アルバム全曲レビュー * アーティスト名 : ざぜん・ぼーいず。

Reviewer:7th. 189~191 名無しのエリー2004.01.10.

1.Fender Telecaster ★★★ 長いイントロ(2分以上)の後、全体的にブルース調?で出だしからの裏声にビックリ。
2.USODARAKE ★★★★★ イントロから早口念仏調で疾走。「はっ」というかけ声に思わず(・∀・)ニヤリ
3.The Days Of NEKOMACHI ★★ 「冷凍都市」「猫町」と馴染みのフレーズが多い曲。ライブで聴いたらもっと格好宜しいかと。
4.YURETA YURETA YURETA ★★★★ 早口念仏からのキャッチーなサビに「ナムヘビの次」っぽさを感じました。
5.COLD SUMER ★★★ 歌い方が念仏調から絶叫調に。祭囃子的な間奏などが印象的。
5.開戦前夜 ★★★
全体に続く語りは「TOKYO FREEZE」を思い出す。サビよりも 「乾いた女の股座」の歌詞や「あたっアタタタ・・・」の部分が強く印象ました。ちょっと長い。
6.INSTANT RADICAL ★★ イントロの掛け声に思わず(・∀・)ニヤリ。木魚風なリズムが印象的。全体的には念仏、サビは叫び。
7.MABOROSHI IN MY BLOOD ★★★★
サビ以外は演奏→停止→早口で歌うという繰り返し。サビに少しナンバガっぽさを感じる曲。
当然ですが「Frustration in my blood」とは全然違います。
9.IKASAMA LOVE ★★★ 軽快なリズムに乗っての叫び調。後半の唸りはライブだと凄いことになりそう・・・・
10.SI・GE・KI ★★★
落ち着いたトーンで早口念仏。「繰り返される諸行無常 甦る性的衝動」で締め。個人的にはサビの歌詞に「性的少女のその後」ってイメージ。
雑誌クイックジャパンに付属していた曲とはバージョンが違うそうですがそっちは聴いてません。
11.KIMOCHI ★★★★ 軽い裏声で優しく歌う曲。最後は叫ぶが全体的に優しい曲。
12.WHISKY & UNUBORE ★★★★ 「俺、酩酊中」といった感じの歌詞。コーラスが微笑ましい。ライブで聴きたい曲。
13.自問自答 ★★★★★
(たぶん)「冷・凍・都市・から」というカウントで入る曲。
早口念仏&早口語りの間にサビに「冷凍都市の暮らし あいつ姿くらまし」というNUM-AMI-DABUTZのサビを機械的な女声が流れて、
全体的に優しいリズムが意外なラスト曲。
歌詞が凄く多く、ナンバガ時代の馴染みのフレーズが一杯な1曲。
総評.★★★★
演奏も格好いいですが、ナンバガ好きとしては向井秀徳の歌い方の変化(特にKIMOCHI)が凄く印象的でした。
アルバムとしては全体的にまとまっているかと思いますが「向井秀徳らしい」という曲はあっても
「これぞZAZEN BOYS」というずば抜けたものが無いかな・・・と感じました。しかしまだまだこれからのバンドなのでこの辺は仕方無いかなと。
全体的にナンバーガールの曲で馴染みのフレーズが何度も出てきますが(当然のことですが)全く別のバンドなんだなぁという印象です。
今はこのような採点になりましたが、聴けば聴くほど味が出るという感じはナムヘビで感じた感覚と似ています。

蛇足
ブルーハーツとザ・ハイロウズが違うバンドであるのと同じで
ZAZEN BOYSもナンバーガールとは違うバンドだというのはわかっていてもやっぱりナンバーガールの新作はもう聴けないと思うとまだ少し寂しいです。
(★5個が満点。tr.8はレビューなし。)

Reviewer:8th. 549-551 名無しのエリー2004.09.11.

1.ZAZEN BO
向井のラップというか、語りというかで始まりです。
2.CRAZY DAYS CRAZY FEELING ★★★★★
THE MUSIC的な轟音グルーヴにメタリックなギターが絡み向井の意味不明ラップが乗っかるというナムアミ手法に手を加えた感じなんですが、
なんといっても椎名林檎のコーラス。向井の作る曲に足りなかったキャッチーさを見事に補完しています。
確実に名曲です。
3.NO TIME ★★★★
引き続き轟音メタリックです。2曲目から林檎コーラスを引いて向井シャウトを足して、よりノイジーにした感じです。
4.安眠棒 ★★★
異物感バリバリです。演奏の休止とボーカルを交互に絡ませて気持ち悪さ100%。キモかわいいみたいなw
民謡っぽいコーラスで再び椎名林檎参加。
5.You make me feel so bad ★★★
ナンバガ時代お得意のセンチメンタル系?ソングです。ただし、向井はずっと裏声で歌う・・・・・・
6.COLD BEAT ★★★☆
ドラム、ベース、ギターが不協和音的なリズムを刻みまくりです。
なんかドラッグ音楽みたいにハマる要素がある。
7.黒い下着 ★
出だしのギターで一瞬「あれ?ナンバガのカバーか?」と思うほどナンバガっぽい曲です。SAPPUKEIの時の。
8.HARAHETTA ★★
これもナンバガを思い出させる風情の曲です。民謡っぽいギターが印象的。YARUSE NAKIOのBEAT風かな。
9.ZAZEN BOII ★★
浮遊感のあるスロウなラップです。赤ちゃん声のコーラスが非常に特徴的。
バックで流れるオルガン?が良い感じです。
10.最前線 ★
崩れ落ちそうな変拍子ドラムにメタリックギターで「会戦前夜のあの感じ~~」
スロウなエモです。
11.SEKARASIKA ★★★☆
ダンスっぽいノリのいいリズムでラップしてます。間奏の半音ずつ?上げていくギターが気持ちいいです。
12.DAIGAKUSEI ★★☆
このアルバムの中で最も普通のギターロックです。普通過ぎて特に言うことないな・・・
13.CHIE chan's Landscape ★★
ふわふわした空間系?エフェクトのギターが延々の中に向井の民謡風ボーカル
14.6本の狂ったハガネの振動 ★★★★
かなりナムアミまんまなんですが、サビで再び赤ちゃんコーラス参加。ちょっとフロアっぽさが入ってて良いです。
15.MY CRAZY FEELING ★★☆
最後にバラードを持ってきました。シャウト部分はちょっとキツいですが、寂しげなラップは良い感じです。
総評.★★★☆
元ナンバガファンでザゼン未聴だった者です。
試聴してちょっとビビったので久しぶりに邦楽買いました。音楽的知識皆無なので適当な表現ですがお許しくださいw
2,3,14のようなナムアミ系譜の曲がとにかく素晴らしいです。
ニューメタルとかラップコアとはちょっと違う感じであくまでギターロックにラップを加えたという趣向ですね。
中盤ダレるのと曲数の多さが残念な点です。
しかし、椎名林檎。東京事変やめてZAZENでツインボーカルやってくれないですかね。babamaniaみたいな感じで。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。tr.1は星評価なし。)

Reviewer:11th. 246-247 名無しのエリー2006.01.22.

1.SUGAR MAN ★★★
ヘビーな曲。途中各パートがバラバラになり(5、10曲目と同じ感じ)、また元に戻る。そこがまたかっこいい。
2.Take off ★★★☆
ドラムのビートが気持ちいい。自然に体が動いてしまう。この曲のファルセット好き。
3.Friday Night ★★★★
PV曲。キーボードのリフに、グルーヴィーなドラムが乗っかる。暴れまくってるギターも聴き所。ヴォーカルはジョン・ライドンの様。
4.Tombo game ★★★
ムーディーな、まさに夜な曲。メロディーはこのアルバムの中では一番好き。
5.Pink Heart ★★☆
インスト。各パートアドリブで滅茶苦茶に演奏している(ある程度計算しているだろうが)。
題名から解る様に、キャプテンビーフハートに影響を受けたと思われる。
6.RIFF MAN ★★★★☆
アルバムのハイライト。ギターリフが滅茶苦茶カッコいい。変拍子連発だが、ドライブ感を凄く感じる。
7.This is NORANEKO ★★★☆
ヘビーでカッコいい。がなり声を多用している。ファーファファファーって音(キーボード?)が良い。
8.METALFICTION ★★☆
HIMITSU GIRLのリフの使いまわしか?と思った。同じフレーズが続く為、ドラム以外は個人的にイマイチ。
9.Don't Beat ★★★★
南国みたいな(?)感じ。2本のギターとベースの絡みが非常に気持ち良い。
10.Lemon Heart ★☆
インスト。5曲目と同じ感じだが、こちらの方はリズムはしっかりしている。
長めなので途中で飽きるかも。
11.Water Front ★★☆
3曲目と同じく、キーボードメイン。スローテンポでムーディー。ちょっとタルいか。
12.Good Taste ★☆
ギター、ヴォーカル共に何処かふざけた感じの曲。ちょっと退屈。チャルメラの音を色々なバリエーションで弾くのは面白い。
チャルメラは前作のHARAHETTAでも使われていたが。
総評.★★★★☆
向井自身も言っていた様に、全体的に夜の雰囲気が出ている。深夜2,5時ぐらいの。
最初に印象に残ったのは、ドラムの音がデカく、鳴りもカッコいい。ZAZENにはアヒトより松下の方が合っていると、改めて思った。
ナンバーガールの面影はもうどこにも無いと言っていい。
ヴォーカルに関しては、メロディーが目立った曲が殆ど無い。そこがこのアルバムの賛否両論の理由だろう。
後半3曲は少しダレるが、個人的には最高傑作だと思っている。
後、このアルバムは出来るだけ大音量で聴いてほしい。そうする事で、アルバムの良さや、グルーブ感がより感じられると思う。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:13th. 706-707 名無しのエリー2006.12.04.

1.SUGAR MAN ★★★ 初っ端からメロディーが崩壊してる。この曲を聴けるレベルで演れるのはザゼンだけだろうな。
2.take off ★★★☆ ドラムがいい仕事してるけど、少し単調。もっとびっくりさせてくれると思った。
3.Friday Night ★★★★ 演奏が神すぎる。あの轟音に負けないキーボードがこれまた凄い。最後のシンバル連打のところで脳内麻薬出そう。
4.Tombo game ★★★ 地味だけど味のあるスルメ曲。向井の投げやりなボーカルもいい。
5.Pink Heart ★☆ メロディは完全に死んでる。ここまでわけわからんとウケる。
6.RIFF MAN ★★★★★ 最初のリフからもうブっ飛んでる。真夜中に全力疾走しながら聴きたい。
7.This is NORANEKO ★★★☆
ラップみたいなサビで後期ナンバガのような曲。ディスイズノラネコォ!←なんでこんな歌詞なのにカッコいいんだよ…orz
8.METALFICTION ★★ ドラムはダカダカ鳴ってて気持ちいいけど単純すぎる。新しいドラマー、松下さんの紹介みたいな感じか?
9.Don't Beat ★★☆ これ聴いてるとなぜか笑ってしまう。独特の空気をもつ危ない曲。しかし向井はファルセットうまいな。
10.Lemon Heart ★★☆ インスト。5曲目よりはまとまりがある。
11.Water Front ★☆ 退屈。
12.Good Taste ★★☆ いい感じに力が抜けてる。けどダレる。
総評.★★★★
後半ちょっとダレる。それが無ければ星5個だった。
メロディーはほとんど壊れて、雑音と音楽の境界ギリギリをさまよって、それでも音楽になってるというすげぇアルバムだ。
一部の曲はやりすぎて雑音になってるけどw
ザゼンファンの中でも評価が分かれる問題作なので、最初はレンタルで聴いた方が無難。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:15th. 113-115 名無しのエリー2007.06.19.

1.Sugar man ★★
どっしりとした重量級のリフと、曲が分解されたようなアヴァンギャルドな部分が交互に展開される。
ザゼンにはどちらかというと鋭さを求めているので、こういう鈍い重量感はいらん。
2.Take off ★★★
ファンクやヒップホップとか、その辺のブラック・ミュージックのノリに近い気がする曲で、
ドラムがかなり前に出ている、というよりそれ以外の音が極限まで削られている。
ボーカルもかなり音量絞っているうえ、念仏やら裏声やらで歌詞は聞き取りずらく、なんとなく楽器に近い使い方をしている印象。
こういった声の使い方は好き。
3.Friday night ★★★
ドラムが硬めのリズムを刻んでいて、このアルバムの中ではちょっと異色。
最初は落ち着いた雰囲気だが、奔放に暴れるギターソロなどを経て、徐々にエモーショナルな方へ盛り上がっていく。
しかし、感情に流されずにどこか一歩引いた冷めた雰囲気を持っているのが、このバンドの美徳でもあり欠点でもある。
4.Tombo game ★
リズム隊やかましすぎ。特にベース。
5.Pink heart ★★
各人が好き勝手に演奏しているインプロもどきのインスト。
時間も短めに絞ってあるし、静かな前半と騒がしい後半をわけるための曲だと思う。
6.Riff man ★★★★
ギターの変拍子リフを中心に、ノリやすいけど時々タイミングを外してくる、
2nd~「Himitsu Girl's Top Secret」の流れからイメージしていたものに一番近い曲。
期待通り(予想通り)の内容だと良くも悪くも安心感がある。
7.This is noraneko ★
ナンバガ、初期ザゼンっぽさが強くておもんない。
8.Metalfiction ★★★★
Himitsu girl's top secretのリフを使いまわているが、こちらの方が好き。
前半はそのリフを、ボーカルの念仏と絡めて、不規則なタイミングで断続的に配置して焦れさせ、
後半は逆に、どうぞノリノリになってくださいと言わんばかりにくどいほど反復させる。
ノリノリになる。
9.Don't beat ★★★
8曲目の流れを引き継ぐようにして、リズミカルなリフを執拗に反復させるダンサンブルな曲となる。
ボーカルは相変わらず演奏の添え物のような使われ方をしており、こういう歌い方なら前作で気になった同じ歌詞の使いまわしもどうでもいいと思える。
10.Lemon Heart ★★★★
インスト。個人的にはこのアルバムで一番好きな曲。
一見バラバラなようで、その実かなり一体感のある演奏をしていて、なんとなくBattlesを連想した。ドラムがなんかそれっぽいし。
11.Water Front ★★
前半のような落ち着いた曲。キーボードのフレーズは3曲目の使いまわしだろうか。
やかましいと感じることの多かったベースがいい仕事してる。
これでクールダウンして終われば非常に綺麗な形になるのだが。
12.Good Taste ★★
コミカルな雰囲気の曲。
最初は極限まで音数を削りつつ、途中からドラムが手数の多いポストロックみたいな叩き方をしはじめてからの対比が面白い。
それとこの曲もベースいい。ただ、アルバムの中でかなり浮いているのが気になる。
総評.★★★
メロディを意図的に削り、そのぶんリズムを強調しているが、それがかなり極端である。
ボーカルを詩を伝える主旋律というより楽器の一つとして扱っている。あるいはその中間点を目指している。
同じフレーズを執拗に反復したり、曲をバラバラに解体してたりと、起承転結の流れに起伏の少ない曲が多い。
などと、ちょっと一般受けしにくそうな要素が多い気がするが、結局のところ一番目立っているドラムを気に入るかどうかが評価の分かれ目と思う。
個人的には1st、2ndよりも入りやすかった。
よく引き合いに出されるザッパやCaptain beefheartやPILはあまり聴いてないので、なんとなく影響を受けているような感じはするのですが、
細かく言及できません。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)

Reviewer:19th. 560-561 名無しのエリー2008.10.21.

1.Asobi ★★★☆ PVが発売前から公式サイトに載ってた曲。歌詞も、音も、初期ZAZENと全然違ってる。とりあえず気持ちいい。
2.Honnoji ★★★★
乾いたドラムの音が砂漠のようなイメージ。そこにギリギリとしたギターの音。かっこいい。後半の雪崩の様なリズムの後の向井に腰がふっとぶ。
3.Weekend ★★★☆ PVが発売前から公式サイトに載ってた曲その2。PV面白い。このアルバムの中で一番明るい曲だと思う。
4.Idiot Funk ★★☆ なんだこりゃ!!!リズムが意味わかんない。これライブでやったらやばい。チープなキーボード音が逆に気持ちいい。
5.Memories ★★ 女性の声でトゥットゥットゥーって言ってる。あんま目立たないかなあ。
6.Fureai ★★☆ 最初からもう終わりそうな感じの音。ギターかっこいい。
7.Taratine ★★★☆ 3のMETALFICTIONをやばくしたような曲。ドラム半端ねぇ!!! 向井の掛け声のバリエーションが増えた。
8.The Drifting / I Don't Wanna Be With You ★★★★
シングル曲I Don't Wanna Be With Youのアルバムver.。スケールがでかくなってる。シングルよりかっこいい。ベースがやばい。
9.Sabaku ★★★☆ なぜか憂鬱になる。なんでだ、なにかが懐かしいのかな。普通といえば普通。最後には相応しい曲。割と寂しい。
総評.★★★
ZAZEN BOYSの4thアルバム。変わったなあ。
なんか、これは名曲!って胸を張っていえる曲が無いかも。かっこいいけど。あまりに個人個人の個性が強すぎてどう評価すればいいか難しい。
ドラム、ベース、ギター、ボーカル。全員やばい。いい意味で。
3rdアルバムは夜のアルバムだったけど、このアルバムは朝って感じ。乾いてて。
あんまり人の気配がしない。未来の朝に聴いてほしい。
(★:2点,☆:1点の計10点満点。)