平成15年
5月場所取り組み結果

2場所連続6勝1敗の成績で、見事十両入り!!四股名は普天王。大地をあまねく(すみずみまで)おおう天の王。名前が「水」ですから、「天と水の間の王」=最強の王・・・と、読めないこともない。四股名はお父様が考えたそうです。いやあ、さすがです。
 幕下付け出しの初土俵から2場所での十両昇進は、昭和になってから以降で8人目。一昨年に付け出し制度が見直されてからは、豪風と並んで最速、とか。ちなみに、文徳高校出身の関取は5人目・・・あれ?文徳の教頭先生の話とは人数が合わないぞ・・・????
 ・・・ということで、今場所は東十両十一枚目での取り組みとなりました。ちなみに、まだマゲは髪が短すぎて結えません。(^◇^;)
がんばれ!普天王!!

勝敗 決まり手 対戦相手 備 考
初日 (5/11) 下手投げ 黒海 一緒に十両入りの黒海。
2日目(5/12) 送り出し 春ノ山
3日目(5/13) 引き落とし 魁道
4日目(5/14) 押し出し 豊桜
5日目(5/15) 寄り切り 泉州山 おおおっ、どうした!水〜〜!!
6日目(5/16) 寄り切り 大碇 (T.T)
7日目(5/17) 引き落とし 須磨の富士 (#^.^#)
中日 (5/18) 叩き込み 追風海
9日目(5/19) 上手投げ 若兎馬
10日目(5/20) 上手投げ 栃乃花
11日目(5/21) 下手投げ 五剣山
12日目(5/22) 寄り切り 駒光 これで五分。
13日目(5/23) 寄り切り 中尾 先場所負けた中尾に勝ててほっ。
14日目(5/24) 寄り切り 玉春日 やっと勝ち越し。心配したなぁ。
千秋楽(5/25) 寄り切り 若光翔 あ〜〜あ。ま、来場所があるさ。

★関連記事集★(熊日新聞より転載許可済。無断転用はご遠慮ください。)

普天王関が子どもたちとかかりげいこ 天水町・小天小 (熊本日日新聞5月27日より)

 新十両で臨んだ大相撲夏場所で見事勝ち越しを果たした玉名郡天水町出身の普天王関(22)=本名内田水、出羽海部屋=が26日、角界入り後初めて里帰りした。

 午前中は県庁に潮谷義子知事を表敬。同知事が「県民全部が見ています。ぜひ息の長い力士になってください」とエールを送ると、普天王関は「今場所は(負けが続いた)前半戦がきつかったが、なんとか頑張れました」と答えた。

 午後は、4年生まで在籍した母校の小天小(天水町)を訪問。同小相撲場で町内3小学校の児童を相手にかかりげいこを行った。数人ずつぶつかってくる児童たちを片手で軽々と抱え上げたり、投げ飛ばしたりしていたが、逆に押し出される場面もあり、約250人の観客から大きな歓声や拍手が沸き起こった。

 同小6年の石川裕基君(11)は「筋肉質の体で、とても強かった」と興奮気味。

 一方、普天王関は「勝ち越して里帰りでき、ホッとしている。子どもたちの思い出に残り、これを機会にもっと相撲を頑張ろうと思ってもらえたら」と話していた。同日夜は同小で講演会も行われた。


母校が普天王に化粧まわし贈呈 文徳高、十両昇進祝い目録 (熊本日日新聞 5月28日)
文徳高の古閑校長から化粧まわしの目録を手渡される普天王関(左)=熊本市池田4丁目の文徳中グラウンド

 新十両で臨んだ大相撲夏場所で勝ち越すなど活躍している普天王関(本名内田水、出羽ノ海部屋、玉名郡天水町出身)に27日、母校の文徳高(古閑登世美校長)などから十両昇進を祝って化粧まわしの目録が贈られた。

 熊本市の文徳中グラウンドの会場には、同中・高の全校生徒ら約1300人が出席。古閑校長が「関取の高校時代の成績などを調べてみると、無遅刻、無欠席、無欠課。成績はずっとクラスで1番。いかに人間的に優れているかが分かる」とエピソードを交えてあいさつ。普天王関に化粧まわしの目録を手渡した。

 普天王関は「こんなにたくさん集まっていただいてありがとうございます。今後の励みになります」とお礼を述べた。化粧まわしは福岡の業者が制作中で、紺地に金糸で文徳高の校章と「普天王」のしこ名があしらわれる。6月中には完成し、名古屋場所(7月6日初日)前に手渡される。

 また午後7時からは熊本市のホテルで、県相撲連盟などが音頭をとっての激励会が約1000人を集めて開かれた。普天王関は「勝ち越して帰ることができて、ほっとしている。努力して上を目指し頑張ります」と話した。小学校時代から関取を応援しているという水(いずみ)後援会から化粧まわしが贈られた。



前半、負けが多かったときは、本当に心配しました。「スピード出世は嬉しいけれど、あんまり早く出世すると潰される。」という文徳高校の仲間教頭先生の言葉が頭をよぎりました。テレビかラジオで、「さすが十両。スピードが違う。自分の相撲を取らせてもらえない。」というコメントを聞きました。そうか、それが大相撲なんだね。実は足の調子が悪かった、というのもあとで聞きました。でも、怪我をしない、体調を崩さない、というのもプロの道。厳しいよなあ。とにもかくにも8勝7敗で勝ち越し。次は暑い名古屋だ。


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