「十両はさすがに強い。自分の相撲を取ろうとすると、すぐに相手の相撲になってしまう。」などと普天王関自身が語っていた先場所。それでも先場所勝ち越して、この名古屋場所では西十両6枚目まであがってきました。
それにしても、この場所は土俵外での問題もあまりに多かった。同じ「マゲつかみの反則」でも、意図的なのか、本当に指が入っちゃって抜けなかったのかは、本人自身がわかっているはず。「心」を重視する相撲、元々は神様の御前でとる相撲。力士も人間だから、弱い部分はたくさんあるだろうけど、せめて土俵上では清く潔い心と態度で、見ている人の心もすがすがしくありたい、と思った場所でした。
それにしても最初の3連敗。あちゃ〜〜、怪我でもしてるのかな、と、ホントに心配しました。
日 | 勝敗 | 決まり手 | 対戦相手 | 備 考 |
初日 (7/6) | ● | 寄り切り | 黒海 | 初日はまた黒海。今回は黒星スタート。 |
2日目(7/7) | ● | 寄り切り | よう司 | |
3日目(7/8) | ● | 寄り切り | 霜鳥 | なぜに寄り切り3連敗?? |
4日目(7/9) | ○ | 下手投げ | 若兎馬 | |
5日目(7/10) | ○ | 押し倒し | 栃乃花 | この日、大事件。朝青龍反則負け。 |
6日目(7/11) | ○ | 寄り切り | 光法 | |
7日目(7/12) | ● | 突き落とし | 垣添 | |
中日 (7/13) | ○ | うっちゃり | 追風海 | 十両屈指の好勝負。柔らかい粘り腰だってさ。 |
9日目(7/14) | ● | 叩き込み | 隆の鶴 | |
10日目(7/15) | ○ | 叩き込み | 泉州山 | 今日は叩き込みで勝った! |
11日目(7/16) | ● | 突き落とし | 豊桜 | |
12日目(7/17) | ○ | 寄り切り | 琴岩国 | |
13日目(7/18) | ○ | 寄り切り | 北桜 | 寄り切りで前半負け。後半勝ちをとったね。 |
14日目(7/19) | ○ | 寄り切り | 千代天山 | 千代天山に速攻相撲。勝ち越し。 |
千秋楽(7/20) | ○ | 押し倒し | 春ノ山 | 9勝6敗。すごいんじゃない? |
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滋賀県湖東第三小で相撲大会に参加。 (京都新聞6月29日)
★「大相撲出羽海部屋の力士を招いて6月28日、滋賀県湖東町の湖東第三小で相撲大会が開かれ、十両の普天王関ら3人の力士が参加した。」
・・・この記事は京都新聞に掲載されました。記事はこちらをご覧ください。→京都新聞のご厚意
終わってみれば9勝6敗。更に先場所からの対戦成績を見てみると、先場所負けてしまった相手の力士には、今場所ほとんど勝っています。豊桜ただ一人には本場所で2連敗。ということは、苦手な相手というのは特にいない、もっと大げさに言えば「勝てない相手はいない」ということになるのでは?よ〜〜し、来場所の目標は、取りあえず豊桜に勝つことね。