五十嵐 貴久

 

TVJ ★★★★
超近代的なツインタワービルに入居するテレビジャパン。経理部に所属する由紀子は同僚の圭にプロポーズされ、幸せの絶頂にいた。ところがテレビジャパンが武装集団に襲撃・占拠される。武装集団は放送を通じ警察との駆け引きをはじめる。一方、全局員が拘束される中ふとしたことから拘束を免れた由紀子は圭を救出するため、孤軍奮闘する。
うーん、女は強し。特に恋する女の強さを男性諸君は侮ってはいけません。たとえ相手が「社長」だろうが、「少佐」だろうが一喝出来てしまうのだ。男たちよ、覚悟しなさい(笑)。
ハードボイルドに書こうと思ったら出来る設定なのに、あえて笑わせるあたり、活字慣れしていない人にも楽しんでいただこう…という意図が感じられて、こちらもリラックスして読むことができる。映画よりは二時間ドラマ向けの作品だと思うけど、お金かかりそうだな。それよりもあたしは大島警視正を主人公にした別の作品が作られないかな〜…と、思ったりして。読んだ人ならおわかりでしょうが、こういうキャラ好きですわ。
(bonさまからお借りしました・ありがとう♪)