アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : びき。

Reviewer:17th. 247-248 名無しのエリー2008.03.19.

1.プロローグ ☆☆☆☆
イントロなしでボーカルから入る曲。比較的地味なサビをカバーするようにBメロがわかりやすいメロディになっている。
2.ちがうよ(album version) ☆☆☆☆☆
ちがうよ、ちがうよとうわごとのように繰り返す彼。
状況すらよくわからないほどにシンプライズされた歌詞にもかかわらず、このまま別れてしまうんだろうということだけは強烈に伝えてくるボーカル。
3.さよならを決めた日 ☆☆☆☆☆
フォーキーなメロディがしみこんでくる。秋や冬の午後の日差しが似合う曲。
4.センチメンタル・カフェ ☆☆☆
ハスキーで突き放すかのような歌い方だった前3曲とは一転して、穏やかでほっとするようなボーカルが印象的。
でも歌詞は失恋。
5.心のつぶて ☆☆☆☆☆
Aメロのキーの低さ、声の重さは一瞬どきっとするほど。男性的な印象すら受ける。
慣れるとそこがなんとも心地よく聴こえる。
6.波の音が聞こえる? ☆☆
3拍子で軽い感じにアレンジされた楽曲。前曲の重さを消すかのよう。
7.それから ☆☆☆☆☆
ピアノ中心のイントロが、それだけで切なくなれるほど。
終わった恋を思い出す内容とぴったりマッチしている。
8.夢の中、胸の奥 ☆☆☆
4曲目、6曲目と同様、少し軽めのミディアムテンポの楽曲。
特にこの曲は、サビのメロディがキャッチーで特に聴きやすくできている。
9.静寂の森(album version) ☆☆☆☆
再生をテーマにした楽曲だが、まだ暗い側にいる。
10.この恋の行方 ☆☆☆
アルバム唯一のアップテンポ曲。管楽器が入ったジャズ風アレンジ。
11.君がいなくなった今 ☆☆☆
ちょっとメロディにひねりがある上、アレンジもシンプルなので最初はとっつきにくい印象があった。
聞き込むうちによくなるタイプの楽曲。
総評.☆☆☆☆☆
女性SSWであるVikiの、今のところ唯一のフルアルバム。GARNET CROWにも少し似た低音中心のボーカルがとても心地よい。
曲単位よりも全体を通して聞いたときの流れが秀逸。
曲の長さは全部4分前後でそろえられているため、通しで聞いたときにリズムをつかみやすく、聞いていて疲れにくくなっている。
楽曲自体は、メロディに地味なところはあるが、それがかえって飽きにくくさせていると思う。
ただ、歌詞はほとんど失恋ばかりなので、幸せなときに聴くにはあんまり向かないかも。。。
(☆5個が満点)