鯨 統一郎
タイムスリップ森鴎外 ★★★ |
1922年、後に文豪と呼ばれる森鴎外が突然80年後の{現代」の渋谷へタイムスリップさせられた。途方に暮れていたところを助けてくれた高校生たちとともに、元の世界へ還るために調査を始めると、昭和初期に活躍した作家たちにある共通点が…。 たまにこういうのを読むと頭が柔らかくなるようで、単純に楽しかった。結論から言うとこの謎もラストのオチも割りと早い段階で「もしや…」と思っていた。少なくとも謎については「彼」のあの作品名を聞いたことがある人なら最初の段階でピンとくるはず。 しかしまぁ、なんといっても鴎外氏の現代社会への適応能力が早すぎ&すごすぎ。ケータイやPCをあっという間に使いこなせるようになってしまうんだから…。ここまでやられるとこの「うさんくささ」も不愉快を通り越して、楽しくなってしまうんだから、恐ろしい(笑)。 (bonさんにお借りしました。ありがとう♪) |