アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : まつとうやゆみ(あらいゆみ)。

Reviewer:2nd. 183 名無しのエリー2002.07.28.

1.ひこうき雲 ★★★★☆ 静かな出だしから最後の熱唱まで良い
2.曇り空 ★★★★ この歌詞、よく分かるけど最後に泣きそうにならなくても
3.恋のスーパーパラシューター ★★★★ ホンキートーク風のピアノが楽しい曲
4.空と海の輝きに向けて ★★★★ 最後の主旋律とコーラスの絡みが感動的
5.きっと言える ★★★ 変な曲
6.ベルベットイースター ★★★☆ 寂しさ以上に不気味さが
7.紙ヒコーキ ★★★☆ 当時のユーミンのベタッとした発声が最も気になる
8.雨の街を ★★★★★ 手首切りたくなります
9.返事はいらない ★★★★★ シングルバージョンの方がいいかな
10.そのまま ★★★☆ プチ悟りの入ったバラード
11.ひこうき雲 ★★★ 同曲のreprise
総評.★★★★☆
ユーミンの声&歌唱力は言うまでもなく、サウンド面でも粗く汚いんだが、それだけに楽曲の良さや生々しい勢いが伝わってくる。
このアルバムを聴いたら、他のユーミンのアルバムが物足りなく思えるかも。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:3rd. 614 名無しのエリー2002.11.16.

1.生まれた街で ★★★★★ 間奏のフルートが気持ち良い。清々しい曲。
2.瞳を閉じて ★★★★★ 奈留島の愛唱歌。歌詞が見事。名曲。
3.やさしさに包まれたなら ★★★★★ 感動的な歌詞。コード進行も斬新。言わずと知れた名曲。
4.海を見ていた午後 ★★★★★ 「ソーダ水の中を~」の歌詞はあまりにも有名。またしても名曲。
5.12月の雨 ★★★★★ 本人曰く、日本では初めてのクリスマスソング。
6.あなただけのもの ★★★ 「永遠」という言葉を初めて邦楽で使ったらしい。安っぽい印象。
7.魔法の鏡 ★★☆ ストーカーソング。安手の少女漫画っぽい。
8.たぶんあなたはむかえにこない ★★★★ 曲に似合わず切ない詞。コーラスが華やか。
9.私のフランソワーズ ★★★★ 初めてバラードを意識して作った曲。フランソワーズ・アルディへのオマージュ。
10.旅立つ秋 ★★★★★ 故・林美雄に捧げた曲。哀しく、美しい。
総評.★★★★
「ひこうき雲」同様キャロル・キングの「つづれおり」っぽく、繊細な印象がある。
これからポップ路線に走るユーミンに嫌気がさした人が重宝するアルバム。
これで荒井由実は終ったと手厳しい意見も。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:20th. 150-153 名無しのエリー2008.12.02.

1.生まれた街で ★★★★☆
なんといってもこのイントロが良い。
水分を含んだように瑞々しい音を奏でつつ、爽やかに吹き抜ける風のようにふわっとしたフレーズが流れ、聞き手を自然にこのアルバムの世界へ吸い込む。
いやぁ、ここまでいいオープニングを聞いたのはフィッシュマンズの空中キャンプの「ずっと前」以来だなぁ。
曲単位でも素晴らしい。フルートもいい味。
2.瞳を閉じて ★★★★★
これを名曲と呼ばずして何を名曲と呼ぶのか、と思えるほど名曲。
とても30年以上の曲とは思えない。アレンジにしても曲展開にしても完璧。
それとユーミンは作曲面での評価ばかりが高い気がするが、歌詞の面でも非常にハイレベル。
個人的ユーミン最高の楽曲。必聴。
3.やさしさに包まれたなら ★★★★★
言わずと知れた有名曲。カントリー風味に、ユーミン的な味付けをしたアレンジも素晴らしい。
名手・駒沢裕城によるペダルスチールも流石。いや、それよりも何よりも、このコード進行の素晴らしさが一番。
これが20歳前後の人間が生み出すコード進行か?いやむしろそんなことは関係ない境地なのか?凄いです。
4.海を見ていた午後 ★★★★☆
全体的にドラムレスのふわふわっとした雰囲気で淡々と進む。
パーカッションの存在が地味にいいアクセントとなり、サイケというよりは海の中にいるような感じを受ける。
メロディも非常に洗練された印象を受ける。「ソーダ水のな~か~を~」と上下に揺れるメロディが肝。分かり難くてスイマセン。
5.12月の雨 ★★★★
ここで一転して明るい曲調となる。コーラスがやたら山下達郎っぽいなぁとと思ったら、その通りコーラスのアレンジは山下達郎。
悪くは無いし、わかりやすいなぁとニヤニヤできるのが良い所かな。可もなく不可もなく。
そんなコーラスと12弦ギターが印象的な、ここで一休み的なトラック。だが評価は高い。むしろ前までが良すぎた。
6.あなただけのもの ★★★★
軽快なパーカッションが印象的な曲でいわゆるB面のスタート。
リズムがちょっとラテン系?かなりあっさりした曲調。全編に及んで鳴る鈴木茂のギターが流石。ピッタリ。
また、コーラスが今度はユーミンらしい。こうして前曲と並べて聴くと面白い。
7.魔法の鏡 ★★★
このアルバムで唯一ユーミンでなくても作れそうな平凡な曲かな。
やたら演歌っぽい音を使ってたり古臭さはあるが、曲とあっているかは微妙。
それでいてテンポ良くサビに移り、テンポ良くさくっと聞ける辺り、狙ってのことなのだろうと思う。
8.たぶんあなたはむかえに来ない ★★★★
やや終わりに近づいている感じを与える曲。ピアノが表拍を強調し、ややまったりと進行する。
そしてサビでピアノがふわっと浮き上がるようなアレンジに変わり、美しいコーラスと相俟って夕暮れ時を感じさせる。
鈴木茂によるスライドギターも見事。
9.私のフランソワーズ ★★★★
バラードらしいバラード。
徐々に楽器が増えて、最後にはストリングスを大々的に使って壮大にすると言うありがちの展開だが、
曲調がピッタリ合っているので取って付けた感がまったく無い。
スタンダード過ぎる気もするがそれゆえに欠点もなし。むしろ変に無駄なものを付けないあたりの分別が素晴らしい。
Flumpoolさんの「over the rain」も見習って欲しいものだ。
10.旅立つ秋 ★★★★
このアルバムの最初の曲と打って変わって、乾いた風が吹いているかのような曲調。
最初はこの曲で締めるには、ちょっと鬱過ぎるんじゃないかと思ったが、何回か聴くとなかなかさくっと聴けるのがわかった。
しかし、この曲で締めるのには評価が分かれそう。
総評.★★★★★
1st「ひこうき雲」と引き続きティンパンアレーがバックを務める、74年発表の荒井由実の2ndアルバム。
レビューしていて、まずは前半4曲の素晴らしさに目が行く。素晴らし過ぎ。正直全部五つ星で良かったかも。
後半が良いっていうアルバムはたくさん聴いてきただけに、余計際立って良く感じる。
そして後半はやや地味な曲が並んではいるが、曲順的にも全く文句は無い。「旅立つ秋」で終わりって言うのにはやや好き嫌いが分かれそうなところではあるが。
みんな大好きタナソーのSNOOZERの邦楽ロック・ポップス名盤150選には、ユーミンはひこうき雲しか入ってなかったが、
彼女には傑作が非常に多く、どれを最高傑作にあげるか意見が割れるのであえて最高とは言わない。後半がややとっつきにくい分慣れた後でもいいと思う。
(ちなみに「ユーミンや井上陽水からは適当に代表作でも入れとくか」感がひしひしと感じられるあのランキングは大嫌い。ピロウズも無いし。)
とにかく、時代に流されない良い音楽を目指した結果、こんな傑作ができました、と言う感じの名盤。
ひこうき雲もいいけどこちらも聴いて欲しいと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 481-483 名無しのエリー2008.02.01.

1.COBALT HOUR ★★★★
プロペラ飛行機のエンジン音から、時代を感じるキラキラシンセとイントロは何となくセピアな感じ。
曲全体はジャズを意識したアップテンポポップスで、細野ベースのスラップを交えた軽快な動きが曲全体を牽引してる。
楽器隊が凄い自由にやってる感じがありながらも、ここまでのまとまりを感じさせるのは職人芸
2.卒業写真 ★★★★☆
言わずと知れた名曲。前曲に続いてどこか懐かしい感じのする、ジャジーなバラード。
そつなく纏まってると言ってしまえばそれまでなんだけど、でもメロディが凄い綺麗でじっくり聴かせる。ビルエヴァンスみたい。
余談だが、木綿のハンカチーフとこの曲はカバーされてる曲の1,2位を争うんじゃないかな
3.花紀行 ★★★★☆
1stの「雨の街を」2ndの「海を見ていた午後」の流れを引き継ぐ、メロディに死の匂いを感じ取れる退廃的なバラード。
とにかくメロディが綺麗、ここまでの美メロってのは中々無いですよ。ゆったりとしたピアノが良いね
4.何もきかないで ★★★★★
ミュージカルチックなストリングスの綺麗なイントロから入るが、曲自体はここまでの流れと同じようにジャジーはミドルテンポ。
ただここまで似たような雰囲気の曲が続いても、全くダレさせないのは流石。これまたメロディの綺麗さが半端じゃない。
哀愁漂う泣きのギターソロと、コーラスワークが絶品
5.ルージュの伝言 ★★★★★
5thシングル。これまた超有名曲ですね。まぁ今更説明のしようもないんだけど、1と同じようなジャジーなアップテンポ。
軽快なリズム隊、絶妙なコーラスワークが相変わらず素晴らしい。ストリングスの入れ方も上手いんだよなぁ。
これは聴いてみてとしか言いようがない、とにかく邦楽史に残る名曲
6.航海日誌 ★★★★☆
西洋の子守唄みたいなメロディが特徴的なバラード。Aメロはピアノを主体に声を聴かせるのだが、サビで一気にストリングスが入る。
ユーミンって音痴のイメージが強いが、この頃は凄い良い声してて月並みな表現だけど心が温まる。
音圧が低いから気付かないけど、地味にいろんな音が入ってて雑多な印象を受けてもおかしくないのに、全く感じないのは凄いね
7.CHINESE SOUP ★★★★
フランス風な意図的に古臭くさせた弦楽器のイントロから、ピアノとギターとブラスをバックに語るようにユーミンが歌いだす。
たったそれだけの曲なのに、何なんだろうこのぐっと引きこまれる感じは。
間奏のバイオリン→ピアノの流れはちょっと実験的
8.少しだけ片想い ★★★★
ここでちょっと今までと感じの違う、軽やかなエレキギターの印象的なイントロが良いアクセント。
曲自体はこのアルバムの基本的なベースである、ジャジーで退廃的な感じなのだが、しかし飽きない。
コーラスアレンジが山達だけあって、ビーチボーイズばりの綺麗なコーラス。
ギターが他の曲よりちょっと主張してるかな
9.雨のステイション ★★★★
ユーミンお得意の別れを歌ったバラード。まぁここまでの曲と同じような曲なんであんま書くことなし。
いやでもやっぱりメロディが綺麗だから、既聴感が全く無い
10.アフリカへ行きたい ★★★★★
タイトル通りアフリカンなパーカッションからエレキギターの鋭いカッティングが入る、今作中もっともアッパーな曲。
1と同じように各々のびのびと演奏してる感じ。どことなく刑事ドラマみたいなメロディもかっこよくて好き。
アウトロは1のイントロにつながってる
総評.★★★★★
荒井由美の3rdアルバム。何か異常に高評価で、信者レビューと思われるかもしれないけど、決して信者ではありません。
このアルバムは本当に凄い、コンセプト通り夕暮れの雰囲気を全体的に漂わせた歌詞・メロは空前絶後のレベルの高さ。
参加者もベースは細野だし、ギターは鈴木茂だし、パーカッションは松任谷だし、コーラスは山達だし吉田美奈子だし大貫妙子だし・・・
豪華という言葉では形容しきれない。コーラスワークの巧みさも邦楽では類を見ない出来。
七尾のレビューで10代のバンド少年は聴かない方が良いというのがあったがこのアルバムは音楽目指す人はみんな聴くべきじゃない気が。
荒井由美は2ndで終わったという人もいるが、個人的にはこの3rdと4thの時期が一番脂が乗ってたと思う。
40分弱という短いアルバムだから軽く聴けるので、是非聴いてみてください
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:2nd. 184 名無しのエリー2002.07.28.

1.さざ波 ★★★★ 現実離れしたシチュエーションの中に垣間見えるクールさが良い
2.14番目の月 ★★★☆ 詞の着眼点が好きなだけに、曲が(´・ω・`)
3.さみしさのゆくえ ★★★☆ よく考えるとじれったいかな
4.朝陽の中で微笑んで ★★★ 5分も聴かせるにはいろんな意味でキツイ
5.中央フリーウェイ ★★★ ハイファイセットや庄野真代の方がいいかも
6.何もなかったように ★★★☆ 諦めの境地
7.天気雨 ★★★★★ こういうさりげない可愛らしさっていいよね
8.避暑地の出来事 ★★ ゴメン、この脳天気なサンバ、歌詞ダメだぁ
9.Good luck and Good bye ★★★★★ 彼氏の仕草、彼女の心情描写が切なくて良い
10.晩夏(ひとりの季節) ★★★★ 夏の終りの寂しさが伝わってくる
総評.★★★☆
初期の名盤と言われているけど、そんなにいいかな……。
ただのウケ狙いや陳腐な楽曲が多いと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:3rd. 616 名無しのエリー2002.11.16.

1.9月には帰らない ★★★★☆ 歌詞が抽象的。カモメの声が哀しい。
2.ハルジョオン・ヒメジョオン ★★★★★ アンデス調のメロディと絵画的な歌詞が郷愁をかき立てる。名曲。
3.私なしでも ★★★★★ シャッフルのリズムが心地よい。主人公の心理描写が見事。
4.地中海の感傷 ★★★★★ 愛する人を求めてバルセロナまで来る凄い根性に圧倒。
5.紅雀 ★★★★★ 別れを促進する曲。比喩がシュール。
6.罪と罰 ★★★★★ アレンジが強烈。セックス後の虚無感が伝わる。
7.私なしでも ★★☆ 少女趣味の歌詞。アルバムから浮いている。
8.白い朝まで ★★★★ これでもかというぐらい暗い歌。歌詞は書き換えない方が良かった。
9.LAUNDRY-GATEの想い出 ★★★★☆ 私小説をテーマにした無理のない歌詞に和む。曲は潔いパクリ。
10.残されたもの ★★★★★ 深窓の令嬢フォーク。情景描写に感動。
総評.★★★★★
松任谷由実名義の最初のアルバム。荒井由実のイメージと違い戸惑ったファンも多いが、内容は秀逸。
過小評価されてる印象がある。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:2nd. 185 名無しのエリー2002.07.28.

1.ロッヂで待つクリスマス ★★★★ ユーミンのクリスマスったらこれだろ
2.埠頭を渡る風 ★★★★★ 名曲。終盤のアレンジがもたついて、ちとダサいが
3.真冬のサーファー ★★★★★ サーファーの青春。「次のいい波は~♪」のところ最強
4.静かなまぼろし ★★☆ 拙いボーカルが裏目に出ているバラード。最後の絶叫がもう……
5.魔法のくすり ★★★☆ 「恋のアドバイス」というタイトルなら分かるんだが……
6.キャサリン ★★★ ブラスアレンジが恥ずかしい
7.Corvett1954 ★★★★ 来生たかおの声がアルバムのいいアクセントになってる
8.入江の午後3時 ★★★ 未だに歌詞の意味がよく分からん。異質な2曲を繋ぎ合わせたみたい
9.かんらん車 ★★★★ 孤独だよね
10.12階のこいびと ★★★☆ アンニュイな雰囲気
総評.★★★★
当時のイタタなアレンジを除けば、それなりに聴けるアルバム。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 284-285 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.02.07.

1.未来は霧の中に ★★★★★
「世界がどんなに発展しても、恋をなくした『私』にはなんの感動もない」というえらく冷めた曲。
こんな13歳はイヤだ。
2.青いエアメイル ★★★★★
離れた恋人からの手紙。胸にじんとくる。本当に松任谷由実はこういう曲が上手い。
3.ツバメのように ★★★★★
初期の松任谷由実には意外とある、飛び降り自殺の歌。かなり現実的で怖い詞。見たくないものを見せられた感じ。
パーカッションが良い。
4.最後の春休み ★★★★
学生、それも文化系な感じのする少女の、淡い恋。ちょっとムリして歌ってる感じはするが、人によってはかなりくるのでは。
5.甘い予感 ★★★★
かなり軽いタッチの曲、絵画でいうと水彩画みたい。
トリビュート盤で井上陽水がカヴァーしたバージョンも聴いてみて欲しい。全然違うから。
6.帰愁 ★★★
サビはある意味かなりのインパクトが、強烈。思わず大丈夫かと言いたくなってしまう。
研ナオコへの提供曲らしいが、そっちもすごいことになっていそう。
7.冷たい雨 ★★★★★
バンバンへの提供曲。(「いちご白書」のB面)かなりわかりやすい失恋の曲。曲調は軽い。
8.風の中の栗毛 ★★★★
投函したラブレターを本人に読まれる前に、あわてて取り返しにいく。手紙を出してから後悔した人、結構いるのでは。
9.稲妻の少女 ★★★
かなり明るい曲調の、サーファーの曲。サビは良いと思うけど、いま聴くとどうしても古くさい。
10.りんごのにおいと風の国 ★★★★
幻想的なタイトルの、哀愁漂う曲。「風の国」の意味はよくわからないが、主人公はかなり悲しそう。
アルバムラストとして、ちょっと後味は悪いかも。
総評.★★★★
少女マンガ的(勝手なイメージです)な曲がたくさん入っている。ジャケットに若干引いてしまいそうだが、買って損はないと思う。
全体的にサラッとしたアレンジが多いと思う。BGMにも良いかも。
(★5個が満点。)

Reviewer:2nd. 186 名無しのエリー2002.07.28.

1.セシルの週末 ★★★★★ 「不良少女恋愛白書」って感じ。名曲
2.時のないホテル ★★★★ 中近東テイスト。「ヒゲを抜かれた~♪」
3.Miss Lonely ★★★★ ボケ老人の歌
4.雨に消えたジョガー ★★★★ 病気の名前を歌詞にしてしまう手腕に脱帽
5.ためらい ★★★★★ 経験を重ねるごとに切なくて泣けてくる
6.よそゆき顔で ★★★★☆ 昔の恋を振りきろうとする強がりが良い
7.-5cmの向こう側 ★★☆ 残酷な歌だよなぁ。聴いててツライ
8.コンパートメント ★★★★ 幽霊になってまで歌わなくても(w
9.水の影 ★★★★☆ 淡々としたバラード。じわじわと沁みてくる
総評.★★★★★
この後バブル化してゆくユーミンの最後の良心。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 586-587 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.03.10.

1.セシルの週末 ★★★★★
イントロのギターがものすごくきれい。アルバムが「はじまる」感じがたっぷりの曲。
詞も「第2の人生のはじまり」という内容。
2.時のないホテル ★★★★★
松任谷由実の中でも異色中の異色。
「混乱と緊張の世界で、何も知らずに(知らされずに)脳天気に生きている人々」をうたう。
サウンドも声にかかるエフェクトも、スパイ映画のよう。
3.Miss Lonely ★★★★
サウンドは前曲を引き継いだ感じで、終始淡々と流れていく。これも「戦争にいった人を待つ女性」という、ものすごく重いテーマ。
歌詞のラストは軽く衝撃を受けた。
4.雨に消えたジョガー ★★★★★
病気の恋人。1~3曲目よりは身近に感じられるかもしれないテーマ。
イントロのピアノからアウトロのギターまで、とにかく悲しい雰囲気を出している。
「骨髄性白血病(myelogenous leukemia)」をサビにしてしまうのは流石、「恋人が健康だった頃」と「今」の対比も上手い。
5.ためらい ★★★
あっさり始まって、あっさり終わる。このアルバムの中では小品という印象。
年をとればわかることもあるのかな。
6.よそゆき顔で ★★★★
「松任谷由実の王道」といったところか。サビは単調な感じがするけど、メロのメロディが哀愁を呼ぶようで良い。
この詞、わかる人にはすごくわかるんだろうなぁ・・。
7.5cmの向こう岸 ★★★★★
こんな視点のラブソングは見たことがなかった。
今はそうでも無いかもしれないが、昔は「背の高い女性」というのはとても恥ずかしいものだったと本で読んだことがある。
グワッと押し上げるメロディも、心の叫びのようで良い。
8.コンパートメント ★★★★
松任谷由実の中でもっとも長い曲。7分以上延々と自殺する女を歌う。細く高い声で悲痛に歌う部分は、何かに憑かれた感じがする。
ピアノのアルペジオが随所に入るサウンドも詞も全編に渡って鬱だが、特にラストの詞はヤバイ。
初期には自殺を歌った歌が数曲るが、おそらくこれが最強に暗く、重い。
9.水の影 ★★★★★
いろいろな人生が詰まったこのアルバムの、まとめ的な歌。音色は少なめで、直球勝負で聴かせる感じ。
特に間奏あたりからのストリングスは聴き応えがある。単品で聴いてもそうだが、8のあとだとさらに安らぎを感じる。
総評.★★★★★
5つ星連発でなんか疑わしいかもしれないが、これは信じて欲しい。
松任谷由実の中でもダントツで重いアルバム。「ファンが離れるのを覚悟した」そうな。
社会的なことを歌うのは、このアルバムでやり尽くした感がある。
非常に精神状態の悪い時期に制作したらしいが、その半年後には一番軽くて明るい「SURF&SNOW」が。この人どうなってんだ。
(★5個が満点。)

Reviewer:17th. 322-323 名無しのエリー2008.03.27.

1.セシルの週末 ★★★★★
この曲だけで1つの映画ができてしまいそう。ユーミン節全開でありながらもどこか新しい曲調。
その新鮮さは、アルバムが発売されてから28年経った今でも感じられる。
2.時のないホテル ★★★★★
タイトル・チューンであり、ライブの定番にもなっている1曲。
「東側の煙草の吸殻」「イスラエルの文字」といった、ホテル内の様子を描写するフレーズなどから、
このアルバムがリリースされた当時の世界情勢が匂ってくるのも面白い。
ダークなアレンジを聴いているとまるで自分もこの曲の世界の中にいるような錯覚に陥る。
3.Miss Lonely ★★★★☆
戦争のため異国へと飛び立った「彼」を50年間待ち続けている老婆が主人公。
帰ってこないことがわかっていながらも待ち続けるその切なさが、
「肩の落ちそうなワンピース」「時には写真に向かって髪を編んでみせる」といった小物が挿入された濃密な歌詞から漂ってくる。
それにしても、この曲のCメロ部分、ビリー・ジョエルの「Honesty」の一部を思い出させる感じ。
4.雨に消えたジョガー ★★★★★
白血病で亡くなった陸上選手を歌った曲。
これまた、1つの映画が作れてしまいそうなくらい、5分0秒の中に1つの物語がギュッと凝縮されている。その作詞能力には脱帽。
「♪去ってゆくオレンヂのトランクス やっぱり違う人なのね」の部分からは何とも言えない悲壮感が伝わってくる。
5.ためらい ★★★
重い作風の曲が多いこのアルバムの中では「小品」といった印象。
2~4曲目で少し疲れを感じる人にとっては箸休めにもなりうる1曲。
6.よそゆき顔で ★★★★
「これぞユーミン」といった感じの佳バラード。間奏の「♪You never know×4」のコーラスが切なさを引き立てる。
ユーミン・ファンなら誰もが安心して聴ける1曲だと思う。
7.5cmの向こう岸 ★★★★★
彼氏より5cm背が高い女性を歌った曲。曲の展開とともにストーリーも真っ直ぐ展開してゆく。
1番のサビ・2番のサビはそれぞれ、歌詞の中に出てくる登場人物の台詞というのも斬新で非常に面白い。
曲調は、1・5・6同様ユーミンらしいポップス。
8.コンパートメント ★★★★★
今作の中で最も暗く、重い1曲ではないだろうか。
7分17秒の中で展開するのは、列車のコンパートメントで睡眠薬自殺をする一人の女性が「この世」から「あの世」へと旅立つ様子を描いた物語。
「白い眠り薬 冷たい水が運ばれてくる」からはじまり、
「やがて私は着く すべてが見える明るい場所へ けれどそこは朝ではなく 白夜の荒野です」で終わるのだが、
救いどころがないほど悲しく、暗い。
9.水の影 ★★★★★
現在NHKの世界遺産の番組でテーマソングとして起用されているので、このアルバムの中では最も世に知れ渡った曲だと言えるだろう。
「春よ、来い」「残暑」同様、和の情緒が漂う名曲。その世界観は儚く神秘的で、触れられない透明感がある。
日本語の美しさを感じさせる歌詞も完璧。
個人的な話になるが、日本の曲を外国人に紹介する機会があるなら、是非この曲を選びたいと思う。
総評.★★★★★
ユーミンが低迷期にあった'80年にリリースされた今作。
ほとんどの曲が1つの物語のようになっており、その世界へと吸い込まれずにはいられない。
重い作風故、ユーミンのアルバムの中で「最もBGMになりにくい」のではないだろうか。
個人的にはこれが最高傑作かな。一人でも多くの人に聴いてもらいたい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:2nd. 186 名無しのエリー2002.07.28.

1.彼から手を引いて ★★★☆ まりやの領域に手を出してみましたって感じ
2.灼けたアイドル ★★★★☆ 「青春グラフティ」。夏の後のクールな現実
3.人魚になりたい ★★★☆ 水の流れを感じさせるアレンジが良い
4.まぶしい草野球 ★★★ ときめく彼女よりも夢中になる彼氏にもっとスポットを当ててくれたらなぁ
5.ワゴンに乗ってでかけよう ★★★ ロードムービー風。それだけにサビのキャッチーさが萎え~
6.恋人はサンタクロース ★★☆ 恥ずかしいの一言です
7.シーズンオフの心には ★★★ 心は~シーズンオフよ~♪という歌詞はいかがなものか
8.サーフ天国、スキー天国 ★★★☆ リゾート推進or宣伝ソングに聞こえる……
9.恋人と来ないで ★★★★ 岡田真澄の渋い声が良い
10.雪だより ★★★★ ほのぼのとした温かみになごめる
総評.★★★
リゾート御用達のアルバムですな。それ以外の用途で聴く気にはなれない。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:2nd. 189 名無しのエリー2002.07.28.

1.スラバヤ通りの妹へ ★★★★★ ラサ、ラサ、サーヤンゲ~の意味が分かれば曲の良さ倍増
2.HONG KONG NIGHT SIGHT ★★★★ 旦那のよりは遥かに良いが、6分は長過ぎ。サビのリフレインがくどい
3.大連慕情 ★★★★ 地味だけどいい曲
4.わき役でいいから ★★★★ 「オフィス」という言葉がアルバムのカラーから浮いてる。アレンジが少しうるさい
総評.★★★★
この4曲で1800円は高いと思う。
(★5個が満点。)

Reviewer:7th. 210 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.22.

1.スラバヤ通りの妹へ ★★★★
鳥の鳴く声とストリングスのイントロから始まる静かな曲。インドネシアで出会った少女が詞のテーマ。サビの「ラササヤ」は「残念だね」の意味だとか。
2.Hong Kong Night Sight ★★★★★ 松任谷由実唯一の正隆作曲。おそらく最もキャッチーな目玉曲。
3.大連慕情 ★★★ 遠く離れた父への曲。とっつきにくいが、心にしみる良い曲。
4.わき役でいいから ★★★ 一転してOL路線のポップな曲。割と好きだがなぜこの曲が収録されて、しかもラストなのかがよくわからん。
総評.★★★★
4曲と少ないが、買って損はないアルバム。
こんなに分かりやすい形でアジアをテーマにしている点も、着物を着たジャケットも異色中の異色。
(★5個が満点。)

Reviewer:3rd. 617 名無しのエリー2002.11.17.

1.タワーサイドメモリー ★★★ 震災前の神戸のご当地ソング。歌詞は至って平凡。
2.街角のペシミスト ★★★☆ OLのアフター5。ディスコというフレーズが痒い。
3.ビュッフェにて ★★★☆ 電車をイメージした曲調が見事。金沢のご当地ソング。
4.夕闇をひとり ★★☆ ストーカーソング。 具体的な歌詞が印象的。サビが物足りない。
5.守ってあげたい ★★☆ 有名な曲だが平凡なラブソング。サビのファルセットが聞き苦しい。
6.カンナ8号線 ★★★☆ イントロのブラスに時代を感じる。年をとると歌詞に感動する。
7.手のひらの東京タワー ★★★★ 金色の鉛筆削りという設定が面白い。上質AOR。
8.グレイス・スリックの肖像 ★★★★★ イントロは「are you sleeping?」 なかなか深い歌詞。
9.グループ ★★☆ Aメロの進行に無理がある。捨て曲という印象が強い。
10.A HAPPY NEW YEAR ★★★☆ 評判は良いが、歌詞が自己中な印象。 曲も物足りない。
総評.★★★
バブル路線へ走るユーミンの第2弾アルバム。売上枚数がそれまでの3倍に増え、ここからセールスは右肩上がりに。
お洒落で落ち着いた印象はあるものの、トータリティーを意識したせいか、いかんせんメリハリがなさ過ぎる。
それでも人気があるのは有名曲が沢山収録されてるからだろうか。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 218-219 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.24.

1.ガールフレンズ ★★★★★
イントロで「ズンドコ節」を連想してしまった。ベースがズンズンズンズン鳴ってて面白い。
振られた女が友達と憂さ晴らしに街へ出る。スカッとする。
2.結婚ルーレット ★★★★
特に思い出はないのに、イントロで懐かしい気分になる。駆け引きがだんだんエスカレートしてくる詞が面白い。
しかし苦手な人は苦手だろう。曲名からして「結婚ルーレット」・・
3.ダンデライオン ~遅咲きのタンポポ ★★★★★
有名曲。苦労が実を結んだ経験のある人に特にオススメ。どこかふっくらした、柔らかい印象を受ける。
4.青い船で ★★★★★
映画「さよならジュピター」挿入歌。
「青い船」とはおそらく地球のこと。たくさんいる人の中の、たった1人に出会えた喜びを歌う。
アレンジも歌詞も、とにかくスケールがでかい。
5.不思議な体験 ★★★★★
サビで呆然としてしまった。声質やアレンジが神懸かっている。
6.ハートブレイク ★★★
サビの歌詞、ちょっと恥ずかしい。「感謝して別れるのは、小説だけ」という部分が全てだと思う。
7.TYPHOON ★★★★
気だるい雰囲気が良く出ている曲。
サビの終わりで同じ言葉を3度繰り返すことが良い効果を出していると思う。
台風を利用して「あなた」を帰れなくしてしまおうという発想に感心。
8.TROPIC OF CAPRICORN ★★★★★
イントロのパーカッションが凄い。ベースもカッコイイ。サビには強烈なインパクトがある。テンポが速く、ノリが良い。
9.私を忘れる頃 ★★★★★
ピアノやストリングスが絡むイントロがとても美しい。ドラマの1シーンのような詞も良い。
10.時をかける少女 ★★★★
原田知世への提供曲。サビのメロディはかなり崩している。
知世版のみ知っていたので、最初はかなり違和感があったが、慣れてしまえばこれはこれで完成されている。
総評.★★★★★
全体的にかなりスケールが大きい、音も詞も。
パーカッションがほぼ全曲に入っており、ボーカルはソフトな感じに加工していると思う。
全体的にトゲが無く、まるいサウンドなので、BGMとしても聴けそう。
この頃の作品や楽曲からはまさに「才能の塊」といった印象を受ける。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 211-212 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.22.

1.月曜日のロボット ★★★★★
サビと重なるコーラス、機械的なアレンジが心地良い。もろにOLをターゲットにしている。
2.ダイアモンドダストが消えぬまに ★★★★★
代表曲。本人も認める歌詞の巧さ。ダイビングとシャンパンを・・。アレンジも全く色褪せていない。
3.思い出に間にあいたくて ★★★
つらい別れの歌。かなり歌いづらそうだが癖になるサビのメロディライン。
4.SWEET DREAMS ★★★★
有名なシングル曲。女性に人気の曲らしい。ハンドベルの音が綺麗。
5.TUXEDO RAIN ★★★★
雨の中、二人だけで結婚式を挙げる曲。
そうそうあるシチュエーションじゃないのに、聞き手にはっきりイメージさせる。
6.SATURDAY NIGHT ZOMBIES ★★★★★
ヨレヨレのワイシャツを着た普段の生活から「生き返る」ためにパーティへおいでよ、と誘う曲。
サビでどんどん押してくるのでスカッとする。たしか某バラエティ番組のテーマ曲。
7.続ガールフレンズ ★★★★
「ガールフレンズ」(83年)の続編のような曲。
結婚していく友達を祝福する主人公だが、かなり悔しがっていそうで面白い。
8.ダイアモンドの街角 ★★★★★
神秘的で静かな曲。ゆったりとした曲調だが、急いでいる主人公の様子がよくわかる。
9.LATE SUMMER LAKE ★★★
最もアップテンポだが、歌詞は最もスカッとしない曲。珍しく男性の視点で書いている。
かなり閉鎖的な主人公。絶望のあまり自殺でもしてしまいそうだ。
10.霧雨で見えない  ★★★★★
別れも告げず、突然姿を消してしまった恋人。すぐ戻ると信じたが、帰ってくる気配はない。
メロディもアレンジも静かで美しく、とにかく悲しい。
総評.★★★★★
次作からかなりバブル化してくる。
スマートな英国貴婦人のイメージ(行ったこと無いが)で、個人的に捨て曲がなく、かなりの傑作だと思う。
このころの邦楽に多い「パーン!」と鳴るドラムが好き。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 216-217 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.24.

1.Miss BROADCAST ★★★★★
最初聴いたときに、サビの終わりのメロディラインが凄いと思った。
アナウンサーをテーマにした詞はポップスの中でも珍しいのでは。
2.時はかげろう ★★★★★
スケールの大きな詞に壮大な曲が組み合わさった傑作。「強くなって愛する人のもとに戻る」という決意が歌われている。
印象には残りにくいかもしれない。
3.Aはここにある ★★★
捨て曲第一候補。ただ、決断を迫られる場面だというのはよく伝わってくる。サビは癖になる。
4.満月のフォーチュン ★★★★★
PVも制作された、ライブの定番曲。ノリが良くて楽しい。カップル誕生の瞬間はこんな感じなんだろうか。
「永遠の一瞬」というフレーズは有名では。
5.Glory Birdland ★★★★
かなり凝った詞。単調な曲だが、キーボードがかっこいい。勢いがあって好き。
6.ホタルと流れ星 ★★★★★
しっとりとした別れの曲。サビが韻(と言っていいのか)を踏んでいる。
気分が沈んでいるときに聴くと、心にしみる。
7.Man In the Moon ★★★
サビのメロディ自体は弱いが、やけに繰り返すので覚える。歌詞はバブル丸出し。
8.残暑 ★★★★★
詞の舞台は割と日常的な世界だが、遠い記憶のような懐かしさと、幻想的なものを感じた。
「ホタルと流れ星」同様、心にしみる。
9.天国のドア ★★★★
とにかくテンションが高い、おそらく今作で一番キャッチーな曲。インパクトがあり、一度聞いたらサビが頭に残る。
本人がラジオで堂々と「セッ○スの曲」だと発言したらしい。
10.SAVE OUR SHIP ★★★★★
人生を船に例えた歌詞はよく見かけるが、この曲ほど堂々とした曲はそうはないのでは。
アルバムを締めくくるにふさわしい名曲。
総評.★★★★★
邦楽史上初めて200万枚売れた(らしい)アルバム。
今聴くと非常に安っぽいサウンドだが、楽曲、特にバラードはかなり質が高いと思った。
聞き込んだ後の評価なので、初めて聴く人にとっては★が1つずつほど減るかも。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:16th. 613-614 名無しのエリー2008.02.14.

1.Happy Birthday to You ~ヴィーナスの誕生 ★★★☆
陣痛をイメージしたらしい低いピアノのパルスで始まる。如何にもバブルを象徴するかのようなアレンジのアップテンポナンバー。
全編を通じて打ち込み&ゴージャスなブラスとキラキラしたアレンジで、今聴くと何か虚栄の塊みたいな印象。
間奏で久保田利伸のコーラスが入るが、レベル高杉ワロタw
2.情熱に届かない ~Don't Let Me Go ★★★
これまたバブリーなアレンジ。どことなく全体的に東洋の匂いを感じるメロディ。あざといくらいのピアノとシンセがうざい。
ユーミンの声も昔の透明感はどこえやら、金で固めた感じになってて、とにかく今聴くと物凄い時代を感じてしまう。
ただメロディセンスは流石と言うべきか、サビメロなんか非常に日本人の琴線に触れる出来
3.遠雷 ★★★
ムーディなサックスのイントロで始まる、如何にも松任谷由実って感じのゴージャスなバラード。
アコギ主体なのに、リズムは打ち込みだったり全体的にバックがちぐはぐな印象。無理やりゴージャスにしてるような。
曲自体は可もなく不可もなく、こういうのがまさにJ-POPの代名詞的存在なんだろう
4.DAWN PURPLE ★★★☆
大地を感じるイントロが印象的なミドルテンポ。ユーミンがこれを歌ってるかと思うとアジアンの奇怪さを感じたり・・・
朝をテーマにしてるらしいが、確かに旅立ちとかそういう雰囲気ではある。アレンジもこの曲に関しては合ってるかな
5.インカの花嫁 ★★☆
どっちらけな曲。これこそもっとシンプルなアレンジで聴きたかった。打ち込みとブラスがうるさすぎる。
時代を感じるメロディ。昔テレビからこういう曲たくさん流れてたよね
6.千一夜物語 ★★★
ユーミン流ダンスミュージック。それは違うだろうという突っ込みはこの人には野暮。
まぁ91年と考えればこの音は結構新しいのかも。歌詞の世界観は辟易
7.誰かがあなたを探してる ★★
黒人音楽を意識したファンキーなナンバー。ただ無駄に電子音楽なキーボードが異質。
色々試そうとしてるのはわかるんだけどねぇ、全部裏目に出てるんじゃないかなこの曲は
8.タイムリミット ★★
これまた踊ることをちょっと考えたような曲。とにかく次から次へと音が洪水のように押し寄せてくる。
日本人の倫理感の何というか変容を感じられる曲。そりゃロキノンも流行るわねぇ
9.サンドキャッスル ★★★☆
何というかメロディから荒井時代の匂いをかすかに感じることのできる曲。こういう曲もっと聴きたいです。
でもアレンジは相変わらず豪華。サビの電子琴みたいな音は凄いね、レトロだねもう
10.9月の蝉しぐれ ★★★
アルバムのラストらしくしっとりとしたバラード。でも凄い音が多い、もっと声聴かせる感じでもいいんじゃ
これもメロディにかすかに死の匂いを感じられて、ちょっと良い
総評.★★★
ユーミンの23rdアルバム。とにかくバブル。
打ち込みだったりブラスだったりキラキラシンセだったり、いかに当時の日本が浮かれていたかわかります。
荒井時代のファン的には正直がっかりな内容。だってあまりにもスターすぎるんだもんね。
アレンジはいろんなことをやろうとして、結局ワンパターンになってしまってるていう残念な結果。
まぁでもメロディセンスと流れは結構いいんで星ひとつプラスしてみたした
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:3rd. 636-637 間違えた2002.11.17.

1.Bonne annee ★★★★☆ ボサノヴァタッチで哀しい年の幕開けを象徴。
2.Wings of Winter ★★★★★ 名曲。ほのぼのとしたユーミンらしい切ないクリスマスソング。
3.Northern Lights ★★★★★ カンテラが印象的。荒涼とした歌詞に北欧の幻想的な映像が浮かぶ。
4.ただわけもなく ★★★★★ 宮林秀子さんへの穏やかなレクイエム。Aメロとサビが全然違いメリハリがある。
5.Rodeo ★★★☆ ロック色の強い曲。名曲だがアルバムから浮いているという印象も。
6.雪月花 ★★★☆ 美しいが若干物足りなさがある。中島みゆきへの挑戦的作品?
7.Painting the sea ★★★★ 日常のひとコマを切り取った作品。アルバムラストとして名曲。
総評.★★★★
全体を通して聴くとトータリティーがあり、32分で聴けるという忙しい現代人には嬉しいアルバム。
但し現実逃避タイプのアルバムなので、聞き後えた後は鬱になるかも・・・。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:7th. 213-215 素人 ◆FvXh9qrGrc2004.01.23.

1.オーシャン・ブルー -ocean version- ★★★★★
稲垣潤一への提供曲。
イントロから入る電子音が良い。間奏のギターもなかなか。アルバムの最初にふさわしいワクワクさせる曲だと思う。
ただ、時代遅れ感は否めない。あっさりしたアレンジのため、聞き流されてしまうかも。
2.日付変更線 ★★★★★
南佳孝への提供曲。
マッタリした曲。大部分でホーンが使われている。冷めた男の視点で書かれた別れの詞。
人は変わるもんだな、と思った。
3.雨音はショパンの調べ ★★★★★
小林麻美への提供曲だが、これは見事に自分のものにしている。
オリジナル曲の詞(Gazebo)を知らないが、上手く曲にハマっていると思った。
4.瞳はダイアモンド ★★★★★
松田聖子へ提供の大ヒット曲。聖子版は甲高い印象があるが、こちらは落ち着いた女性のイメージ。
なお最初の「愛してたって言わないで・・・」はカットされている。
5.あの頃のまま ★★★
諸行無常観あふれる詞はツボだが、あまり印象には残らなかった。単調な感じもあった。
どうしても「いちご白書」とダブってしまう。
6.「いちご白書」をもう一度 ★★★★
バンバンが大ヒットをとばした曲。
かなり泥臭さは薄まっているが、どうしても「無理矢理収録した」感じがしてしまう。
ただ、今の声質には合っている曲だと思う。
7.Woman "Wの悲劇”より ★★★
淡々と歌っている印象。全体的にキーは低めで、暗い感じがした。
何回か聴くと良くなってきたが、最初に聴いたときは「捨て曲」だと思った。
8.やさしさに包まれたなら ★★★
シングル・ヴァージョンのセルフカバー。ある牛乳のCMソング。
30年前の自分の声とデュエット。曲は良く、アレンジも悪くはない。(後ろでシャカシャカ鳴ってるのはなんていう楽器?アレが好き)
しかし、何回聴いても現在の松任谷の歌唱に違和感を感じる。
本人サイドはこの曲を押しているようだが、とりわけ面白い曲ではない。
9.星のクライマー ★★★★
麗美へ提供(作詞)。ファンの評価は高いらしい。スケールの大きな歌詞が良い。
最初聴いたときに「サビはないのか?」と思ったが。
10.ベルベット・イースター -beyond 30years- ★★★
セルフカバー。好きな曲なので期待したが、それほどでもなかった。
キーを下げているので落ち着いた雰囲気がある。悪くはないが、地味。
おばあさんが子供時代を思い出しているような印象を受けた。
11.オーシャン・ブルー -blue version-(初回盤のみ) ★★★★
1曲目とはがらりと変わって、静かなアレンジ。
ノリが悪いのであまり聴かないが、こちらの方が年相応でハマっていると思う。
総評.★★★★
落ち着いた曲が多く、リゾート色が濃い。
今の声質にはマッチしていると感じた。5曲ほどアレンジャーを変えたのは正解だと思う。
ただ5曲目以降(特に5~7)の存在感がどうしても薄く感じる。選曲に不満も少々。
あと、あのジャケ写はちょっと引く。売る気あるのかと。
初回版は豪華なので、買うなら初回版をオススメ。(もっとも、通常盤の方が入手困難だが)
ここ数年でベストを2作出したことからも思うが、そろそろ過去の曲に頼るのはやめて欲しい。新作を待っている。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:9th. 531 名無しのエリー2005.03.16.

1.-Prologue- 10秒ほどの外人男女の語らい。アルバムのイントロを思わせる。
2.太陽の逃亡者 ★ デュエット曲なのか男性ボーカルが入る。派手な歌いだし&曲調に戸惑う。
3.恋の苦さとため息と ★★★ ジャズっぽい伴奏が心地いい。途中で変調するメロが良いアクセント。
4.Choco-language ★★★ 明朗すぎるリズムでこのアルバムでは浮いているが悪くはない。
5.水槽のJellyfish ★★ 水槽の魚の気持ちに恋の終焉を投影した閉塞感ある詩。そこに注目しなければ印象が薄い。
6.灯りをさがして ★★★ 本人らしい追憶の曲。詩が好み。
7.永遠が見える日(al) ★★★ シンプルな曲構成と耳に残るメロディ。コーラスのボリュームをきつく感じる最新シングル。
8.Summertime ★ 「気だるいまったり」。スキップする曲に数えられてしまうかもしれない。
9.ひまわりがある風景 ★★ ミドルテンポで詩もメロも印象に薄くやや欠けぎみの星2つ。
10.Invisible Strings ★★★★ CMで耳馴染みがあるせいもあるが、リピートを誘うゆったりな曲。
11.霧の中の影 ★★★ 6と同じく。Bメロの盛り上げが好み。
総評.★★★
過去のアルバムと対比して評価したつもりです。
評価の低い感じになりましたが、心地いい曲もあるので次のアルバムも期待できるといった内容です。
(★5個が満点。tr.1は星評価なし。)

Reviewer:9th. 533-535 名無しのエリー2005.03.16.

1.Prologue
ユーミン初の試み。
曲ではないので評価できないが、このアルバムが以前にも増してコンセプトアルバムであることを予感させる。
2.太陽の逃亡者 ★★★☆
田島貴男とのデュエット。サビ始まりの疾走感のあるブラスナンバー。
退廃的なAメロから希望的なBメロへの流れが職人芸。アレンジがクサくてニヤリ。
3.恋の苦さとため息と ★★★☆
アルバムコンセプトを代表する一曲。ミシェル・ルグランを始めとするヨーロピアン映画音楽をイメージさせる様式美がある。
奔放にうごめくベースに自然と耳が行く。
転調、転拍子、一度限りの大サビがあるおかげで単調さを免れており適度に今っぽい。
4.Choco-language ★★★
某お菓子メーカーのチョコのCMの曲。タイトルがすごすぎ。曲はシルヴィバルタンをイメージしたらしく60年代フレンチポップス風味全開。
曲自体はノリがよく歌詞もかわいいが今のユーミンの声だとややきつい。
5.水槽のJellyfish ★★★★☆
ユーミンの底力が感じられる怪作。メロディーが非常に変テコで一聴して耳に残る。
浮遊感のある怪しげなアレンジとサビ前のキメでのコード進行が最高。無機質なボーカルの重ね方もうまい。
恋愛に疲れた女を水槽の中のくらげに例えた着想も見事。
6.灯りをさがして ★★★☆
派手さはないが壮年の恋をしっとり描いたバラード。
アレンジは音数の少ない打ち込みでややHip-Hop風。結構踊れる。
ウルッとくる佳曲だがボーカルに少しお化粧がほしかった。
7.永遠が見える日 ★★★★
映画主題歌。CDではなくDVDで単発された。シンプルなメロディー運びとさらりとした盛り上げ感が心地よいヘルシーな一曲。
最近のユーミンにしては清涼感のあるボーカル処理も聞きやすくてGood。
ただし打ち込みメインのシングルvir.に比べアルバムvir.はバンドサウンドで音の壁ができており、曲本来の清涼感が薄れてしまったのは残念。
8.Summertime ★★★
ブルース色が強い癖曲。ことごとくメロディーの落としどころをはずして最後にキメ台詞で落としてくる展開はお見事。
聴く人が聴けば最高に意味のある一曲だが一般人には地味。
9.ひまわりがある風景 ★★★★☆
本作の中で最もファンの評判がよい曲。
ブリッジの盛り上げ方とサビでの奇異なコード進行の説得力はさすがユーミンといった感じ。
曲調も歌詞もからっとしていながら切なさ満点でたまらない。
10.Invisible Strings ★★★
ボーカルトレーニングまでして気を遣った一押しの曲。やさしさに包まれたならをこの年になって再解釈したものらしい。
年齢や経験によって感じ方が大きく変わるであろうと思われるがちょっと枯れすぎ。このマッタリして覇気の無い感じは評価しづらい。
アレンジもメルヘンチックで微妙。Bメロの霧のかかったようなメロディーは見事だが。
11.霧の中の影 ★★★★
最後を締めくくるにふさわしい美メロのバラード。まさに全編霧がかかっている感じで妙な感傷を与える。
メロディーが過不足なくサビの展開も計算しつくされている。やっぱり職人芸。
総評.★★★★
コンセプトアルバムとして非常に完成度が高い、極めて大人向けの逸品。ファンの満足度も近年では最も高かったようである。
しかし50・60年代映画的な世界観が肌に合わない人やバブル期のようなユーミンよ再びと思っている人は期待にはずれると思う。
一時かなり危なかったボーカルも相当持ち直してきており全編映画を見ているように楽しめる良いアルバムだと思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)