泣きそうに歌うヴォーカルが良く栄える。
サビで一瞬だけ出るファルセット(裏声)が耳障りにならない程度にアクセントになっていて心地よい。
3.ツバサ ★★★☆
一時期有線で飽きるくらい流れた曲で、アンダーグラフの出世曲。
夢を追いかけて旅立つ若者を描いた曲で、歌詞の中では秋だけど卒業シーズンに聴きたい曲。
とにかく哀愁系のメロディー、コードを詰め込んだような曲で、いわゆる売れ線の曲に部類されるかと。
4.アンブレラ ★★
ここで一旦落ち着いたスローテンポの曲。
バックで鳴ってる静かなギターの音色が、この曲の優しさのようなものをしっかり引き出せてると思う。
全体的に演奏、メロディー共にあっさりしていて、悪く言えば地味。
5.白い雨 ★★☆
なんか…02や03と曲調がかぶってるような…。自分の耳が悪いのかもしれないけど。
Aメロ、Bメロはやや機械的だけど、サビはなかなかメロディアス。そのせいかややサビが浮いてる気がする。
どうでもいいけど、最初の"感情で僕ら進んだ"が"浣腸で僕ら進んだ"に聴こえて仕方がない。
6.ヌケガラカラダ ★★★
タイトルからはダークな印象しか受けないけど、実際はややテンポの速い明るめの曲。
少し似通った曲が多かったこの流れで聴くとなかなか耳に残る。
7.hana-bira ★★★★☆
非常にメロディーラインの美しいバラード。じっくり聴くと歌詞の光景が目に浮かんでくる。
夜景を思わせる、優しさと少し湿っぽさを含んだ曲調が秀逸。
ただ、この一本調子気味の気だるい感じのヴォーカルが残念。
8.シュノーケル ★★☆
やや乾いていて、それでいて切なさを含んだ曲。悪いけど、またこの曲調かよ…と思ってしまった。
バックのリズムが結構凝っていて、それが唯一の救いか。ただ、ギターが02のパーソナルワールドと同じに聞こえる。どうしても。
この曲もサビではファルセットを多様してるけど、一番効果的に使われていると思う。
9.忘却の末、海へ還る。 ★
アップテンポ気味の曲。このアルバム内でこういう曲は少ないので、そのせいか耳に残るかも。
サビは明暗の中間を行くメロディーでなかなか聴かせる。けど、正直サビ以外は退屈な曲。
Aメロを無理やり引っ付けた感じがして、Aメロ→Bメロのつながりにやや違和感あり。
10.四季(Album Version) ★★
確かシングル「ツバサ」のC/W。シングル収録版はほとんど聴いてないので良く違いは分からない。
穏やかなスローテンポの曲で分かりやすく、聞きやすいバンドサウンドでこぎれいに纏まってる印象。
悪くないけど、特に引っかかる物が無く彼ら独特の荒々しさというか、個性をやや感じさせない曲だと感じた。
ファルセットもこの曲では使い方がちょっと気持ち悪い。
11.君の声 ★★★★★
はっきり言ってしまえば地味だ。シングルだと知らなければ多分気付かないくらい。
だけど、イントロのギターから曲の世界に引き込まれて、そのままラストまでひっぱって行ってくれる。
なんていうか、この曲は弾き語り向けの曲だと思う。コードを弾きながらメロディーを作った感じ。
やや単調なメロディーもしっかり聴けてしまうのはこのせいだと思う。
ラストで一旦静かになり始まる演奏が、この曲の世界をぐっと広げていて聴いた時鳥肌が立った。マジで。
12.ハロー ハロー ☆
「ワン、ツー、スリー、フォー」のカウントから始まる曲。
いかにもアルバムが終わるんだなといった穏やかなフォーク調で、バックではギターをジャラジャラ鳴らしてる。
まぁこの位置だから聴ける曲だろう。単体で聴くものではない。
総評.★★★
ロングヒットしたツバサを含むアルバム。
まぁ悪くないアルバムだと思う。こういう系統が嫌いじゃなければ十分聴ける出来。
ただ、似通った曲調の曲が全体を通して多い。個人的な意見で悪いんだけど、4曲近く似たように聴こえる。
一曲一曲は確かに悪くないが、こうも似たようなのがあると「またかよ…」と思ってしまう。
ファルセットを多用するのでそこも好き嫌いが分かれるかな。後全体的に華がない。地味。
ヴォーカルが特徴的なわけではなく、そこそこメロディアスだけどとにかく華がない。
結論としては地味だけどそこそこの作品といったところか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)